ゲーミングPC特集
今人気のPCゲームを快適にプレイするには、高いスペックを備えた「ゲーミングPC」が必要です。本特集では、ゲーミングPCに注力する主要メーカーの人気製品はもちろん、ゲームタイトルごとに適したスペックを備えた製品を紹介します。
ゲームタイトルからゲーミングPCを選ぶ
HP iiyama
今人気のPCゲームを快適にプレイするには、高いスペックを備えた「ゲーミングPC」が必要です。本特集では、ゲーミングPCに注力する主要メーカーの人気製品はもちろん、ゲームタイトルごとに適したスペックを備えた製品を紹介します。
HP iiyama
パソコン用ゲームを快適に遊ぶことを目的に作られたPCのことを「ゲーミングPC」と呼びます。近年「eスポーツ」として注目を集めるPC用ゲームですが、3Dによる映像の美しさや通信対戦などのオンラインプレイが特徴であるかわりに、高い性能を持ったパソコンでなければスムーズに遊ぶことができません。特に、CPU(「頭脳」的なパーツ)とビデオカード(別名グラフィックボード、映像処理・映像表示を担うパーツ)は高いレベルの製品が要求されます。
ゲーミングPCは、ゲームプレイに特化した高性能パーツで構成され、一般的なPCとは比べものにならないほどのマシンパワーを備えています。家庭用ゲーム機よりも処理能力は高く、家庭用ゲームでは味わえない高画質・高音質でゲームを楽しめます。さらに、チャット、WEB閲覧、テレビ視聴などの作業を同時にこなす「ながらプレイ」ができるのも魅力で、ゲームの実況配信を行う「YouTuber」たちにとっては最重要の仕事道具となっています。
遊びたいPCゲームがある人は、ゲームの公式サイトに掲載されている「推奨環境」のスペックを参考にしましょう。ただし、推奨環境ピッタリのPCでは快適にプレイできない場合もあるため、推奨環境からやや上位グレードのパーツを盛り込んでいるゲーミングPCを選ぶのがポイントです。特に、CPUとビデオカードが重要です。CPUは「Core i7以上」または「Ryzen 7以上」、ビデオカードは「搭載チップの末尾2ケタが"70"以上」の製品ならば間違いありません。
遊びたいPCゲームがまだ決まってない方は、各PCメーカーのゲーミングPCブランドをチェック。初級、中級、上級とおおまかなランク分けがされていますので、予算を考慮して検討しましょう。なお、実況配信など同時に複数の作業を行う予定の人は、最低でも中級ランク、できれば上級ランクの製品を購入するとよいでしょう。
高性能なビデオカード(ビデオチップ、グラフィックカード)とCPUを採用し、メモリ容量も最大クラス(16〜32GB程度)を搭載。現在楽しまれている多くのPCゲームタイトルが快適にプレイできます。
ハイエンドに比べると一段階下位クラスのビデオカード、CPUなどのPCパーツ類を使用していますが、多くのPCゲームタイトルが快適に動作します。こなれた価格帯が魅力です。実況配信などを行う場合、やや動作が重くなることがあります。
PCゲームの快適なプレイを左右するビデオカードやCPUについて、最低限必要なスペックを備えたモデルです。ゲーミングPC入門機種として、10万円前後から楽しめる求めやすい価格が人気です。
デスクトップ ハイエンド
第12世代の「インテルCore i9」&「NVIDIA GeForce RTX 3090」を搭載したハイスペックモデルです。特許取得済みの「OMEN チェンバー」テクノロジーにより冷却機能が大幅に向上。そのほか、リアルタイムで映画品質のレンダリングを提供する「レイトレーシング」など、さまざまなゲームプレイにおいて高いパフォーマンスを発揮する1台です。
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第12世代 インテル Core i9 12900K(Alder Lake) |
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3.2GHz |
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41873 |
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32GB |
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GeForce RTX 3090 |
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M.2 SSD:2TB |
プロeスポーツアスリートの高い要求にも応える高性能ゲーミングデスクトップPCシリーズ。空冷/水冷いずれかのCPU冷却装置を選択可能な「OMEN 25L Desktop」や、120mmファンを備えたベンチレーターを搭載した「OMEN 30L Desktop」などをラインアップ。いずれも、冷却システムにはCooler Master製のコンポーネントを採用しています。
OMENのデスクトップを探すFPS/TPSゲームを始めたい人に適したゲーミングデスクトップPCシリーズ。ゲームにとどまらず、さまざまなタスクの処理をマルチコアプロセッサーと強力なグラフィックスが可能にする「Pavilion Gaming Desktop TG01」は、インテルCPU搭載モデルとAMD CPU搭載モデルから選択可能。インテルCPU搭載モデルはカスタマイズ可能なグラフィックスレスエディションもラインアップされています。
Pavilionのデスクトップを探す「インテル Core i7 12900K」「16GBメモリ」「M.2 SSD 1TB」「GeForce RTX 3080」を搭載したゲーミングPCです。オンラインゲームや動画編集なども快適に動作するハイエンドモデルです。
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第12世代 インテル Core i7 12700K(Alder Lake) |
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3.6GHz |
