モトローラの人気ミドルレンジスマホ「moto gファミリー」にクアッドカメラ&5000mAh大容量バッテリー搭載モデル登場「moto g8 power」が “買って損なし” の理由

スマートフォンを選ぶ際に重視することは人それぞれ。カメラの性能にこだわる人もいれば、バッテリー持ちを重視する人もいるだろう。そういったポイントを押さえながら、なるべく低価格な製品はないものか……。そう頭を悩ませている人に注目してほしいのが、モトローラが2020年5月に発売した「moto g8 power」だ。本機は5000mAhの大容量バッテリーやマクロから光学2倍ズームまで対応するクアッドカメラ、6.4インチの高精細ディスプレイを搭載しながら価格はなんと29,980円(税込。価格.com最安価格。2020年6月11日時点)。そんな極めてコストパフォーマンスの高い本機の実力をさっそくレビューしていこう。

カメラ機能マクロから光学2倍ズームまで対応したクアッドカメラを搭載

1928年にアメリカ・シカゴで創業されたモトローラは、1983年に世界初の携帯電話「Dyna TAC800」を商用化したことで知られる老舗の通信関連企業だ。2004年に発売された超薄型の折りたたみ式携帯電話「Razr」が世界的な大ヒットを記録したことを覚えている人も少なくはないだろう。携帯電話のトレンドがスマートフォンにシフトしてからも、同社は通信端末のパイオニアとして革新的な製品を生み出し続けている。

そんなモトローラの多彩なスマートフォンラインアップの中で「moto g ファミリー」は、2020年1月までに世界累計1億台を販売している人気ラインアップで、コストパフォーマンスにすぐれたミドルレンジモデルシリーズに位置付けられる。8世代目となるこの「moto g8」シリーズには、高性能なトリプルカメラを搭載した「moto g8 plus」、クアッドカメラと5000mAhの大容量バッテリーを搭載した「moto g8 power」、必要十分なスペックを備えながら低価格を追求した「moto g8」の3機種がラインアップされ、ニーズに合わせて選べるが、今回注目するのは3機種の中で最も価格性能比にすぐれたモデルと言える「moto g8 power」だ。

モトローラの「moto g8 power」

2020年5月に発売された「moto g8 power」。29,980円(税込。価格.com最安価格。2020年6月11日時点)という低価格でありながら、マクロから光学2倍ズームにまで対応するクアッドカメラや、5000mAhの大容量バッテリーを搭載するなど、魅力的なスペックを備えた高コスパモデルだ

まずは「moto g8 power」のカメラ機能からチェックしていこう。背面に搭載されたクアッドカメラは標準カメラ(約1600万画素/F1.7)、マクロカメラ(約200万画素)、広角カメラ(約800万画素/118°/動画用)、望遠カメラ(800万画素/光学2倍ズーム)という構成で、シーンや被写体を自動認識して最適な撮影モードに設定してくれるAIカメラ機能を備えている。さまざまなシーンで簡単にキレイな写真を撮影できるのだ。

モトローラの「moto g8 power」 モトローラの「moto g8 power」

背面に搭載されたクアッドカメラは右から広角カメラ(約800万画素)、標準カメラ(約1600万画素)、マクロカメラ(約200万画素)、望遠カメラ(約800万画素)となる(左写真)。また、ディスプレイ左上のパンチホールに備わったフロントカメラの画素数は約1600万画素(右写真)。小型のパンチホールに収まっているので、画面を最大限大きく表示できる

では、作例などを交えながら「moto g8 power」のクアッドカメラの機能を確認していこう。

風景撮影

広角カメラ

モトローラの「moto g8 power」

標準カメラ

モトローラの「moto g8 power」

望遠カメラ(光学2倍ズーム)

モトローラの「moto g8 power」

望遠カメラ(デジタル8倍ズーム)

モトローラの「moto g8 power」

広角カメラ、標準カメラ、望遠カメラはワンタッチで切り替えられ、撮影場所を移動せずとも広いエリアを1枚に収めたり、遠くにあるものを近くに引き寄せたりできる。なお光学ズームは2倍、デジタルズームは最大8倍まで対応。8倍までズームしてもスマートフォンの画面で見る分には、画質の劣化はさほど気にならない

AIカメラ機能
モトローラの「moto g8 power」

さまざまな被写体を手軽に撮れるAIカメラ機能は非常に便利だ。たとえば料理にカメラを向けると、AIカメラ機能が被写体を「料理」と認識し、料理がおいしそうに写るように撮影設定を最適化してくれる。好みの効果が得られない場合は手動でシーンを選択することもできる

モトローラの「moto g8 power」 モトローラの「moto g8 power」

AIカメラ機能を使って料理や夜景を撮影した写真がこちら。料理は明るさが上げられるとともに赤味や黄色味などの暖色系が補われ、よりおいしそうな色合いに、また夜景は感度が自動的に上げられるとともに、明るい部分の白飛びが抑えられ、くっきりとした印象になった

写真モード(標準レンズ/フロントカメラ)

