4Kテレビ「FUNAI QdtTV」誕生 色鮮やかさに酔いしれた!FUNAIが放つ高画質テレビの新選択肢

高画質・高機能ながら求めやすい価格の4Kテレビをヤマダデンキとタッグを組んで展開し、日本のテレビ市場で確かな存在感を放っている「FUNAI」こと、船井電機。2021年6月、その4Kテレビのラインアップが刷新された。なかでも話題を集めそうなのが、新シリーズ「FUNAI QdtTV Q540シリーズ」だ。本機は、量子ドット技術を用いて純度の高い色を取り出す“量子ドットテレビ”なのが大きな特徴。ここでは、気になるその画質から、音質、使い勝手まで、本機の魅力をじっくりとレビューしていこう。

画質量子ドット技術×新画質エンジンが明部から暗部まで色彩豊かな映像を実現

世界に名だたる「FUNAI」ブランドを擁し、競争の激しい北米のテレビ市場を勝ち抜いてきた船井電機。2017年に、大手家電量販店のヤマダデンキとタッグを組み、日本のテレビ市場に再参入したのは記憶に新しい。それから約4年、充実の録画機能を備えた高画質な4Kテレビを低価格で提供し続け、日本のテレビ市場においてもその存在感を高めつつある。

そんなFUNAIから2021年6月、4Kテレビの2021年モデルが発売された。地上デジタル放送6チャンネルを約1週間分録画する全録機能「まるごと録画」を搭載した、4K有機ELテレビのフラッグシップモデル「8040シリーズ」をはじめ、高評価を得そうなモデルが多数ラインアップされているが、その中でも特に注目したいのが新シリーズ「FUNAI QdtTV Q540シリーズ」(以下、Q540シリーズ)だろう。

本機は、量子ドット(Quantum Dot)技術というナノテクを用いて純度の高い色を取り出す“量子ドットテレビ”で、一般的な液晶テレビに比べて色鮮やかな映像を楽しめるのが大きな特徴。とはいえ、“量子ドットテレビ”になじみのない人も多いと思うので、まずは本機の画質面からチェックしていこう。

Q540シリーズ

2021年6月に発売されたFUNAIの新しい4Kテレビ「Q540シリーズ」。映像を映し出すパネルに量子ドット技術を採用するほか、縦方向のサラウンドを実現する「ハイトスピーカー」や、見逃し配信サービス「TVer」などと連携した「新・つながる番組表」を搭載するなど、サウンド面や機能面も充実したモデルだ。なお、サイズ展開は49V型/55V型/65V型の3つ

「Q540シリーズ」最大の特徴は、先に紹介した通り、量子ドット技術を採用することで、従来の液晶テレビを高画質化した“量子ドットテレビ”であることだ。基本的な構造は、バックライトの光を液晶に透過させてカラー映像を作り出す液晶テレビと同じだが、量子ドットテレビでは、光源に青色LEDを採用するのが大きな違い。この光の波長を、ナノサイズの半導体材料を用いて細かく変換・制御することで、一般的な液晶テレビよりも純度の高い光の3原色を取り出す。このため、量子ドットテレビは一般的な液晶テレビに比べて色再現性が高い。しかも「Q540シリーズ」では、FUNAIの光学設計技術がこのメリットをさらに大きく引き出しているのだ。

量子ドットテレビ

Q540シリーズ

量子ドットテレビは、量子ドット技術を採用することで、一般的な液晶テレビより純度の高い色を取り出す。日本国内ではまだ一般化していない量子ドットテレビだが、世界では有機ELテレビに並ぶ高画質テレビのひとつとして注目を集めている

従来の液晶テレビ

Q540シリーズ

Q540シリーズ

Q540シリーズ

上のグラフは、従来の液晶テレビ(FUNAI製)と「Q540シリーズ」の色波長を示したもの。従来の液晶テレビの映像に比べて、「Q540シリーズ」の映像は光の3原色となる青・緑・赤の波長が大きく、色純度が高い。カラフルな気球の色合いを比べてみると、その鮮やかさの違いは一目瞭然だ

Q540シリーズ

「Q540シリーズ」の映像を視聴して、その色の鮮やかさに驚いた。色とりどりの果物の映像を映し出してみると、ひとつひとつの果実の色合いが鮮烈で生き生きとしている。とはいえ、単に鮮烈なだけでなく、液晶テレビが一般的に苦手とする赤の濃淡や階調も豊かに表現されており、色再現性の高さが感じられた

