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仕事、勉強、趣味、ネット配信動画…etc これ1台で生活が楽しく・快適になるオールラウンドな15.6型スタンダードノート

FMV「LIFEBOOK AH77/E3」徹底レビュー

家で過ごす時間が増え、リモートワークやリモート授業など、さまざまなオンラインコミュニケーションが日常的になりつつある。ネット配信動画やゲーム、電子書籍など、ネットを使ったデジタルコンテンツを楽しむ時間も増えているのではないだろうか。そんなコロナ禍のデジタルライフに欠かせないものといえば、やはりノートパソコンだ。今回紹介する富士通クライアントコンピューティングのFMV「LIFEBOOK AH77/E3」は、コロナ禍の仕事や勉強、趣味、エンターテインメントを楽しく・快適にしてくれるオールラウンドなスタンダードノートだ。その魅力に価格.comが迫っていく。

最新の高性能CPU搭載で余裕のあるスペックWi-Fi 6対応でオンライン会議もネット配信動画もスムーズ

富士通クライアントコンピューティングのFMV「LIFEBOOK AH77/E3」は、15.6型のディスプレイを搭載するノートパソコン。一見、オーソドックスなスタンダードノートではあるが、コロナ禍のデジタルライフを楽しく、快適にしてくれる性能や機能が詰め込まれている。

FMV LIFEBOOK AH77/E3

FMV「LIFEBOOK AH77/E3」は高性能な最新CPUや見やすい15.6型液晶ディスプレイを搭載するスタンダードノート。こだわりのキーボードや充実した外部インターフェイスも魅力だ

FMV LIFEBOOK AH77/E3

カラーバリエーションは「ガーネットレッド」「メタリックブルー」「ブライトブラック」の3色が用意されている。今回レビューに使用している「メタリックブルー」は金属のような光沢のある処理が施されており、高級感のある仕上がり

まずは、FMV「LIFEBOOK AH77/E3」のパフォーマンス面を詳しくチェックしていこう。基本スペックの低いパソコンを選んでしまうと、購入直後はそれなりに快適に使えたとしても、2年、3年と使っていくうちに、動作が遅くなって使い物にならなくなってしまう。せっかく、パソコンを新調するなら、なるべく高性能なモデルを選びたいところ。その点、FMV「LIFEBOOK AH77/E3」は、パソコンの性能を左右するCPUにインテルの最新プロセッサー「第11世代インテル® Core™ i7-1165G7」を搭載。4コア/8スレッドの高性能なCPUで、CPU内蔵のグラフィック機能も「Intel® Iris® Xe graphics」という処理性能に長けたものだ。このほか、メモリーを8GB、ストレージとして大容量の約1TB SSDを搭載しており、仕事や趣味、遊びまで幅広く使える余裕のあるスペックと言える。ちなみに、本モデルは、今年2021年後半に登場する「Windows 11」へのアップグレードにも対応しているので、新OSが気になる人でも安心してチョイスできる。

そのパフォーマンスを定番のベンチマークプログラムでチェックしてみたが、結果はいずれも良好。パソコンの総合的な性能を測定する「PCMark 10」では「5100」という高いスコアを記録。3000台であれば及第点と言われているので、その性能の高さがうかがえる。また、グラフィックの処理性能を測定する「3D Mark Professional」(Time Spy)もスコアが「1304」で評価は「Good」と高い評価。ゲーミングノートではないが、これだけ高いスコアが出ていればライトなPCゲームなら十分快適に楽しめそうだ。

FMV LIFEBOOK AH77/E3

定番のベンチマークプログラム「PCMark 10」のトータルスコアは「5100」。基本性能を示す「Essential」は「9596」、ビジネスアプリのパフォーマンスを示す「Productivity」は「7545」、コンテンツ制作作業でのパフォーマンスを示す「Digital Contents Creation」は「4972」といずれもハイスコアだ

FMV LIFEBOOK AH77/E3

グラフィックの処理性能を測定するベンチマークプログラム「3D Mark Professional」(Time Spy)の結果は「1304」。評価は「Good」とこちらも高い評価となった。「Intel® Iris® Xe graphics」はCPU内蔵のグラフィックではあるものの、その性能はなかなかあなどれない

FMV LIFEBOOK AH77/E3

スクウェア・エニックスの「Windows版ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」の結果は、上から2番目の「とても快適」。ゲーミングノートではないが、これくらいのライトなゲームなら十分快適に楽しめそうだ

FMV LIFEBOOK AH77/E3

コーレルの写真・画像編集アプリ「PaintShop Pro 2020 SE」を使い、写真の色味や明るさなどを調整してみたが、待ち時間なくサクサク行えた。クリエイティブな作業もストレスなく行えるだろう

