これがミドルクラス? ハイエンドに匹敵の性能と機能性 コスパ優秀5G対応スマホ、Xiaomi「Mi 11 Lite 5G」

価格以上の性能を備えるスマートフォンで、ユーザーから高い支持を得ているXiaomiが、2021年7月2日、最新スマートフォン「Mi 11 Lite 5G」を発売した。ハイエンドスマートフォンと同等レベルの高い基本スペックを備え、5G対応スマートフォンとしては世界最薄※1のスリムボディをはじめ、90Hz駆動のリフレッシュレートに対応する有機ELディスプレイ、6400万画素を備えるトリプルカメラ、IP53等級の防水・防塵ボディ、「おサイフケータイ」対応など、ミドルクラスの製品ながらも、機能的には「全部入り」と言える多機能スマートフォンだ。本企画では、この「Mi 11 Lite 5G」を徹底解剖し、そのコスパの高いさを徹底解説しよう。※XiaomiJapan調べ

世界シェア第2位のスマホ良質な製品を適正価格で
Xiaomiの本気を感じる「Mi 11 Lite 5G」

Xiaomiは、2010年の創業からわずか9年で、世界中の企業を対象とする総収益ランキング「フォーチュン・グローバル500」にランクインした総合家電メーカーだ。「良質な製品を適正な価格でユーザーに届ける」という理念が多くの人から支持され、スマートフォン市場においては、あまたのライバルメーカーを向こうに回し、2021年第2四半期の世界シェアで第2位につけるほど急成長を続けている。

Xiaomi「Mi 11 Lite 5G」

2010年の創業から急成長を遂げるXiaomi。2019〜2021年には3年連続で「フォーチュン・グローバル500」にランクインしている

シャオミ「Mi 11 Lite 5G」

2021年第2四半期のスマートフォンの全世界出荷台数、市場シェアで並み居る強豪を抑えて2位につけるXiaomi。成長率が83%と群を抜いているのも特筆すべきポイントだ

また、スマートフォンだけではなく、家電を中心とするIoT製品を多数手がけるのも同社の特徴だろう。世界で使用されているXiaomiのスマートデバイスは約3億5000万台を突破。さらに一般的な家電製品も数多く出がけており、今や世界的な総合家電メーカーとしても認知されつつある。

シャオミ「Mi 11 Lite 5G」

インターネットにつながる家電などIoT製品を次々に送り出し、世界各国での使用台数は約3億5000万台以上にのぼる。世界2位のスマートフォンメーカーでありがなら、世界規模のコンシューマー向けIoTプラットフォーマーでもあるのだ

そんなXiaomiが2021年7月2日に発売したのが、最新の5Gスマートフォン「Mi 11 Lite 5G」だ。「良質な製品を適正な価格でユーザーに届ける」という同社の理念を継承しているどころか、現行のAndroidスマートフォンの中でもトップクラスのコスパを備えており、ミドルクラスのスマートフォンもここまできたかと感慨深くなるほどの1台になっている。

シャオミ「Mi 11 Lite 5G」

Xiaomiの最新5Gスマートフォン「Mi 11 Lite 5G」。ミドルクラスの価格帯ながらも、中身はハイエンドスマホ顔負けのリッチな機能が揃っており、2021年に発売されたスマートフォンの中でも最高クラスのコスパを誇る

加えて、同社のSIMフリースマートフォンとしては初となる「おサイフケータイ」に対応するなど、日本市場でニーズの高い機能もしっかりとサポート。「Mi 11 Lite 5G」は、Xiaomiが日本市場を本気で分析し、日本のユーザーの要望にしっかりとアジャストするように作られたスマートフォンなのだ。

コンパクトボディに有機EL搭載5G対応スマホで世界最薄※1ボディ
90Hz駆動の有機ELディスプレイ搭載

「Mi 11 Lite 5G」のボディは、5G対応スマートフォンとしては世界最薄※1となる6.81mmを実現。ディスプレイサイズは約6.55インチと大きいが、重量は約159gと軽量だ。大きな画面をコンパクトボディに搭載しており、機動性はバツグンだ。 ※XiaomiJapan調べ

