量子ドットLED技術「QLED」と新搭載のサブウーハーで鮮やかな映像美と迫力のあるサウンドを実現した

4K対応スマート液晶テレビ「C815」シリーズの魅力をひも解く

65V型「65C815」

2020年11月、液晶テレビ出荷台数世界第2位※1の家電メーカー「TCL」から、新たな4K対応スマート液晶テレビ「C815」シリーズが発売された。本シリーズは、独自の量子ドットLED技術「QLED」を採用することで、一般的な液晶テレビを上回る高画質を実現。さらに、フロントサウンドバーとサブウーハーを搭載したスピーカーシステムを備えるなど、音質にもこだわっている。それでいて、65V型の大画面が12万円前後※2で購入できるのだから魅力的でないわけがない。本企画では、この「C815」シリーズの魅力をひも解いていく。 ※1 出典:Omdia TV Display & OEM Market Tracker
※2 希望小売価格。税別。2020年11月20日時点。

ブランド&製品液晶テレビ出荷台数世界第2位※1のTCLから新モデルが登場

日本国内ではまだあまりなじみはないが、海外市場ではテレビ事業で存在感を高めているTCL。中国・広東省に拠点を置く同社は、液晶パネルの製造からテレビの組み立てまでを一貫して手がけることで、高品質と低価格を両立させることに成功している。その実力は、2018年、2019年の2年連続で液晶テレビ出荷台数世界第2位※1を記録したことからも明らかだ。

そんなTCLは2019年、4K対応スマート液晶テレビのフラッグシップモデル「X10」シリーズをひっさげて日本市場に本格参入。これからの動きに目が離せない注目のテレビメーカーとなっている。

65V型「65C815」

液晶テレビの市場シェアを拡大してきたTCLは2019年、出荷台数ベースで世界市場シェア12.6%を獲得。2018年からの2年連続で世界第2位※1の座を占めている

今回注目するのは、2020年11月に発売された最新4K対応スマート液晶テレビ「C815」シリーズだ。本シリーズは、フラッグシップモデル「X10」シリーズからワンランク下のハイスペックモデルに位置付けられるモデルとなるが、「X10」シリーズにも採用された量子ドットLED技術「QLED」を採用し、一般的な液晶テレビよりも高い色再現性を実現。また、サウンド面では、本体前面のフロントサウンドバーに加え、背面にサブウーハーを搭載し、迫力のあるサウンドを実現している。それでいて、65V型の「65C815」は12万円前後※2、55V型の「55C815」は9万円前後※2と、手ごろな価格を実現しているのも魅力だ。

65V型「65C815」

4K対応スマート液晶テレビのハイスペックモデル「C815」シリーズは、写真の65V型「65C815」のほかに、55V型「55C815」をラインアップ。「65C815」の価格は12万円前後※2、「55C815」の価格は9万円前後※2と、コストパフォーマンスも高い

高画質広色域の「QLED」採用で、一般的な液晶テレビよりも
豊かな色彩を再現

テレビを選ぶにあたって最重要ポイントとなるのは、何と言っても画質だが、量子ドットLED技術「QLED」を採用した「C815」シリーズはどれほど高画質なのか。65V型の「65C815」を使って、その画質をチェックしていこう。

まず知っておきたいのは、「QLED」という技術のこと。これは、直径2〜10nmほどの微細な量子ドットを敷き詰めた特殊なフィルム「Quantum Dot Film」を使って光の波長(色)を変換・制御するというもの。液晶パネルの直下に配置されたこのフィルムに青色LEDを照射すると、純度の高い色を取り出せるのだ。とりわけ「赤」と「緑」の色域の拡大幅が大きく、一般的なカラーフィルターを用いる液晶テレビよりも、生き生きとした豊かな色彩で映像を楽しむことができる。

量子ドットLED技術「QLED」
65V型「65C815」

「C815」シリーズは、直径2〜10nmの微細な量子ドットを敷き詰めた特殊フィルム「Quantum Dot Film」で光の波長を変換・制御する「QLED」を採用。バックライトから青色LEDをこのフィルムに照射すると、サイズの小さい量子ドットは青色を発光し、サイズが大きくなるほど量子ドットは赤色に近い色を発光する

65V型「65C815」

一般的な液晶テレビは、R(赤)G(緑)B(青)のカラーフィルターに白色LEDを照射して色を表示させるが、フィルターを透過する際に光をロスしがち。その点、「QLED」は光のロスが少ないので、色純度の高い映像を映し出すことができる

