ソニーの最新ホームシアターシステム「HT-A9」が生み出す360立体音響を体験する! リビングが映画館に早変わり!圧倒的な音の広がりと臨場感

2021年8月、ソニーから発売されるホームシアターシステム「HT-A9」は、同社の新しい立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」よって4体のスピーカーで最大12個のファントムスピーカーを生成し、広大な音場、360立体音響を作り出す最新システムだ。4体のスピーカーを制御するコントロールボックスとは無線で接続されるため、従来のホームシアターシステムに比べてスピーカーの設置自由度が高く、簡単にセッティングができるのが魅力。本特集では、そんな「HT-A9」をいち早く試してみた。

先端テクノロジーソニーの先端技術を結集した立体音響技術
「360 Spatial Sound Mapping」を搭載

まるで映画館のような迫力あるサラウンドサウンドを、自宅で楽しめるホームシアターシステム。最近では、水平方向に加えて、垂直方向のサラウンドを再現できる「Dolby Atmos」や「DTS:X」などのイマーシブ・サラウンド(立体音響)が普及し、まるで劇中に入り込んだかのような臨場感にあふれる映像体験が自宅でも行えるようになってきた。

しかし、このようなイマーシブ・サラウンドを楽しめる本格的なホームシアターシステムは、視聴位置を取り囲むように複数台のスピーカーを配置したり、天井にスピーカーを設置したりする必要があり、オーディオファンといえども導入のハードルが高かったのではないだろうか。

そんな、ホームシアターシステム導入のハードルをグッと下げてくれるアイテムが2021年8月、ソニーから発売される。それが、簡単・手軽にリビングを映画館のような驚きの立体音響空間に変えてくれる「HT-A9」だ。

ソニー「HT-A9」

2021年8月に発売される、ソニーの「HT-A9」。独自の立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」を搭載し、ホームシアターシステム導入に対するハードルを大きく下げつつ、本格的なイマーシブ・サラウンドが楽しめる新しいアイテムだ

その最大のポイントは、同社独自の「モノポールシンセシス技術」と「音場最適化技術」によって、圧倒的な音の広がりを実現する立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」にある。

この技術により、ワイヤレススピーカーをテレビの左右に2体、リア側の左右に2体設置すれば、それぞれのスピーカーが自動連携。4体のスピーカーから発された音の波面を合成することで、部屋の理想的な位置に最大12基のファントムスピーカー(仮想スピーカー)を生み出し、7.1.4chの広大な立体音響空間を作り出してくれる。しかも、4体のスピーカーは、コントロールボックスとワイヤレスで接続されるため、部屋にスピーカーケーブルを敷設することなく、すっきりスマートに設置できる。

360 Spatial Sound Mapping
ソニー「HT-A9」

「360 Spatial Sound Mapping」は、音の波面を合成して理想的な位置に仮想スピーカーを生み出す「モノポールシンセシス技術」と、ソニーが培ってきた「音場最適化技術」を応用。4体のワイヤレススピーカーが理想的な位置に最大12基のファントムスピーカーを生成し、部屋の中に広大な立体音響空間を作り出してくれる

ソニー「HT-A9」

「HT-A9」は、4体のワイヤレススピーカーと、司令塔となるコントロールボックスで構成されている。各スピーカーとコントロールボックス間の通信はワイヤレスのため、生活のじゃまになりがちなスピーカーケーブルを部屋に引き回す必要がないのがメリット

ソニー「HT-A9」 ソニー「HT-A9」

ワイヤレススピーカーは、正面にツイーターとウーハーを、天面に天井の反射を利用して縦方向のサウンドを作り出すイネーブルドスピーカーを搭載。これらのスピーカーユニットは、ソニーが誇るフルデジタルアンプ「S-Master HX」で力強く駆動する。また、正面のウーハーと天面のイネーブルドスピーカーには、新開発の「X-Balanced speaker unit」を採用し、解像感が高く、クリアな音質を実現している

ソニー「HT-A9」 ソニー「HT-A9」

コントロールボックスは、5GHz帯の無線を使用して各ワイヤレススピーカーへ音声信号を伝送。これ以外にも、DSP(デジタル信号処理)や音声フォーマットのデコードなどを担当する。背面には、テレビ接続用のeARC対応HDMI出力ポートに加え、HDMI入力ポート、有線LANポートを搭載。ソニーの薄型テレビ「ブラビア」2021年モデル(一部)をセンタースピーカーとして活用するための「アコースティックセンターシンク」機能も備えている ※アコースティックセンターシンク機能対応モデル(A90J、A80J、X95Jシリーズ)

