処理性能にも、価格にも妥協したくない人の“賢い”選択肢 高性能CPU搭載のミドルレンジスマートフォン NTTドコモ「LG style3」徹底レビュー!

LGエレクトロニクスが日本のスマートフォン市場へ参入してから、今年で15年目を迎える。その節目に華を添える1台としてNTTドコモの2020年春夏ラインアップに加えられたのが、最新のミドルレンジスマートフォン「LG style3」だ。4万円台で手に入るモデルでありながら、ハイエンドスマートフォンに採用される高性能CPU「Snapdragon 845」を搭載するほか、約4820万画素の標準レンズと約500万画素の広角レンズで構成されたデュアルレンズカメラを装備するなど、コストパフォーマンスにすぐれ、長く使える性能を備えている。そんな本機の実力を早速チェックしていこう。

処理性能
ハイエンドモデル向け高性能CPU
「Snapdragon 845」搭載でサクサク動く!

白物家電から黒物家電まで、多種多様な製品を展開している世界有数の総合家電メーカー、LGエレクトロニクス。その技術力の高さは日本のスマートフォン市場においても認められており、2006年の市場参入以来、投入されてきた製品の数々は世界一厳しい目を持つといわれる日本の消費者からも高く評価されてきた。

そんなLGエレクトロニクス製のスマートフォンとして2020年6月にNTTドコモから発売された最新モデルが、「LG style3」だ。NTTドコモのラインアップの中ではミドルレンジに位置づけられるモデルだが、「価格は手ごろ、性能はそこそこですぐ買い替えたくなる」というミドルレンジ機の一般的なイメージとは異なり、「LG style3」の場合は、4万円台で購入できる手ごろな価格でありながら、ハイエンドスマートフォンにも採用される高性能オクタコアCPU「Snapdragon 845」(2.6GHz×4+1.8GHz×4)を搭載し、メモリーも十分な4GBを搭載するなど、「価格は手ごろ、しかも高性能だから長く使える」という理想を実現しているのだ。

LG style3
LG style3

2020年6月にNTTドコモから発売された「LG style3」。ミドルレンジモデルながらハイエンドスマートフォン向けCPU「Snapdragon 845」を搭載し、NTTドコモのミドルレンジモデルの中でも頭ひとつ抜けた低コスト、高スペックを誇る。カラーバリエーションは、「オーロラホワイト」「ミラーブラック」の2色展開だ

さっそくお手並み拝見、とばかりに負荷のかかる高解像度の動画視聴や重めのゲームプレイを試してみたが、映像のカクつきや演出のもたつきは感じられず、動作は軽快そのもの。その使用感はハイエンドスマートフォンとほぼそん色がなかった。NTTドコモの2020年春夏モデルには、ミドルレンジスマートフォンが多数ラインアップされているが、この価格帯でこれだけの高性能が手に入る機種はほかにはない。コストパフォーマンス面において、「LG style3」が頭ひとつ抜けているのは間違いないだろう。

LG style3

スマートフォンの処理性能を計測する定番ベンチマークプログラム「AnTuTu Benchmark」を実行したところ、トータルスコアは「360024」をマークした。最新のミドルレンジモデルは「300000」が高スコアの目安とされるので、「LG style3」の性能の高さがよくわかる

LG style3

動画共有サイト「YouTube」でフルHD解像度、4K解像度の動画を視聴してみたが、サクサクと快適に動作。動きの速い音楽リズムゲームを高画質の3D設定でプレイしても、映像のカクつきや演出のもたつきがなく、リズムに合わせてスムーズにゲームを進行できた

LG style3

処理性能が高いだけに、気になるのがバッテリースタミナだ。しかし、「LG style3」のバッテリー容量は3500mAhと十分。電話やメールチェックといった使い方なら、日中バッテリー切れの心配はいらないだろう。充電はUSB Type-Cポート経由で行い、最大20Vの電圧供給が可能な「USB Power Delivery」の急速充電もサポートする

カメラ機能
AIカメラ機能を搭載した、
約4820万画素+約500万画素構成のデュアルレンズカメラ

近年、スマートフォンのカメラ機能はめざましい進化を遂げており、その画質は低価格帯のコンパクトデジタルカメラを凌駕するほどである。スマートフォン選びの最重要項目はカメラ機能のよしあし、という人も多いのではないだろうか。

