「HUAWEI FreeBuds 4i」徹底レビュー 1万円以下※1で、ノイキャン、使い勝手、音質に満足!コスパ抜群の完全ワイヤレスイヤホン
「HUAWEI FreeBuds 4i」は、フィードフォワード型のアクティブノイズキャンセリング機能に加え、高感度ポリマー振動板を採用したφ10mmの大型ダイナミックドライバーを搭載した、完全ワイヤレスイヤホンだ。そのうえ、デュアルマイクによるクリアな通話や、イヤホン本体バッテリーで約10時間の連続再生※2、外部音取り込みモードに対応するなど、1万円以下の※1完全ワイヤレスイヤホンとは思えないほど高機能・高性能なモデルに仕上がっている。本特集では、そんな、価格以上の実力を備えた「HUAWEI FreeBuds 4i」を徹底チェックしていく。 ※1 価格.com最安価格。2021年11月8日時点 ※2 ノイズキャンセリングオフ、音量50%、AACモードを使用。ファーウェイラボのテスト結果に基づく
ノイキャン性能地下鉄や雑踏など、よく使うシーンに合わせた
アルゴリズムのノイズキャンセリング機能を搭載
イヤホンからケーブルをなくすことで自由なスタイルで音楽を楽しめる「完全ワイヤレス」と、周囲のノイズを打ち消して音楽への没入感を高める「ノイズキャンセリング機能」。この両方を備えたイヤホンが今、市場の人気を集めている。しかし、ノイズキャンセリング機能付きの完全ワイヤレスイヤホンは小さなボディの中に、ノイズキャンセリング用のマイクやチップに加え、Bluetooth通信用のチップやバッテリーなどを搭載する必要があるため、イヤホンの中でも高価な製品となる。有名オーディオメーカーのモデルは2〜3万円程度のものが多く、気軽には購入しづらいところがあるのも事実だ。
もっと安く購入でき、信頼できる性能を備えたモデルはないものか――。そう思っている人に注目してほしいのが、ファーウェイの完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 4i」だ。ファーウェイの製品はスマートフォンだけでなく、周辺機器においてもコストパフォーマンスの高さが評価されているが、今回紹介する完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 4i」は、価格.com最安価格が7,255円(税別。2021年11月8日時点)と非常にリーズナブル。にも関わらず、ノイズキャンセリング性能においても、音質においても十分に満足できる製品に仕上がっているのだ。
1万円以下※1のモデルとは思えないほど、
高レベルなアクティブノイズキャンセリング機能
「HUAWEI FreeBuds 4i」の最大のトピックは、低価格なモデルながら高性能なノイズキャンセリング機能を搭載していることにある。本機は、左右の筐体に各2基のマイクを搭載し、周囲のノイズを精度よく集音・分析して、逆位相の音でノイズを打ち消すフィードフォワード型のアクティブノイズキャンセリング機能を搭載している。なかでも、ファーウェイならではすぐれた部分となるのが、地下鉄の車内や雑踏など、イヤホンをよく利用するシーンに合わせて最適化された独自のアルゴリズムが採用されている点だ。世界的なスマートフォンメーカーである同社は、その相棒として活用されることの多いイヤホンが使われやすい場所の情報も豊富に蓄えている。こうしたデータに基づいて開発された独自アルゴリズムを用いることで、より効果的にノイズを低減するわけだ。
早速、「HUAWEI FreeBuds 4i」のノイズキャンセリング性能を確かめるため、地下鉄や人の多い広場などで使用してみた。カナル型を採用した「HUAWEI FreeBuds 4i」は元来、遮音性が高いが、ノイズキャンセリング機能をオンにすると、周囲のノイズがさらに抑えられていく。駅のアナウンスなどは若干聴こえるものの、電車の走行音や人々の足音、ロードノイズなど、不快に感じやすいノイズが優先的に消えるようだ。これが、利用シーンに合わせたアルゴリズムを採用したことの成果なのだろう。また、フィードフォワード型のおかげで、ノイズキャンセリングイヤホンにありがちな閉塞感やホワイトノイズもほとんど感じられない。テレワーク中に長時間活用しても、耳の疲労感は少なかった。
筐体の2か所に搭載されたマイクで周囲の騒音を検出。それを分析し、逆位相の波を作り出すことでノイズを相殺する。その際に利用されるアルゴリズムは、雑踏や地下鉄、ショッピングモールなど、“イヤホンをよく使う場所”に最適化されており、より効果的にノイズを低減するという
最近の地下鉄は窓を開けているため騒音がひどいが、「HUAWEI FreeBuds 4i」を利用すると、走行音やブレーキ音がかき消され、音楽に没頭できる。また、人通りの多い待ち合わせ場所や家の中でも使用してみたが、人々のざわめきやエアコンなどの環境音をしっかりと遮断してくれた。そのノイズキャンセリング性能は1万円以下※1のモデルとは思えないほどに高レベルだった
ヘッドセットとしてクリアな音声を相手に届ける
「HUAWEI FreeBuds 4i」の左右の筐体それぞれに搭載された2基のマイクは、指向性を高める独自のビームフォーミング技術に加え、効果的に騒音を抑えるAIノイズリダクション技術も搭載している。さらに、風切り音を抑える「デュアル風ノイズ低減構造」を採用しているので、ヘッドセットとして使用する際も、通話相手にクリアな音声を届けることが可能だ。
デザイン&使い勝手人間工学に基づいたボディは長時間装着でも快適!