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34750 |
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16GB |
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GeForce RTX 3080 |
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M.2 SSD:1TB |
e-sportsをはじめとした世界的なオンラインゲーム人口の拡大を背景に、ゲームライフを楽しむために作られた次世代のゲーミングデスクトップPCシリーズ。インテルCPU搭載モデルとAMD CPU搭載モデルに分類され、ミニタワー・ミドルタワー・フルタワーから選べるのが特徴。また、プロゲーミングチームやゲーミング大会とのコラボパソコンもリリースされています。
LEVEL∞のデスクトップを探すデスクトップ ミドルレンジ
CPUに第12世代の「インテル Core i7プロセッサー」を、GPUには「GeForce RTX 3060Tiグラフィックスカード」を搭載したニューモデルのデスクトップPC。空気流入量を増大させるベンチレーター、120mmのフロントファン、そして2ヒートパイプ空冷クーラー(サイドフロー)を備えた1台は、豪快かつ大胆なゲームプレイをサポートします。
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第12世代 インテル Core i7 12700F(Alder Lake) |
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2.1GHz |
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32987 |
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16GB |
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GeForce RTX 3060Ti |
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M.2 SSD:1TB |
プロeスポーツアスリートの高い要求にも応える高性能ゲーミングデスクトップPCシリーズ。空冷/水冷いずれかのCPU冷却装置を選択可能な「OMEN 25L Desktop」や、120mmファンを備えたベンチレーターを搭載した「OMEN 30L Desktop」などをラインアップ。いずれも、冷却システムにはCooler Master製のコンポーネントを採用しています。
OMENのデスクトップを探すFPS/TPSゲームを始めたい人に適したゲーミングデスクトップPCシリーズ。ゲームにとどまらず、さまざまなタスクの処理をマルチコアプロセッサーと強力なグラフィックスが可能にする「Pavilion Gaming Desktop TG01」は、インテルCPU搭載モデルとAMD CPU搭載モデルから選択可能。インテルCPU搭載モデルはカスタマイズ可能なグラフィックスレスエディションもラインアップされています。
Pavilionのデスクトップを探す「AMD Ryzen 5 5600X」「16GBメモリ」「M.2 SSD 1TB」「AMD Radeon RX 6600 XT」を搭載したゲーミングPC。LEDイルミネーションを搭載したデザイン性も魅力の1台は、オンラインゲームや動画編集なども快適に動作するコスパにすぐれたモデルです。
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第4世代 AMD Ryzen 5 5600X |
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3.7GHz |
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22138 |
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16GB |
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Radeon RX 6600 XT |
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M.2 SSD:1TB |
e-sportsをはじめとした世界的なオンラインゲーム人口の拡大を背景に、ゲームライフを楽しむために作られた次世代のゲーミングデスクトップPCシリーズ。インテルCPU搭載モデルとAMD CPU搭載モデルに分類され、ミニタワー・ミドルタワー・フルタワーから選べるのが特徴。また、プロゲーミングチームやゲーミング大会とのコラボパソコンもリリースされています。
LEVEL∞のデスクトップを探すデスクトップ エントリー
第10世代の「インテルCore i7」を搭載した初心者向けのゲーミングPC。グラフィックスは自身でカスタマイズ可能。予算やプレイしたいゲームの推奨スペックに合わせて必要なグラボを搭載しましょう。
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第11世代 インテル Core i7 11700(Rocket Lake) |
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2.5GHz |
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21116 |
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16GB |
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Intel UHD Graphics 750 |