「C815」シリーズには、このほかにも美しい映像を表現するための高画質テクノロジーが搭載されている。そのひとつが「マイクロディミング」だ。これは、画面を1296のゾーンに細分化し、ゾーンごとに映像の明暗を部分制御するというもので、これにより、同じ画面内でのコントラスト差が高まり、明暗がくっきりと分けられた奥行きのある映像などが楽しめる。

また「C815」シリーズは、HDRの標準規格である「HDR10」や、新4K衛星放送で採用されている「HLG」に加え、シーンごとに輝度情報のメタデータが付加されるHDR規格「Dolby Vision」に対応。今や動画配信サービスなどでも当たり前になりつつある4K HDRコンテンツを思う存分堪能できるようになっている。

マイクロディミング
65V型「65C815」

画面を1296の細かいゾーンに分け、搭載されるソフトウェアによって各ゾーンの明暗を細かく制御する「マイクロディミング」を搭載。これにより、より自然に明暗やコントラストを再現できる

倍速駆動技術「MEMC」
65V型「65C815」

65V型「65C815」には、独自の120Hz倍速駆動技術「MEMC」が搭載されており、動きの速いスポーツ番組やアクション映画などを、残像感の少ないクッキリとした映像で楽しむことができる

価格.comスタッフが「65C815」の画質をチェック
65V型「65C815」

独自の技術で広い色域と高コントラストを実現した「65C815」で見る映像は、どれほど美しいのか。ここでは、複数の4K HDR映像を視聴しながら、その実力を確かめてみた。

65V型「65C815」 65V型「65C815」

写真の映像は赤・緑・青などのインクが混ざり合った、かなりポップなものだが、「QLED」のおかげか、それぞれのインクが持つ本来の色や混ざり合った色合いが明瞭に再現され、「65C815」の色域の広さを実感できる。また、街並みを映した写真の映像では、芝生の色が緑一辺倒ではなく、黄化した部分なども細やかに描かれており、実際の風景を目の前にしているかのようなリアルさだった

65V型「65C815」

続いて、夕日の沈む船乗り場の映像を映してみた。影になっている雲の質感がリアルなうえ、空のグラデーションがしっかりと描き分けられており、奥行きが感じられた。また、まぶしいほどの夕日の表現も見事。これは画面を細かく分割して明暗をコントロールする「マイクロディミング」機能が効果を発揮しているからだろう

高音質サブウーハーを新搭載した、最大出力50Wの
スピーカーシステム

続いては、「C815」シリーズのサウンドをチェックしていこう。本シリーズは、最近の液晶テレビとしては珍しく、本体前面下部に2基のスピーカーを採用したフロントサウンドバーを搭載したうえ、本体背面に低音専用のサブウーハーを装備。これらのスピーカーを最大出力50Wのアンプで駆動することで、薄型テレビの内蔵スピーカーとは思えないほど迫力のあるサウンドを聴かせてくれる。高音質を求めるために、テレビと一緒にサウンドバーの購入を検討している人もいるだろうが、「C815」シリーズなら、わざわざ購入する必要はなさそうだ。その意味でも本シリーズはコストパフォーマンスが高いと言えるだろう。

また、水平方向に加えて上方向からも音が降り注ぐ立体音響技術「Dolby Atmos」に対応しており、包み込まれるようなサウンドを堪能できるのもうれしいポイントだ。

65V型「65C815」 65V型「65C815」

前面下部のフロントサウンドバー部にはスピーカーを2基(15W+15W)、本体背面にはサブウーハー(20W)を搭載。立体音響技術「Dolby Atoms」にも対応するので、迫力のあるサウンドだけでなく、包み込まれるかのような臨場感を味わえる

65V型「65C815」

音質をチェックするため、「Dolby Atmos」対応のカーアクション映画を視聴してみたところ、サブウーハーからの低音が体に響き、重厚さが感じられた。また、クルマがジャンプするシーンでは、「Dolby Atoms」の効果か、本当にクルマが頭上を飛び越えたかのようなサラウンド効果を味わうことができた。いっぽうで、フロントサウンドバーの音は定位がよく、俳優のセリフが口元から発せられたように聴こえるなど、薄型テレビの内蔵スピーカーとして十分に満足できる品質であると感じられた

「C815」シリーズは、画質や音質だけでなく、そのボディデザインもハイスペックモデルの名にふさわしい、スタイリッシュな仕上がりになっている。まず、ディスプレイには狭額ベゼルを採用しており、65V型にしてはかなりスリムな印象がある。また、フロントサウンドバーを搭載しながらも、前面はシンプルなデザインにまとめられているので、モダンなリビングやインテリアにもしっくりとマッチするだろう。

