すぐれた処理性能のフラッグシップモデル登場 最新CPU「第11世代インテル® Core™ プロセッサー」を早くも搭載した

13.3型モバイルノート「dynabook VZシリーズ」を全方位でチェック

dynabook VZシリーズ

2020年11月、dynabookの新しいフラッグシップモデルとして、13.3型モバイルノート「dynabook VZシリーズ」が誕生した。CPUに最新の「第11世代インテル® Core™ プロセッサー」をいち早く搭載したほか、インテルが定めた厳しい基準を満たしたモデルのみに与えられる「インテル® Evoプラットフォーム」認証を、国内メーカーのモデルとして唯一取得。さらに、360°回転するコンバーチブル機構や、最新規格「Thunderbolt 4」に対応したUSB Type-Cポートを搭載するなど、死角のないモデルとなっている。本企画では、そんな「dynabook VZシリーズ」の実力を全方位から徹底チェックしていこう。
※2020年11月16日時点。

処理性能最新CPU「第11世代インテル® Core™ プロセッサー」を搭載し、
高速処理を実現。グラフィック処理も高速化

1985年に世界初のラップトップPC「T1100」を発売して以来、数多くの革新的なモデルを世に送り出してきたノートPCブランド「dynabook」。2020年11月、そんなdynabookから13.3型モバイルノートの新たなフラッグシップモデルとなる「dynabook VZシリーズ」が誕生した。本機は、前世代のモデルからパフォーマンスが大幅に向上した最新のCPU「第11世代インテル® Core™ プロセッサー」を搭載したうえ、軽量なボディにコンバーチブル機構を採用。抜群の使い勝手を備えた、死角のないモデルとなっている。

dynabook VZシリーズ

13.3型モバイルノート「dynabook VZシリーズ」には、最新CPU「第11世代インテル® Core™ i7-1165G7プロセッサー」を搭載した上位モデルと、「第11世代インテル® Core™ i5-1137G7プロセッサー」を搭載した下位モデルがラインアップされている

早速、その処理性能から確認していこう。スペック面における最大のトピックは、「Tiger Lake」のコードネームで開発されたインテルの最新CPU「第11世代インテル® Core™ プロセッサー」が搭載されていることだ。本CPUは、前世代モデルに比べて、処理性能が約20%向上しているほか、グラフィックパフォーマンスが最大約2倍と、大幅に性能が向上した「インテル® Iris® Xe Graphics」を一体化。この新たな内蔵GPUは、実行ユニットの数を64基から最大96基まで増やしたうえ、メモリーの帯域幅も広げたことで、エントリークラスの外付けGPU並みのグラフィックパフォーマンスを実現したという。これにより、一般的なモバイルノートではプレイすることが難しかった3Dゲームも快適にプレイすることができるらしい。

さらに本機は、インテルが定める一定のシステム条件をクリアしたモデルにのみ与えられる「インテル® Evoプラットフォーム」認証を、国内メーカーのモデルとして唯一取得。インテルからお墨付きを得た高性能なモバイルノートに仕上がっているのだ。

dynabook VZシリーズ

「インテル® Evoプラットフォーム」は、「第11世代インテル® Core™ プロセッサー」搭載のほか、「Wi-Fi 6とThunderbolt 4の実装」や「フルHD液晶ディスプレイ搭載モデルで9時間以上駆動するバッテリー搭載」など、インテルが定める厳しいシステム条件をクリアした、特別なモデルにのみに与えられる認証だ

今回は、そんな「dynabook VZシリーズ」の中でも、「第11世代インテル® Core™ i7-1165G7プロセッサー」(2.8GHz−最大4.7GHz)を搭載した上位モデルのパフォーマンスを検証していこう。なおレビューした試作機は、メモリーが8GBで、ストレージはNVMe接続の256GB SSD、OSはWindows 10 Pro 64ビットという仕様であったため、以下のベンチマークテストのスコアはあくまで参考値として見てほしい。