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HDD:1TB M.2 SSD:256GB |
プロeスポーツアスリートの高い要求にも応える高性能ゲーミングデスクトップPCシリーズ。空冷/水冷いずれかのCPU冷却装置を選択可能な「OMEN 25L Desktop」や、120mmファンを備えたベンチレーターを搭載した「OMEN 30L Desktop」などをラインアップ。いずれも、冷却システムにはCooler Master製のコンポーネントを採用しています。
OMENのデスクトップを探すFPS/TPSゲームを始めたい人に適したゲーミングデスクトップPCシリーズ。ゲームにとどまらず、さまざまなタスクの処理をマルチコアプロセッサーと強力なグラフィックスが可能にする「Pavilion Gaming Desktop TG01」は、インテルCPU搭載モデルとAMD CPU搭載モデルから選択可能。インテルCPU搭載モデルはカスタマイズ可能なグラフィックスレスエディションもラインアップされています。
Pavilionのデスクトップを探す「AMD Ryzen 5 5600X」「16GBメモリ」「M.2 SSD 500GB」「Radeon RX 6600 XT」を搭載したゲーミングPCです。普段使いはもちろん、ゲームプレイやクリエイティブな作業まで快適に動作します。
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第4世代 AMD Ryzen 5 5600X |
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3.7GHz |
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22149 |
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16GB |
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Radeon RX 6600 XT |
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M.2 SSD:500GB |
e-sportsをはじめとした世界的なオンラインゲーム人口の拡大を背景に、ゲームライフを楽しむために作られた次世代のゲーミングデスクトップPCシリーズ。インテルCPU搭載モデルとAMD CPU搭載モデルに分類され、ミニタワー・ミドルタワー・フルタワーから選べるのが特徴。また、プロゲーミングチームやゲーミング大会とのコラボパソコンもリリースされています。
LEVEL∞のデスクトップを探すゲーミングノート ハイエンド
第11世代の「インテルCore i9」&「GeForce RTX 3080 Laptop」を搭載した17インチのゲーミングノートパソコン。プロ仕様のハイパフォーマンスモデルは、まさに玄人向けの一台です!
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第11世代 インテル Core i9 11900H(Tiger Lake) |
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2.5GHz |
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21979 |
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32GB |
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GeForce RTX 3080 |
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M.2 SSD:1TB |
プロeスポーツアスリートの高い要求に応える高性能ゲーミングノートPC。NVIDIA GeForce RTX 2080 Super with Max-Q Design搭載の「OMEN 15」はハイフレームレートでゲームを楽しめ、NVIDIA GeForce RTX 2080 Super搭載の「OMEN 17」はデスクトップゲーミングPC並みのパワーを発揮。内部メモリーなどへアクセスしやすいのも特徴です。
OMENのゲーミングノートを探すFPS/TPSゲームを始めたい人に適したゲーミングノートPCシリーズ。「HP Pavilion Gaming 15」は、第3世代 Ryzen モバイル 4000Hシリーズを搭載したAMDモデルと第9世代 インテル プロセッサーを搭載したインテルモデルから選択可能。いずれも薄く軽量で持ち運びやすいのが特徴。デンマークの高級オーディオブランドB&O Playのテクノロジーを採用し、高音質なサウンドを楽しめます。
Pavilionのゲーミングノートを探す「インテル Core i7 11700K」「16GBメモリ」「M.2 SSD 500GB」「GeForce RTX 3080」を搭載したゲーミングノートPCです。高速なグラフィックスを搭載し、144Hzリフレッシュレートに対応した17型の大画面モニターを採用。快適なゲームプレイを実現します。
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第11世代 インテル Core i7 11700K(Rocket Lake) |
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3.6GHz |
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25113 |
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16GB |
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GeForce RTX 3080 |
