パソコン選びに迷ったら「快適さ」に着目!薄型・軽量、高性能でペン入力やタッチ操作に対応した マイクロソフト「Surface Laptop 4 15インチ」が“正解”である理由
15型クラスのスタンダードノートは、その使い勝手のよさから家庭用の据え置きパソコンとして多くの人に選ばれている。しかし、テレワークやオンライン学習が普及してきた今、機動力の高さや快適にWeb会議を進められる機能などの重要性が増し、スタンダードノートに求められるものも変化しつつある。そこで本特集では、そんな時代のトレンドにマッチしたモデルとして、Windowsを提供しているマイクロソフト純正のノートPC「Surface Laptop 4 15インチ」に注目。本機が、なぜ新しい時代のスタンダードノートの“正解”であるのか、その理由をひも解いていく。
※検証機は「ブラック」を使用していますが、メモリー8GB、ストレージ256GBモデルは「プラチナ」1色の展開となります。
※記事内の画像ではWindows 10が表示されていますが、現在搭載しているOSはWindows 11となります。
ボディ15型モデルながら持ち運びやすい軽量ボディに、
最長17.5時間の長時間バッテリー搭載で機動力抜群
大きな画面とゆったりとしたキーボードによってさまざまな作業がしやすく、家庭用の据え置きパソコンとして需要の高い15型クラスのスタンダードノート。価格.comの「ノートパソコン」カテゴリーを見ても、3万円台の低価格帯モデルから、20万円オーバーのハイスペックモデルまで、さまざまな製品がひしめく激戦区となっている。パソコンにあまり詳しくない人にとって、この幅広い選択肢の中からどのようなパソコンを選ぶべきかは、大いに頭を悩ませるポイントだろう。
そんな時、まず考えるべきなのは、「どんな用途で」「どんなふうに」パソコンを使いたいかだ。昨今の状況を踏まえると、テレワークやオンライン学習がストレスなく行える処理性能や機能が必要になってくるし、書斎からリビングルームへなど、家の中での移動はもちろん、時には外出先に持ち出せるような機動性も必要だろう。さらに家族で共用するのであれば、年配の親や小さな子どもが使うことも想定した使い勝手のよさも大事になるはずだ。
そう考えると、「とにかく安いから」という理由だけでパソコン選びをするのはリスクが高い。利用シーンに応じて快適に使える製品を選ぶのが重要になってくる。たとえば、処理性能が低くければ何をするにもストレスがたまってしまうだろうし、処理性能が高くても分厚くて重いモデルは持ち運びには不便。そこで注目したいのが、現代のスタンダードノートに求められるさまざまなニーズにしっかりと応えてくれる、マイクロソフト純正のノートPC「Surface Laptop 4 15インチ」だ。
質感の高いスタイリッシュなボディ
まずは「Surface Laptop 4 15インチ」のボディをチェックしていこう。本機を手に取って最初に感じたのが「モノとしての質感の高さ」。本機は、軽量化のためボディの素材にアルミニウムを採用しているが、天面やパームレストには光の当たり方で異なる色合いを見せてくれる梨地加工が施されており、サラッとした感触がプレミアム感を引き立てている。デザインはシンプルを基本としており、外観上、ボディを結合するビスなどは一切見られない。こだわった作りが、所有感を満たしてくれる。
天面にマイクロソフトのロゴのみが配置されたシンプルなデザインだが、アルミニウムボディの表面に施された梨地加工によるサラリとした手触りが質感の高さをより強く感じさせる。ボディカラーは、「ブラック」(検証機)と「プラチナ」の2色展開
テレワークが一般的になったことでパソコンを持ち歩く機会が増えているが、「Surface Laptop 4 15インチ」は、大きめの15型ディスプレイを搭載しながらも、本体重量は約1.5kgと、持ち運びが苦にならないのもうれしいポイント。光学ドライブを非搭載にすることで厚さは約14.7mmに抑えられ、荷物の詰まったビジネスバッグにもスッキリと収まってくれる。また、スタンダードノートはモバイルノートに比べて画面が大きい分、消費電力が多く、バッテリー駆動時間が短い製品も少なくないが、本機は最長17.5時間駆動のバッテリー(AMD 搭載モデル)を搭載しており、1日中タフに使用してもバッテリー切れになる心配はない。
本体サイズも339.5(幅)×244(奥行)×14.7(厚さ)mmと15型スタンダードノートとしてはコンパクト。小さめのビジネスバッグにもスッキリ収まり、外出先にもラクに持ち運べる。主張の少ないクールなボディは、カフェやホテルのラウンジなどオシャレな場所にもよくなじむ