CINEBENCH R20
dynabook VZシリーズ

CPUの処理性能を測る定番ベンチマークプログラム「CINEBENCH R20」を実行したところ、マルチコアで「1706」、シングルコアで「570」と、どちらも高い数値をマーク。とりわけシングルコアは最新のデスクトップ向けCPUに引けを取らない数値で、一般的な作業ならまったく問題ない、すぐれた処理性能が期待できる

PCMark 10
dynabook VZシリーズ

パソコンの総合性能を測るベンチマークプログラム「PCMark 10」では、パソコンの快適性の目安となる「3000」を大きく上回る総合値「4608」をマーク。さらに、ビジネス系のアプリ性能を示す「Productivity」では「6100」と、こちらも快適さの目安となる「5000」を大きく超えた。いずれもモバイルノートとしてはトップクラスの数値だ

3DMark Fire Strike
dynabook VZシリーズ

高性能なグラフィック性能を発揮する内蔵GPU「インテル® Iris® Xe Graphics」の実力を確かめるため、グラフィック性能を中心に測るベンチマークプログラム「3DMark」を実行。3Dゲームのプレイを想定したテスト「Fire Strike」では、「4599」と、モバイルノートとして非常に高いスコアを記録した

ドラゴンクエストXベンチマークソフト
dynabook VZシリーズ
ファイナルファンタジーXIV:
漆黒のヴィランズ ベンチマーク
dynabook VZシリーズ

実際の3Dゲームをどれくらい快適にプレイできるのかも気になるところ。そこで比較的グラフィック処理の負荷が小さいMMORPG「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」を実行したところ、フルHD(1980×1080)の「最高品質」設定だと、スコアは「11441」で評価は「すごく快適」。内蔵GPUとは思えないほどの高い数値を叩き出した。続いて、負荷の大きい「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」を実行したところ、フルHDの「最高品質」設定で「2691」の数値となり、評価は「やや快適」だった。負荷の大きい3Dゲームでも、多少画質設定を落とせば快適にプレイできることが確認できた

dynabook VZシリーズ

「dynabook VZシリーズ」に搭載された「第11世代インテル® Core™ i7-1165G7プロセッサー」と「第11世代インテル® Core™ i5-1137G7プロセッサー」は、TDP(熱設計電力)が28Wとなっている。CPUの発熱自体はそもそも非常に少ない省電力設計であるが、本機は高性能な小型冷却ファンとヒートパイプをダブルで配置しているうえ、効率的に吸気と排気を行える冷却システムを採用。高負荷をかけてもCPUが安定して動作できるように最大限の配慮がなされている

ボディ重さ約979gで持ち運びが楽々。
液晶ディスプレイを回転させてさまざまなスタイルで使用可能

「dynabook VZシリーズ」は、高い処理性能を実現しているだけでなく、モバイルノートとして重要な携帯性にもとことんこだわっている。まずは本体サイズだが、本機は、液晶ディスプレイ上部に搭載されるWebカメラモジュールを小型化したほか、本体内部のLCD基盤を折りたたんだり、全体の回路基板を小型化したりといった工夫により、約303.9(幅)×197.4(奥行)×17.9(厚さ)mmというコンパクトなボディを実現している。

また、天面と底面の素材に、アルミニウムよりも軽いマグネプレスを採用することで、重量も約979gと、1kgを切る軽さを実現。片手で持ち歩いたり、カバンに入れて持ち運んだりすることもまったく苦にならない。

dynabook VZシリーズ dynabook VZシリーズ

シックなダークブルーのボディの天面と底面には、強固で軽いマグネプレスという素材を採用。また、天面は光が当たるとキラキラと輝くラメ状の加工が施されており、これぞフラッグシップモデルと感じさせる高級感のあるデザインだ

dynabook VZシリーズ

本体サイズは約303.9(幅)×197.4(奥行)×17.9(厚さ)mmと12.5型のモバイルノート並みのコンパクトでスリムなボディに仕上がっている

さらに、「dynabook VZシリーズ」は、シミュレーションと製品評価を重ねることで本体の剛性を大幅に強化しており、米軍調達基準であるMIL規格「MIL-STD-810G」に準拠するほどの、高い堅牢性も兼ね備えている。うっかり落としたとしても壊れないようなタフネスボディを実現しているので、モバイルノートを持ち歩くことの多い人にとっては心強いはずだ。

