

軽さ約957g! 軽やかで美しく、そしてパワフルが今どきのトレンド 最新モバイルノート「HP Pavilion Aero 13-be」
すぐれたデザインやパフォーマンスで人気を集める日本HPの13.3型モバイルノート「HP Pavilion 13」に、新たに仲間入りした最新モデル「HP Pavilion Aero 13-be」。本機は、定評のある「HP Pavilion 13」のスタイリッシュなデザインを受け継ぎながら、日本HPの個人向けノートPC史上最軽量となる約957gを実現。そのうえ、AMDの最新CPU「AMD Ryzen™ 5000 シリーズ モバイル・プロセッサー」を搭載し、高いパフォーマンスも身に付けている。さまざまな場所で仕事や勉強を行う必要のある、ニューノーマルな今の時代にぴったりなモバイルノートと言えるだろう。早速、その魅力を徹底解剖する。
ボディ驚きの軽さ! 日本HPの個人向けノートPC史上最軽量の
約957gを実現
個性を演出できるデザイン性と頼もしいパフォーマンスで人気を集める、日本HPの13.3型モバイルノート「HP Pavilion 13」。なかでも注目度の高いモデルが、日本HPの個人向けノートPC史上最軽量となる、軽さ約957gを実現した「HP Pavilion Aero 13-be」だ。

約957gと非常に軽い「HP Pavilion Aero 13-be」は、フットワークの軽さが求められる今どきにマッチしたモバイルノート。ここでは、「AMD Ryzen™ 7 5800U モバイル・プロセッサー」、16GBメモリー、NVMe接続の512GB SSDを搭載した最上位モデル「パフォーマンスモデル」を使ってレビューしていく
本機のボディに採用されている素材は、堅牢で軽いマグネシウム合金。これにより、さまざまな場所に気軽に持ち運べる1kgを切る軽量ボディを実現している。実際持ってみると、驚くほど軽く、それでいてガッシリとした堅牢性も感じられる。近年、テレワークやリモート学習などが浸透し、さまざまな場所で仕事や勉強を行うことが増えているが、これなら場所を選ばない。サッと持ち運んで、いつでも、どこでも作業できる、今どきの軽快なライフスタイルを実現できるのだ。
テレワークやリモート学習が一般的になってきた昨今、カフェやコワーキングスペースなどで仕事や勉強をする機会も増えている。ミニマルでスタイリッシュな「HP Pavilion Aero 13-be」は、人目に触れる外出先でも気持ちよく広げられる
処理性能普段使いからクリエイティブ用途まで軽々こなす、
モバイルノートと思えないパワフルさ
軽量なだけでなく、持ち運んだ先でさまざまな作業がストレスなく行える処理性能の高さも、今どきのモバイルノートにとって重要なポイント。続いては、「HP Pavilion Aero 13-be」の処理性能をチェックしていこう。
「HP Pavilion Aero 13-be」には、AMDの最新世代APU「AMD Ryzen™ 5 5600U モバイル・プロセッサー」を搭載した「スタンダードモデル」(メモリー:8GB、ストレージ:256GB SSD)と、「スタンダードプラスモデル」(メモリー:16GB、ストレージ:512GB SSD)に加え、上位の「AMD Ryzen™ 7 5800U モバイル・プロセッサー」を搭載した「パフォーマンスモデル」の3機種が用意されているが、今回は最上位に位置する「パフォーマンスモデル」をチョイスして検証した。基本スペックは下表で確認してほしいが、モバイルノートとは言え、メインマシンとしても十分に活用できるほど、ハイスペックな仕様になっている。
OS | Windows 10 Pro 64bit |
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CPU | AMD Ryzen™ 7 5800U モバイル・プロセッサー(8コア/16スレッド:1.9GHz-最大4.4GHz) |
グラフィック | AMD Radeon™ グラフィックス |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD (PCIe NVMe) |
処理性能をベンチマークプログラムでチェック
CINEBENCH R23