簡単セッティングワイヤレススピーカーは設置の自由度が高く、
細かな設定必要なしの手軽さが魅力

イマーシブ・サラウンドに対応した本格的なホームシアターシステムを簡単に構築できる「HT-A9」だが、実際どれくらい導入が簡単なのか? 早速、スタッフが試していこう。

まずはワイヤレススピーカーの設置。一般にホームシアターシステムのスピーカーの設置位置は、視聴場所を中心に、フロントスピーカーやリアスピーカーをできるだけ等距離に置く必要がある。しかし、最近のテレビは大型化しているため、テレビ台の両サイドにフロントスピーカーを設置する余裕がない場合も多い。また、ソファの後方であることが多いリア側では、人が歩く動線などを確保する必要があるため、視聴位置に対して等距離にスピーカーを設置するというのはさらに困難。そのため、スピーカーを壁かけにしたり、天井に埋め込んだりするケースもあるが、それではあまりにハードルが高いだろう。

その点、「HT-A9」は、フロント側のワイヤレススピーカーをテレビの左右に設置さえすれば、高さがずれても問題ない。リア側についてはさらに設置の自由度が高く、高さに加え、距離がずれても大丈夫。これまでのホームシアターシステムとは、段違いと言えるほど、自由にレイアウトできるのだ。なお、それぞれのスピーカーは独立して動くワイヤレスタイプなので、個別に電源供給が必要になる点には注意しておこう。

ソニー「HT-A9」

ワイヤレススピーカーのサイズは、約160(幅)×147(奥行)×313(高さ)mm。爽やかなライトグレーのカラーをまとい、丸みを帯びた形状は、さまざまなインテリアにマッチする

ソニー「HT-A9」 ソニー「HT-A9」

テレビの大型化とともに、テレビの左右にスピーカーを置くスペースは見つけにくくなりつつある。今回、設置を試した部屋のテレビ台にもその余裕がなかった。そこで、部屋にあった棚を用意してテレビの横に設置してみた。ご覧のように、左右で高さが異なってしまったが、これでも支障がないというのだからありがたい

ソニー「HT-A9」 ソニー「HT-A9」

通常なら探すのが大変なリアスピーカーの設置場所も簡単に見つかった。2台のスピーカーの高さや向きを大きく気にする必要がないので、1台は背の高い本棚の上に、もう1台は腰ほどの高さの棚にと、段違い設置してもOK。設置の自由度は驚くほど高い

ソニー「HT-A9」

こちらが設置してみた写真。ホームシアターシステムのことに詳しい人にすれば、「高さや位置がこんなに違うのにキチンと鳴るの?」と疑わしく思うかもしれないが、最新技術により、このような変則レイアウトでも理想的な立体音響空間を作り出してくれるのが「HT-A9」の魅力だ

ワイヤレススピーカーの設置が終わったところで、続いてはコントロールボックスとテレビをHDMIケーブルで接続。電源を入れると、各スピーカーとコントロールボックスが自動でリンクされるので、あとは画面の案内通りに自動音場調整を実行すれば、セッティング完了となる。これならAV機器に詳しくない人でも、ものの10分ほどで設置から音出しまで終えられるだろう。ホームシアターシステムの導入には手間がかかる、そう思ってきた人ほど、この簡単さに驚くはずだ。

ソニー「HT-A9」

設置完了後に実施したいのが、自動音場調整。これは、各ワイヤレススピーカーからテストトーンを出し、それぞれのスピーカーに備えられたマイクで、スピーカー同士の距離や位相などを検出し、最適な音質へ調整してくれる機能だ。テスト中、マイクやリモコンを掲げる必要もなく、システムが自動で音場調整を行ってくれる

ソニー「HT-A9」

「HT-A9」は「ブラビア」2021年モデルと組み合わせることで、テレビのリモコンからのボリューム調節や入力切替はもちろん、「音質モード」や「ボイスモード」などの設定が簡単に行える ※A90J、A80J、X95J、X90J、X85Jシリーズ

サウンドクオリティ壁の向こう側まで広がるような新360立体音響体験に脱帽。
広いスイートスポットでBGMにも適する

「HT-A9」のセッティングの簡単さがわかったところで、本機が実現するイマーシブ・サラウンドを体験してみよう。

まずは、「Dolby Atmos」に対応した人気のアクション映画。この映画には輸送機の中で敵と戦うシーンがあるのだが、決して大きいとは言えないスピーカーサイズなのに、ドンッと響く爆発音から、金属が擦れ合う甲高い音までしっかりと鳴らしてくれ、オーディオ機器としての性能の高さが感じられる。また、銃弾が飛び交うシーンでは、実際に弾丸が頭をかすめたように聴こえ、迫力のバトルが味わえた。また、音楽をテーマにした映画を試聴したところ、少しハスキーなシンガーの歌声が、テレビの画面はおろか、テレビの横にあるスピーカーの範囲をもはるかに超えるほど大きく広がり、まるでライブ会場に入り込んでしまったかのような感覚になった。