また、「Q540シリーズ」は、最新の高画質エンジン「クリアピクス2 EVO」を搭載するのも特徴だ。この高画質エンジンは、AI(人工知能)による機械学習を用いた超解像処理やノイズ低減処理に加え、映像の明るさに合わせて色の補正量を変動させる「3D-LUT」機能を搭載した最新バージョン。明暗差の大きなHDR(ハイダイナミックレンジ)映像もくっきり鮮やかに再現できる。

クリアピクス2 EVO

Q540シリーズ

緻密な4K映像を再現する独自開発の高画質エンジン「クリアピクス2 アドバンス」は、2021年モデルで「クリアピクス2 EVO」に進化。新たに、映像の明るさに合わせて色の補正量を変える「3D-LUT」に対応したことで、明部は階調豊かに、暗部は色彩豊かに再現できるようになった

このほか、地上デジタル放送をはじめとするフルHD解像度以下のコンテンツを、4K相当のきめ細かな映像に高精度でアップコンバートしてくれる「4Kクリアピクス リマスター」や、ゲームの操作遅延を大幅に減らしてくれる進化した「ゲームモード」を搭載するなど、FUNAIが誇る映像テクノロジーをふんだんに搭載。4K映像はもちろんのこと、地デジやネット動画、さらにはゲームまで、さまざまな映像コンテンツをより美しい映像で楽しめるのだ。

Q540シリーズ

高画質エンジンの映像処理を最小限に抑えることで、ゲーム操作の入力遅延を低減する「ゲームモード」も進化。コンマ1秒の差で勝敗が決する格闘ゲームやFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)も、遅延を気にすることなく快適にプレイできる

音質ハイトスピーカー搭載。美しい映像を引き立てる、臨場感満点のサウンド

量子ドット技術を採用することで、色鮮やかな映像再現を可能にした「Q540シリーズ」だが、サウンド面においても、映像の美しさに負けない高音質を実現している。

本機に搭載されるサウンドシステムは、本体底面のツイーター付きメインスピーカーと、背面の大容量ウーハー、さらに、天井に音をぶつけて反射させ、縦方向のサウンドを実現するハイトスピーカーで構成された「ハイトスピーカー搭載・FUNAIサウンドシステムプラス」。これらを、合計出力50Wのマルチアンプで力強く駆動させることで、厚みのある中低域と、クリアかつ伸びやかな高域を響かせてくれる。特に、縦方向のサウンドを実現するハイトスピーカーを搭載しているため、3次元サラウンドフォーマット「Dolby Atmos」に対応したコンテンツでは、迫力満点の立体サラウンドが味わるのがうれしい。

Q540シリーズ
Q540シリーズ

クリアな高域を届けてくれるツイーター付きメインスピーカーを底面に2基、量感のある低域を奏でてくれるパッシブラジエーター付き大容量ウーハーを背面中央に1基搭載している

Q540シリーズ

背面上部には、FUNAIの4K液晶テレビとして初めてハイトスピーカーを搭載。天井の反射を利用して縦方向のサウンドを実現してくれるので、水平方向のサラウンドに加え、上方向から音が降り注ぐ「Dolby Atmos」対応コンテンツもしっかりと楽しめる

Q540シリーズ

「Q540シリーズ」のサウンドを試聴してみて、素晴らしいと感じたのが音の厚み。スピーカーのために十分な容積を稼げない薄型テレビは構造上、薄っぺらなサウンドになりがちだが、本機ではそんなことはない。背面に備えられたパッシブラジエーター付き大容量ウーハーのおかげで、アクション映画の爆発シーンや銃撃シーンは腹にズンと響くような重厚なサウンドだった。また、「Dolby Atmos」対応の音楽作品では、ハイトスピーカーの効果によって拍手や歓声がシャワーのように頭上から降ってくる感覚が味わえた

