IPS液晶で中間応答1ms、144Hz駆動、HDR対応 コスパモンスターのゲーミングディスプレイ LG「24GN600-B」徹底レビュー

PCや家庭用ゲーム機などでゲームを遊ぶなら、映像を映すディスプレイにもこだわったほうが、ゲームの世界をより楽しむことができる。そんなゲーム用に最適化されたゲーミングディスプレイは数多くあるが、その中からピックアップしたのが、LGエレクトロニクス「24GN600-B」だ。本機は、カジュアルゲーマーからヘビーゲーマーまで幅広く納得できる高いスペックを備えるうえ、ゲーム向けの多彩な機能を搭載。それでいて販売価格が27,480円(税込。価格.com最安価格。2021年11月1日時点)と、同スペック帯の中では群を抜いてリーズナブルなのだ。この「24GN600-B」の魅力を徹底解説しよう。

基本スペックIPS液晶、1ms(GTG)、リフレッシュレート144Hz、HDR対応の高機能で、
最高クラスのコスパを実現

「24GN600-B」は、LGが展開するハイエンドゲーミングディスプレイのブランド「LG UltraGear」のラインアップに属する製品で、23.8型フルHD(1920×1080)のIPS液晶を採用するゲーミングディスプレイだ。IPS液晶は、画像や映像の編集などを専門とするクリエイターが好んで使うことが多いパネルで、鮮やかな発色や、自然な色彩表現、広い視野角がその特徴となる。もちろん、昨今の美しい映像が楽しめるゲームタイトルをとことん楽しみたいなら、IPS液晶は外せない。これに加えて、「24GN600-B」はダイナミックレンジの広い「HDR」にも対応しており、美しい映像のゲームタイトルを遊ぶのにはピッタリなゲーミングディスプレイだと言える。

LGエレクトロニクス「24GN600-B」

フルHD、23.8型IPS液晶を搭載した「24GN600-B」。美しい色彩表現を得意とするIPS液晶とHDR対応により、映像美が売りのゲームタイトルのプレイでは、没入感がアップする

LGエレクトロニクス「24GN600-B」 LGエレクトロニクス「24GN600-B」

HDRのオフ時(左)は黒の階調表現が乏しく、コントラストや彩度も低いが、HDRをオン(右)にすると雰囲気が一変し豊かな色味に。どちらが美しいかは火を見るより明らかだ

HDRのオフ時(上)は黒の階調表現が乏しく、コントラストや彩度も低いが、HDRをオン(下)にすると雰囲気が一変し豊かな色味に。どちらが美しいかは火を見るより明らかだ

加えて、応答速度が1ms(GTG)と高速なのもポイントだ。IPS液晶は、TNパネルなどと比べて応答速度が遅いため、FPSやTPSなど動きの速いゲームには向いていないというのが定説だった。

しかし、「24GN600-B」は、IPS液晶ながら1ms(GTG)の高速な応答速度を実現しており、映像の美しさと滑らかさの両方を実現しているのが最大の特徴だ。また、リフレッシュレートが最大144Hzに対応しているのもポイントが高い。リフレッシュレートは高ければ高いほど映像が滑らかになり、TPSやFPSなどのゲームでは、この数値が勝敗を左右する要素のひとつと言えるくらい重要な指標のひとつとなっているのだ。

LGエレクトロニクス「24GN600-B」

応答速度が5msと比べると、残像感が少なく滑らかな表示が可能な1ms(GTG)を実現した「24GN600-B」。これは、長らくディスプレイ開発を続けるLGならではの技術を感じられる点だ
※画像はイメージです。

LGエレクトロニクス「24GN600-B」

リフレッシュレート144Hzは、60Hzと比べると、同じゲームなのかと疑うくらいに画面がヌルヌル動作する。1度でも144Hzでのグラフィック描画を体験すると、もう60Hzには戻れないレベルだ
※画像はイメージです。