そんな視点で「LG style3」のカメラ機能をチェックしてみたが、ここでも大きな満足が得られた。本機は、約4820万画素の標準レンズ(F1.8)と約500万画素の広角レンズ(F2.2)で構成されたデュアルレンズ仕様のメインカメラと、約810万画素のフロントカメラ(F1.9)を搭載。メインカメラはシーンや被写体を自動認識して最適な撮影モードに切り替えてくれるAIカメラ機能に対応している。高解像度の標準レンズで高精細な写真を撮影できるのはもちろん、AIカメラ機能が的確に撮影をサポートしてくれるので、「うまく撮ろう」と肩に力を入れる必要はない。被写体にカメラを向け、シャッターボタンをポンッと押す。これだけで、風景から料理、ポートレートまでを印象的な1枚に仕上げられるのだ。

LG style3
LG style3

リアのメインカメラは、標準レンズ(約4820万画素/F1.8)と広角レンズ(約500万画素/F2.2)のデュアルレンズ仕様。2つのレンズの右隣にはLEDフラッシュを備える。また、フロントカメラ(約810万画素/F1.9)はディスプレイ上部のノッチに収められている

風景撮影(標準レンズ)

LG style3
LG style3

約4820万画素の標準レンズで撮影した写真がこちら。拡大しても粗さは見えず、遠景のビルの手すりまでしっかりと解像できている。これならラフに撮影して、後からトリミングで構図を整えることができるし、大人数の集合写真でも1人ひとりの表情がつぶさに見て取れるはずだ。また、HDR撮影機能によって、黒くつぶれかねない手前の木々や、白く飛びがちな空も、階調を保ったまま1枚の写真に収められた

標準レンズ

LG style3

広角レンズ

LG style3

広角レンズで撮影すれば、被写体と距離が取れない状況でも広範囲を1枚の写真に収められるだけでなく、強烈な遠近感を生かして迫力のある写真に仕上げることもできる。2つのレンズを使い分けることで、写真表現の幅が広がり、シャッターを押すのが一段と楽しくなりそうだ

ポートレートモード(標準レンズ)

LG style3

背景をぼかして人物を際立たせてくれる「ポートレートモード」。被写界深度測定用のカメラは搭載していないが、「Snapdragon 845」が検出した人物のエッジを瞬時に見分け、背景に対しぼかし処理を行っており、デジタル一眼カメラのような自然なボケ味が得られる

AIカメラ機能(標準レンズ/フロントカメラ)

LG style3
LG style3

皿に並べたケーキにカメラを向けると、AIカメラ機能によって「フルーツ」と認識。自動でよりおいしそうな色合いに調節された。ユーザーが自分で設定をあれこれ調節することなく、AIまかせでシャッター押すだけでいいのは確かにラク。ケーキに添えられた色とりどりのフルーツの鮮やかさが増し、食欲をそそるみずみずしい1枚に仕上がった

セルフィー(フロントカメラ)

LG style3

フロントカメラも「ポートレートモード」に対応。ボケ味が美しい印象的なセルフィーを撮影できた。「LG style3」のフロントカメラはやや広角寄りなので、複数人でのグルーフィーも片手で無理なく撮影できそうだ

高品位なカメラで美しく切り取った写真は、キレイなディスプレイで鑑賞したいもの。有機ELパネルを全世界に供給するサプライヤーでもあるLGの、約6.1インチのQuad HD(3120×1440)有機ELディスプレイを搭載した「LG style3」なら、そんな思いにもきっちりと応えてくれる。有機ELディスプレイならではの色鮮やかかつ黒が引き締まった高コントラストな表示で、精細感も申し分ない。また、狭額縁設計により、約6.1インチの大画面がフレームいっぱいに広がるのも、写真鑑賞に向いている。

LG style3

フルHD(1920×1080)解像度をはるかに超える、Quad HD(3120×1440)解像度の約6.1インチ有機ELディスプレイを搭載。画素密度が高く、ディテールや色の階調が緻密に再現されるうえ、自発光の有機ELパネルによって黒が引き締まり、明暗表現も豊かだ

