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4色のカラバリで自分らしさを表現

日常に彩をもたらしてくれるモバイルノート

富士通FMV「LIFEBOOK CH」シリーズの個性に迫る

家の中はもちろん、外出先にも軽快に持ち運べるモバイルノートは、日々を快適に過ごすうえでぜひ持っておきたいアイテム。そんなモバイルノートの中でも特に自分らしさを表現できるユニークなデザイン性を備えているのが、2021年10月に発売された富士通 FMVの13.3型ノート「LIFEBOOK CH」シリーズだ。本機の魅力は、ノートPCとしては珍しい「カーキ」や「モカブラウン」を含む4色のカラーバリエーションを揃えつつ、ボディの素材とデザインに徹底的にこだわっていること。また、最新OS「Windows 11」を搭載していることに加え、スマートフォンとの連携機能やテレビ視聴機能、AIノイズキャンセリング機能を備えるなど、多機能で実用性にすぐれていることもポイントだ。さらに、処理性能にもすぐれており、全方位に隙がない。本企画では、そんな「LIFEBOOK CH」シリーズの個性に迫っていく。

上質なアルミボディと4色のカラーバリエーションが
日常をオシャレに演出

片手で気軽に持ち運べるモバイルノートは、自宅での生活をより便利にしてくれるだけでなく、外出先でも有意義な時間をもたらしてくれる重要アイテム。その利便性の高さから、昨今のパソコン市場の主役を担う製品とも言えるが、そのいっぽうで、どの製品も見た目は似たようなものばかり、と感じている人も少なくないはずだ。

そう感じている人にぜひ注目してもらいたいのが、デザインにこだわり抜いた富士通 FMVの13.3型モバイルノート「LIFEBOOK CH」シリーズだ。スペックに応じて、上位モデルの「LIFEBOOK CH90/F3」、ミドルレンジモデルの「LIFEBOOK CH75/F3」、エントリーモデルの「LIFEBOOK CH55/F3」の3モデルが用意されているが、いずれもボディの内外装に上質なアルミニウムとマグネシウムを使用。マットなメタル感に加え、シャープでシンプルな造形により、ほかのモバイルノートとは一線を画すオシャレなモデルに仕上がっているのだ。

富士通FMV「LIFEBOOK CH」シリーズ

今回、レビュー機として使用したのは、「カーキ」カラーをまとった上位モデルの「LIFEBOOK CH90/F3」。天面や底面だけでなく、キーボード面も贅沢にアルミニウムで仕上げられており、鈍い光沢が所有する満足感を与えてくれる

富士通FMV「LIFEBOOK CH」シリーズ 富士通FMV「LIFEBOOK CH」シリーズ

自宅やカフェなど場所を問わず、インテリアと自然にマッチしながら存在感を放つスタイリッシュなボディ。高級感に満ちた天面の輝きが、ワンランク上の日常を演出してくれるだろう

ノートPCでは珍しいカラーバリエーションと際立つ細部の美しさ

また、本シリーズには4色のカラーバリエーションが用意されていることも大きな魅力。華やかな「ベージュゴールド」、落ち着きのある「モカブラウン」、クールな「ダークシルバー」、格調高い「カーキ」と、ノートPCには珍しいカラーが用意されているうえ、いずれもメタル感がふんだんに生かされ、光をキラキラと反射する上質で個性的な色合いだ。ありふれたものとはひと味違うカラーを選ぶことで、自分らしさを追求できるのは、これまでのモバイルノートにはなかったオシャレな点だと言えるだろう。

さらに、ディスプレイのエッジを美しい曲面で仕上げたり、「かな表記」のないボディカラーと同色のキーボードを採用したりと、細部まで美しさを徹底。一般的な高価格帯のノートPCと比較しても、「LIFEBOOK CH」シリーズのデザインは特別感が際立っている。

富士通FMV「LIFEBOOK CH」シリーズ

左から「ベージュゴールド」(「LIFEBOOK CH75/F3」使用色)、「モカブラウン」(「LIFEBOOK CH75/F3」「LIFEBOOK CH55/F3」使用色)、「ダークシルバー」および「カーキ」(「LIFEBOOK CH90/F3」使用色)

富士通FMV「LIFEBOOK CH」シリーズ 富士通FMV「LIFEBOOK CH」シリーズ

ディスプレイのカバーガラスとエッジをシームレスな曲面デザインで仕上げ、スマホライクなビジュアルを実現。「かな表記」のないスタイリッシュなキーボードは、キーピッチ約19mmのフルサイズで、タイピングのしやすさも上々だ