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M.2 SSD:500GB |
e-sportsをはじめとした世界的なオンラインゲーム人口の拡大を背景に、ゲームライフを楽しむために作られた次世代のゲーミングノートPCシリーズです。 最新のCPUやグラフィックス機能を搭載したフルHDゲーミングノートPCなら、3Dゲー ムの快適なプレイを実現し、HDコンテンツや動画も美しく鮮明に表現してくれます。
LEVEL∞のゲーミングノートを探すゲーミングノート ミドルレンジ
第11世代の「インテル Core i5」と「GeForce RTX 3060」を搭載した16.1インチのノートPC。初級者から上級者までレベルを問わず快適に使用できる汎用性の高さが特徴。マウスやキーボード、マウスパッドなどのアクセサリー製品をセット購入すると割り引きになる点も魅力です。
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第11世代 インテル Core i5 11400H(Tiger Lake) |
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2.7GHz |
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16148 |
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8GB |
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GeForce RTX 3060 |
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M.2 SSD:512GB |
プロeスポーツアスリートの高い要求に応える高性能ゲーミングノートPC。NVIDIA GeForce RTX 2080 Super with Max-Q Design搭載の「OMEN 15」はハイフレームレートでゲームを楽しめ、NVIDIA GeForce RTX 2080 Super搭載の「OMEN 17」はデスクトップゲーミングPC並みのパワーを発揮。内部メモリーなどへアクセスしやすいのも特徴です。
OMENのゲーミングノートを探すFPS/TPSゲームを始めたい人に適したゲーミングノートPCシリーズ。「HP Pavilion Gaming 15」は、第3世代 Ryzen モバイル 4000Hシリーズを搭載したAMDモデルと第9世代 インテル プロセッサーを搭載したインテルモデルから選択可能。いずれも薄く軽量で持ち運びやすいのが特徴。デンマークの高級オーディオブランドB&O Playのテクノロジーを採用し、高音質なサウンドを楽しめます。
Pavilionのゲーミングノートを探す「インテル Core i7 11800H」「16GBメモリ」「M.2 SSD 500GB」「GeForce RTX 3050 Ti」を搭載した15型フルHDのゲーミングノートPCです。普段使いはもちろん、ゲームプレイやクリエイティブな作業まで快適に動作します。
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第11世代 インテル Core i7 11800H(Tiger Lake) |
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2.3GHz |
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21363 |
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16GB |
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GeForce RTX 3050Ti |
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M.2 SSD:500GB |
e-sportsをはじめとした世界的なオンラインゲーム人口の拡大を背景に、ゲームライフを楽しむために作られた次世代のゲーミングノートPCシリーズです。 最新のCPUやグラフィックス機能を搭載したフルHDゲーミングノートPCなら、3Dゲー ムの快適なプレイを実現し、HDコンテンツや動画も美しく鮮明に表現してくれます。
LEVEL∞のゲーミングノートを探すゲーミングノート エントリー
第4世代の「AMD Ryzen 5」と「NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop」を搭載したゲーミングノートPC。4本のヒートパイプデザインと5方向のエアフローが冷却効率を最大化。コスパの高い1台は、初めてのゲーミングPCとして最適!
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第4世代 AMD Ryzen 5 5600H |
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3.3GHz |
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17252 |
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16GB |
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GeForce RTX 3050 |
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M.2 SSD:512GB |
プロeスポーツアスリートの高い要求に応える高性能ゲーミングノートPC。NVIDIA GeForce RTX 2080 Super with Max-Q Design搭載の「OMEN 15」はハイフレームレートでゲームを楽しめ、NVIDIA GeForce RTX 2080 Super搭載の「OMEN 17」はデスクトップゲーミングPC並みのパワーを発揮。内部メモリーなどへアクセスしやすいのも特徴です。