使い勝手ペン入力に対応した縦横比3:2の
15型ディスプレイはテレワークでも大活躍
続いて、「Surface Laptop 4 15インチ」の使い勝手をチェックしていこう。本機の大きな注目点となっているのが、縦横比(アスペクト比)3:2の15型(2496×1664)ディスプレイを搭載していることだ。一般的なスタンダードノートが搭載している縦横比16:9のフルHD(1920×1080)ディスプレイは左右に細長いため、縦方向に広がるWebサイトを見たり、「Microsoft Word」などを使って文書作成を行ったりする際、画面に表示される部分が少なく、上下にスクロールをする回数が増え、作業効率が落ちてしまいがち。しかし、本機のディスプレイは縦方向に余裕があるうえ、フルHDよりも高解像度なため、画面上に表示できる範囲が広くなり、Webブラウジングや文書作成などがより効率的に行える。
また、「Surface ペン」(オプション)を使ったペン入力が行えることも見逃せない。「Surface ペン」は4096段階の高精細な筆圧感知に対応しており、まるで紙に書いているような書き心地を実現しているので、画面上に表示した資料などにサッとキレイに書き込める(対応アプリのみ)。たとえば、Web会議の際に、あらかじめインストールされた「Microsoft Office」の「Microsoft PowerPoint」を使って資料をメンバーと共有し、発表している部分を強調したり、図を描き込んだり、アイデアを出し合ったりすれば、さながら対面での会議のように効果的な会議が行えるだろう。もちろん、本機のディスプレイはタッチ操作にも対応しているため、キーボードやマウスに不慣れな家族でも、スマートフォンと同様、タッチでのスクロールやタップ、拡大・縮小など、直感的な操作が行える。こうした点も使い勝手のよさを実感できるポイントだ。
縦横比3:2、解像度2496×1664の15型ディスプレイはグレア(光沢)仕様で、写真や動画を色鮮やかに表示してくれる。また、縦辺が長いため、同時に複数のウインドウを開いても文字が視認できる大きさを保てるので、仕事や課題も効率よくこなすことができるだろう
「Surface ペン」での入力に対応しており、ディスプレイ上に表示した資料にアイデアやメモを書き込むことができる(対応アプリのみ)。最大4096段階の筆圧感知で繊細なタッチも表現できるため、イラスト作成などにも活用できそうだ
コミュニケーションが取りやすいWebカメラ、マイク、スピーカーを搭載
ここ最近、パソコンを利用する機会として増えているのが、テレワークによるWeb会議やオンライン学習だろう。こうした利用シーンでは、できるだけキレイな映像や音声を相手に届けるために、パソコンに搭載されたWebカメラやマイクの性能にこだわりたいものだ。その点、「Surface Laptop 4 15インチ」は、薄暗い場所でも鮮明な映像を相手に送ることができる高感度のWebカメラや、2つのマイクによりノイズの少ないクリアな音声を届けられる「Dual far-fieldスタジオマイク」、小さな音まで聴き取りやすい「Omnisonic スピーカー」を搭載しており、さまざまな環境下でスムーズにコミュニケーションを取ることができる。
液晶ディスプレイ上部には、パスワード入力不要でパソコンにログインできる顔認証対応のWebカメラを装備。その両隣には「Dual far-fieldスタジオマイク」が搭載されており、2つのマイクで拾った音を解析し、耳触りなノイズを軽減したクリアな音声を相手に届けることができる。また、キーボード面には「Omnisonic スピーカー」が埋め込まれており、小さな音声までキレイに 聴かせてくれる
あえてテンキーを省いたゆとりあるキーボード
ノートパソコンの生産性を考えた場合、キーボードでのキー入力のしやすさは重要だ。その点、「Surface Laptop 4 15インチ」のキーボードでは“ゆとり”すら感じることができた。一般的な15型スタンダードノートではテンキーを配置している場合が多いが、本機は使用頻度の低いテンキーを省くことで主要キーを十分な大きさで配置したうえ、ホームポジションに手を置いた時、自然と両手が中心に来るようになっており、無理のない姿勢で画面と向き合える。キーボードのレイアウトもクセがないので入力しやすく、初めてキーボードに触るという人でも扱いやすそうだ。
バックライト付きの日本語配列アイソレーションキーボードを採用。使用頻度の低いテンキーを省くことで、キーボードやタッチパッドを本体の中心に配置できるので、自然な姿勢のままゆったりとタイピングできる。キーストロークもしっかりとした打鍵感があり、快適な入力作業が行えた