メタルボディながら軽量かつコンパクト

ボディの内外装にアルミニウムとマグネシウムを使用した「LIFEBOOK CH」シリーズは、機動力においても抜かりがない。プレス材と樹脂を組み合わせる工夫により、約988g(「LIFEBOOK CH90/F3」のみ約1.11kg)という軽量ボディを実現。また、薄型ユニットの採用や、キーボードとインターフェイスなどを重ねない工夫によって、約307(幅)×207(奥行)×15.8(厚さ)mmというコンパクトなサイズに抑えている。加えて、バッテリー駆動時間もJEITA 2.0基準で「LIFEBOOK CH55/F3」は約13.7時間、「LIFEBOOK CH75/F3」は約13.5時間、「LIFEBOOK CH90/F3」は約12.3時間と長い。これならどこにでも気軽に持ち運んで使えることうけ合いだ。

富士通FMV「LIFEBOOK CH」シリーズ 富士通FMV「LIFEBOOK CH」シリーズ

女性がオフィス内で持ち運んでもまったく負担にならないほどの軽さ。ソファで膝の上に乗せるなど、より柔軟な使い方ができるのもうれしい

美麗な有機ELディスプレイ搭載!
AIノイズキャンセリング搭載でビデオ通話にも強い

モバイルノートの中には、持ち運び以外での使いやすさや実用性が二の次にされているものも少なくない。しかし「LIFEBOOK CH」シリーズは、そういった部分までしっかりと追求されている。

まず特筆すべきは、上位モデルの「LIFEBOOK CH90/F3」が、13.3型フルHD(1920×1080)有機ELディスプレイを搭載していること(「LIFEBOOK CH75/F3」と「LIFEBOOK CH55/F3」は13.3型フルHD(1920×1080)IGZO液晶ディスプレイ)。コントラスト比10000:1、輝度400cd/m2、表示色10.7億色と、一般的な液晶ディスプレイよりも色再現性が高く、明るいため、高画質な写真や動画も鮮やかに鑑賞可能だ。また、2W×2のパワフルなステレオスピーカーを搭載するうえ、クリアなサウンドを実現する音響補正ソフト「Dirac Audio」も備えており、音楽や映画などのエンターテインメントコンテンツもクリアな音で余すことなく楽しめる。

富士通FMV「LIFEBOOK CH」シリーズ 富士通FMV「LIFEBOOK CH」シリーズ

「LIFEBOOK CH90/F3」の非光沢13.3型フルHD(1920×1080)有機ELディスプレイに花々を写した高画質写真を表示してみたところ、花びらの繊細なグラデーションまでリアルに描写されることが確認できた。また、本体手前の底面左右には、2W×2のステレオスピーカーを搭載

富士通FMV「LIFEBOOK CH」シリーズ

SF映画を鑑賞してみたが、有機ELディスプレイは鮮やかさだけでなく応答速度にもすぐれるため、宇宙船の素早い動きも美しくなめらかに表現された。モバイルノートのものとは思えないパワフルでクリアなサウンドも相まって、高い没入感が味わえた

4つのマイクとAIノイズキャンセリングでビデオ通話が快適

さらに、昨今機会の多いビデオ通話でも本機は使いやすい工夫がなされている。4つのマイクで広範囲の音を拾えるうえ、マイクが集音した余計な環境音を抑制するAIノイズキャンセリングも搭載しており、クリアな音声を相手に届けられるのだ。また、「Dirac Audio」のボイスモードを使用すれば、相手の声がより鮮明に聞こえるようになる。

富士通FMV「LIFEBOOK CH」シリーズ 富士通FMV「LIFEBOOK CH」シリーズ

ディスプレイ上部に4つのマイクが幅広く設置されており、頭を動かしたり遠くから話したりしても音声の取りこぼしが少ない。実際に「Skype」でビデオ通話を行ってみたが、こちらの音声がはっきりと相手に伝わっただけでなく、相手の音声もクリアに耳に届き、聞き直しなどのない快適な通話が行えた

HDMIポートでゲーム機と接続可能。テレビ視聴やスマホ連携も

外部機器との連携機能が充実していることも見逃せない。外部インターフェイスで特に注目したいのは、入力と出力の双方に対応したHDMIポート。外部ディスプレイに接続して映像を出力できるだけでなく、逆にゲーム機などの映像を「LIFEBOOK CH」シリーズの画面に表示して、モニターとして使うことができるのだ。さらに、DLNA対応のテレビレコーダーとWi-Fi経由で接続可能なテレビ視聴機能「テレビ番組リンク」を備えており、「LIFEBOOK CH」シリーズでテレビの録画番組などを楽しむこともできる。

