「Dyson Purifier Humidify+Cool™ 加湿空気清浄機」なら空気の清潔さが違う!

2021年10月にダイソンから登場した「Dyson Purifier Humidify+Cool™ 加湿空気清浄機」(PH03)。本機は、高性能な空気清浄フィルターを搭載するのに加え、本体の密閉性を高めたことで微小な粒子も外に漏らさず、JIS(日本産業規格)のHEPA基準よりもハイレベルなEN1822(欧州規格) H13クラスのHEPA基準をクリア。超微小粒子状物質であるPM0.1を99.95%取り除ける※1、高い空気清浄性能を実現している。また、加湿機能では、加湿に利用する水をUV-Cライトで除菌※2する独自の技術を搭載し、衛生的な加湿が行えるのがうれしいポイントだ。本特集では、そんな、空気の清潔さにとことんこだわったダイソンの最新加湿空気清浄機の魅力をチェックしていく。
空気清浄機能 @
JISのHEPA基準を超える高い捕集率。
PM0.1を99.95%除去※1する加湿空気清浄機
多くの人を悩ませる花粉や、社会問題にもなった微小粒子状物質PM2.5など、室内の空気中にはさまざまな汚染物質が浮遊していることをご存じの人は多いだろう。しかし、気を付けなければならないのは、こうした屋外からの汚染物質だけではない。家の中ではハウスダストが発生しているし、調理中のガスコンロからはNO2(二酸化窒素)が、一部の家具からはホルムアルデヒドが、家庭用洗剤からはそこに含まれるベンゼンや酢酸が放出されることがあるなど、普通に生活しているだけで目に見えない有害物質が日々発生しているのだ。
なかでも、最近特に関心を集めているのが、ハウスダストや花粉、PM2.5よりもさらに小さな直径0.1μm(1万分の1mm)以下の超微小粒子状物質「PM0.1」だ。屋外から流入する大気汚染や調理などによって室内に浮遊・滞留している汚染物質である。
- 調理中のガスコンロ/二酸化窒素、PM0.1など
- 室内用塗料/ VOC(揮発性有機化合物)など
- フローリング/ホルムアルデヒドなど
- 家庭用洗剤/ベンゼン、酢酸など
- 一部の家具/ホルムアルデヒドなど
- 屋外の大気汚染/花粉、PM2.5、PM0.1など

室内の空気中を浮遊する汚染物質には、さまざまな大きさのものがある。10μm(PM10.0)程度のハウスダストや花粉は一般的な空気清浄機でも取り除きやすいが、その1/100サイズの超微小粒子状物質PM0.1となると、空気清浄機のフィルターの目を通過しやすく、高性能フィルターを搭載した空気清浄機でなければ取り除くのが難しいとされる
できることなら、室内の空気中に漂うすべての汚染物質を取り除ける空気清浄機を導入したいところだが、高い除去性能で知られるHEPAフィルターの基準は、JIS(日本産業規格)によると「PM0.3を99.97%以上除去する」というもの。このHEPAフィルターを搭載しただけの空気清浄機では、花粉やハウスダストといったPM10.0や工業排気などのPM2.5はしっかりと除去できても、フィルターの目よりも細かなPM0.1を取り除くのは難しいのだ。
そこで注目したいのが、2021年10月に発売された「Dyson Purifier Humidify+Cool™ 加湿空気清浄機」(PH03)(以下、Dyson Purifier Humidify+Cool™)」だ。本機は、先に紹介したJISよりも厳しいEN1822(欧州規格) H13クラスのHEPA基準をクリアし、PM0.1を99.95%除去※1できる高性能な空気清浄機能を搭載。さらに、UV-Cライトで除菌※2した水を使用する衛生的な加湿機能も備えているので、部屋の空気を清潔にしながら湿度も快適に保ってくれるのだ。

