彩速ナビの「わかりやすさ」「使いやすさ」を継承 「ここです案内」を搭載したケンウッドの新ポータブルナビ 「ココデス」の実力を徹底チェック!

「ココデス」の実力を徹底チェック!

2021年8月、ケンウッドから発売された新商品のポータブルナビ「ココデス」は、高精細な地図表示や超高速レスポンスなどで人気を得ている同社製「彩速ナビ」のわかりやすさや使いやすさを継承した製品だ。インダッシュタイプのカーナビに比べて、安価で手軽に利用できるのが魅力のポータブルナビだが、「ココデス」には、「彩速ナビ」の開発によって培われた、ケンウッドならではのさまざまな技術が投入されているという。そこで、「ココデス」の実力がどれほどのものなのか、実走レビューを通じて、じっくりとチェックしていこう。

ナビゲーション「ここです案内」搭載。
「彩速ナビ」から譲り受けた“わかりやすさ”を体感

2021年8月、ケンウッドから発売された新商品のポータブルナビ「ココデス」は、高精細な地図表示や超高速レスポンス、抜群の操作性などで人気の同社製「彩速ナビ」のわかりやすさや使いやすさを継承した製品だ。一般的な乗用車だけでなく、トラックなどにも対応したDC12V/24V対応。さらに画面サイズは9V型、7V型、5V型の3サイズが用意されており、設置する車種や用途によって最適なサイズが選べることも特徴のひとつとなっている。

「ココデス」のナビゲーションの“わかりやすさ”において、外せないポイントとなっているのが、「彩速ナビ」から継承された「ここです案内」機能の搭載だ。「ここです案内」は、曲がる方向が大きな矢印でわかりやすく示されるとともに、曲がる地点までの距離がカウントダウンされることで、曲がるタイミングをわかりやすく教えてくれるというもの。右左折のタイミングでは、交差点を曲がる直前の0mまでカウントダウンされ、画面表示と音声でしっかりと案内してくれる。そのため、ひとつ前の交差点を曲がってしまったり、曲がるべき交差点を通過してしまったりといったミスをする心配が少なくなり、初めて走る道でも、安心してハンドルを握ることができた。

ココデス
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9V型、7V型、5V型の3サイズ展開となる「ココデス」。左が、今回のレビューで使用した7V型で、右がひと回り小さな5V型。設置する車種や用途に合わせて、サイズを選べるのがうれしい

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右左折のタイミングが近づくと、「ここです案内」機能が曲がるまでの距離をカウントダウンしてくれる。曲がるまでの距離が100m以内になると、インジケーターの色が青からオレンジへと変化していくので、右左折までの距離感が視覚的につかみやすい

3種の衛星受信

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3Dセンサー(上下センサー/左右センサー/ロールセンサー)

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「ココデス」は、GPS、みちびき、グロナスの3種の衛星からの電波受信と高精度3D センサーを組み合わせることによって、高い自車位置精度を実現している

ココデス
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自車位置精度を確かめるべく、高速道路の高架下を通る一般道や立体駐車場など、GPSからの電波が受信しづらく自車位置がズレそうな場所を走行してみたが、常に自車位置を正確に表示していた

ノースアップ

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2Dヘディングアップ

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3Dヘディングアップ

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地図表示は、北が常に上方向になるノースアップをはじめ、進行方向が上方向になる2Dヘディングアップ、進行方向が上方向になり地図が3Dで表示される3Dヘディングアップの3種類から選べる。画面左上のコンパスのアイコンをタッチすることで、それぞれの表示を切り替えることができる

詳細市街地図

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詳細市街地図は、50mスケールと最小の25mスケールに対応している。実際の道幅などが把握しやすく、交差点名や施設名なども表示されるのでわかりやすい

逆走注意告知

ココデス

ゾーン30エリア表示

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高精度な自車位置精度を活用した、高速道路での「逆走注意告知」機能を搭載。自車が、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)にいる場合に本体の電源をオンすると、画面で注意をうながしてくれる。そのほか、生活道路の安全を確保するために、時速30km以下の速度規制や通行規制などが実施されている「ゾーン30エリア表示」にも対応しており、市街地なども安心して走行できる

ココデス
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都市部や幹線道路などにおける複雑な交差点は、リアルなイラストで表示。車線や建物などが詳細なイラストで再現され、適切なレーンへとわかりやすく誘導してくれる。また、高速道路のジャンクションでは、分岐の手前から詳細なイラストを表示。料金所にさしかかると、ETC車のレーンガイドが表示されるので、余裕を持ってゲートへ進入することができる