本体バッテリーで約10時間※2の連続再生が可能
低価格なイヤホンとなると、コストダウンによるしわ寄せがデザインや使い勝手に及びやすいが、「HUAWEI FreeBuds 4i」は違う。イヤホン本体・充電ケースともになめらかな曲面を描いた温かみのあるスタイリッシュデザインが採用されている。ファーウェイによれば、このデザインは、アイスランドのビーチに打ち上げられた火山岩にインスピレーションを受けたものだという。また、耳に装着するイヤホン本体の形状は、1万人以上の耳型を収集・分析して導き出しされたもの。多くの人の耳にフィットしやすく、長時間装着していても疲れにくい形状になっている。
人間工学に基づいて設計されたイヤホンは、耳の穴にジャストフィット。片側約5.5gと軽く、オープン型のような軽快な装着感で、長時間着けていても耳が痛くなることはなかった。なお、シリコン製の専用イヤーピースは3サイズ(S/M/L)が同梱されている
バッテリー性能も秀逸
使い勝手の面では、バッテリー性能の高さに目が留まる。「HUAWEI FreeBuds 4i」は、ファーウェイがスマートフォン製造で培ったバッテリー技術が豊富に投入されており、イヤホン本体のバッテリーで約10時間※2、付属の充電ケースとの併用で最長約22時間※2の音楽再生が可能。外出中に長時間使用してもバッテリー切れになる心配が少なくて済む。
また、ハウジング部のタッチセンサーには、ミスタッチを軽減するアルゴリズムが組み込まれており、誤操作を低減してくれるのもうれしい点。スマートフォンで世界中の人気を獲得してきたファーウェイらしい気遣いが感じられるポイントだ。
コンパクトボディながら、高密度バッテリーを搭載することで、イヤホン本体のバッテリーで約10時間の連続再生※2を実現。付属の充電ケースと併用すれば、最長約22時間の音楽再生※2が可能だ。充電用端子は、USB Type-Cポートとなっており、最新のスマートフォンと充電ケーブルを共用できる
サウンドクオリティ高感度ポリマー振動板を採用した
φ10mmダイナミックドライバーが高音質を実現
低価格ながらすぐれたノイズキャンセリング機能や使い勝手を実現した「HUAWEI FreeBuds 4i」だが、そのサウンドクオリティにも素晴らしいものがあった。
音質の要であるドライバーユニットには、完全ワイヤレスイヤホンとしては大型となるφ10mmのダイナミックドライバーを搭載しているうえ、このドライバーユニットには、むだな共振が起こりにくい高感度ポリマー素材の振動板を採用。クリアでキレのあるサウンドを聴かせてくれる。また、ファーウェイの音響技術研究所「HUAWEI Audio Lab」の音響専門スタッフが細やかなチューニングを施しているので、幅広いジャンルの音楽を気持ちよく聴くことができる。
「HUAWEI FreeBuds 4i」のサウンドを試聴チェック
それでは、「HUAWEI FreeBuds 4i」の音質をチェックしていこう。まずは、J-POPの人気曲を再生してみたが、伸びのあるボーカルが耳に真っすぐ飛んできて、聴いていて気持ちがいい。また、高感度ポリマー振動板を採用したφ10mmドライバーユニットのおかげだろう、ドラムやベースが十分な量感を保ちながらキレのある低音域を響かせてくれるため、ノリよく音楽を楽しむことができた。情報量も十分に多く、曲のディテールまで再現してくれるなど、エントリーモデルの完全ワイヤレスイヤホンとは思えないほどのクオリティだ。
続いて、EDMやロック、クラシックなどのジャンルを聴いてみたが、カナル型とは思えないほどの音の広がりが味わえた。クリアで明るめのサウンドは何より聴きやすい。音響専門のスタッフが低音域から高音域までバランスよく鳴るようにチューニングしているというだけあって、どのようなジャンルの音楽もクセなく鳴らしてくれた。
まとめ価格以上の実力を体感できる、
高コスパな完全ワイヤレスイヤホン
以上、ファーウェイの完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 4i」をチェックしてきたが、何より感心させられたのは、そのコストパフォーマンスの高さだ。1万円以下※1のエントリーモデルでありながら、高性能なアクティブノイズキャンセリング機能がしっかりとした静寂を生み出してくれるうえ、高感度ポリマー振動板を採用したφ10mmドライバーユニットがさまざまな音楽をクリアでフラットに聴かせてくれた。また、独自技術を活用したクリアな通話音質や、イヤホン本体のバッテリーで約10時間の連続再生※2が行える長時間バッテリー、低遅延のゲームモードと、スマートフォンメーカー製のモデルらしいすぐれた機能を搭載しているのもうれしいポイントだ。
なお、「HUAWEI FreeBuds 4i」は、2021年11月26日〜12月2日まで開催されている「Amazon ブラックフライデー」の対象製品なので、これを利用すれば、さらにお得に購入することもできる。「ノイズキャンセリング機能付きの完全ワイヤレスイヤホンは高い」という理由から購入を躊躇してきた人は、この機会に、価格以上の実力を備えた本機に注目してほしい。

コスパ抜群のエントリーモデル
- HUAWEI FreeBuds 4i
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ノイズキャンセリング機能を備えた
スタンダードモデル
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自動で切り替えるフラッグシップモデル
- HUAWEI FreeBuds Pro
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口紅ケースのようなおしゃれなモデル
- HUAWEI FreeBuds Lipstick
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