なくしても探せるイヤホン カナルワークス監修による極上のフィット感 GLIDiC「Sound Air TW-5100」を聴く!
「動くひとの、音」をブランドスローガンにして生まれた、モバイルのためのオーディオブランド「GLIDiC(グライディック)」。その最新モデルとなる完全ワイヤレスイヤホン「Sound Air TW-5100」は、7,714円(税込。価格.com最安価格。2021年3月15日時点)と手の届きやすい価格でありながら、快適な装着感を実現。さらに、紛失の心配を減らす「Tile(タイル)」機能を搭載するなど、実に使い勝手がいい。ここでは、初めての完全ワイヤレスイヤホンにぴったりなモデルとして、本機の魅力をひも解いていこう。
ボディカスタムIEMメーカー監修の機能美。その装着感はまさにカスタム級!
スマートフォンと接続するケーブルだけでなく、左右のユニットをつなぐケーブルまで省くことで、手軽に音楽を楽しめるようにした完全ワイヤレスイヤホン。イヤホン市場における売れ筋は今や完全ワイヤレスイヤホンとなっており、そろそろ自分も購入したいと考えている人も多いだろう。しかし、市場には数多くのモデルが並んでいるため、どれを選んだらよいのか迷ってしまいがちだ。
そんなときに注目してほしいのが、モバイルのためのオーディオブランド「GLIDiC(グライディック)」だ。「動くひとの、音」をブランドスローガンにして誕生した日本発の本ブランドは、スマートフォンとの相性がいいのが特徴。なかでも、最新の完全ワイヤレスイヤホンとなる「Sound Air TW-5100」は、7,714円(税込。価格.com最安価格。2021年3月15日時点)と購入しやすい価格でありながら、プロのアーティストがステージ上で使用するカスタムIEM(インイヤーモニター)メーカーがイヤホン形状を監修し、快適な装着感を実現。さらに、日常使いするうえで、あると便利な機能を多数搭載するなど、初めて使う完全ワイヤレスイヤホンとして適したモデルとなっている。
スマートフォンをはじめとしたモバイル機器で音楽や動画を快適に楽しめるようにすることを目的に、2016年に立ち上げられたモバイルのためのオーディオブランド「GLIDiC(グライディック)」。その最新完全ワイヤレスイヤホンのひとつが、この「Sound Air TW-5100」だ
ご存じの人も多いと思うが、Bluetooth通信用のチップやアンテナをイヤホン本体に内蔵する完全ワイヤレスイヤホンは、有線タイプのイヤホンに比べて耳に装着するハウジングが大きくなりがち。実際に装着してみると、耳にうまくフィットせず違和感を覚えるモデルもなくはない。もちろん、耳の形は人それぞれ異なるため、誰にでも当てはまる最適解はないが、「Sound Air TW-5100」は、老舗のカスタムIEMメーカー、カナルワークスがイヤホン形状の監修を手がけることで、多くの人の耳にジャストフィットしやすい製品となっている。
なお、カスタムIEMとは、プロのアーティストがステージ上で演奏音などを正確に聴くためのイヤホンのことで、激しい演奏やダンスをしても耳から外れないことが必須の要件とされている。そのため、1人ひとり耳型を取って作成されるオーダーメイドモデルとなるが、「Sound Air TW-5100」では、国内のカスタムIEMの第一人者であるカナルワークスの知見を取り入れることで、ハウジングから伸びるノズルの角度や形状を適切に調整。耳当たりのよいフィット感と高い遮音性を実現している。装着時の安定感は“カスタム級” と評したくなるレベルだ。
カナルワークスの監修を受けて設計された「Sound Air TW-5100」は、人の耳にジャストフィットする。フィット感がよいと装着時の安定感が高まり、走ったり、首を振ったりしてもズレたり、外れたりしづらい。また、重量は片側約5gと、着けていることを忘れてしまうほどの軽さだ
さまざまなファッションに似合う、ミニマルなデザイン
外出先で使用することの多い完全ワイヤレスイヤホンでは、デザイン性にも妥協したくないところ。その点、シンプルなカラーリングでありながら、表面に施されたグロス仕上げとマット仕上げが織りなすコントラストが美しい「Sound Air TW-5100」なら、十分に満足できるだろう。フォーマルからカジュアルまで、さまざまなファッションに似合うデザインだ。
機能性イヤホン単体で最大約8時間の連続再生。紛失の心配を減らす「Tile」機能も便利
バッテリーで動作する完全ワイヤレスイヤホンにとって、バッテリー持ちのよさは重要なポイントだ。耳に装着するコンパクトな完全ワイヤレスイヤホンは、本体に大容量バッテリーを搭載するのが難しく、付属の充電ケースで補いながら使用するのが基本だが、イヤホン単体での連続再生時間は長ければ長いほど使い勝手がよくなる。連続再生時間が短いために、スマートフォンで鑑賞していた映画のクライマックスシーンでまさかのバッテリー切れ、なんてことがあれば興ざめだろう。
その点でも「Sound Air TW-5100」なら安心だ。本機はイヤホン本体で約8時間という完全ワイヤレスイヤホンとしては長めの連続再生時間を実現。たとえば、羽田-ホノルル間の移動中(約7時間半)、ずっと音楽を聴き続けても途中でバッテリー切れになることはないのだ。また、10分間の充電で約2時間の連続再生が可能な急速充電に対応しているのもうれしい。
イヤホン本体で約8時間の連続再生が可能。付属の充電ケースと併用すれば約28時間の音楽再生が行える。充電ケースは丸みのあるコンパクトな形状で、ズボンのポケットに入れてもゴツゴツしないため負担なく持ち歩ける
イヤホンを10分間、充電ケースに収納しておけば、約2時間再生分、イヤホン本体のバッテリーが回復する。なお、充電ケースのフル充電にかかる時間は約1.5時間。充電にはUSB Type-Cポート対応ケーブルを利用する