さらに、「HT-A9」が搭載する立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」は、「Dolby Atmos」などに対応していないコンテンツでも、垂直方向のサラウンド効果が得られるのもポイント。そこで地上デジタル放送のスポーツ番組を観戦してみたところ、確かに周囲からだけでなく頭上からも歓声が降り注いできた。これまでさまざまなホームシアターシステムのサウンドを聴いてきた筆者だが、本機で得られる立体感は「頭ひとつ抜けている」と言っていいほどだった。

ソニー「HT-A9」

仮想的にではあるが7.1.4chの立体音響空間を再現するだけあって、その包み込まれ感は映画館並み。音の広がりも素晴らしく、テレビの画面をはるかに超える広大なステージを目の前に作り出し、まるでその場にいるかのような臨場感だ。なお、スピーカーはワイヤレス接続のため音の遅延や途切れを心配したが、音が映像とズレたり、切れたりすることはなかった

ソニー「HT-A9」

コントロールボックスと最新「ブラビア」を付属の専用ケーブルで接続すると、「ブラビア」の内蔵スピーカーをセンタースピーカーとして活用できるようになる。実際に試してみると、セリフや歌声などがよりテレビ画面の中心に定位するため聴き取りやすく、映像と音との一体感が増す。最新の「ブラビア」(一部)とセットで購入する場合は、ぜひとも活用したい機能だ ※アコースティックセンターシンク機能対応モデル(A90J、A80J、X95Jシリーズ)

ソニー「HT-A9」

「HT-A9」のサウンドはスイートスポットが広いのも特徴。写真のように、ソファの端っこや少し離れた場所でも、ソファの真ん中とほぼ同等のサウンドが楽しめる。これなら、家族みんなで本機の高音質を楽しめそうだ

映画に続いて体験したのが、音楽配信コンテンツだ。「HT-A9」はBluetooth経由でスマートフォンに保存してある音楽を再生できるほか、インターネットと接続すれば音楽ストリーミングサービス「Spotify」が利用できる。さらに、圧縮により失われた音源本来の周波数特性をAI技術で高精度に再現する、最新のアップスケーリング技術「DSEE Extreme」を搭載。今回は、クラシックやジャズなどの音楽を聴いてみたが、ホームシアターシステムにありがちな低域を強調した音質ではなく、高域から低域までバランスのよく鳴らしてくれるので、これらの音楽も気持ちよく楽しめた。スイートスポットが広いため、リビングのBGM用スピーカーとしても活躍してくれそうだ。

ソニー「HT-A9」

「HT-A9」はBluetooth機能に対応しており、スマートフォンやタブレット端末内の音楽なども高音質で楽しめる。また、音楽ストリーミングサービス「Spotify」の音楽を「HT-A9」で直接再生できるのも魅力だ。再生する音楽のアップミックスもできるので、ライブ会場にいるときのような臨場感を味わうことも可能だ

まとめレイアウト自在な4体のワイヤレススピーカーで、
リビングが映画館に早変わり!

リビングに本格的なホームシアターシステムを導入したい――。生粋のオーディオファンでなくとも映画好きであれば、そう考えたことがあるのではないだろうか。しかし、「Dolby Atmos」などのイマーシブ・サラウンドを再生する本格的なサラウンド環境を構築するには、スピーカーケーブルを床に引き回したり、天井にスピーカーを設置したりする必要があり、導入をあきらめてきた人も多かっただろう。

そんな人に、この「HT-A9」は朗報だ。ソニー独自の新立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」を搭載したことで、ワイヤレススピーカーをテレビの左右に2体、リアの左右に2体、おおまかな位置に設置すれば、最大12基のファントムスピーカーが生み出され、広がりのある臨場感たっぷりのイマーシブ・サラウンドが楽しめる。特に、スピーカーの設置自由度はこれまでのホームシアターシステムに比べて段違いに高いので、自宅のリビングに無理なく設置できるのだ。

簡単・手軽にリビングで映画館のような驚きの立体音響体験を味わえる「HT-A9」。自宅でのエンターテインメント体験をより充実させたい人に、ピッタリのシステムだ。

この記事は2021年07月21日の情報を基にしております。

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