さらに、左右と後ろの3方向に伸びたスタンドは、スタイリッシュなだけでなく、安定感も抜群。テレビに少し体がぶつかった程度で、ぐらつくことはなかった。

65V型「65C815」 65V型「65C815」

シンプルでスタイリッシュなデザインの「65C815」。堅牢性の高いアルミ素材をボディに採用することで、最薄部約1cmのスリムボディを実現した

65V型「65C815」

実測約0.9mm(非表示エリア含む)の、4辺狭額ベゼルを採用しており、見た目は非常にスマートな印象だ。ベゼルが気になりにくいので、映画やゲームなどのコンテンツに没入できる

最後に、「65C815」の便利な機能についてチェックしていこう。特筆すべきは、OSにGoogleのスマートテレビ用プラットフォーム「Android TV」を搭載している点だ。「Netflix」や「Hulu」「YouTube」などの動画配信サービスのアプリがプリインストールされているほか、「Google Play ストア」からアプリをダウンロードして追加することも可能。なお、本機は、地上/BS/CS110°デジタルの3波チューナーを2基備えており、USB HDDを接続することで、裏番組の録画もできる。ちなみに新4K衛星放送チューナーは非搭載となる。

65V型「65C815」 65V型「65C815」

「Android TV」を搭載した本シリーズは、動画配信アプリの起動や操作が素早く行えるため、見たいコンテンツにすぐアクセスできる。さらに、搭載アプリの表示/非表示を選択できるなどホーム画面のカスタマイズも可能だ。また、リモコンの「T」ボタンを押せば、搭載アプリの一覧を表示できる

65V型「65C815」 65V型「65C815」

リモコンの下部には、「YouTube」や「Hulu」「U-NEXT」など5種類の動画配信サービスにワンプッシュでアクセスできるボタンが配置されている。また、真ん中の白い「Google Assistantボタン」を押してリモコンのマイクに話しかけることで、コンテンツの検索や、電源のオン/オフや音量調節などの操作が行える

65V型「65C815」

外部インターフェイスは本体の右側面にまとめられている。その構成は、光デジタル音声出力ポート、有線LANポート、ヘッドホン出力ポート、コンポジット映像入力ポート、USB 2.0ポート×2、HDMI入力ポート×3。外付HDD への録画機能を備えているので、USBポートに外付けHDDを接続すればテレビ番組の録画も可能だ

まとめ高画質・高音質が手ごろな価格で手に入る
高コスパな大画面テレビ

「高画質や高音質にこだわってテレビを買うなら、それなりの出費を覚悟しなければならない」。これが今までのテレビの常識だった。しかし、TCLの登場によって、そんな常識は覆されようとしている。液晶パネルの製造から組み立てまでを自社で手がけることで高品質と低価格を両立させた同社の液晶テレビは、美しい映像や、迫力のあるサウンドを楽しみたいという欲求を満たすためのハードルをぐっと低くしてくれた。

なかでも、今回検証した4K対応スマート液晶テレビ「C815」シリーズは、65V型の「65C815」で12万円前後※2という手ごろな価格を実現したにもかかわらず、「QLED」を採用することで、一般の液晶テレビよりも色再現性が高く、鮮やかな映像が楽しめる。そのうえ、フロントサウンドバーに加え、サブウーハーを搭載したスピーカーシステムを備えるなど、音質にもこだわっている。また、動画配信サービスのコンテンツを楽しむことが一般的になってきた今、スマートテレビ用プラットフォーム「Android TV」を搭載しているのも魅力的なポイントとなるだろう。世界市場でテレビのトップブランドのひとつに数えられているTCLが新たに発売した「C85」シリーズは、日本市場においても大きな注目を集めるに違いない。

「QLED」による高画質とサブウーハーが鳴らす迫力サウンドで新たな感動を生むハイスペックモデル
65V型「65C815」
C815シリーズ
価格.comで最安価格をチェック
「Dolby Vision」と「Dolby Atmos」をサポートし、映画館のような臨場感を味わえる
65V型「65C815」
Q815シリーズ
価格.comで最安価格をチェック
10万円以下※2を実現した、4Kチューナー搭載スタンダードモデル
65V型「65C815」
P815シリーズ
価格.comで最安価格をチェック

製品アンケート

Q1.この記事を読む前からこの製品のことを知っていましたか?*

Q2.この記事を読んで、この製品の特長が理解できましたか?*

Q3.この記事を読んで、この製品を購入してみたいと思いましたか?*

Q4.Q3のようにお答えになった理由や、記事の感想など、自由にお書きください。

Q5.性別*

Q6.年齢*