また、最新の無線LAN規格であるWi-Fi 6に対応しているのも見逃せない。コロナ禍で増えている、オンライン会議やビデオ電話、ネット配信動画の視聴には、高速なWi-Fi環境が欠かせない。その点、Wi-Fi 6は、高速かつ多くの端末を同時に接続しても通信が安定しているのが特徴で、家族みんながインターネットを利用するような家庭に適していると言えるだろう。Wi-Fi 6対応のルーターを設置していることが前提だが、最近自宅のWi-Fiが遅いと感じている人ならぜひ注目してもらいたい機能だ。

FMV LIFEBOOK AH77/E3

オンライン会議やネット配信動画で大切なのがWi-Fiの品質。FMV「LIFEBOOK AH77/E3」は高速で多台数同時接続に強いWi-Fi 6に対応しているので、Wi-Fi 6対応ルーターがあれば、動画を使ったコミュニケーションもスムーズに行えるはずだ

狭額縁液晶で高い没入感とコンパクトボディを実現パイオニア製スピーカーで動画もオンライン会議もいい音で!

続いて、パソコンの使い勝手に大きな影響を及ぼすディスプレイとスピーカーをチェックしていこう。FMV「LIFEBOOK AH77/E3」は、フルHD(1920×1080)解像度の15.6型液晶ディスプレイを搭載する。最近流行りの13型クラスのモバイルノートの場合、たとえば、オンライン会議をしながら、PDFファイルなどを同時に開くと、どちらも表示が小さくなってしまいがちだが、15.6型の大きなディスプレイを搭載する本機なら両方大きく表示できて、作業効率もグンと高まる。明るさや発色も文句なしに美しく、ネット配信動画などを高画質で楽しめるのもポイントだ。

FMV LIFEBOOK AH77/E3

搭載するディスプレイは、「15.6型ワイドフルHD 広視野角 スーパーファイン液晶」。大画面の15.6型かつフルHD(1920×1080)解像度で、デスクトップが広く、複数のウィンドウを開いての作業が行いやすい。視野角も広くて、家族みんなで画面を見るのにも向いている

左右約7.8mm幅の狭額縁液晶により、額縁が細くて目立たないので、動画視聴時に高い没入感を味わえるのも特徴だ。また、15型クラスのスタンダードノートは大きくて重いと思っている人も多いだろうが、FMV「LIFEBOOK AH77/E3」は、この狭額縁液晶によって、フットプリント(設置面積)がコンパクトに抑えられている。本体サイズは361(幅)×244(奥行)×27(高さ)mmで、それほど広くないデスク上にもスッキリと設置できるのだ。使わない時に棚などに収納しておく場合にも、このコンパクトボディはありがたい。

FMV LIFEBOOK AH77/E3

左右の額縁は約7.8mmと細くて目立たないので、動画視聴時に高い没入感を味わえる。左右ほどではないが、上下の額縁も細く、全体的にスッキリとした印象

FMV LIFEBOOK AH77/E3

FMV「LIFEBOOK AH77/E3」は狭額縁液晶により、スタンダードノートとしてはコンパクトなサイズ感を実現している。重量も約2.0kgと軽量なので、家の中で気軽に持ち運べる。バッテリー駆動時間も約7.5時間(JEITA2.0測定)と長く、電源がとれない部屋でも使いやすい

昨今、ネット配信動画の視聴やオンライン会議などが一般的となったことで、ノートパソコンの音質もより高いレベルが求められるようになってきている。その点、FMV「LIFEBOOK AH77/E3」は、出力2W+2Wのパイオニア製ボックススピーカーとDiracの音響補正技術を搭載しており、音楽や動画を高音質で楽しめるうえ、オンライン会議も人の声が聞き取りやすく快適に行える。

実際にネット配信動画を視聴してみたが、迫力があってセリフが聞き取りやすいのがすぐにわかった。薄型のモバイルノートやタブレットなどと比べると、音の違いは歴然だ。Diracの音響補正技術は「Dirac Audio」というアプリケーションで簡単に調整可能。「音楽」「映画」「ボイス」の3つのプリセットに加え、「カスタム」の合計4つの項目が用意されている。なかでも効果が高いと感じたのが「映画」と「ボイス」の2つ。「映画」は音が広がるように調整され、セリフも聞き取りやすくなる。「ボイス」は人の声がクリアに聞こえるモードで、オンライン会議やビデオ電話で相手の声が聞き取りにくい時に非常に有効だ。

FMV LIFEBOOK AH77/E3

ノートパソコンのスピーカーはサイズや配置に制約があり、音がこもりがちだが、出力2W+2Wのパイオニア製ボックススピーカーを搭載するFMV「LIFEBOOK AH77/E3」は、クリアでパワフルなサウンドを鳴らしてくれる。キラリと光るダイヤモンドカットが施されたスピーカーグリルもスタイリッシュ

FMV LIFEBOOK AH77/E3

Diracの音響補正技術は、本機にプリインストールされた「Dirac Audio」というアプリで設定する。「音楽」「映画」「ボイス」の3つのプリセットで大体の用途はカバーできそうだが、「カスタム」でさらに細かく音質を調整することも可能