dynabook VZシリーズ

モバイルノートを持ち運んでいると、うっかり落として大事な仕事のデータや、プライベートで撮影した写真データなどが消えたりしないか心配になることも。しかし、「dynabook VZシリーズ」は米軍調達基準であるMIL規格に準拠するほどの高剛性ボディを採用しているので、デスクや腰の高さ程度からの落下であればそうそう壊れはしない

1kgを切る軽量なボディに、液晶ディスプレイが360°回転するコンバーチブル機構を採用しており、「ノートスタイル」「タブレットスタイル」「モニタースタイル」「フラットスタイル」とさまざまなスタイルで使えるのも、「dynabook VZシリーズ」の大きな特徴。机がない場所では「タブレットスタイル」に、動画の視聴時はヒンジを上に向けた「モニタースタイル」にするなど、利用シーンに応じて適切なスタイルに切り替えて、幅広い使い方ができるのも魅力だ。

ノートスタイル
dynabook VZシリーズ
タブレットスタイル
dynabook VZシリーズ
モニタースタイル
dynabook VZシリーズ
フラットスタイル
dynabook VZシリーズ

360°回転するコンバーチブル機構の採用により、キーボードを使うことをメインとした「ノートスタイル」や、液晶ディスプレイを360°回転させて使う「タブレットスタイル」、ヒンジを上に向けて自立させる「モニタースタイル」、複数人で画面を覗くのに便利な「フラットスタイル」に変形させて使える

dynabook VZシリーズ dynabook VZシリーズ

同梱されるワコム製のアクティブペンを使えば、上記4つのスタイル、特に「タブレットスタイル」において、さらに活躍の幅が広がる。アクティブペンは、4096の筆圧検知に対応するうえ、書き心地はなめらか。繊細なイラストを描くのに重宝するほか、プリインストールされたデジタルノート作成ソフト「TruNote」を使って、手書きのメモや画像入りのノートを作成することも可能だ

使い勝手IGZOパネル採用の液晶ディスプレイと「Dolby Atmos」対応の
Harman/kardon®ステレオスピーカーでエンタメにも強い

最後に、「dynabook VZシリーズ」のエンターテインメント性能や、使い勝手についてチェックしていこう。本機に搭載される13.3型のフルHD(1920×1080)液晶ディスプレイには、高輝度・高色純度・広視野角で、かつ省電力にすぐれたIGZOパネルを採用。また、本体底面には、立体音響技術「Dolby Atmos」に対応した、世界的なオーディオブランドHarman/kardon®製の高音質ステレオスピーカーを搭載している。これにより、動画配信サービスなどの映像コンテンツも、美しい映像と迫力のある音質で臨場感たっぷりに楽しむことができる。

dynabook VZシリーズ dynabook VZシリーズ

13.3型のフルHD(1920×1080)液晶ディスプレイは、高輝度・高色純度なIGZOパネルを採用しているため、発色も鮮やかだ。さらに、左右辺のベゼルは実測約5mm(非表示エリア含む)と狭くなっており、映像コンテンツの視聴では、没入感たっぷりに楽しむことができる

dynabook VZシリーズ dynabook VZシリーズ

立体音響技術「Dolby Atmos」に対応したHarman/kardon®製の高音質ステレオスピーカーを、本体底面のキーボード手前側に搭載。「Dolby Atomos」対応の動画コンテンツを視聴してみたが、音に包みこまれるようなサラウンド効果を体感できた

dynabook VZシリーズ dynabook VZシリーズ

キーボードは、日本語86キーのアイソレーションタイプ。淡く光るLEDバックライトが搭載されているため、暗い場所でも視認性がよく、タイピングしやすい。また、キーボード面の剛性も高く、少し強めに打鍵してもたわんだりしないのはもちろん、キーサイズは16(縦)×15(横)mmと、これまでのdynabookシリーズに比べて大きめなので、タイピングはスムーズに行えた