使い勝手過去の番組も見られる「TVer」や「TELASA」と連携した「新・つながる番組表」を搭載

続いては、「Q540シリーズ」の使い勝手や録画機能をチェックしていこう。本機を使用していて特に便利に感じたのは、無料の見逃し配信サービス「TVer」や定額制の動画配信サービス「TELASA」と連携し、過去の番組が手軽に見られる「新・つながる番組表」だ。番組表の上部に表示される「過去番組へ」をリモコンで選択するだけで、「TVer」や「TELASA」で配信中の過去の番組一覧にアクセスできるのだ。スマートフォンやパソコンを使って、これらのサービスを楽しんでいる人は多いだろうが、本機なら、テレビを使って番組表からシームレスに過去の番組を楽しめる。「今週のドラマを見逃した!」という時に重宝する機能だ。なお、2021年5月時点では、在京民放局、および在阪民放局受信地域(「TELASA」はテレビ朝日受信地域)のみの対応となっている。

新・つながる番組表

Q540シリーズ

薄型テレビとして初めて(2021年5月19日時点、FUNAI調べ)、番組表が「TVer」や「TELASA」と連携。これらのサービスが配信しているコンテンツに番組表からシームレスにアクセスできるので、見逃したドラマや話題の番組のチェックも簡単だ

Q540シリーズ
Q540シリーズ

Googleのテレビ向けOS「Android TV」を搭載しているので、「TVer」や「TELASA」以外にもさまざまな動画配信サービスにアクセス可能。また、リモコン上部のマイクから音声操作機能「Googleアシスタント」が使用できるので、音声による番組検索や音量調節も行える

Q540シリーズ

背面右側面に、HDMI入力ポート×4、USBポート×3(うち1基は録画用外付けHDDに対応)、ヘッドホン出力ポート、ビデオ入力ポート、光デジタル音声出力ポート、LANポートを搭載。また、地デジ/BS/110°CSデジタルチューナーは3基、BS 4K/CS 4K対応チューナーは2基搭載している

もちろん、定評のあるFUNAIの4Kテレビの録画機能は、この「Q540シリーズ」にもしっかりと受け継がれている。まず、録画した番組を保存するHDDは、テレビ本体に1TB内蔵。別途、外付けHDDを購入することなく、買ったその日から録画機能を使用できる。また、番組のジャンルなどを設定しておくと、それに当てはまる番組を自動で検索・録画してくれる「おまかせ録画」や、スマートフォンアプリ「FUNAI Connect」(Android/iOS対応)を使ったリモート予約録画にも対応。これらの機能を活用することで、テレビ番組を思う存分に楽しめる。

おまかせ録画

Q540シリーズ

みつかる録画一覧

Q540シリーズ

番組のジャンルや特定のワードなどを設定すると、該当する番組を自動録画してくれる「おまかせ録画」を搭載。録画された膨大な番組をジャンル別に分類・整理して表示してくれる「みつかる録画一覧」を使えば、目当ての録画番組をサムネイル付きで素早く見つけられる

Q540シリーズ

スマートフォンアプリ「FUNAI Connect」に対応した「Q540シリーズ」は、外出先からの番組予約も可能。また、このアプリはリモコン代わりに使うこともできる

まとめその色鮮やかさで、高画質テレビの新しい選択肢となり得る1台

以上、量子ドット技術を用いたFUNAIの新しい4Kテレビ「Q540シリーズ」をチェックしてきたが、その色鮮やかさには目を見張るものがあった。特に「赤」と「緑」に鮮烈な印象があり、一般的な液晶テレビの映像が眠たく見えてしまうほどに感じた。高画質なテレビと言えば、黒の締まりがよい有機ELテレビを思い浮かべる人が多いと思うが、バラエティ番組やアニメなど色使いが派手なコンテンツを視聴する機会が多いなら、量子ドットテレビである「Q540シリーズ」の明るく鮮やかな表示を好みに思う人も多いはずだ。

また、臨場感満点の音を響かす「ハイトスピーカー搭載・FUNAIサウンドシステムプラス」や、「TVer」や「TELASA」と連携し、過去番組も簡単に視聴できる「新・つながる番組表」を搭載するなど、本機はサウンドや録画機能などについても死角が少ない。多くの人が満足できる完成度の高いテレビに仕上がっていた。家で過ごす時間が長くなった今、テレビの買い替えを考えている人は、ぜひともヤマダデンキにおもむき、本機の画質を確かめてほしいと思う。きっと、色鮮やかな映像に見入ってしまうはずだから。

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