Google製アプリが使える!格安スマホのイメージを覆すコスパの高さ最新スマホ「HUAWEI nova lite 3+」レビュー

ファーウェイから2020年5月29日に発売された最新SIMフリースマートフォン「HUAWEI nova lite 3+」。ファーウェイ製スマートフォンの最新モデルは、一般的に同価格帯の製品の中では高スペックであるが、独自のアプリプラットフォーム「HMS(Huawei Mobile Services)」を採用していることなどから、スマートフォンの知識に明るいユーザー、いわゆる玄人層を中心に人気がある。 しかし、本機は、Googleの「GMS(Google Mobile Service)」を搭載しており、一般的なAndroidスマートフォンと同様に「Gメール」や「Googleマップ」「Google Play ストア」などのGoogle製アプリが使用できるため、ライトユーザーでも安心して使えるモデルだ。そのうえ、2万円台(税込)という低価格ながらも、スペックはワンクラス上のミドルクラス並み、カメラはAI搭載のダブルレンズカメラという仕様で、高いコストパフォーマンスを実現。本企画では、そんな「HUAWEI nova lite 3+」の魅力を徹底解剖する。

Google製アプリ搭載Google製アプリ搭載だから安心して使える
ユーザーフレンドリーな機能も充実

GメールやGoogleマップ、Googleカレンダーなど、Googleが提供しているアプリを使用しているユーザーは非常に多いだろう。これらのスマホ向けアプリは、「GMS」と呼ばれており、一般的なAndroidスマートフォンであれば最初からプリインストールされている。そのため、Googleのアカウントを持っていれば、複雑な設定など必要なく、購入後すぐに利用できるのだ。

ただ、ファーウェイの最新スマホは、この「GMS」ではなく同社独自の「HMS」を採用しているため、Google製のアプリは基本的に使用できない。しかし、ここで紹介する「HUAWEI nova lite 3+」は、「HMS」ではなく「GMS」を搭載しており、すべてのGoogle製アプリを問題なく使えるのが大きな特徴だ。

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HUAWEI nova lite 3+「HUAWEI nova lite 3+」には、「Gメール」「Googleマップ」などのGoogle製アプリがプリインストールされている

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地図上でのルート検索などが便利な「Googleマップ」や、予定の登録から共有まで行える「Googleカレンダー」など、ユーザーの生活に根付いているアプリも問題なく利用できる

GMSを搭載することで、Android端末向けのコンテンツ配信プラットフォーム「Google Play」が利用できるのもありがたい。「Facebook」などのよく使われるSNSアプリはもちろんのこと、音楽共有サービス、ニュース配信、ビジネスツールなどありとあらゆるAndroidアプリをダウンロードして利用可能だ。これならエントリーユーザーでも安心して使えるだろう。

また、本機は、OSにAndroid 9をベースとした「EMUI 9.1」を搭載しているのだが、OSのアップデートは今後も継続して配信予定だ。長く使えるという点も、エントリーユーザーにとって安心できるポイントだろう。

このほか、「EMUI 9.1」の独自機能として、「簡易モード」と「視力保護モード」という機能が搭載されており、これが非常にユーザーフレンドリーな機能だと感じた。「簡易モード」をオンにすると、アイコンが標準時よりも大きく表示されるため、画面が見やすくなる。「視力保護モード」は、ブルーライトをカットしてくれるモードで、長時間の使用時や暗い場所などで使う場合に目への負担を軽減してくれる。

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左が標準時、右が「簡易モード」をオンにした時のホーム画面。「簡易モード」オン時は、アプリのアイコンが大きくなり見やすくなる。ホーム画面以外でも、アイコンや文字のフォントなどが大きく表示される

上が標準時、下が「簡易モード」をオンにした時のホーム画面。「簡易モード」オン時は、アプリのアイコンが大きくなり見やすくなる。ホーム画面以外でも、アイコンや文字のフォントなどが大きく表示される