「Dyson Purifier Humidify+Cool™」は、PM0.1を99.95%除去※1するというすぐれた空気清浄機能と、UV-Cライトで除菌※2した水を加湿に利用する衛生的な加湿機能を搭載。夏場には、涼を取るために扇風機としても活用できるなど、1台3役の機能を備えた空調家電だ
「グラスHEPAフィルター」と「活性炭フィルター」が一体になった、
高性能な空気清浄フィルター
まずは「Dyson Purifier Humidify+Cool™」の空気清浄性能をチェックしていこう。空気の汚れを取り除くフィルターには、長さ約9mのHEPAマイクログラスファイバーをプリーツ状に200回以上折り込んだ「グラスHEPAフィルター」と、脱臭効果の高い炭を活用した「活性炭フィルター」を一体にした空気清浄フィルターを採用。これにより、ハウスダストや花粉、ウイルス※3はもちろん、PM0.1レベルの超微小粒子状物質を99.95%除去※1。また、「活性炭フィルター」の効果により、家の中で発生する可能性のあるホルムアルデヒドやベンゼンといった有害なガスやニオイもしっかりと取り除いてくれる※4。
本体の周囲360°から空気を吸い込めるよう、ボディを取り囲むように取り付けられた空気清浄フィルター。「グラスHEPAフィルター」と「活性炭フィルター」の2つの機能により、PM0.1レベルの超微小粒子状物質に加え、有害ガスやニオイもしっかりと除去してくれる※1※4
本体の密閉性を高め、製品全体としてEN1822 H13クラスのHEPA基準をクリア
PM0.1を99.95%除去※1できる高性能なフィルターを備えた「Dyson Purifier Humidify+Cool™」だが、本機は、本体の「密閉性」が高いため、吸い込んだ空気を外に漏らさず確実に浄化できるのも特徴だ。いかに高性能なフィルターを備えていたとしても、空気清浄機のボディ自体の密閉性が低く、フィルターを通過しなかった空気を本体の外に漏らしてしまっては、室内の空気を十分にキレイにはできない。
そこで、ダイソンは製品の構造を改めて分析し、空気を漏らす原因となりやすい接着部分を大幅に見直し。ボディの密閉性を高めることで、製品全体としてPM0.1を99.95%除去※5する空気清浄機としてEN1822 H13クラスのHEPA基準をクリアしたという。
下記は、「Dyson Purifier Humidify+Cool™」と同等の密閉性を持つ「Dyson Purifier Hot + Cool™ 空気清浄ファンヒーター」を使って、この春、価格.comがその密閉性の高さを検証した動画だが、吸い込んだスモークを本体から漏らすことなくキレイに浄化してくれることが見て取れる。
ダイソンの空気清浄機の周りにスモークを充満させ、空気清浄機能をオン。すると、本体がスモークを取り込み、外に漏らすことなく、空気をしっかりと浄化していく。これは、本体の密閉性が高いからこそできる技だ
※動画のテストは、「Dyson Purifier Humidify+Cool™」と同等の密閉性を持つ「Dyson Purifier Hot + Cool™ 空気清浄ファンヒーター」を用いて行ったものです
クリーンルームや病院のICU(集中治療室)などのファンユニットにも利用される高性能な空気清浄フィルター「HEPAフィルター」。日本の産業製品に関する規格や測定法などを定めたJISでは、定格流量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率を持つエアフィルターと定義されている。これに対し、欧州規格(EN1822)では、一般的にPM0.1〜PM0.2と言われる、フィルターを最も通過しやすい粒子径(MPPS)を99.95%以上除去する捕集率と定められ、より高いレベルが求められている。
本国をイギリスに置くダイソンの空気清浄機が搭載する空気清浄フィルターは、この欧州規格に準拠したもの。その性能はJISのHEPA基準をゆうに上回っているのだ。
空気清浄機能 A
「インテリジェントセンサー」&「LCDディスプレイ」で空気の汚れを可視化。お手入れも簡単
「Dyson Purifier Humidify+Cool™」は、超微小粒子状物質を取り除くフィルタリング性能だけでなく、汚れた空気を素早く検知し、浄化した空気を部屋全体へ届ける性能にも長けている。
それを実現しているのが、まず背面吸気口の上部に設けられた「インテリジェントセンサー」だ。これは、PM10やPM2.5などの量をレーザー計測する「微粒子(ホコリ)センサー」と、VOC(揮発性有機化合物)やNO2(二酸化窒素)などの有害ガスやニオイを検知する「有害ガス・ニオイセンサー」、さらに室内の温度と湿度をモニターする「温度・湿度センサー」の3種類のセンサーで構成されたもの。これらのセンサーが室内の空気の状況を常時監視し、状況の変化を素早くとらえる。
センサーが汚れを検知すると、本体正面の「LCDディスプレイ」に汚染物質の種類と量を表示しながら、風量を高め、汚れた空気をぐんぐんと浄化していく。目には見えない空気の汚れが取り除かれていくのがわかる仕組みだ。「空気が汚れてもすぐにキレイになる」という実感が得られるので、使っていて安心感がある。
センサーがとらえた汚染物質は、正面の「LCDディスプレイ」で確認可能。アニメーションとグラフによって、空気の汚れの度合いをわかりやすく可視化してくれるのがうれしい。なお、ディスプレイ表示に対応した汚染物質はPM10、PM2.5、VOC、NO2の4種類だ
“羽根のない扇風機”のコア技術「Air Multiplier™(エアマルチプライアー) テクノロジー」
「Dyson Purifier Humidify+Cool™」は、浄化した空気を部屋のすみずみまで素早く届けるために“羽根のない扇風機”のコア技術「Air Multiplier™ テクノロジー」を活用する。浄化した空気を上部の楕円形パーツの内側左右から吹き出し、周囲の空気を巻き込みながら最大約320L/秒※6の大風量を送り出す。これにより、部屋全体の空気を循環させて、部屋のすみで漂う空気を素早く引き寄せ、リビングルームの広さに相当する81m3(27m2)の部屋を確実に浄化できるという。このパワフルな送風機能も本機の魅力のひとつだ。
上部の楕円形パーツの内側左右から浄化した空気を勢いよく吹出し、周囲の空気を巻き込んで増幅する「Air Multiplier™テクノロジー」。その風量は最大約320L/秒※6にも達するほど。部屋の空気をパワフルに循環させることで、素早い空気清浄を行う
加湿機能
UV-Cライトで除菌※2した水で衛生的に加湿。加湿フィルターなどを自動洗浄する「加湿お手入れ機能」も便利
続いては「Dyson Purifier Humidify+Cool™」の加湿機能をチェックしていこう。本機が搭載している加湿機能は気化式だが、衛生面にしっかりと配慮されているのがうれしい。気化式加湿では定期的に加湿フィルターをお手入れしないと、水垢や汚れが付着し、それが細菌やカビが繁殖する原因となりやすいのが欠点だが、「Dyson Purifier Humidify+Cool™」は、UV-Cライトによってタンク内の水を除菌※2する独自の「ウルトラバイオレットクレンズテクノロジー」を搭載。また、加湿フィルターには抗菌・防カビ作用※7のある素材を採用するなど、衛生面にとことんこだわっている。
空気を潤すために水を使う加湿機能は、定期的にお手入れしないと細菌やカビが繁殖しやすいもの。気化式の加湿空気清浄機を利用する場合は、定期的なお手入れが欠かせない

