高性能APU「AMD Ryzen™ PRO 4000シリーズ」搭載
価格.comでも大人気のコンパクトデスクトップPCが進化!
レノボ「ThinkCentre M75q Tiny Gen2」の魅力に迫る
大画面の液晶ディスプレイと組み合わせることで高い生産性を確保できるうえ、ノートPCに比べて低価格でもハイスペックな構成にしやすいことから、根強いニーズのあるセパレート型のデスクトップPC。なかでも注目したいのが、容量約1Lの“超”コンパクトボディによる設置の自由度の高さから、価格.com上でも高い人気を集めたレノボ「ThinkCentre M715q Tiny」の後継機「ThinkCentre M75q Tiny Gen2」だ。本機は、容量約1Lの“超”コンパクトボディや豊富なオプションといった従来モデルの利点はそのままに、高性能な最新APU「AMD Ryzen™ PRO 4000シリーズ」を採用するなど、処理性能が大幅にアップしたことが特徴となっている。今回は、そんな「ThinkCentre M75q Tiny Gen2」の魅力を余すことなくチェックしていこう。
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価格.com限定 パフォーマンスモデルAMD Ryzen™ 5 PRO 4650GE8GBメモリー/256GB SSD搭載価格.com限定 プレミアムモデルAMD Ryzen™ 7 PRO 4750GE16GBメモリー/256GB SSD搭載
パフォーマンス7nmプロセスルールで作られた
高性能APU「AMD Ryzen™ PRO 4000シリーズ」を搭載
抜群の使い勝手のよさとすぐれた品質を兼ね備え、ビジネス向けノートPCの金字塔として名高い「ThinkPad」。そのエッセンスを注入した兄弟機として2003年に登場したデスクトップPCブランドが、「ThinkCentre」だ。本ブランドの製品は、「ThinkPad」同様、高い堅牢性やセキュリティ性能を備えるうえ、幅広いニーズに対応できる豊富なラインアップを有することから、法人向けモデルでありながら、コンシューマー市場でも厚く支持されている。なかでも、手のひらサイズのコンパクトデスクトップPC「ThinkCentre M715q Tiny」は、2019年4月の発売以降、価格.com上でも高い人気を集めた製品だ。
そんな人気モデルの後継機として2020年10月に登場したのが、「ThinkCentre M75q Tiny Gen2」だ。従来モデルからの進化点は、CPU(APU)に7nmプロセスルールで作られた最新の「AMD Ryzen™ PRO 4000シリーズ」を搭載したこと。もちろん、容量約1Lの“超”コンパクトボディや法人向けモデルならではの信頼性の高さ、スマートな作業環境を実現する豊富なオプションといった従来モデルからの利点はしっかりと受け継いでおり、特に「AMD Ryzen™ 7 PRO 4750GE」(3.10GHz-最大4.30GHz)搭載の「価格.com限定 プレミアム」モデルにおいては、価格.com「デスクトップパソコン」カテゴリーの売れ筋/注目ランキングで1位を獲得する(2021年1月20日時点)ほどの、高い評価を得ている大注目モデルとなっている。

価格.com上でも人気を博したコンパクトデスクトップPC「ThinkCentre M715q Tiny」の後継機として登場した「ThinkCentre M75q Tiny Gen2」。コンパクトで堅牢性の高いボディを受け継ぎながら、高性能な最新APU「AMD Ryzen™ PRO 4000シリーズ」を搭載することで、コンパクトでありながらも、すぐれたパフォーマンスを発揮するモデルとなっている
まずは、従来モデルから大きく進化した、「ThinkCentre M75q Tiny Gen2」の処理性能を確認していこう。冒頭でも紹介した通り、本機の最大のポイントは、高性能な最新APU「AMD Ryzen™ PRO 4000シリーズ」を搭載したことにある。本APUは、世界最高クラスの緻密さを誇る7nmプロセスルールで作られたプロセッサーで、高い処理能力とすぐれた電力効率を両立。TDP(熱設計電力)が最大35Wと、デスクトップPC向けCPUとしては低消費電力ながら、圧倒的なパフォーマンスを発揮してくれる。
ここでは、価格.com「デスクトップパソコン」カテゴリーの売れ筋/注目ランキング5位(2021年1月20日時点)にランクインしている、「AMD Ryzen™ 5 PRO 4650GE」(3.30GHz-最大4.20GHz)搭載の「価格.com限定 パフォーマンス」モデル(8GBメモリー/256GB SSD)と、同ランキングで1位を獲得している、「AMD Ryzen™ 7 PRO 4750GE」(3.10GHz-最大4.30GHz)搭載の「価格.com限定 プレミアム」モデル(16GBメモリー/256GB SSD)をピックアップして、その処理性能を確認していこう。