標準カメラ

モトローラの「moto g8 power」

フロントカメラ

モトローラの「moto g8 power」

任意で選択できる「写真モード」も楽しい。「ポートレート」に設定すると、左写真のように背景をぼかし、人物を際立たせたり、顔の陰影を強調するライティング効果を付加できる。またフロントカメラでは、上記の「ポートレート」モード (右写真)のほかに、顔を明るく、肌がきれいに見えるように補正する「フェイスビューティー」機能も利用できるので、セルフィーもよりきれいに撮れる

モトローラの「moto g8 power」

「写真モード」から「マクロ」を選択するとマクロカメラが有効になり、被写体から最大10p程度まで近づいて撮影できる。今回は風に揺れるたんぽぽの綿帽子を撮影。デフォルトではピントを合わせにくい近距離の被写体でも「マクロモード」に切り替えると素早くピントが合い、細部までくっきりわかる画質で撮影できた

モトローラの「moto g8 power」

カメラアプリのファインダー画面をタップして指定した色だけを残して撮影できる「スポットカラー」も本機のユニークな機能だ。このほかに、セルフィーをほかの背景に合成できる「カットアウト」や、GIFアニメーションを簡単に作成できる「シネマグラフ」、山並みなどの風景を横に広く撮影できる「パノラマ」などの撮影モードが用意されている

動画モード

カメラアプリにはスローモーションやタイムラプスを手軽に楽しめる「動画モード」も用意されている。こちらは「スローモーション」で撮影した動画。今回は実際の利用シーンを想定して手持ちで撮影してみたが、手ブレ補正機能があるためかブレずに撮影できた。なお、スロー尺はマニュアルで調整ができる

撮影した動画が早回しで再生される「タイムラプス」。早回し速度は、撮影時に4倍、8倍、16倍、32倍の4段階から選択できる。これは32倍速で撮影したビデオだ。この動画も手持ちで撮影したが、手ブレがしっかりと抑えられている

バッテリー余裕で2日間持続する、5000mAhの大容量バッテリー

スマートフォンが生活必需品になった今、外出時のバッテリー切れはとても困るもの。対策のためにモバイルバッテリーの携帯が欠かせないという人も多いだろう。その点「moto g8 power」は5000mAhの大容量バッテリーを搭載。近頃のミドルレンジスマートフォンとしてはトップクラスのスタミナなので安心感が高い。モトローラによると「moto g8 power」のバッテリー駆動時間は約2日間とのこと。本当に2日間持つのか? スタッフが日常使いで確かめてみた。

モトローラの「moto g8 power」

外出先でうっかりスマートフォンの充電が切れてしまった……、という経験は誰しもがあるはず。ミドルレンジのスマートフォンとしては屈指の大容量となる5000mAhバッテリーを搭載した「moto g8 power」のバッテリー持ちを検証してみよう

モトローラの「moto g8 power」 モトローラの「moto g8 power」

フル充電した状態で朝7時から使用開始。日中はWebブラウジングや電話、メールやSNSのチェックを行い、時にはカメラで撮影を行うなど標準的な使い方をしてみた

モトローラの「moto g8 power」

夕方に帰宅してからはゲームや動画視聴を楽しみ、夜23時の就寝前に電池残量を確認したところ58%も残っていた。翌日も同じような使い方なら、丸2日は持つ計算になる。これなら、モバイルバッテリーを持ち歩く必要もなさそうだ

モトローラの「moto g8 power」

同梱の「ターボパワーチャージャー」は18Wの急速充電が可能。わずか15分で約8時間分の充電が行える。就寝時に充電を忘れてしまったとしても、朝、身支度をしている間に、その日に必要な分のバッテリーをチャージできるのだ

どんなにバッテリー持ちがよくても、スマートフォンに十分な処理性能がなくては元も子もないが、「moto g8 power」なら心配はいらない。プロセッサーにはミドルハイ向けのオクタコアCPU「Snapdragon 665」(2.0GHz×4+1.8GHz×4)を採用し、メインメモリーは4GB、ストレージは64GBとなっている。ミドルレンジモデルとしては相応のスペックで、操作でストレスを感じるようなことはまずないだろう。なお、64GBのストレージでは心許ないという人は、microSDメモリーカード(最大512GB)を使ってストレージを増設することもできる。

モトローラの「moto g8 power」 モトローラの「moto g8 power」

本体左側面に搭載されたSIMスロットには、2枚のnanoSIMカード、またはnanoSIMカードとmicroSDメモリーカードをそれぞれ1枚ずつセットできる。DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応しているので、仕事用の回線とプライベート用の回線を使い分けたり、普段は大手キャリアのSIMを使って、データ量がピンチになった場合に格安SIMでデータ通信を行ったりなどさまざまな使い方ができる