富士通FMV「LIFEBOOK CH」シリーズ

外部インターフェイスは、左側面にHDMI入力/出力兼用ポート、Thunderbolt 4 USB4 Gen3 Type-Cポート(給電/映像出力対応)を装備。右側面にはThunderbolt 4 USB4 Gen3 Type-Cポート(給電/映像出力対応)、USB3.2 Gen1 Type-Aポートを装備する

富士通FMV「LIFEBOOK CH」シリーズ 富士通FMV「LIFEBOOK CH」シリーズ

画面が小さなゲーム機でも、HDMIケーブルで「LIFEBOOK CH」シリーズと接続すれば、大きな画面でのびのびとプレイ可能だ。また、「テレビ番組リンク」でリビングルームに設置されたテレビレコーダーと無線接続できるので、テレビが設置されていない寝室などでもテレビ番組が楽しめる

さらに、日常生活に欠かせないスマートフォンとの連携機能が充実していることもうれしい。スマートフォンと「LIFEBOOK CH」シリーズとの間で写真などのデータ転送が簡単に行えるうえ、スマートフォン内の音楽をBluetooth接続により「LIFEBOOK CH」シリーズで再生することもできるのだ。このほか、スマートフォンのカメラをパソコンのWebカメラとして利用できる新アプリ「スマホカメラ転送」を搭載。ビデオ通話で手元の資料や写真を共有したい時などに重宝することだろう。

富士通FMV「LIFEBOOK CH」シリーズ 富士通FMV「LIFEBOOK CH」シリーズ

スマートフォンに専用アプリ「sMedio スマホデータ転送」(iOS/Android対応)をインストールすることで、スマートフォンで撮影した写真の取り込みなどがスムーズに行える。また専用アプリ「スマホカメラ転送」(iOS/Android対応)により、スマホのカメラ映像を本機で見ることが可能に。パソコンのディスプレイ上部に固定されたWebカメラでは見せにくい映像を、スマートフォンのカメラで相手に届けることも可能になる

「第11世代インテル Core プロセッサー」と
高速SSD搭載で本格タスクも楽々

最後に、上位モデルの「LIFEBOOK CH90/F3」を使用して処理性能をチェックしていこう。本機は、CPUに最新の「第11世代インテル Core i5-1135G7 プロセッサー」(最大4.2GHz)を搭載。4コア/8スレッドで動作するパワフルなCPUで、マルチタスク性能にすぐれる。さらに、高速なPCIe接続の約512GB SSDと、8GBのLPDDR4Xメモリーを搭載。ビジネスタスクからエンターテインメント鑑賞まで快適にこなせるスペックをしっかりと押さえている。

「第11世代インテル Core i5-1135G7 プロセッサー」は強力な統合GPU「インテル Iris Xe グラフィックス」を内蔵しており、グラフィック性能が高いこともポイントだ。CPUの性能を測るベンチマークプログラム「CINEBENCH R23」を実行してみたところ、シングルコアで1311、マルチコアで3764をマーク。いずれもミドルハイクラスに位置する頼もしいスコアだ

ストレージのデータ転送速度を測定する「CrystalDiskMark 8.0.4」では、基準となるシーケンシャルリード(Q8T1)で2484MB/s、シーケンシャルライト(Q8T1)で1805MB/sをマークし、PCIe接続SSDのすぐれたレスポンスが確かめられた。また、パソコンの総合的な性能を測る定番ベンチマークプログラム「PCMark 10」では4278というハイスコアをマーク。高性能の目安となる3000を大きく超えており、本格的なヘビータスクやマルチタスクもしっかりとこなせるレベルだ

重たいビジネスファイルも高画質写真もサクサク処理

本機には「Microsoft Office Home & Business 2021」がプリインストールされているが、これを使用して、写真が大量に用いられた大容量のPowerPointファイルを編集してみたところ、操作の反映もページ送りもスムーズで、もたつく場面はまったくと言っていいほど見られなかった。そこでさらに負荷をかけるべく、RAW現像ソフト「RawTherapee」をインストールして、1枚あたり約20MBあるRAW画像ファイル30枚をJPEG形式に変換してみることに。その結果、一般的なミドルクラスのノートPCでは4分30秒ほどかかる処理を、本機はわずか約2分45秒で終えてしまった