FMV LIFEBOOK AH77/E3

「Dirac Audio」で「映画」を選択すると、音に広がりが出て、没入感がぐっと高まる。セリフが聞き取りやすくなるので、ニュースやバラエティなど幅広い動画で利用できそうだ

FMV LIFEBOOK AH77/E3

「Dirac Audio」の「ボイス」はオンライン会議やビデオ電話で積極的に使いたいモード。母音を強調することで相手の声がクリアに聞こえるようになる

使いやすさを追求したこだわりのキーボードBlu-ray Discドライブや豊富な外部インターフェイスも搭載

最後にFMV「LIFEBOOK AH77/E3」の使い勝手を見ていきたい。富士通クライアントコンピューティングのパソコンと言えば、打ちやすさにとことんこだわったキーボードが特徴のひとつだが、本機のキーボードにもたくさんのこだわりが詰まっている。

キーピッチは約18.4mmと、デスクトップパソコン向けのキーボードとほとんど変わらない。キーストロークは約2.5mmと深めで、ハッキリとしたクリック感があり、気持ちよくタイピングできる。また、親指で打鍵するキーは重く、薬指や小指で打鍵するキーは軽くなるように、場所によってキーの押下圧が3段階に調節されているのもこだわり。キートップは中央がわずかにくぼんでいる球面シリンドリカル形状で指先の収まりが抜群にいい。そのほかにもキーの印字が読みやすいようにオリジナルフォントを使うなど、細部まで徹底的にこだわっているのだ。

FMV LIFEBOOK AH77/E3

キーピッチが約18.4mmの余裕のあるキーレイアウト。打ちやすい逆T字配置のカーソルキーや、文字キーとテンキーの間に適度なスペースを設けるなど、使いやすさへのこだわりが詰まったキーボードだ。タッチパッドもキーボードのホームポジションに合わせて、中央ではなく少し左にレイアウトされている

FMV LIFEBOOK AH77/E3 FMV LIFEBOOK AH77/E3

FMV「LIFEBOOK AH77/E3」のキーボードは、場所によってキーの押下圧が3段階に調節されている(右図)。これにより長時間タイピングしても疲れにくく、スピーディーに文字を入力できるのだ

FMV LIFEBOOK AH77/E3

キートップは指先が収まりやすいように、中央がわずかにくぼんでいる。さらに、ディスプレイ側に向かって少しだけ傾斜しているステップ型のキートップ配置で手首への負担を軽減してくれる

さらに、外部インターフェイスの充実ぶりも見逃せない。最近のノートパソコンでは省略されることが多くなった光学ドライブだが、本機はBDXL対応のブルーレイディスク(BD)ドライブを搭載。ネット配信全盛の今でもBDやDVDなどディスクメディアでしか発売されていないタイトルもあるので、BDドライブがあるのは心強い。もちろん、大切なデータをBDにバックアップすることもできる。

また、無線LAN(Wi-Fi)よりも安定した通信が行える有線LANポートも装備されているので、無線LANの電波が届きにくい環境などでもインターネットを快適に利用できる。

FMV LIFEBOOK AH77/E3

BDコンテンツの再生や、BDへの書き込みが可能なBDXL対応のBDドライブを搭載

FMV LIFEBOOK AH77/E3

外部インターフェイスは、左側面に有線LANポート、HDMI出力ポート、USB 3.2 Gen1 Type-Aポート×2、USB 3.2 Gen2 Type-Cポートを、右側面にマイク入力/ヘッドホン出力ポート、SDメモリーカードスロット、USB 2.0 Type-Aポート、BDドライブを搭載している。アダプターなしで多くの周辺機器と接続可能だ

仕事にも趣味にも大活躍してくれるオールラウンドなスタンダードノート

ノートパソコンにはいろいろな選択肢があるが、1台で仕事や趣味、遊びまで幅広い用途で使いたいなら、今回紹介した富士通クライアントコンピューティングのFMV「LIFEBOOK AH77/E3」は有力な選択肢になるはずだ。基本性能が高く、仕事や趣味のさまざまな作業をストレスなく行えるのはもちろん、15.6型の高品質ディスプレイと高音質なスピーカーにより、オンライン会議やネット配信動画の視聴も快適に行える。キーボードにもこだわっているので、仕事や勉強で長時間タイピングするという人にも注目してほしい。オールラウンドなFMV「LIFEBOOK AH77/E3」を使って、コロナ禍のデジタルライフを楽しく、快適にしてみてはいかがだろうか。

なお、富士通クライアントコンピューティングのWeb直販サイト「WEB MART」では、よりリーズナブルな価格のFMV「LIFEBOOK WAB/E3」というモデルもラインアップされている。スペックは控えめだが、キーボードや豊富な外部インターフェイスなどはFMV「LIFEBOOK AH77/E3」とほとんど変わらないコストパフォーマンスにすぐれたスタンダードノートだ。価格を重視したいという人はこちらもあわせてチェックしてみてほしい。

この記事は2021年07月13日の情報を基にしております。