LG style3

ベゼル幅を狭くした狭額縁デザインによって、約6.1インチのディスプレイを搭載しながら女性でも持ちやすい横幅を実現している。手にフィットしやすいよう、エッジ部分をゆるやかに湾曲させているのも持ちやすさのポイント

使い勝手
防水& FeliCa対応。
目指したのは、日本のユーザーが求める「使いやすさ」

約15年の長きにわたり、日本のスマートフォン市場でその存在感を増してきたLGエレクトロニクス。この間に培った知見は「LG style3」の“使いやすさ”に顕著に表れており、あれもこれもと妥協できない日本人ユーザーのニーズにもきっちりと応えている。

たとえば、雨に濡れても問題なく使えるIPX5/8の防水、IP6Xの防塵性能はもちろん、米国国防総省が規定する耐久性能に関する「MIL」規格にも準拠しているので、ゴツンとぶつけても、スルッと落としても簡単には故障しない。また、“おサイフケータイ”に対応したFeliCaポートを搭載し、買い物や電車、バスなどでの支払いをスマートフォンひとつで行えるのも使い勝手がいい。日本でもさまざまなキャッシュレス決済が普及してきているが、多くのユーザーを擁する“おサイフケータイ”が使えることを歓迎する人は多いはずだ。

LG style3
LG style3

傷をつけまい、故障させまいと大切に扱っていても、人間誰しも「しまった!」はあるはず。その点、「LG style3」はIPX5/8の防水、IP6Xの防塵性能に加え、「MIL」規格に準拠した高耐久性能を備えているので、安心感が高い。万が一濡れたり、ぶつけたり、落としたりしてもがっくりと肩を落とさずに済むだろう

LG style3
LG style3

本体背面に搭載されたFeliCaポート。“おサイフケータイ”が利用できるので、リーダーにかざすだけのスマートなキャッシュレス決済が行える

ほかにも、安全かつ素早くロックを解除できる背面の指紋認証センサーや、音声アシスタント機能「Google アシスタント」をワンプッシュで呼び出せる本体側面の「AIキー」、スマートフォン初心者でも迷わず使える独自のホーム画面「easy ホーム」など、“使いやすさ”を向上させる工夫は枚挙にいとまがない。ユーザーの声に耳を傾け、製品にフィードバックし、改良を繰り返していく。こうした真摯な姿勢があるからこそ、LGのスマートフォンは世界一シビアな目を持つと言われる日本市場を生き抜いてこられたのだろう。

LG style3
LG style3

「設定」画面の中から「ホーム選択」を選び「easyホーム」を適用すると、大きなアイコンのホーム画面に。スマートフォンの操作に不慣れな子どもやシニア層でも、これなら迷わず使いこなせそうだ

LG style3

指紋認証センサーは背面に搭載。手に持ったとき、ちょうど人差し指がかかる部分に配置されているので、自然な動作で画面ロックを解除できる

LG style3

左側面に「AIキー」を備え、音声アシスタント機能「Google アシスタント」をワンプッシュで起動できる。こちらも右手の人差し指、左手なら親指がかかる位置に配置されているので操作しやすい

まとめ
高性能を“賢く”手に入れたい人が選ぶべき、
高コスパ・ミドルレンジモデル

ミドルレンジモデルは価格が手ごろな分、ハイエンドスマートフォンよりもワンランク下のCPUが搭載されるのが定石である。以前なら、「安いから仕方がない」と納得するしかなかったが、理想を言えば、誰しも「ミドルレンジモデルであってもハイエンドスマートフォン並みの処理性能を備えていれば、長く使えるのに」と思うものだろう。このようなユーザーの思いに対し、LGが出した答えが、4万円台で買える価格と、「Snapdragon 845」による高性能を両立させた「LG style3」なのだ。

今回のレビューでは、その軽快なパフォーマンスはもちろん、十分な性能を備えたカメラ機能や、日本市場特有のニーズをきっちりと押さえた数々の機能を確認することができた。ライバルひしめくNTTドコモのミドルレンジモデルの中でも、頭ひとつ、ふたつ抜け出た高コストパフォーマンスを実現した「LG style3」。本機は、処理性能にも価格にも妥協したくない人が選ぶべき、“賢い”選択肢と言えるだろう。

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