「HP Pavilion Aero 13-be」が搭載するCPUは、AMDの最新世代APU「AMD Ryzen™ 7 5800U モバイル・プロセッサー」。CPUの処理性能を測る定番ベンチマークソフト「CINEBENCH R23」を実行してみると、マルチコアのスコアは、ミドルクラスのデスクトップPCと同水準となる7590をたたき出した!
PCMark 10

パソコンの総合的な処理性能を測る「PCMark 10」の結果は5685。基本性能を示すサブスコアの「Essentials」は9520、ビジネスアプリのパフォーマンスを示す「Productivity」は9255、コンテンツ制作におけるパフォーマンスを示す「Digital Content Creation」は5660を記録。すべての項目で快適さの目安となる3000を大きく上回る優等生ぶりが確かめられた
ドラゴンクエストX ベンチマークソフト

「AMD Ryzen™ 7 5800U モバイル・プロセッサー」に内蔵されたGPU「AMD Radeon™ グラフィックス」の性能も高い。人気RPG「ドラゴンクエストX」のベンチマークプログラムを実行してみると、コンパクトな13.3型ノートでありながら、最高品質、フルHD(1920×1080)設定で「とても快適」の評価を獲得。ライトな3Dゲームも楽しめるのだ
処理性能を実使用でチェック
「HP Pavilion Aero 13-be」を実際に使用していてもパフォーマンスに不満を感じる場面はなく、終始サクサクと動作。動画のエンコードやマルチタスク作業もスピーディーに行えた。普段使いから、ちょっとしたクリエイティブ作業まで、幅広い用途で活用できそうだ。

パソコンに大きな負荷がかかる動画のエンコード。動画エンコードソフト「TMPGEnc Video Mastering Works 7」を使って、フルHD/H264動画(約4分55秒)をフルHD/H265に変換したところ、動画の尺よりも大幅に短い約2分17秒で完了した。このパフォーマンスなら、写真や動画をひんぱんに編集したい人も十分に満足できそうだ
使い勝手軽くパワフルなだけじゃない!
随所に見られる使い勝手にすぐれた設計
最後に、「HP Pavilion Aero 13-be」の使い勝手をチェックしておこう。まずは、ディスプレイ。本機は、一般的なモバイルノートが採用する16:9のフルHD(1920×1080)よりも10%ほど縦に広い、アスペクト比16:10のWUXGA(1920×1200)液晶ディスプレイを採用しており、画面に表示できる縦方向の情報量が多い。Webサイトや文書など、パソコンでは縦方向に長くなるアプリが多いので、アスペクト比16:9のディスプレイよりも使い勝手がいい。
また、搭載するディスプレイは色再現性が高く、sRGBの色域を100%カバー。液晶パネルには、視野角が広いIPS方式を採用しているので、斜めから見ても明るさや色が変わりにくい。クリエイティブ作業にも適している印象だ。

「HP Pavilion Aero 13-be」のディスプレイのアスペクト比は16:10で、解像度は1920×1200。一般的なモバイルノートのディスプレイが採用する16:9のフルHD(1920×1080)よりもWebサイトの閲覧や文書の作成に適している

ディスプレイの上左右辺に加え、下辺も細い「4辺ナローベゼル」を採用するのもうれしいポイント。画面占有率は90%と高く、作業時には画面に集中しやすく、写真や動画の鑑賞時には没入感が高い。また、映り込みの少ない非光沢仕様で、長時間作業にも適している
さらに、マスクをしていても安全かつスピーディーに画面ロックを解除できる指紋認証に対応しているほか、外部インターフェイスとしては、充電と映像出力に対応したUSB3.0 Type-Cポートに加え、USB3.0 Type-Aポート×2やHDMI2.0出力ポートを装備。本機のディスプレイを含め、最大3画面のマルチディスプレイ環境を構築することも可能だ。

外部インターフェイスは、左側面にHDMI2.0出力ポート、USB3.0 Type-Aポート、USB3.0 Type-Cポート、マイク/ヘッドホン・コンボ・ジャックを、右側面にUSB3.0 Type-Aポートと電源ポートを搭載している。モバイルノートとしては必要十分だ