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左が標準時、右が「視力保護モード」をオンにした状態。見ておわかりの通り、「視力保護モード」をオンにすると、ブルーライトがカットされて画面全体が黄色がかった感じになり、目への負担が軽減される

上が標準時、下が「視力保護モード」をオンにした状態。見ておわかりの通り、「視力保護モード」をオンにすると、ブルーライトがカットされて画面全体が黄色がかった感じになり、目への負担が軽減される

ユーザーフレンドリーな機能としてもうひとつ触れたいのが、顔認証と指紋認証の両方に対応していることだ。特に、マスクを着用することが多くなった今、マスクを外さずに使える指紋認証に対応していることは非常にありがたい。顔認証だけでは、マスクの着用時に端末をアンロックできず、結局PINを入力するなど、余分な操作が必要になってしまい不便なことが多々あるからだ。

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本体背面のセンサーに触れるだけで、端末を瞬時にアンロックできる指紋認証に対応。指紋認証センサーは、握ったときにちょうど人差し指が触れる、端末の背面に備えられているため、自然な動きで端末を解除できる

処理性能価格は格安でもスペックはミドルクラス
2万円台(税込)とは思えない高い処理性能

「HUAWEI nova lite 3+」は、実勢販売価格が2万円台(税込)と、いわゆる格安スマホに位置づけられるモデルだ。しかしながら、処理性能を左右するCPUには、ファーウェイ独自の「HUAWEI Kirin 710」が搭載されている。これは、価格.comの人気ランキングで常に上位に支持されるベストセラースマホ「HUAWEI P30 lite」と同じCPUであり、その性能はお墨付きだ。

加えて、前モデル「HUAWEI nova lite 3」からメモリーが4GB、ストレージ容量が128GBへとスペックアップされている点もポイントだ。メモリーが増加されたことで、複数のアプリを起動しても動作が安定するうえに、128GBというたっぷりのストレージ容量により、多くのアプリや写真・映像などを端末に保存できるようになった。さらに、グラフィックの処理能力を向上させる「GPU Turbo」により、格安スマホでは快適な動作が難しいようなゲームのプレイも行える。

試しに、ベンチマークテストアプリ「AnTuTu Benchmark」でテストしたところ、総合スコアは159653と一般的な作業であればサクサクとこなせる高いスコアを記録した。特にCPUのスコアが高く、「HUAWEI Kirin 710」の処理性能の高さがうかがえる。さらに、ゲームなどのプレイ時に性能を最大化することが可能な「パフォーマンスモード」をオンにすると、総合スコアは173252を記録。ミドルクラスのスマートフォンと肩を並べるくらい高い処理性能を発揮することがわかる。

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左が通常時、右が「パフォーマンスモード」をオンにした時のスコア

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カメラの性能が上がるにつれて、写真や動画のファイルサイズが大きくなる傾向があるが、「HUAWEI nova lite 3+」はストレージ容量が128GBとたっぷりあるので、一般的な利用において容量不足に陥る心配は少ないはずだ

実際に使用してみても、アプリの起動や切り替えはストレスなく動作し、写真や動画の読み込み速度も十分だ。格安スマホに多くを求めるのは酷だが、標準的な使い方であれば、まったく問題なく、むしろ快適に動作してくれる印象だ。

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アプリの起動や切り替えなどは、何の問題もなく快適に動作する。ヘビーな3Dグラフィックを使ったゲームを最高品質で動かすといった用途では厳しいが、一般的なアプリの利用やブラウジング、写真や動画鑑賞、写真撮影といった標準的な使い方でストレスを感じることはなかった

カメラ機能格安スマホのイメージを覆す
AIダブルレンズカメラ&美麗なボディデザイン

「HUAWEI nova lite 3+」のコスパの高さは、処理性能だけではなく、カメラ機能とボディデザインにも同じことが言える。格安スマホではなかなか実現できない性能の高いカメラと、高級感のあるデザインを備えているのだ。