また、感心したのがルート探索の速さだ。搭載するプロセッサーが非力なことの多いポータブルナビは、製品によってはルート探索や地図表示の切り替えなどにかなり時間がかかるものも見受けられる。だが、「ココデス」はルート探索がスピーディーなうえ、地図の縮尺変更や画面の表示変更などもサクサクと切り替わり、スムーズでとても心地のいい操作感だった。

ココデス
ココデス

目的地検索からルート探索、5ルート表示まで、画面表示は非常にスピーディー。これなら、ストレスを感じることなく、気持ちよくドライブをスタートできるだろう

操作性静電容量式パネルが実現する、
超高速レスポンス&なめらかな操作感

「彩速ナビ」と言えば、タッチ操作に対する高速レスポンスに定評があり、この点が「使いやすさ」にもつながっているのだが、さて「ココデス」の場合はどうだろうか? 「ココデス」には、ポータブルナビに搭載されることの多い感圧式パネルではなく、フリックやピンチイン/アウトなど、指先で触れるだけで操作できる静電容量式パネルが採用されており、「彩速ナビ」の直感的かつ俊敏な操作レスポンスが受け継がれているという。早速試してみたが、ヌルヌルと動く地図画面や、サクサクと軽快に画面が切り替わる操作感などは、まさに「彩速ナビ」ゆずりで、フリックやピンチイン/アウト、スワイプといった各操作に対する認識精度や追従性も文句なし。「彩速ナビ」の使いやすさを受け継いだという看板に間違いはなさそうだ。

ココデス

グレア処理を施した静電容量式パネルを採用。メリハリのある、くっきりとした地図描画の美しさと、鮮やかな映像再現力を実現している

ココデス

ポータブルナビによくある感圧式パネルとは異なり、静電容量式パネルはいちいち画面をグッと押し込まなくていいので、肩の力を抜いてスーッと軽やかに操作できる

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フリックやピンチイン/アウト、スワイプなどを試してみたが、指の動きに対する追従性は申し分なく、ストレスなく操作できる。地図の縮尺の変更なども、驚くほどスムーズだ。あえて大きく地図をスクロールさせてみても、動きがカクついたり、フリーズしたりすることはなかった

設置性簡単設置で安定感も文句なし。
リアビューカメラも接続可能

続いて、ポータブルナビの取り付け方法について確認していこう。ポータブルナビは、インダッシュタイプのナビとは異なり、自分で設置しやすいことも魅力のひとつだが、「ココデス」は、粘着性のある吸盤を採用することによって、ダッシュボード上へ簡単に設置できる。設置作業はゆっくりと行ったにもかかわらず、かかった時間はわずか10分ほどだった。これなら、機器の取り扱いが苦手な人でもとまどうことなく設置できるだろう。気になる安定感についても、走行中に画面の揺れやガタツキが気になることはなく、想像以上にしっかりと固定されている印象だ。また、万が一の落下に備え、スタンドとデフロスター(フロントガラス下の送風口)をつなぐストラップが付属するため、装着しておけば安心して走行できる。

ココデス

円形のシートを、吸盤スタンドの取り付け位置に貼り付け、吸盤を10秒ほど押し付けたら、吸盤固定レバーを倒して吸着させる。次に、スタンド用ストラップを吸盤スタンドに通し、フックをクルマのデフロスターのリブ部へ取り付け、ナビゲーション本体をアームに取り付ければ設置完了だ。特別難しい作業もなく、ものの10分ほどで装着できた

ココデス

粘着性のある吸盤によってしっかり固定されているため、安定感が高く、走行中の画面の揺れなども気にならなかった

ココデス
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別売りのリアビューカメラ「CMOS-230/230W」と接続すれば、後方の映像を「ココデス」の画面上に映し出すことができ、駐車時の後方確認も行える。駐車が苦手な人にはとくに重宝するはずだ

まとめ「彩速ナビ」の実用性を継承した
注目のポータブルナビ

今回、「ココデス」を使用してみて感じたのは、ポータブルナビという前置きが不要なほどに高機能、高性能で、使い勝手がいいことだった。実際、その使用感は高機能なインダッシュタイプのカーナビに近いもので、ルート探索の速さや自車位置精度の高さ、「ここです案内」をはじめとするルート案内のわかりやすさ、そして操作レスポンスの速さなど、何ら不満を抱くことはなかった。ケンウッドの人気モデル「彩速ナビ」のわかりやすさや使いやすさはたしかに継承されており、完成度の高いポータブルナビに仕上がっていた「ココデス」。カーナビ非搭載のクルマに乗っている人やインダッシュタイプのカーナビが設置できないなど、また、手軽にカーナビを設置・使用したい人やインダッシュタイプよりも安価なものを探している方にとっては、またとない貴重な選択肢が登場したと言ってよさそうだ。

この記事は2021年9月3日の情報を基にしております。