このほか、外部インターフェイスには、8Kの映像出力が可能なうえ、データ通信速度が高速になった最新規格「Thunderbolt 4」対応のUSB Type-Cポートを2基装備。さらに、無線LANは最新の「Wi-Fi 6」に対応。また、モバイルノートの中でもトップクラスとなる最大24時間駆動を実現した大容量バッテリーを搭載するなど、フラッグシップモデルの名にふさわしい使い勝手を実現している。

dynabook VZシリーズ dynabook VZシリーズ

Webカメラには、レンズを物理的に隠すことができる「プライバシーシャッター」を装備。リモートワークや在宅ワークには欠かせないWeb会議だが、このレンズカバーがあるおかげで、会議中に意図せずWebカメラが起動してもプライバシーを守ることができる。また、ノートPCとしては珍しく、キーボードの奥側に800万画素のWebカメラを搭載。「タブレットモード」時には、こちらが背面カメラとなるので、画面を見ながら写真を撮影することもできる

dynabook VZシリーズ dynabook VZシリーズ

外部インターフェイスは、本体左側に「Thunderbolt 4」対応のUSB Type-Cポート×2、HDMI出力ポート、マイク/ヘッドホンコンボジャックを、右側にUSB 3.1ポート、microSDメモリーカードリーダーを備える。モバイルノートとしては十分な装備と言えるだろう

まとめフラッグシップモデルの名にふさわしい魅力にあふれた1台

今回検証した13.3型モバイルノートのフラッグシップモデル「dynabook VZシリーズ」は、これまでdynabookが築いてきたノートPCの歴史にその名を刻む、“最高峰のモバイルノート”と言えるだろう。前世代モデルに比べて処理性能が約20%、グラフィック性能が2倍にアップした最新CPU「第11世代インテル® Core™ プロセッサー」をいち早く搭載することで実現した圧倒的なパフォーマンスと、1kgを切る軽量・コンパクトなボディにコンバーチブル機構を採用した使い勝手のよさは、本機ならではの大きな魅力だ。さらに、タイピングしやすいキーボードや、最新規格「Thunderbolt 4」に対応したUSB Type-Cポートの搭載、OSには「Windows 10 Home」と「Windows 10 Pro」の2種類をラインアップしている点など、あらゆる面でフラッグシップモデルにふさわしい実力を備えた1台となっている。高い満足感が味わえるモバイルノートを探しているのであれば、「dynabook VZシリーズ」を選択肢から外すわけにはいかないだろう。

  「dynabook VZシリーズ」
「第11世代インテル® Core™ i7 プロセッサー」搭載モデル
「dynabook VZシリーズ」
「第11世代インテル® Core™ i5 プロセッサー」搭載モデル
OS Windows 10 Home 64ビット/Windows 10 Pro
CPU 第11世代インテル® Core™ i7-1165G7 プロセッサー
(2.8GHz−最大4.7GHz)
第11世代インテル® Core™ i5-1135G7 プロセッサー
(2.4GHz−最大4.2GHz)
グラフィック インテル® Iris® Xe Graphics
メモリー 16GB/8GB 8GB
ストレージ 1TB SSD/512GB SSD/256GB SSD 512GB SSD/256GB SSD
光学ドライブ なし
ディススプレイ 13.3型フルHD(1920×1080)液晶、IGZOタッチパネル、非光沢
無線通信 Wi-Fi 6(2.4Gbps)対応(IEEE802.11 ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.1
外部インターフェイス 「Thunderbolt 4」対応USB Type-Cポート×2、HDMI出力ポート、マイク/ヘッドホンコンボジャック、
USB 3.1ポート、microSDメモリーカードリーダー
バッテリー駆動時間 約24時間
本体サイズ 303.9(幅)×197.4(奥行)×17.9(厚さ)mm
重量 約979g

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