ちなみに、2020年に発売されたソニー「PlayStation 5」(以下、PS5)は120Hzのリフレッシュレートが目玉機能とされているが、「24GN600-B」はもちろんこれに対応。「PS5」で120FPS対応のゲームを遊ぶ人なら、要チェックの1台と言える。

実際にオープンワールドのゲームを遊んでみたが、本機の解像度はフルHDでありながらも、HDRに対応しているため色彩が非常に豊かで、映像全体に奥行きが感じられる。HDRに対応していないディスプレイと比べると、同じ解像度でも映像の美しさの違いは明らかだった。

また、オンライン対戦型のFPSをプレイした際には、残像感がほとんどなく、視点操作が非常になめらかだと感じた。60Hzと比べると、144Hzのリフレッシュレートでは、明らかに敵を倒しやすくなり、撃ち合いでも競り勝つことが多くなった。また、スムーズな画面表示のため、画面酔いをまったくしなかったのも、高リフレッシュレートの恩恵だろう。

さらに、「24GN600-B」がスゴイのは、これだけの機能を備えながらも販売価格が27,480円(税込。価格.com最安価格。2021年11月1日時点)と、同スペック帯の他製品と比べて群を抜いてリーズナブルなことだ。ユーザーからの評価も上々で、価格.comの「ゲーミングディスプレイ」カテゴリーにおける売れ筋ランキングでは堂々の1位(2021年11月1日時点)に君臨しており、コストパフォーマンスにすぐれるゲーミングディスプレイとして支持されている。

ゲーミング機能多彩なジャンルのゲームに対応できる豊富なゲーミング機能

多くのゲーミングディスプレイは、ゲームに特化した専用の機能を備えており、「24GN600-B」もその例に漏れず多彩なゲーミング機能が魅力となっている。特にPCゲーマーなら見逃せないのが、AMDのGPU「Radeon」シリーズ(APU搭載も含む)向けに提供されている「AMD FreeSync Premium テクノロジー」に対応する点だ。

「AMD FreeSync Premium テクノロジー」は、画面のリフレッシュレートをGPUが出力するフレームレートに合わせることで、映像のちらつき(ティアリング)やカクつき(スタッタリング)を軽減し、なめらかな映像表示を可能にする機能のことだ。この機能を使うと、視点を移動させる際に発生するカクつきや、映像の破綻が明らかに減少し、激しい戦いのシーンでもスムーズな描画が行える。

AMD FreeSync Premium テクノロジー
LGエレクトロニクス「24GN600-B」

「AMD FreeSync Premium テクノロジー」をオンにすると、ちらつき(ティアリング)やカクつきが減少し、ゲームを有利に進められるようになる

このほかにも、LGのゲーミングディスプレイでは定番となる、人気の「DAS(Dynamic Action Sync)モード」や「ブラックスタビライザー」にも対応。「DASモード」は、GPUからの映像信号にあえて処理を施さないことで表示遅延を少なくし、リアルタイムで出力する機能。これをオンにすると、特にFPSやTPSといったゲームでほぼ遅延のないスムーズな操作が可能になる。

DASモード
LGエレクトロニクス「24GN600-B」

「DASモード」は、遅延を最小限に抑えてくれるため、素早い操作が求められるゲームで威力を発揮する

いっぽうの「ブラックスタビライザー」は、画面上の暗部の視認性を向上させる機能。これをオンにすることで、FPSやTPSといったゲームで、暗くて見えないところから一方的に撃たれて負ける、というようなことが起こりにくくなる。どちらも、ゲームを優位に進めるのに便利な機能であり、1度使うとやめられなくなるだろう。

ブラックスタビライザー
LGエレクトロニクス「24GN600-B」

「ブラックスタビライザー」が、画面の暗部を自動で明るく調整。これまでは影に隠れて見えなかった敵やオブジェクトが見やすくなる

また、FPSやRTSなどの定番ゲームジャンル向け画面設定のプリセット(ゲーミングモード)も用意されており、選択するだけでゲームジャンルに合わせた最適な画面表示が行える。画面設定などにあまり詳しくない初心者にはありがたい機能だろう。