ダイソン独自の「ウルトラバイオレットクレンズテクノロジー」は、水タンクからくみ上げた水にUV-Cライトを照射することで、加湿に使用する水を除菌※2する機能。また、水を気化するための加湿フィルターには、抗菌・防カビ作用※7のある銀繊維が織り込まれており、衛生的な加湿が行える仕組みだ
面倒な加湿パーツを自動洗浄する「加湿お手入れ機能」
お手入れが必要な加湿用のパーツが少ないうえ、これらのパーツを自動洗浄する「加湿お手入れ機能」を搭載しているのも、うれしいポイント。一般的な加湿空気清浄機は、複雑な形状をした水トレイや加湿フィルターを取り外して、ひとつひとつ汚れを落としたり、クエン酸水に浸したりして定期的にお手入れを行う必要があるが、「加湿お手入れ機能」を備えた「Dyson Purifier Humidify+Cool™」は、加湿フィルターを取り外して、クエン酸とともに水タンクに入れてボタンを押すだけ。簡単な作業で、加湿パーツと内部の水路をひと通り洗浄できる。自動洗浄にかかる時間は約60分と短いので、加湿機能のお手入れも大きな負担にならないだろう。
「加湿お手入れ機能」でのお手入れは非常に簡単。本体正面の「LCDディスプレイ」に加湿お手入れサインが出たら、本体から加湿フィルターを取り出し、クエン酸を150g入れた水タンクに浸す。加湿フィルターを入れたまま本体に再セットして、洗浄開始ボタンを押せば、約60分後には洗浄完了だ
まとめ空気の“清潔さ”にとことんこだわった加湿空気清浄機
空気の清潔さが気になりやすい昨今、加湿空気清浄機にも一段と高い清浄レベルを求める人が増えてきた。今回紹介した「Dyson Purifier Humidify+Cool™」は、こうしたニーズにしっかりと応えることができるモデルと言っていいだろう。
特に、空気清浄機能においては、「グラスHEPAフィルター」と「活性炭フィルター」を一体にした空気清浄フィルターと密閉性の高いボディ設計により、日本のJISよりもハイレベルなEN1822 H13クラスのHEPA基準に準拠し、超微小粒子状物質PM0.1を99.95%除去※5できるほどの高い空気清浄性能を実現している。さらに、加湿機能においては、加湿に使用する水をUV-Cライトで除菌※2する独自の「ウルトラバイオレットクレンズテクノロジー」を備えるので、衛生面での安心感が高い。そして、定期的に行う必要のある面倒な加湿パーツのお手入れが「加湿お手入れ機能」によってラクに行えるのもメリットだ。
清潔さにとことんこだわったダイソンの最新加湿空気清浄機「Dyson Purifier Humidify+Cool™」。空気が乾燥しやすく、ますます室内の空気環境が気になる冬に向け、本機の導入を検討してみてはいかがだろうか。