パソコンのハードウェアの詳細情報を表示できる「HWiNFO64」で確認したところ、「価格.com限定 パフォーマンス」モデルが搭載する「AMD Ryzen™ 5 PRO 4650GE」は6コア/12スレッドで動作し、「価格.com限定 プレミアム」モデルが搭載する「AMD Ryzen™ 7 PRO 4750GE」は8コア/16スレッドで動作し、いずれもマルチコア性能にすぐれたAPUであることが確認できた。また、どちらもグラフィック機能として高い処理性能で知られる「AMD Radeon™ グラフィックス」を統合しているが、「TMUs」や「Shaders」といった集積回路の数は「AMD Ryzen™ 7 PRO 4750GE」のほうが多いことがわかる
CPU性能を計測するベンチマークプログラム「CINEBENCH R20」を実施したところ、「価格.com限定 パフォーマンス」モデルは、シングルコアで「484」、マルチコアで「3308」というスコアを、「価格.com限定 プレミアム」モデルは、シングルコアで「491」、マルチコアで「4057」というすぐれたスコアをたたき出した。なお、「Ryzen™ 5 PRO 2400GE」を搭載した従来モデル「ThinkCentre M715q Tiny」は、シングルコアで「378」、マルチコアで「1397」というスコアだったので、マルチコアでの処理性能は、「価格.com限定 パフォーマンス」モデルが約2.4倍、「価格.com限定 プレミアム」モデルが約2.9倍に向上したことになる
パソコンの総合性能を計測するベンチマークプログラム「PCMark 10」のトータルスコアは、「価格.com限定 パフォーマンス」モデルが「5315」、「価格.com限定 プレミアム」モデルが「5782」となった。どちらもデスクトップPCの快適さの目安である「5000」を超えており、オフィスワークやオンライン学習などはもちろん、処理負荷の大きな写真編集などの作業も快適に行えるだろう
グラフィック性能を計測するベンチマークプログラム「3DMark」の中から、DirectX 11対応ゲームを想定したテスト「Fire Strike」を実行したところ、「価格.com限定 パフォーマンス」モデルは「2222」、「価格.com限定 プレミアム」モデルは「3896」のスコアを記録した。どちらもグラフィック負荷の小さい3Dゲームであれば問題なく楽しめるレベルのスコアにとどまるが、「3896」のスコアを獲得した「価格.com限定 プレミアム」モデルなら、グラフィック設定を少し落とすことで、「ファイナルファンタジーXIV」など、より負荷の大きい3Dゲームでも十分にプレイできるだろう
なお、「ThinkCentre M75q Tiny Gen2」は、基本的にワイヤレス通信のWi-FiやBluetoothは非搭載となっているが、これらはメーカー直販サイトでの購入時に、BTO(Build To Order)によるカスタマイズで追加することが可能だ。こうした、柔軟なカスタマイズが行えるのも本機の特徴で、メモリー/ストレージ、光学ドライブなどの基本スペックの変更はもちろん、外部インターフェイスの追加なども行えるため、さまざまなニーズに対応できる。
メーカー直販サイトのBTOメニュー(2021年1月20日時点)
オフィスソフト |
・なし ・Microsoft Office Personal 2019 ・Microsoft Office Home & Business 2019 |
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メモリー |
・4GB(4GB×1) ・8GB(4GB×2)/8GB(8GB×1) ・16GB(8GB×2)/16GB(16GB×1) ・32GB(16GB×2)/32GB(32GB×1) ・64GB(32GB×2) |
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ストレージ | HDD |
・なし ・500GB HDD |
SSD |
・256GB SSD ・512GB SSD ・1TB SSD |
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光学ドライブ |
・なし ・ウルトラスリムDVD-ROMドライブ ・ウルトラスリムDVDスーパーマルチドライブ |
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ワイヤレス通信 |
・なし ・インテル Wireless-AC 9260(IEEE802.11ac/a/b/g/n)+Bluetooth 5.1 ・インテル Wi-Fi 6 AX200 (2x2) (IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n)+Bluetooth 5.1 |