使い勝手デザインも操作性も◎。
これが世界から信頼される「モトローラ」クオリティ

最後は「moto g8 power」のデザインと操作性をチェックしてみよう。本機のディスプレイは約6.4インチの液晶ディスプレイだが、視野角による色や輝度の変化が少ないIPS方式の液晶ディスプレイを採用している。解像度はフルHD+(2300×1080)で、画素密度は399ppiだ。「Max Vision ディスプレイ」と呼ばれる画面占有率が高いディスプレイなので、表示した写真や動画への没入感も高まる。

モトローラの「moto g8 power」

ディスプレイの画面アスペクトは19:9。フロントカメラは小さなパンチホールに収められているので表示領域が広く、写真や動画の鑑賞にも適している。また、視野角の広いIPS方式の液晶パネルを採用しているため、さまざまな角度から見ても色や輝度の変化が少ない

モトローラの「moto g8 power」 モトローラの「moto g8 power」

約6.4インチという大画面モデルでありながら、背面のエッジがゆるくラウンドしたフォルムなので、手になじみやすく持ちやすい。ストライプ調の細やかなデザインが施された背面パネルは、光が当たると表情が変わるリッチ感のある仕上がりだ。背面のモトローラのロゴマーク部には指紋センサーが搭載されているが、端末を手にしたときに自然に人差し指が当たる位置にあるため、スムーズに画面ロックや解除ができる

モトローラの「moto g8 power」

カラーバリエーションは「カプリブルー」(左)と「スモークブラック」(右)の2色展開。落ち着いたカラーなので、ビジネスシーンにも、プライベートシーンにも取り入れやすい

「moto g8 power」は操作性についても抜かりがない。OSはAndroid 10で、メーカー側でカスタマイズを加えていない「Pure Android」を採用。Googleの厳格な企業要件を満たしたデバイスに与えられる「Android Enterprise Recommended」認証も取得している。迷わずシンプルに操作でき、セキュリティの面でも安心して使えるスマートフォンと言えるだろう。

加えて、「Motoエクスペリエンス」というモトローラが独自開発したユーザーインターフェイス(UI)を搭載しているのも見逃せない。たとえば、「Moto アクション」。これは、身体の動き(ジェスチャー)でスマートフォンを操作する機能だが、手首を素早く2回ひねってカメラを起動させたり、2回振り下ろしてモバイルライトを点灯させたりなどの操作ができる。操作に慣れると手放せなくなる便利な機能が、一度設定してしまえばかんたんに使いこなせるので、積極的に利用したい

モトローラの「moto g8 power」

モトローラ端末に代々受け継がれ、進化を続けている「Motoアクション」には、多くのジェスチャー機能が備わるが、必要な機能だけを有効にもできる

モトローラの「moto g8 power」 モトローラの「moto g8 power」

筆者が最も便利に感じた「Motoアクション」は、3本の指で長押しでスクリーンショットが撮れる機能。撮ったスクリーンショットに文字やイラストを書き込んで、メールやSNSで共有するといったことも簡単に行える

ラインアップ紹介ハイエンドモデル並みの高性能カメラを搭載した上位モデル「moto g8 plus」とトリプルカメラ搭載の高コスパモデル「moto g8」も魅力的

「moto g8 power」と同時期に発売された「moto g8ファミリー」2機種も見逃せない。上位モデルの「moto g8 plus」は、「クアッドピクセルテクノロジー」を採用した約4800万画素のメインカメラを中心とするトリプルカメラを搭載するなど、カメラ機能を重視したモデルに仕上がっている。

いっぽう、高コスパモデルとなる「moto g8」は、ディスプレイがHD+(1560×720)解像度の約6.4インチ液晶ディスプレイに、メインカメラは最大約1600万画素のトリプルカメラ仕様と、価格は23,800円(税込。価格.com最安価格。2020年6月11日時点)と「moto g8 power」よりややスペックダウンはするものの、「moto g8ファミリー」の中で最も低価格なモデルだ。いずれもプロセッサーは「Snapdragon 665」で、メモリーは4GB、ストレージは64GB。OSは「moto g8 plus」が「Pure Android」のAndroid9、「moto g8」がAndroid 10で、「Android Enterprise Recommended」認証の取得も共通している。もちろん、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)にも対応。カメラ機能を重視したい人は「moto g8 plus」、よりコストを抑えたいのであれば「moto g8」といったように、自分に合ったモデルを選びたい。

まとめ「買ってよかった!」と思えるミドルレンジスマートフォン

モトローラの「moto g8ファミリー」はどれも全体的にバランスがよいスマートフォンだが、その中でも4つのカメラとさまざまなモードを使い分けることによって多彩な撮影を楽しめるクアッドカメラと、標準的な使い方であれば丸2日間使える5000mAhの大容量バッテリーを備える「moto g8 power」は最も魅力的な選択肢に思える。高精細な大画面ディスプレイで写真や動画も大迫力で楽しめ、「Motoエクスペリエンス」といった独自のUIも使いやすいものだった。

そして何よりうれしいのは、これだけ機能の充実したスマートフォンが29,980円(税込。価格.com最安価格。2020年6月11 日時点)で購入できるということ。実際に使用してみれば、きっと「買ってよかった!」と思えるに違いない。