イヤホンの紛失リスクを低減する、探し物トラッカー「Tile」機能
ケーブルのない完全ワイヤレスイヤホンは、どんなにフィット感がよくても、着脱時にポロッと耳から落ち、どこかに転がっていってしまうことがある。電車や駅での落とし物として完全ワイヤレスイヤホンが急増しているというニュースを見たことがある人もいると思うが、どんなに注意していても紛失してしまうリスクはゼロではないのだ。
そんなときに役立つのが、「Sound Air TW-5100」のイヤホンに搭載された探し物トラッカー「Tile(タイル)」機能だ。この機能は、スマートフォンアプリ「Tile」(iOS/Android)と連携し、Bluetoothの通信範囲にあればイヤホン本体から音を出して所在を確認したり、紛失時には最後にBluetooth通信を行った場所と時間から捜索の手がかりをつかめたりするもの。この機能があれば、片方のイヤホンを紛失して泣く泣く買い替えるという残念な事態を防げるだろう。
使い勝手&音質「外音取り込み機能」で使い勝手よし。聴き疲れしにくいサウンドも◎
「Sound Air TW-5100」を装着しながら外出していて便利に感じたのは、周囲の音を内蔵マイクで取り込んでくれる「外音取り込み機能(Multi-communication Mode)」。周囲の音を聞くために耳からイヤホンをいちいち取り外す必要がないため、コンビニやカフェなどに入ってもスムーズに人とコミュニケーションが取れる。また、電車に乗っているときも車掌のアナウンスがしっかりと聴けるので、うっかり目的の駅を乗り過ごしてしまう失敗も少なくなるだろう。
「外音取り込み機能」は、左イヤホンの物理ボタンを1回押すことで起動する。遮音性が高く、装着していると周囲の音が聴き取りにくい「Sound Air TW-5100」だが、この機能を活用すると、まるでイヤホンを着けていないかのごとく自然に周囲の音が聴こえる。この価格帯のモデルで「外音取り込み機能」を搭載しているのはポイントが高い
「Sound Air TW-5100」のサウンドをチェック
ここからは、イヤホンの基本性能となる音質をチェックしていこう。「Sound Air TW-5100」の音質コンセプトは“キレイに伸びる中音域を重視した、聴き疲れしにくいサウンド”だという。女性ボーカル曲を再生してみると、確かにクリアでノビのあるボーカルが存在感たっぷりに響く。いつものステージから一歩前に出て歌っている、そんなイメージだ。それでいて低音域や高音域が弱いわけではなく、バイオリンの伸びやかな高音やウッドベースのドスッとした低音もキレよく聴こえる。全体的なバランスがよいので、さまざまなジャンルの音楽を気持ちよく楽しめるだろう。
また、動画配信サービスの映画も視聴してみたが、俳優のセリフが明瞭に聴き取れるため、物語に集中しやすい。音場感もそこそこ広いので、アクションシーンにも臨場感があった。モバイルのためのオーディオブランドとして、音楽だけでなく、動画を楽しむための音作りも意識したと言うが、それもうなずける仕上がりだ。国内最大級のオーディオビジュアルアワード「VGP2021」のBluetooth完全ワイヤレスイヤホン(7.5千円以上1万円未満)部門において、金賞を獲得していることにも納得がいく。
上位モデル極上のフィット感をさらに追求した、ワンランク上の「Sound Air TW-7100」
本記事でレビューした「Sound Air TW-5100」の上位モデルとなる「Sound Air TW-7100」(11,110円。価格.com最安価格。2021年3月15日時点)についても紹介しておこう。
本機も「Sound Air TW-5100」と同様、カナルワークス監修のイヤホン形状を採用しているが、「Sound Air TW-5100」に比べてハウジングの両サイドを凹ませるなど、よりカスタムIEMに近い形になっている。イヤピースには、シリコン製のスタンダードタイプ(XS/S/M/L)に加えて、長時間の使用でも疲れにくいやわらかなコンフォートタイプ(XS/S/M/L)も同梱しており、これらを組み合わせることで、耳に吸い付くような快適なフィット感が味わえる。
また、防滴仕様となるIPX4に対応したハウジングのトップパネルにはクリア素材を、イヤホン本体との併用で合計約30時間の音楽再生を可能にする充電ケースにはアルミ素材を採用するなど、上位モデルらしいプレミアム感のあるデザインも特徴。高解像度かつ厚みのあるサウンドとあわせ、所有するよろこびが感じられる仕上がりだ。
まとめ独自の機能が使い勝手を高めた、高コスパな完全ワイヤレスイヤホン
街中や電車の中で人の耳元を見ると、今や多くの人が使っている完全ワイヤレスイヤホン。そろそろ自分もと考えている人は多いだろうが、スマートフォンとともに毎日使うものだからこそ、失敗のない製品を選びたいところだ。
その点、GLIDiC(グライディック)の「Sound Air TW-5100」なら納得がいくはずだ。老舗のカスタムIEMメーカー、カナルワークスが監修したイヤホン形状を採用することで、毎日をともにするアイテムとして快適な装着感を実現。さらに、本体のみで約8時間の連続再生を可能にしたうえ、紛失の心配を減らす「Tile」機能や、周囲の音を確認できる「外音取り込み機能」を搭載するなど、実に使い勝手のいいモデルに仕上がっている。それでいて、求めやすい価格(7,714円。税込。価格.com最安価格。2021年3月15日時点)まで実現しているのだから何とも魅力的である。多くの人に本機の魅力を味わってもらいたいと思う。



























