大量印刷&低プリントコストを実現する特大容量「ギガタンク」搭載
省スペースボディで小規模事業所のニーズに応えたプリンター
キヤノン「GX7030」魅力解剖!
SOHOや店舗、クリニック、学習塾といった小規模事業所にとって、限られた予算や時間、スペースを有効活用できるかどうかはビジネスの成否を分けるポイントとなる。プリンターひとつとっても、こうした視点を持って選ぶ必要があるだろう。そこで注目したいのが、2021年5月にキヤノンから発売されたビジネスインクジェットプリンター「GX」シリーズだ。本シリーズ最大のメリットは、インク切れやランニングコストの心配が少ない特大容量タンク「ギガタンク」を搭載しながら、店舗のバックヤードやカウンターにすっきり設置できるコンパクトボディを実現していること。本企画では、そんな「GX」シリーズの中からFAX機能搭載モデル「GX7030」をピックアップし、インクコストの低さ、インク・用紙交換頻度の少なさ、すぐれた印刷品質や省スペース性、使い勝手のよさなどをポイント別に詳しくチェックしていく。
ギガタンク大量印刷&低インクコストを実現する「ギガタンク」搭載。4色顔料インクだからドキュメント印刷に強い!
「GX7030」の魅力を語るうえで欠かすことのできないポイントとなるのが、特大容量タンク、「ギガタンク」だ。最近ビジネスの現場でも採用が増えてきているインクジェットプリンターだが、インクカートリッジの交換頻度の多さや、インクコストの高さは悩みの種。限られた時間や予算をそれらに割かなければならないのは大きな負担であり、ビジネスの成長を妨げる要素のひとつにもなりかねないが、「ギガタンク」を搭載した「GX7030」なら、そうした悩みを解消できる。
ギガタンクを搭載した本機なら、標準モードでは、ブラックボトル1本あたり約6,000枚、カラーボトル各色1本あたり約14,000枚、エコノミーモードでは、ブラックボトル1本あたり約9,000枚、カラーボトル各色1本あたり約21,000枚もの大量印刷が可能※なのだ。インクコストも、標準モードでA4普通紙1枚あたりモノクロが約0.8円、カラーが約2.2円。頭を抱えがちなインクコストも、一般的なビジネスインクジェットプリンターに比べて格段に安く抑えられるのである。
※はじめてプリンターを使用する際に充填したインクボトルではなく、2回目以降に充填するインクボトルを使用して算出
限られた予算や時間、スペースを有効活用できるビジネスインクジェットプリンターとして注目されているのが、特大容量タンク「ギガタンク」を搭載した「GX」シリーズだ。今回は、「GX」シリーズの中からFAX機能搭載モデル「GX7030」をピックアップして、その魅力をひも解いていく
標準モード | エコノミーモード | |
カラーボトル各色1本あたり | 約14,000枚 | 約21,000枚 |
ブラックボトル1本あたり | 約6,000枚 | 約9,000枚 |
モノクロ | カラー |
---|---|
約0.8円 | 約2.2円 |
「GX7030」に搭載される「ギガタンク」。標準モードでは、ブラックボトル1本あたり約6,000枚、カラーボトル各色1本あたり約14,000枚もの印刷が可能で、A4普通紙1枚あたりのインクコストはモノクロが約0.8円、カラーが約2.2円。印刷ボリュームの多いSOHOや店舗、クリニック、学習塾などでも、インク切れやインクコストに神経をすり減らすことはないはずだ
※インクボトル各色1本で、A4カラー文書を印刷できる枚数
※初めてプリンターを使用する際に充填したインクボトルではなく、2回目以降に充填するインクボトルを使用して算出しています。
※印字可能枚数は、A4カラー文書ISO/IEC 24712を使用し、キヤノン独自の測定方法で算出したものです。
本機のインクボトルは、ブラック(170ml)、シアン、マゼンタ、イエロー(各色135ml)が1本ずつ同梱される。特に使用頻度の高いブラックインクが170mlと容量が多めなのもうれしい。なお、このインクボトルは逆さにしてもインクがこぼれない設計になっているほか、インクボトルの口の形状が各色で変えられているため、インクの誤注入の心配もないだろう。