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外部インターフェイスの追加 |
・なし ・USB Type-Cポート※1 ・シリアルポート |
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映像出力ポートの追加※2 |
・なし ・VGA(ミニD-sub15ピン) ・DisplayPort ・DisplayPort×2※3 ・HDMI出力ポート |
※1 映像出力ポートとは排他利用
※2 映像出力ポートの追加は1種類のみ可能
※3 DisplayPort×2を選んだ場合、シリアルポートの追加は不可
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ボディ狭い場所にも置きやすい容量約1Lの“超”コンパクトボディ。
外部インターフェイスも豊富
続いては、「ThinkCentre M75q Tiny Gen2」の大きな特徴であるボディをチェックしていこう。本機の本体サイズは、約179(幅)×182.9(奥行)×36.5(高さ)mm(横置きの場合)、容量は約1Lと、まさに手のひらサイズのコンパクトさで、狭い場所にも置きやすい。
また、本機には、USBポートに接続したキーボードの「Alt」キーと「P」キーを同時に押すと本体の電源をオンにできる「スマート・パワーオン機能」が備わっているため、必ずしも本体を手の届く範囲に置く必要がないのもうれしいポイント。設置の自由度は驚くほど高いのだ。
「ThinkCentre M75q Tiny Gen2」の本体は、まさに手のひらサイズ。持ち運ぶ機会は少ないだろうが、重量は約1.25kg(最大構成時)と軽いため、自宅内での移動はもちろん、いざとなったら外出先へ持ち出すことも可能だ
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信頼性米国国防総省が制定した
「MIL-STD-810H」規格の10項目に合格した高い堅牢性
高い信頼性を備えていることも「ThinkCentre M75q Tiny Gen2」のトピックのひとつだ。その最たる例と言えるのが、米国国防総省が制定した調達基準「MIL-STD-810H」規格に準拠した10項目のテストに合格するほどの、高い堅牢性を持っていること。「自宅用のデスクトップPCには必要のない性能では?」と思われるかもしれないが、本機は“超”コンパクトなデスクトップPC。ちょっとした拍子にデスクの上から落下させてしまうなど、事故に遭うリスクは大型のデスクトップPCよりも大きい。その点、本機は万が一の事故などでも故障するリスクはかなり抑えられていると言える。

米国国防総省が制定した調達基準「MIL-STD-810H」規格に準拠した10項目(振動/湿度/高温/低温/極端な温度変化/耐菌/高度/粉塵/太陽放射/メカニカル衝撃)の耐久テストをクリア。地震などで机の上から落下してしまっても衝撃に耐えられるだけの堅牢性を備えている(※無故障を保証するものではありません)
また、長く使っていくうちにストレージの容量不足を感じる場面が出てくるかもしれないが、心配は無用。本機は本体内部へツールレスでアクセスできるので、SSDなどのパーツの変更・追加が手軽に行える。
本体内部を見るとトレイ式の2.5インチベイが1基空いており、手軽にストレージの追加が可能。また、マザーボードの裏側には2基のメモリースロットと1基のM.2スロットがあり、メモリーやSSDの交換も自分で行える(※メーカー保証の対象外となります)
また、在宅ワークの定着により、自宅のパソコンにも高いレベルのセキュリティ対策が求められるようになってきたが、元々法人向けモデルとして設計された「ThinkCentre M75q Tiny Gen2」ならこの点も万全だ。たとえば、本機に搭載されている「AMD Ryzen™ PRO 4000シリーズ」は、システムメモリー全体を暗号化する機能を備えているため、本体が盗難に遭遇しても、データが漏洩しないようになっている。
このほか、USBデバイスの利用を制限できる「Smart USB Protection」を搭載しており、USBメモリーを使ったマルウェア侵入や情報流出を防ぐことが可能。たとえば企業の管理者が社員に在宅ワーク用機として本機を貸し出す場合などで、機密情報を扱うようなシーンが発生しても安心できる。
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豊富なオプション設置の自由度を高める
VESAマウントブラケットや「Tiny-in-One」を用意