「HUAWEI nova lite 3+」のメインカメラは、1300万画素/F1.8のカメラと、被写界深度測定用200万画素のカメラを組み合わせたダブルレンズカメラ。被写界深度測定用のカメラを搭載することで、背景をぼかす「アパーチャモード」や「ポートレートモード」に対応するのがポイントだ。また、食べ物や花、風景などのシーンをAIが自動的に認識して、最適な撮影設定を行ってくれる「AI撮影」機能も備えている。

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左からLEDフラッシュ、1300万画素/F1.8のメインカメラ、被写界深度測定用の200万画素のカメラが並ぶ

「AI撮影」では、学習データを元にして、21のシーンをリアルタイムで認識し、それぞれに合わせた最適な撮影設定を自動で行ってくれる。この機能をオンにしておくと、カメラを向けるだけで、誰でも簡単に美しい写真を撮れるのだ。

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左からそれぞれ花、食べ物、日没とAIが認識して撮影した写真。花の写真はカラフルな色がビビッドで美しいうえに、咲き乱れる無数の細かい花もつぶれることなくとらえられている。日没の写真は、グラデーション豊かな夕焼けもさることながら、逆光でつぶれがちな暗めの部分も黒つぶれすることなく表現できている。歩いているときに偶然撮った写真だが、撮りたいと思ったときに、複雑な撮影設定をせずとも簡単に撮れるのがうれしい

上からそれぞれ花、食べ物、日没とAIが認識して撮影した写真。花の写真はカラフルな色がビビッドで美しいうえに、咲き乱れる無数の細かい花もつぶれることなくとらえられている。日没の写真は、グラデーション豊かな夕焼けもさることながら、逆光でつぶれがちな暗めの部分も黒つぶれすることなく表現できている。歩いているときに偶然撮った写真だが、撮りたいと思ったときに、複雑な撮影設定をせずとも簡単に撮れるのがうれしい

「アパーチャモード」や「ポートレートモード」は、背景をぼかし、被写体を際立たせる、一眼レフカメラのような仕上がりの写真を撮影できる撮影モードだ。被写界深度測定用のカメラを用いることで、精度の高いボケを表現できる。

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「アパーチャモード」で撮影した1枚。被写体の輪郭をキレイにとらえ、かつ、手前から奥に向かって強くなるボケが印象的。この精度の高さは、被写界深度測定用のカメラを備えているからこそ

また、格安スマホでは難しい、低照度でも手ブレを押さえたキレイな写真が撮れる「夜景モード」も、「HUAWEI nova lite 3+」のカメラを語るうえでは外せない撮影モードだ。同様の機能は、ミドルレンジからハイエンドモデルでアピールされるカメラ機能のひとつだが、エントリーモデルの「HUAWEI nova lite 3+」にもしっかりと搭載されている。

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「夜景モード」は、異なる露出で撮影した複数の写真を合成することで、明るさや画質を向上させる撮影モード。ノイズが少し発生している部分もあるが、夜の公園という低照度の環境でここまでキレイに撮れる格安スマホはなかなかないだろう

このように、「HUAWEI nova lite 3+」は、カメラに詳しくない人でも、簡単にキレイな写真を撮影できることに加え、多彩な撮影モードによって、気になるものがあるとついついスマホを出してしまうほど写真撮影が楽しくなる。また、800万画素のフロントカメラにもAIが搭載されているため、さまざまなシーンにおいて高品質なセルフィーを楽しめるのもポイントが高い。

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フロントカメラの「AI撮影」は、8つのシーンを判別して自動で撮影設定を行う。左の写真は、AIが花と認識して撮影した1枚だ。メインカメラと同じように、「ポートレートモード」(写真右)を利用できるのもうれしいポイントだ