Xiaomi「Mi 11 Lite 5G」

ボディの薄さがスタイリッシュな雰囲気を醸し出す「Mi 11 Lite 5G」

カラーバリエーションは、ベーシックな「トリュフブラック」に加えて、パステルカラーの「ミントグリーン」と「シトラスイエロー」が揃っており、男性から女性まで使いやすいカジュアルな雰囲気を備える。

Xiaomi「Mi 11 Lite 5G」

「トリュフブラック」は、黒を全面に押す出しつつもカジュアルな雰囲気で、どのようなスタイルにも合わせやすいだろう。パステルカラーの「ミントグリーン」「シトラスイエロー」は、爽やかで夏らしいカラーで、女性にも人気が出そう

Xiaomi「Mi 11 Lite 5G」

本体側面には指紋認証センサーを兼ねる電源ボタンを搭載。背面に指紋認証センサーがないため、全体のデザインが非常にスッキリとまとまっている。マスクを着用したままでも端末をアンロックできるのも、今のご時世、利便性が高いと言えるだろう

コンパクトなボディには、6.55インチのAMOLED(有機EL)ディスプレイ(2400×1080)を搭載。高コントラストな映像を表示できる「HDR10+」や、色の再現性を表す「sRGB DCI-P3」に対応しており、色鮮やかでコントラストの高い高品質な映像体験が可能だ。

Xiaomi「Mi 11 Lite 5G」

ハイエンドスマートフォンに匹敵するほど高性能な6.55インチのAMOLEDディスプレイ。上辺と両サイドで1.88mm、下辺で2.75mmという極細ベゼルのおかげで、高い没入感をもたらす

加えて、本ディスプレイは、90Hz駆動(1.5倍速)のリフレッシュレートに対応するほか、240Hzのタッチサンプリング(タッチ感度)など、ミドルクラスのスマートフォンではあまり見られない高いスペックを備えるのも特徴。滑らかな操作感と描写力を実現しており、アプリなどの基本操作から動画の閲覧、そしてゲームまで幅広い用途で活躍するだろう。

基本スペックミドルクラスとは思えない
ハイエンドスマートフォン並みの基本スペック

「Mi 11 Lite 5G」を構成する要素の中で、最もコスパの高さを感じさせてくれるのが充実した基本スペックだ。最新のミドルクラスSoC「Snapdragon 780G」に、6GBのメモリーと128GBのストレージを組み合わせる構成なのだが、この「Snapdragon 780G」は、現状で最高位に位置づけられるハイエンドスマートフォン向けSoC「Snapdragon 888」と同じ5nmプロセスで製造されており、ミドルクラス向けの「Snapdragon 700」番台のSoCでは最高の処理性能を備えている。

Xiaomi「Mi 11 Lite 5G」

ハイエンドスマートフォンに匹敵するほど高性能な6.55インチのAMOLEDディスプレイ。上辺と両サイドで1.88mm、下辺で2.75mmという極細ベゼルのおかげで、高い没入感をもたらす

Xiaomiが、定番ベンチマークアプリの「AnTuTuベンチマーク」でテストした結果、総合スコアは544524を記録したとのこと。処理性能、グラフィック性能ともにミドルクラスの限界をゆうに超えており、負荷の高い3Dゲームも快適に遊べる、ハイエンドスマートフォンに迫るスコアだ。この基本スペックの高さをミドルクラスの価格で堪能できるのは、「Mi 11 Lite 5G」ならではと言えるだろう。

Xiaomi「Mi 11 Lite 5G」

「AnTuTuベンチマーク」のテスト結果

一般的に、スマートフォンは本体が小さく、薄くなるほどバッテリー容量も少なくなるものだが、「Mi 11 Lite 5G」は5G対応スマホで世界最薄※1ながらも4250mAhとたっぷりのバッテリー容量を備える。同梱される充電器を使えば、33Wの急速充電が利用できるため、万が一、外出先でバッテリー残量が少なくなってしまっても、約20分で2%から45%まで充電が可能。あわてる必要はないだろう。