パフォーマンス専用設計の高性能CPU搭載で、
マルチタスク作業も写真編集も問題なし
テレワークやオンライン学習はもちろんだが、エンタメコンテンツの視聴や、動画・写真の編集作業などをストレスなく行うためには高い処理性能が必須となる。その点、今回レビューで使用した「Surface Laptop 4 15インチ」は、Surface用に専用設計されたAMDの高性能CPU「AMD Ryzen 7 4980U モバイル・プロセッサー Microsoft Surface Edition」を採用しており、処理性能的な不足はない。このCPUの特徴は、内部に8個のCPUコアを内蔵したうえ、各コアが2つの命令を並列処理できる技術を搭載したことで、合計16ものマルチスレッド処理が行えること。そのため、Webサイトを確認しながら資料を作成したり、ストリーミング動画を視聴しながらSNSをチェックしたりするようなマルチタスク作業も難なくこなすことができる。
また、メモリーには8GBを、ストレージには高速なPCIe接続の256GB SSDを搭載しており、家庭用のパソコンとしては十分なスペック構成となっている。低スペックのパソコンの場合、長く使っていると起動や動作がだんだん遅くなり、ストレスを感じてしまうこともあるが、本機のスペックならそうした心配も無用。長く快適に使えるはずだ。さらに、オフィスワークでの標準ソフトである「Microsoft Office」の最新版「Microsoft Office Home and Business 2021」があらかじめインストールされていることも大きなメリット。最近は月額制のサブスクリプションタイプが主流となっており、使用する場合は継続して費用がかかるが、本機にインストールされている「Microsoft Office」は永続版なため、追加コストがかかることはない。子どもが「Microsoft Word」や「Microsoft PowerPoint」に触れて操作に慣れておけば、将来への財産にもなるだろう。
まとめ新しい時代のトレンドを網羅した、
理想的なスタンダードノート
大画面を搭載する15型クラスのスタンダードノートは使い勝手がよく、家族との共用パソコンとして使っているという人は多いだろう。しかし、テレワークやオンライン学習が当たり前になるなど、その使用用途は増加の一途。長年使ってきたパソコンでは力不足になり、「そろそろ買い替えを検討している」という家庭も少なくないはずだ。
せっかく買い替えるなら、より時代のトレンドに合った“快適な”モデルを選びたいところだが、そんなニーズに「Surface Laptop 4 15インチ」はぴったりと合致していると感じた。作業しやすいアスペクト比3:2の15型ディスプレイを搭載しながら、本体重量は約1.5kg、厚さは約14.7mmと持ち運びがラクなうえ、Web会議もスムーズに行えるカメラやマイク、スピーカーを備えるなど、テレワークやオンライン学習が快適に行える。さらに、ゆったりと入力できるキーボードや、ペン入力やタッチ操作に対応したディスプレイを搭載し、使いやすさに配慮されているのも大きな魅力だ。新しい時代のトレンドを網羅した理想的なスタンダードノートとして、本機の購入を検討してみてはいかがだろうか。

プラチナ
Surface Laptop 4 15インチRyzen 7/8GBメモリー/256GB SSD/Office Home and Business 2021付モデル
モデル | Surface Laptop 4 | |
---|---|---|
型番 | 5UI-00046 | |
カラー | プラチナ | |
OS | Windows 11 Home 64ビット | |
Office | Microsoft Office Home & Business 2021 | |
CPU | AMD Ryzen 7 4980U モバイル・プロセッサー Microsoft Surface Edition(8コア/16スレッド) | |
メモリー | 8GB(LPDDR4X) | |
ストレージ | 256GB SSD | |
ディスプレイ | 15型(2496×1664)液晶ディスプレイ、Surface ペン対応、10ポイントマルチタッチ | |
外部インターフェイス | USB3.1 Type-Cポート、USB3.0 Type-Aポート、3.5mmヘッドホン出力ポート×1、Surface Connectポート | |
バッテリー駆動時間 | 最大17.5時間 | |
本体サイズ | 339.5(幅)×244(奥行)×14.7(厚さ)mm | |
重量 | 約1.542kg |