フロントカメラの「AI撮影」は、8つのシーンを判別して自動で撮影設定を行う。上の写真は、AIが花と認識して撮影した1枚だ。メインカメラと同じように、「ポートレートモード」(写真下)を利用できるのもうれしいポイントだ

最後に、カメラ機能同様に高いクオリティを持つ「HUAWEI nova lite 3+」のボディデザインを紹介しよう。しずく型ノッチを採用した6.21インチのフルHD+(2340×1080)「フルビューディスプレイ」は、インターネットブラウジングでは多くの情報を1画面に表示できるうえ、写真や動画の表示も美しく、没入感の高い視聴体験をもたらしてくれる。

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「HUAWEI nova lite 3+」の本体サイズは、約73.55(幅)×約155.36(高さ)×約8.2(厚さ)mmで、重量は約163g。ディスプレイは6.21インチと大きいが、画面占有率が高く、かつ、本体の幅が大きすぎないため持ちやすい。画面上部のフロントカメラが格納されるノッチも極小で、写真の閲覧時にもほとんど気にならないレベルだ

本体背面は、特殊な技術によりセラミックのような質感を実現しており、2万円台(税込)の格安スマホとは思えないデザイン性の高さと高級感を漂わせる。エッジ部に「3D湾曲デザイン」を採用したことにより、手で持ったときに自然に手のひらにフィットし、どこか人間味のあるやさしい手触りを実現しているのも、目立たないがうれしいポイントだ。

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レビューで試用した「オーロラブルー」は、背面にグラデーション加工が施されており、見た目にも美しい

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「3D湾曲デザイン」のエッジ部は、手のひらにやさしくフィット。側面に継ぎ目がないのも、違和感のない自然な持ちやすさに貢献している

カラーバリエーションは、レビューで試用した「オーロラブルー」に、「ミッドナイトブラック」を加えた2種類。カジュアルに決めるならグラデーションが美しい「オーロラブルー」を、シックに決めるなら落ち着いた「ミッドナイトブラック」を選ぶといいだろう。

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「オーロラブルー」はちょっと目立ちすぎる……という人は、締まった黒がエレガントな雰囲気を演出する「ミッドナイトブラック」という選択肢も用意されている

まとめ「できるだけ安く、でも、品質は高く」
というわがままをかなえてくれる
高コスパスマートフォン

GMSを搭載する「HUAWEI nova lite 3+」は、スマホを初めて使う人でも安心して使えるエントリー向けスマートフォンだ。そのいっぽうで、処理性能やカメラ機能、ボディデザインは、格安スマホの中では頭ひとつ飛び抜けた存在であることがわかった。安かろう悪かろうではなく、低価格でも品質の高いスマートフォンを探している人にとって、最初にチェックすべき1台になるだろう。きっと満足のいく買い物になるはずだ。

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Google製アプリが使える
ファーウェイの最新スマホ
HUAWEI nova lite 3+
価格.comで最安価格をチェック!
ディスプレイ 約6.21インチ TFT FHD+(2340×1080)
CPU HUAWEI Kirin 710
メモリー 4GB
ストレージ 128GB
OS Android 9/Emotion UI 9.1
バッテリー 3400mAh
メインカメラ ダブルレンズカメラ 約1300万画素(F値1.8)+約200万画素(被写界深度測定用)
フロントカメラ 約800万画素
サイズ 約73.55(幅)×約155.36(高さ)×約8.2(厚さ)mm
重量 約163g
Wi-Fi IEEE802.11 b/g/n(2.4GHz)
通信方式 FDD LTE:B1/2/3/8/17/18/19
TDD LTE:B41
WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19
GSM:850/900/1800/1900MHz、キャリアアグリゲーション対応、au VoLTE対応
生体認証 顔認証、指紋認証
その他センサー 加速度、コンパス、環境光、近接
Bluetooth Bluetooth 4.2
インターフェイス USB 2.0 microUSB
SIMカードスロット nanoSIM×2(1基はmicroSDカードと排他利用)