Xiaomi「Mi 11 Lite 5G」

小さいボディでもバッテリーは4250mAhと大容量

そのほかの基本機能では、XiaomiのSIMフリースマートフォン初となる「おサイフケータイ」に対応した点がトピックだ。同機能に対応していないため、XiaomiのSIMフリースマートフォンの購入をあきらめていたという人には朗報だろう。また、防水・防塵はIP53等級となっており、雨天時でも安心して使える。

Xiaomi「Mi 11 Lite 5G」

「おサイフケータイ」がないためXiaomiのSIMフリースマートフォンを敬遠していた人には朗報だろう

こだわりのカメラ6400万画素の標準カメラにマクロも使えるトリプルカメラ
インカメラでこだわりのセルフィーも

Xiaomiのスマートフォンが支持される理由には、コスパの高さに加えてカメラ機能の高さもあるが、その点でも「Mi 11 Lite 5G」は優秀だ。背面のメインカメラは、6400万画素の標準カメラ、800万画素の超広角カメラに加えて、接写に強い500万画素のテレマクロカメラというトリプルカメラ構成となっている。

Xiaomi「Mi 11 Lite 5G」

標準カメラは6400万という高い画素数に加えて、4つのピクセルをひとつにまとめるピクセルビニング技術に対応し、明るくキレイな写真を撮ることが可能。「夜景モード」や「ポートレートモード」といったおなじみの撮影モードも利用でき、使い勝手は非常に高い印象だ。

Xiaomi「Mi 11 Lite 5G」

標準カメラでは、6400万という高い画素数を生かした高精細な写真が撮影できる

いっぽうのテレマクロカメラは、超接写が可能で、顕微鏡で見るような世界を切り取ることができるカメラだ。普段は気にもとめないモノでも、テレマクロカメラを使うと、今まで見たこともない姿を見せてくれる。

Xiaomi「Mi 11 Lite 5G」

何気ないモノでもフォトジェニックな仕上がりになるテレマクロカメラ

さらに、フロントカメラも2000万画素と高い性能を備えるうえに、肌や輪郭だけでなく、目や鼻といった顔のパーツごとに効果を施す「ビューティーモード」を搭載。セルフィーにこだわる人には重宝する機能が揃っている。

Xiaomi「Mi 11 Lite 5G」

2000万画素を生かして高画質なうえ、「ビューティーモード」で自然な加工が施せるインカメラ

まとめ4万円台前半で
ハイエンドを実現したコスパ優秀モデル

「Mi 11 Lite 5G」は、4万円台前半というお求めやすい価格設定ながら、ボディデザイン、基本スペック、カメラ機能など多くの要素でハイエンドモデルに迫る価格以上の魅力を備えたスマートフォンだ。特に、基本スペックの高さには目を見張るものがあり、Xiaomiらしいコスパの高さが光る1台になっている。徐々に通信エリアが広がる5Gにもしっかり対応し、利用頻度の高い「おサイフケータイ」にも対応するなど、利便性も非常に高く、それでいてスリムで軽量なボディは、多くの人が求める国内ユーザーのニーズにも十分合致している。出費は抑えながらも、できる限り高性能で使いやすいスマートフォンが欲しいという人にはピッタリだろう。

Xiaomi「Mi 11 Lite 5G」
Xiaomi「Mi 11 Lite 5G」
Xiaomi「Mi 11 Lite 5G」
Xiaomi「Mi 11 Lite 5G」
製品情報/スペック情報
ディスプレイ 約6.55インチ AMOLED(2400×1080)
CPU Snapdragon 780G
メモリー 6GB
ストレージ容量 128GB
SIMスロット nanoSIM×2(5G+4G。1基は
microSDメモリーカードスロットと排他利用)
OS MIUI 12(Android 11 準拠)
メインカメラ 6400万画素標準カメラ(F1.79)、800万画素超広角カメラ(F2.2、119°FOV)、500万画素テレマクロカメラ(F2.4)
インカメラ 約2000万画素(F2.24)
バッテリー 4250mAh
生体認証 指紋認証、顔認証
通信方式 5G NR:
n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n77/n78/n66
LTE FDD:
1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66
LTE TDD:
38/40/41
この記事は2021年08月05日の情報を基にしております。