FPSモード
LGエレクトロニクス「24GN600-B」
RTSモード
LGエレクトロニクス「24GN600-B」
鮮やか
LGエレクトロニクス「24GN600-B」

高速で視認性にすぐれる「FPSモード」(左上)や、画質重視の「RTSモード」(右上)のほか、コントラストや彩度が高い「鮮やか」(左下)などが用意されている。

高速で視認性にすぐれる「FPSモード」(上)や、画質重視の「RTSモード」(中)のほか、コントラストや彩度が高い「鮮やか」(下)などが用意されている。

また、このプリセットモードの中には「ブルーライト軽減モード」も用意されている。これは、どちらかと言えば、パソコンで仕事など作業を行う際に役立つ機能。在宅勤務のような新しいワークスタイルにバッチリ当てはまる。仕事中は「ブルーライト軽減モード」で、ゲームを遊ぶ時にはゲーム専用モードでといった切り替えも簡単だ。ゲーミングディスプレイでありながらも、普段使いにもしっかり対応している。

ブルーライト軽減モード
LGエレクトロニクス「24GN600-B」

ゲーミングディスプレイながらも普段使いで活用できる「ブルーライト軽減モード」を搭載。ゲームだけでなく仕事でも快適に使える

外観デザイン23.8型のフレームレスデザインはシンプルで使いやすさも〇

最後に「24GN600-B」の外観デザインについて解説しよう。本機は、上辺と左右のベゼルが極狭のフレームレスデザインを採用しており、よりゲームの世界に没入しやすいデザインを採用。ブラックを基調とした見た目と相まって、スタイリッシュな印象だ。

LGエレクトロニクス「24GN600-B」

ゲーミングディスプレイは、デコレーション用のLEDライトを備えるなど派手なデザインの製品が多いが、「24GN600-B」はシンプルで落ち着いた見た目に、赤色のアクセントが使われているので、書斎のデスクなどにも合わせやすい

LGエレクトロニクス「24GN600-B」

本体の背面には「LG UltraGear」のロゴとポート類がまとめられている。スタンドはV字型でコンパクト。設置場所には困らないはずだ

背面のポート類は、DisplayPort 1.4×1、HDMI 2.0×2、イヤホンジャックを搭載。ポート類がディスプレイの底面に備わっているタイプだと、ケーブルの抜き差しの際にディスプレイの角度が変わってしまったり、ディスプレイを倒してしまったりすることがあるが、「LG UltraGear」は背面にまとめられているため、そうした心配は無用。ポート類へのアクセシビリティは非常に快適だ。

LGエレクトロニクス「24GN600-B」

背面に備わるポート類。上からDisplayPort 1.4、HDMI 2.0×2、イヤホンジャック

LGエレクトロニクス「24GN600-B」

操作はディスプレイ底面に装備されたOSDジョイスティックで行う。画面設定を細かく調整する際にも、OSDジョイスティックを押したり、傾けたりするだけなので、ボタンが複数あるタイプよりも使いやすく、直感的な操作が可能だ。

まとめゲームの世界にどっぷり浸かれる鬼コスパのゲーミングディスプレイ

「24GN600-B」は、ゲームの映像を美しく滑かに表示できるため、幅広いジャンルのゲームタイトルを快適にプレイできる製品だ。プレイを優位に進めるためのゲーミング機能も、勝負にこだわるユーザーには非常にありがたい機能と言える。

本製品の性能の高さは、同じ価格帯のゲーミングディスプレイと比べるとワンランク上に位置しており、コストパフォーマンスは非常に高い。「PS5」や「Xbox」などの家庭用ゲーム機を楽しむカジュアルなプレイヤーから、PCゲームでオンライン対戦ゲームをバリバリプレイするヘビーゲーマーまで満足できるはずだ。2〜3万円の予算ですぐれたゲーミングディスプレイを探している人は、要チェックの1台だと言える。

この記事は2021年11月22日の情報を基にしております。

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