もちろんビジネス用のプリンターだけあって、本機は、耐水性にすぐれ、マーカーを引いてもにじみにくいキヤノン独自開発の4色顔料インクを採用している。また、ユーザー自身でメンテナンスカートリッジを簡単に交換できるため、修理に出す手間や時間が抑えられる。インク交換頻度の少なさと同様、これもまた、ビジネスが停止する時間を減らす大きなポイントとなる。
各色でインクボトルの口の形状を変えているため、インクを継ぎ足す際に、別の色のインクタンクに誤注入してしまう心配はない。目立たない部分だが、ユーザー目線の作り込みを貫くキヤノンらしい、細やかな配慮が感じられる設計だ
インクタンクは、本体左側にブラック、本体右側にカラーが設置されている。インクの補充は、注入口にインクボトルを垂直に差し込むだけと簡単。ボトルは注入口に差し込まないとインクが出てこない仕組みになっているので、補充の際にインクがこぼれ、本体や手を汚してしまう心配もすくないだろう。各インクタンクに小窓が付いており、インク残量がひと目でわかるのもうれしいポイントだ
デザイン店舗のレジ横やカウンターにもスッキリ置ける省スペースボディ
特大容量タンク「ギガタンク」を搭載しているだけに、「その分、ボディサイズが大きいんでしょ?」という声も聞こえてきそうだが、「GX7030」はボディサイズが、399(幅)×410(奥行)×314(高さ)mmと比較的コンパクトに設計されている。これならキャビネットの上のちょっとした空きスペースや、店舗のカウンター、レジ横、バックヤードなど、狭いスペースにも設置しやすい。かく言う筆者も、「ビジネスインクジェットプリンター」と聞いてもっと大きな筐体をイメージしていたのだが、実際に目の前にすると、なるほど、これは確かにコンパクト。白と黒を基調とした、ビジネスプリンターらしいデザインも場所を選ばず設置できるポイントのひとつとなっている。
使い勝手最大給紙可能枚数600枚。用紙補充の頻度を抑え、ドキュメント業務の効率アップ!
インク交換と並び、プリンターの運用でおっくうなのが、印刷用紙の補充ではないだろうか。会議の直前、急いでプレゼン資料を印刷したい時に限って、「用紙がありません」。思わずため息をつきたくなる場面だが、「GX7030」ならこうした場面も少なくなるだろう。「GX7030」は接地面積を抑えながらも、上下2段の給紙カセットと背面の後トレイを備え、これらを合わせた最大給紙可能枚数は600枚。これならひんぱんに用紙切れになることもなく、大量の原稿でも安心して印刷できる。
また、気になる印刷速度も、A4普通紙モノクロが約24枚/分、A4普通紙カラーが15.5枚/分と、スピーディー。ファーストプリントも、モノクロで約7秒、カラーで約8秒の高速プリントを実現している。ちなみに、レーザープリンターの場合、ウォームアップに数十秒レベルの時間を要するため、少量の原稿を素早く印刷したい場合にも、「GX7030」に分があると言えるだろう。
上段と下段のカセットには、それぞれ普通紙を最大250枚セットでき、これに普通紙100枚をセットできる後トレイを合わせると、本機の最大給紙可能枚数は600枚。コンパクトなボディからは想像できないほどの大量給紙が可能で、大量印刷も安心して行える
後トレイは、普通紙はもちろん、長尺紙、光沢紙、厚紙などの特殊用紙にも対応しており、店舗のポップやプライスカード、封筒などへも印刷できる。多種多様な用紙に印刷できるのもインクジェットプリンターのメリットだ
まとめ限られた予算や時間、スペースを有効活用したい! その気持ちに応えるプリンター
予算、時間、スペース。限られたリソースをいかに有効活用するかは、スモールビジネスの生命線であり、印刷業務も例外ではない。こうした観点からビジネスプリンターを選ぶ際、ここで紹介した「GX7030」が有力候補のひとつになるのは間違いないだろう。特大容量タンク「ギガタンク」を搭載し、インク切れやランニングコストの心配をあまりすることなく印刷できることをはじめ、ボディはコンパクトで、使い勝手にも死角は見当たらない。印刷コストや、消耗品交換のダウンタイム、設置スペースを削減でき、スモールビジネスの生産性を高めてくれる1台なのだ。たかが印刷業務、されど印刷業務。その効率やコストがビジネスの成否をも左右するスモールビジネスの現場にこそ、ニーズに応えた「GX7030」のようなプリンターを導入したいものだ。
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