加湿空気清浄機(PH03)
- 空気清浄機
- 扇風機
- 加湿器

さらに、ホルムアルデヒドを検知し、水と二酸化炭素に分解
加湿空気清浄機(PH04)
- 空気清浄機
- 扇風機
- 加湿器

部屋を速く、均一に暖めるヒーター機能を搭載
空気清浄ファンヒーター(HP07)
- 空気清浄機
- 扇風機
- ヒーター
- ※1 欧州規格EN1822に準拠し、第三者機関SGS-IBR(米国)が2021年に実施した、0.1μmの粒子を使い最大風量にて行ったフィルター性能試験結果。前記数値は、フィルターの性能試験に基づく性能であり、実機の性能とは異なります。このフィルターでは0.1μm未満の微小粒子状物質については、除去の確認ができていません。また、空気中の有害物質のすべてを除去できるものではありません。PM 0.1とは0.1μmの大きさの微小粒子状物質です。
- ※2 試験機関:第三者機関 Campden BRI(英国)。試験方法:ダイソンの自社規格TM-004533に基づき、加湿用水内に試験細菌を接種し、UV-Cライトを通過した後の生菌数を測定。対象:加湿用水内の細菌4種。除菌方法:加湿用水の蓋に搭載されたUV-Cライトにより細菌のDNAが破壊され複製や生存が不可能な状態となる。試験結果:1度のUV-Cライト通過後に99.9%除菌。前記数値は、ご使用状況や使い方によって異なる可能性があります。
- ※3 25m3の密閉した試験空間での39分後(PH03)の浮遊したウイルスへの効果であり、実使用空間での実証結果ではありません。ご使用の状況によって効果は異なります。試験機関:(一財)北里環境科学センター。試験方法:25m3の試験空間で日本電機工業会規格(JEM1467)の性能評価試験 にて実施。対象:浮遊したウイルス。試験機:PH03(最大風量時)。試験結果:39分後(PH03)に99%捕集。 試験報告書:北生発2021_0269号。
- ※4 ダイソンおよび第三者機関[CHEARI(中国)]が実施した酢酸、アセトアルデヒド、アンモニア[(社)日本電機工業会規格(JEM1467)]、ホルムアルデヒド、ベンゼン[中国標準規格(GB/T18801)]、NO2[ダイソンの自社規格(DTM-003282)]の測定試験結果(括弧内は準拠した規格を示します)。実際の使用状況により除去率が異なります。前記以外の有害ガスについては確認していません。
- ※5 第三者機関SGS-IBR(米国)が2021年に実施した、0.1μmの粒子を使い最大風量にて行ったフィルター性能試験結果 [欧州規格EN1822] および実機の空気清浄能力を測定した試験結果 [ダイソンの自社規格TM-100583] (括弧内は準拠した規格を示します)。このフィルターでは0.1μm未満の微小粒子状物質については、 除去の確認ができていません。また、空気中の有害物質のすべてを除去できるものではありません。PM 0.1とは0.1μmの大きさの微小粒子状物質です。
- ※6 最大風量に設定した場合。
- ※7 試験機関:第三者機関(一財)北里環境科学センター。抗菌試験方法:JIS Z2801に準拠し、加湿フィルター素材に試験菌液を接種し、24時間後の生菌数を測定。抗菌方法:加湿フィルター内の抗菌素材による。抗菌試験結果:99%抗菌。抗菌試験報告書:北生発2019_0155号。防カビ試験方法:JIS Z2911に準拠し、加湿フィルター素材にカビの胞子懸濁液を接種し、2週間培養後の菌糸の発育状態を判定。防カビ方法:加湿フィルター内の防カビ素材による。防カビ試験結果:菌糸の発育が認められない。防カビ試験報告書:北生発2019_0156号。前記数値は、ご使用状況や使い方によって異なる可能性があります。