バッテリー駆動時間はカタログスペックで10時間30分。45分で約50%充電できる急速充電機能に対応しているので、急なバッテリー切れでもあせらなくていい。また、専用の電源ポート経由での充電なので、ACアダプターをつないでいてもUSB3.0 Type-Cポートが使えるのが便利だ
キーボードはJIS配列の89キー。コンパクトな13.3型ノートながら、主要キーのキーピッチは約18.7mm、キーストロークは約1.3mmが確保され、余裕が感じられる。また、バックライトを搭載するので、暗い場所でも迷うことなくキー操作が行える

老舗オーディオブランドBang & Olufsenとコラボして開発された、「HP Pavilion」シリーズ定番の「B&O Playデュアルスピーカー」は、ボディ下部の手前左右に搭載。机やテーブルに音を反射させることで、良質なサウンドが響きわたる
地球環境に配慮したサスティナブルな仕様に注目
「HP Pavilion Aero 13-be」は、環境負荷の低い素材で作られていることも知っておこう。たとえば、ボディの塗装には水性塗料を、スピーカーのエンクロージャーには海洋汚染を防ぐために回収されたオーシャンバウンド・プラスチックを採用。また、約957gの軽さを実現するために用いられたマグネシウム合金は、プラスチックやアルミニウムよりもリサイクル性にすぐれた素材であることも有名だ。さらに、外箱と梱包材に100%リサイクル可能な素材を使用するなど、地球環境への配慮は細部にまで及んでいる。
「HP Pavilion Aero 13-be」は、電子機器の環境評価基準「EPEAT」において最上級のGOLD認定を受けた数少ないノートPCだが、第三者機関からもこうした取り組みが評価されているのだ。
まとめ今どきのトレンドを
きっちり押さえ、
新定番となりそうな
モバイルノート
テレワークやリモート学習が浸透した今、ノートPCには、さまざまな場所に持ち運んで仕事や勉強ができる軽さや、スタイリッシュなデザイン、そして、持ち運んだ先で快適に作業が行える高い処理性能が求められている。
その点「HP Pavilion Aero 13-be」は、日本HPの個人向けノートPCとして史上最軽量となる約957gを実現したうえ、デザイン性にも文句がない。また、CPUに「AMD Ryzen™ 7 5800U モバイル・プロセッサー」を採用することで、普段使いから、ちょっとしたクリエイティブ用途までを1台でこなせる頼もしい処理性能も備えていた。
そのうえ、一般的なモバイルノートよりも縦に広く、使い勝手のいいアスペクト比16:10のディスプレイや、マスク着用時も安全かつスピーディーなサインインが可能な指紋認証センサー、余裕のあるキーボード、必要十分な外部インターフェイスまで備えるのだから、言うことがない。モバイルノート選びに迷ったら、「HP Pavilion Aero 13-be」をチョイスするようにしてほしい。
「HP Pavilion Aero 13-be」の主なスペック
モデル |
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OS | Windows 10 Pro 64bit※Windows 11への無料アップグレード対象 | Windows 10 Home 64bit※Windows 11への無料アップグレード対象 | |
CPU | AMD Ryzen™ 7 5800U モバイル・プロセッサー |
AMD Ryzen™ 5 5600U モバイル・プロセッサー | |
グラフィック | AMD Radeon™ グラフィックス | ||
メモリー | 16GB | 8GB | |
ストレージ | 512GB SSD (PCIe NVMe) | 256GB SSD (PCIe NVMe) | |
液晶ディスプレイ | 13.3型WUXGA(1920×1200) IPS液晶、非光沢 | ||
外部インターフェイス | USB PD/DisplayPort1.4対応USB3.0 Type-Cポート×1、USB3.0 Type-Aポート×2、HDMI2.0出力ポート、 マイク/ヘッドホン・コンボ・ジャック×1、電源ポート×1 |
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無線通信 | IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)、Bluetooth 5.2 | ||
本体サイズ (幅×奥行×高さ) |
約298×209×16.9 (最薄部)-18.9 (最厚部)mm | ||
重量 | 約957g | ||
バッテリー駆動時間 | 最大約10時間30分 |