OMENのゲーミングノートを探すFPS/TPSゲームを始めたい人に適したゲーミングノートPCシリーズ。「HP Pavilion Gaming 15」は、第3世代 Ryzen モバイル 4000Hシリーズを搭載したAMDモデルと第9世代 インテル プロセッサーを搭載したインテルモデルから選択可能。いずれも薄く軽量で持ち運びやすいのが特徴。デンマークの高級オーディオブランドB&O Playのテクノロジーを採用し、高音質なサウンドを楽しめます。
Pavilionのゲーミングノートを探す「AMD Ryzen 7 5700U」「32GBメモリ」「M.2 SSD 1TB」「AMD Radeon Graphics」を搭載した15型フルHDのゲーミングノートPCです。普段使いはもちろん、ライトなゲームプレイまで快適に楽しめます。
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AMD Ryzen 7 5700U |
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1.8GHz |
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16140 |
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32GB |
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AMD Radeon Graphics |
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M.2 SSD:1TB |
e-sportsをはじめとした世界的なオンラインゲーム人口の拡大を背景に、ゲームライフを楽しむために作られた次世代のゲーミングノートPCシリーズです。 最新のCPUやグラフィックス機能を搭載したフルHDゲーミングノートPCなら、3Dゲー ムの快適なプレイを実現し、HDコンテンツや動画も美しく鮮明に表現してくれます。
LEVEL∞のゲーミングノートを探すデスクトップパソコンでPCゲームを遊ぶためには、これまで紹介してきた「ゲーミングPC本体」のほかに、モニター(ディスプレイ)やキーボード、マウスなどが必要です。これらは、一般的な製品でも使用できますが、応答速度や入力の正確性、解像度(カウント)などのスペックを重視して開発された、「ゲーミング」モデルを選ぶことで、より快適なプレイが楽しめます。
「ゲーミングPC」は購入後でも、CPUやビデオカード(グラフィックカード)などのPCパーツ類をグレードの高いものに交換することで、性能の高いマシンへとバージョンアップできます。ドライバーさえあれば簡単にPC本体の内部にアクセスでき、各PCパーツ類が容易に交換できる構造になっています。スペックが物足りないと感じたら、遊びたいPCゲームの推奨環境に合わせて、新たなパーツを検討してみましょう。ここでは各パーツ類の基礎知識と簡単な選び方について、解説していきます。
PCの「頭脳」にあたる重要パーツです。「クロック」が計算速度に、「コア数」が同時作業速度に影響し、いずれも高ければ高いほどゲームの処理速度は速くなります。
Intel社の「Core i」シリーズとAMD社の「Ryzen」シリーズが主流で、Core i9>Core i7>Core i5、Ryzen9>Ryzen7>Ryzen5>といったように末尾の数字が大きいほど高性能です。サクサク快適に遊びたい人は、「Core i7以上」または「Ryzen7以上」を選びましょう。初心者や予算が少ない人は、Core i5またはRyzen5の高クロックモデルが妥協点となります。ちなみに、「TDP」は低いほど低消費電力で、省エネにつながります。
パソコンの映像処理・映像表示を担う、ゲーミングPCの最重要パーツです。PCゲームは圧倒的な高画質が特徴のため、PCの映像処理能力が低いと映像表示の遅延が発生し、カクカク不安定な描写になってしまいます。そのため、快適にプレイするには、高性能なビデオカードが必要不可欠です。
ビデオカードは、NVIDIA社の「GeForce」シリーズとAMD社の「Radeon」シリーズが主流です。搭載チップは「GeForce GTX ○○○○」「Radeon RX ○○○」などといった形式で命名されており、基本的に末尾2ケタがランクを示しています。ミドルレンジとされる末尾60クラスでもある程度はプレイできますが、快適に遊びたいなら末尾70クラスを、最高画質設定でのプレイや動画編集などを行いたい人はハイエンドとされる末尾80クラスの製品を選びたいところです。
CPU、メモリー、ビデオカード、SSD、HDDなど、各パーツを搭載するための土台となるメイン基板です。CPUのサポートや各機器の管理を行う「チップセット」がポイントで、H170といったように英字+数字の組み合わせで命名されています。ゲーミング向けやハイエンド向けのチップセットは、「Z○○」「X○○」など、ZやXといった英字が採用されていることが多いです。
搭載チップが同じでも、「PCI Express」「M.2」「SATA」などの拡張スロットの種類と数はマザーボードごとに異なります。拡張性を重視するなら、各スロットの空き数も確認しておきましょう。そして、PCゲームを遊ぶ上で重要となるのがネットワーク機能。快適にオンラインプレイするために、できるだけ高速な有線LANポートを備えているマザーボードを選ぶとよいでしょう。
CPUの処理中データを一時的に保存しておく、「作業デスク」のようなパーツです。容量(GB数)が多いほど一度に扱えるデータ量が増えるため、ゲーム内データの処理効率がアップし、快適に動作します。PCゲームのように負荷の大きい作業や同時に複数の作業を実行する場合は、大量のメモリーを使用するため、余裕を持ったメモリー容量を備えておくべきです。