富士通FMV「LIFEBOOK CH」シリーズ 富士通FMV「LIFEBOOK CH」シリーズ

写真が多く盛り込まれたPowerPointファイルはしばしばフリーズを引き起こす原因になるものだが、本機ではまったくフリーズすることなく快適に編集作業が行えた。高画質写真のRAW現像もスピーディーにこなせるので、クリエイティブ用途にも十分に活用できるだろう

富士通FMV「LIFEBOOK CH」シリーズ

スリープから高速に起動するモダンスタンバイにも対応。画面を開いてから復帰するまでの時間は実測約0.2秒と一瞬で、ストレスなく作業に取りかかれる

「富士通WEB MART」で自分好みのスペックにカスタム!

FMVのメーカー直販サイト「富士通WEB MART」には、「LIFEBOOK CH」シリーズのカスタムメイドモデルとして、有機ELディスプレイ搭載の「LIFEBOOK WC2/F3」と、液晶ディスプレイ(IGZO)搭載の「LIFEBOOK WC1/F3」が用意されている。ストレージの容量を約256GB/約512GB/約1TBから選べるほか、CPUをアップグレードしたり、外付け光学ドライブやマウスなどを追加したりできる。また、「Microsoft Office 2021」のエディションを選択してプリインストールすることも可能。予算やニーズに合わせてスペックをカスタマイズしたい人に、ぜひチェックしてほしい。

有機ELディスプレイ搭載
LIFEBOOK WC2/F3
液晶ディスプレイ(IGZO)搭載
LIFEBOOK WC1/F3
富士通WEB MARTで詳細をチェック

日常を美しく、自分らしく彩ってくれるモバイルノート

「LIFEBOOK CH」シリーズをチェックしてきて最も印象的だったのは、一般的なモバイルノートとは一線を画す美しさと個性だ。アルミニウムとマグネシウムを用いたボディは高級感にあふれているうえ、4色の魅惑的なカラーバリエーションもかなり個性的。また、ディスプレイのエッジをスマホライクな曲面で仕上げたり、「かな表記」のない、ボディカラーと同色のキーボードを採用したりと、細部まで美しさの追求に余念がないうえ、軽量かつコンパクトだ。

そして実用性の高さにも驚かされた。高品位の有機ELディスプレイ(「LIFEBOOK CH90/F3」のみ)やパワフルなステレオスピーカーによりエンターテインメントを快適に楽しめるうえ、4つのマイクとAIノイズキャンセリングの搭載でビデオ通話も快適。ゲーム機の映像を本機のディスプレイに出力できたり、ワイヤレスでテレビ番組を視聴できたり、スマートフォンと簡単に連携できたりなど、自由度が非常に高い。そのうえ、最新世代CPUや高速SSDを搭載しており、本格的なビジネスタスクやクリエイティブタスクまでこなせる。

これほどの美しさと実用性を兼ね備えたモバイルノートは、なかなかお目にかかれないもの。ノートPCで自分らしさを演出したい人には、本機をぜひチェックしてほしい。

主なスペック

LIFEBOOK CH90/F3 LIFEBOOK CH75/F3 LIFEBOOK CH55/F3
OS Windows 11 Home 64bit
CPU 第11世代インテル Core i5-1135G7 プロセッサー(最大4.2GHz) 第11世代インテル Core i3-1115G4 プロセッサー(最大4.1GHz)
グラフィック インテル Iris Xe グラフィックス インテルUHDグラフィックス
メモリー 8GB LPDDR4X
ストレージ 約512GB SSD(PCIe接続) 約256GB SSD(PCIe接続)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 13.3型フルHD(1920×1080)有機ELディスプレイ 13.3型フルHD(1920×1080)IGZO液晶ディスプレイ
有線LAN なし
無線通信 無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax、MU-MIMO対応)、Bluetooth v5.1
外部インターフェイス HDMI入力/出力兼用ポート、Thunderbolt 4 USB4 Gen3 Type-Cポート(給電/映像出力対応)×2、
USB3.2 Gen1 Type-Aポート
サイズ 約307(幅)×207(奥行)×15.8(厚さ)mm
重量 約1.11kg 約988g
カラー ダークシルバー/カーキ ベージュゴールド/モカブラウン モカブラウン
Office Microsoft Office Home & Business 2021
この記事は2021年11月30日の情報を基にしております。