「ThinkCentre M75q Tiny Gen2」には、本機をスマートに活用するためのオプションが豊富に揃っているのも魅力のひとつだ。たとえば、本機をVESAマウント対応の液晶ディスプレイに装着できるようにする「VESA マウントブラケット2」や、作業デスクの下につり下げるようにして設置できる「アンダー・デスク・マウント・ブラケット」、背面のベイに本機を差し込むことで液晶一体型デスクトップPCのように使用できるドッキングステーション機能付き専用ディスプレイ「ThinkCentre Tiny-in-One」などが用意されている。設置の自由度を大幅に高めてくれるこれらのオプションを上手に活用すれば、よりスマートな作業環境を構築することができるだろう。
VESAマウント対応機器へ装着するための「VESA マウントブラケット2」。液晶ディスプレイ背面のVESAマウントに取り付ければ一体型PCのように使えるし、VESAマウント対応の壁かけ金具と組み合わせればデジタルサイネージ用のマシンとしても活用できる
個人的にイチオシのオプションが、本機をつり下げて設置することで、本来はデッドスペースであるデスク下を有効活用できる「アンダー・デスク・マウント・ブラケット」だ。ちなみに、こちらを利用するには「VESA マウントブラケット2」と組み合わせる必要がある
背面のベイに「ThinkCentre M75q Tiny Gen2」を差し込むだけで、液晶ディスプレイ一体型PCとして活用できるフルHD(1920×1080)液晶ディスプレイ付きドッキングステーション「ThinkCentre Tiny-in-One」。プライバシーシャッター付きのWebカメラやマイク、ステレオスピーカー(2W×2)も装備しており、Web会議もノートPCのようにスマートに行える。また、10点マルチタッチ機能に対応するモデルも選択可能なほか、写真のドッキングステーションが備える液晶ディスプレイは21.5型だが、23.8型/27型を搭載したモデルも用意されている
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まとめ人気が出るのも納得!
小さくてもハイパフォーマンスな高コスパデスクトップPC
ここまで「ThinkCentre M75q Tiny Gen2」を細かくレビューしてきたが、本機は最新APU「AMD Ryzen™ PRO 4000シリーズ」を搭載することで、価格.com上でも人気を博した従来モデル「ThinkCentre M715q Tiny」を上回るパフォーマンスを実現。さらに、「MIL-STD-810H」規格に準拠した10項目の耐久テストに合格するほどの堅牢性を備えた“超”コンパクトボディはそれだけでも設置の自由度が高いが、「VESA マウントブラケット2」や「アンダー・デスク・マウント・ブラケット」、液晶ディスプレイ付きドッキングステーションなどの多彩なオプションによって、よりスマートな作業環境が作れるのがうれしい。
それでいて、「AMD Ryzen™ 5 PRO 4650GE」搭載の「価格.com限定 パフォーマンス」モデルは59,950円(税込、2021年4月1日時点)、「AMD Ryzen™ 7 PRO 4750GE」搭載の「価格.com限定 プレミアム」モデルは77,990円(同)という価格を実現しているのだから、コストパフォーマンスは高いと言えるだろう。もし、自宅に置きやすいコンパクトデスクトップPCを探しているのであれば、この「ThinkCentre M75q Tiny Gen2」をぜひチェックすべきだ。
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CPU | AMD Ryzen™ 5 PRO 4650GE(3.30GHz-最大4.20GHz) | AMD Ryzen™ 7 PRO 4750GE(3.10GHz-最大4.30GHz) |
OS | Windows 10 Home 64ビット | |
チップセット | AMD B500 チップセット | |
グラフィック | AMD Radeon™ グラフィックス | |
メモリー | 8GB(8GB×1) | 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 256GB SSD(NVMe接続) | |
光学ドライブ | なし | |
ワイヤレス通信機能 | なし | |
Microsoft Office | なし | |
外部インターフェイス |
前面:USB 3.1(Gen1) Type-Cポート×1、USB 3.1(Gen1) Type-Aポート×1、マイク入力/ヘッドホン出力ポート×1 背面:USB 3.1(Gen1) Type-Aポート×2、USB 2.0 Type-Aポート×2、DisplayPort×1、HDMI出力ポート×1、ギガビットLANポート×1 |
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本体サイズ | 約179(幅)×182.9(奥行)×36.5(高さ)mm(横置き時) | |
重量 | 約1.25kg(最大構成時) |