目安として、ゲーミングPCでは、最低でも8GBは必須です。ゲームと他作業の同時進行や動画編集などを行う可能性がある人は、最初から16GB以上を選ぶとよいでしょう。なお、マザーボードによって使用できるメモリーの規格は決まっていますが、メモリースロットに空きがある場合は、あとから増設することもできます。
各種データの書き込みや読み出しを行うデータ保存パーツです。HDDよりも高速・静か・衝撃に強い・低消費電力といった特徴があり、「2.5インチ」タイプと「M.2」タイプの2つの規格が主流です。SSDの書き込み速度や読み出し速度が速ければ速いほど、ゲーム関連データへのアクセス速度もアップするため、快適にゲームがプレイできます。
ゲーミングPCでは、圧倒的な読み書き速度を備える「NVMe」対応製品を採用している場合も多いです。通常のSATA接続SSD/HDDより数倍も速いアクセス速度が得られるため、ゲームデータの保存先に適しています。タイトルによっては明確に体感速度も違ってくるため、できるだけ「NVMe」対応製品を選びたいところです。
各種データの書き込みや読み出しを行う、定番のデータ保存パーツです。大容量化が進んでおり、SSDと比べて圧倒的なコストパフォーマンスの良さ(1TBあたりの価格の安さ)を誇ります。ただ、SSDに比べて読み書き速度や耐久性が劣るため、ゲーム関連データの保存先としては適していません。ゲーム関連データのバックアップや日常生活で使用するデータの保存に使用するのがベターです。特に、動画など大容量データの保存先に適しています。
ちなみに、現在(※2021年4月上旬時点)のデスクトップ向け3.5インチHDDとしては、4TB、6TB、8TBのモデルがコストパフォーマンスとしてすぐれています。数千円〜1万円程度で購入できるため、容量が不足してきたら気軽に換装・増設できます。
CPUを冷却するためのパーツです。高温状態が続くとPCの処理速度が落ち、やがて故障につながるため、安定性を保つ上で重要なパーツです。CPUクーラーには、ヒートシンクとファンを組み合わせた「空冷式」と、冷却液を循環させて冷やす「水冷式」の2種類があります。
主流は空冷式で、ヒートシンクと呼ばれる放熱板とファンの性能によって冷却効果が違います。ハイエンドモデルでは、巨大なヒートシンクと複数のファンが採用されています。また、ファンによる風切り音を抑えた静音モデルも人気です。一方、水冷式は空冷式よりも強力に冷却できますが、漏水のリスクがあり、冷却液の補充やホースの劣化チェックなどメンテナンスにも手間がかかります。性能にこだわる上級者以外は空冷式で問題ないでしょう。
すべてのPCパーツ類を収める箱です。一般的なタワー型をはじめ、スリム型、キューブ型、モニター一体型などがあります。基本的に、大きければ大きいほど拡張性にすぐれており、HDD/SSD、DVD/ブルーレイドライブ、拡張カード各種をたくさん搭載できます。将来的にパーツの増設を考えている人は、各パーツを搭載するための「空きベイ」や「空きスロット」の数に着目しましょう。
なお、スリム型、キューブ型、モニター一体型などはデザイン性や省スペース性に優れていますが、タワー型に比べて内部空間がせまいため、冷却性能が劣ります。また、増設やメンテナンスなどの作業もしにくくなるため、デザインにこだわる人以外はタワー型を選んでおくのが無難です。
各パーツに電力を供給するパーツです。PCの安定性や省エネに直結し、不安定だと安心してゲームが楽しめないため、とても重要なパーツです。各パーツの消費電力の合計を計算し、そこから余裕のある電力容量の製品を選ぶのが基本です。メーカー製ゲーミングPCでも余裕を持った容量の電源ユニットを採用していますが、ビデオカードは消費電力が非常に大きいモデルが存在しますので、換装・増設の際は電力容量を確認しておきましょう。
なお、電源変換効率が高いことを示す「80PLUS認証」を取得した製品を選べば省エネにつながります。80PLUS認証は、Titanium>Platinum>Gold>Silver>Bronze>Standardの6グレードがあります。
ここからは、人気のPCゲームを見ていきましょう。PCゲームはこれまで紹介した「ゲーミングPC」や「ゲーミングPC」関連製品を使用することで、きれいで滑らかなグラフィックと快適な操作性が楽しめます。また、拡張パック(MOD)によりゲームを好みの仕様にカスタマイズしていく、という魅力もあります。多くのPCゲームは「ゲームプラットフォーム」と呼ばれるサイトで購入・ダウンロードしたり管理を行ったりできます。ここでは、主に「eスポーツ」として楽しまれているタイトルとeスポーツタイトル以外の2つにわけてご紹介します。
人気のeスポーツ ゲームタイトル
最初に世界的な規模で大会が開催され、「eスポーツ」として楽しまれているタイトルをご紹介。高額な賞金が設定されているものもあり、日々熱戦が繰り広げられています。
人気PCゲームタイトル
続いて、多人数プレイが魅力のオンラインRPGを始め、1人でじっくりやり込めるシミュレーションゲームなど、さまざまなジャンルのPCゲームをご紹介しましょう。
人気RPG「ドラゴンクエスト」のナンバリングタイトル第10作で、シリーズ初のオンライン専用ゲームです。主人公が各大陸を冒険する「目覚めし五つの種族」から始まり、追加パッケージにより新ストーリーが展開。おなじみの職業・モンスターなどが登場し、サブストーリー要素「クエスト」も随時配信。エントリークラスのゲーミングPCでもプレイできるため、オンラインゲーム入門者にも人気です。CPUはIntel Core i3相当以上、ビデオカードはNVIDIA GeForce GT 220相当であれば対応できます。
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Windows8.1/10 32/64bit |
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NVIDIA Geforce GT 220 VRAM 256MB 以上 ATI Radeon HD 5550 VRAM 256MB 以上 Intel HD Graphics 4000 VRAM 256MB 以上 |
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24GB以上のハードディスク空き容量 |
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Intel Core i3 2.0GHz 相当以上 |
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3GB RAM |
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ブロードバンド接続 |
人気RPG「ファイナルファンタジー」のナンバリングタイトル第14作目で、XI以来のMMORPGです。アップデートを重ね、新マップ、新ジョブなどが追加されています。仲間との冒険のほか、マップ上の絶景ポイントを探し出す「探検手帳」などのソロコンテンツもあり、ファイナルファンタジーの世界をじっくり楽しめます。推奨動作環境にCPUはIntel Core i7以上、ビデオカードはNVIDIA Geforce GTX 970/AMD Radeon RX 480以上とあるように、一定以上のスペックが必要になります。
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Windows/8.1/10 64bit |
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NVIDIA Geforce GTX970 以上 または AMD Radeon RX 480 以上 |
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60GB以上のハードディスク空き容量 |
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Intel Core i7 3GHz 以上 |
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8GB RAM以上 |
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ブロードバンド接続 |
狩猟アクションゲーム「モンスターハンター」のオンラインタイトルです。プレイヤーは、剣、弓など計14種類の武器を操り、巨大モンスターの討伐を目指します。エリアマップはシームレスで、ツタを使った罠設置、草や虫を食べての回復、モンスター同士の縄張り争いなど、新要素が追加。マルチプレイでは最大4人での協力プレイが可能です。比較的重いゲームに分類され、CPUはIntel Core i7/AMD Ryzen 5相当、ビデオカードはNVIDIA GeForce GTX 1060/AMD Radeon RX 570相当が必要です。
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Windows7/8/8.1/10 64bit |
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NVIDIA GeForce GTX 1060(VRAM 3GB) または AMD Radeon RX 570(VRAM 4GB) |
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20GB以上のハードディスク空き容量 |
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Intel Core i7 3770 3.4GHz または Intel Core i3 8350 4GHz または AMD Ryzen 5 1500X |
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8GB RAM |
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ブロードバンド接続 |
隻腕(せきわん)の忍者が主人公の1人プレイ用和風アクションアドベンチャーゲームです。「忍殺」による一撃必殺やワイヤーアクションなど多彩なアクションが特徴です。難易度が非常に高く設定されていますが、失敗を繰り返しながら成長・攻略することで大きな達成感を得られます。舞台となる戦国時代を構成する美麗な映像も魅力的。フルHDでのプレイならNVIDIA GeForce GTX 970/AMD Radeon RX 570相当、4KでのプレイにはNVIDIA GeForce GTX 1080 Ti以上のビデオカードが必要です。
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Windows7/8.1/10 64bit |
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NVIDIA GeForce GTX 970 またはAMD Radeon RX 570 |
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25GB以上のハードディスク空き容量 |
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Intel Core i5-2500K またはAMD Ryzen 5 1400 |
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8GB RAM |
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ブロードバンド接続 |
本ページに表示している「CPUスコア」は、ベンチマークソフトウェアで計測されたデータを基にCPU別にスコア化したもので、PassMark社から提供されています。数値が高いものほど処理速度が優れている、とされます。正式なデータは同社サイトをご確認ください。
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