映画並みの映像を撮れるカメラに、スマホ初※1の120W超急速充電機能を搭載 価格破壊のフラッグシップスマホ「Xiaomi 11T Pro」※1 Xiaomi Internal Labs調べ

Xiaomiが2021年秋冬モデルとして市場投入したフラッグシップスマートフォン「Xiaomi 11T Pro」。写真だけではなく動画の撮影機能までもが大幅に強化された「プログレードトリプルAIカメラ」をはじめ、ハイスペックな最新SoC「Snapdragon 888」、スマホ初となる120Wの超急速充電機能、10億色超(10bit)の表示や120Hzのリフレッシュレートをサポートする有機ELディスプレイを搭載するなど、あらゆる面でXiaomiの持ちうる高レベルの技術が詰め込まれたハイエンドスマートフォンだ。本企画では、この「Xiaomi 11T Pro」を徹底解剖し、その魅力を解説しよう。

カメラ映画のワンシーンを再現可能。
多彩な動画撮影機能で進化を遂げた

「良質な製品を適正な価格でユーザーに届ける」という理念を掲げるXiaomiは、これまでミドルクラスのスマートフォンを中心に日本市場で製品展開してきたが、今回紹介する「Xiaomi 11T Pro」は、Xiaomiのフラッグシップモデルとなる、バリバリのハイエンドスマートフォンだ。

本機の魅力はスマートフォンを構成する要素のいたるところに見られるが、まずは注目度の高いカメラ機能から解説しよう。

「Xiaomi 11T Pro」は、メインカメラに1億800万画素の標準カメラ、約800万画素の超広角カメラ、約500万画素のテレマクロカメラで構成されたトリプルカメラを搭載しており、これをXiaomiは「プログレードAIトリプルカメラ」と呼ぶ。

Xiaomi 11T Pro

左から約800万画素の超広角カメラ、約500万画素のテレマクロカメラ、1億800万画素の標準カメラ

Xiaomiのスマートフォンは、以前からカメラの性能に定評がある。これまでに同社が培った技術を詰め込んだトリプルカメラに、最先端のAIアルゴリズムによる処理を施し、プロが撮影したような写真が誰でも簡単に撮れる、というのが「プログレードAIトリプルカメラ」と名付けられたゆえんだ。

1億800万画素の標準カメラは超高精細なうえ、暗い場所でも明るく、シャープな写真を撮影することが可能だ。加えて、解像度が非常に高いため、撮った写真をトリミング拡大することで、望遠カメラ代わりとしても利用可能。本機には望遠カメラが搭載されていないが、標準カメラで十分代用できるというわけだ。

Xiaomi 11T Pro

暗い場所での撮影時には「ナイトモード」が便利。高画質を保ちつつ、明るく、ノイズの少ない写真が撮影できる

Xiaomi 11T Pro
Xiaomi 11T Pro

1億800万画素の標準カメラは解像度が高く、トリミングして拡大しても画質の劣化は見られない

標準カメラのほかには、120°というワイドな画角で撮れる約800万画素の超広角カメラを搭載。広大な景色を広く撮影するのはもちろん、グループでの記念撮影、室内で後方に下がれないときの撮影などでも便利に使えるカメラだ。有効画素数こそ標準カメラよりも低いが、そこはXiaomiのAIアルゴリズムでキレイな写真が撮れる。

Xiaomi 11T Pro

標準カメラよりも画角が広い超広角カメラの作例

もうひとつの、約500万画素のテレマクロカメラは、被写体に3〜7cmまで近づいて撮影できる接写用のカメラで、小さな世界を大きく映し出すユニークな写真が撮影できるもの。以上紹介した標準カメラ、超広角カメラ、テレマクロカメラの3つのカメラを使えば、遠・中・近のどのようなシチュエーションにも対応できるだろう。

Xiaomi 11T Pro

テレマクロカメラは、ほかのカメラとはまったく違う雰囲気のユニークな写真が撮れる

また、静止画撮影と同様に力が入れられているのが動画撮影機能だ。むしろ、メインはコチラなのではというくらい、ほかのスマートフォンでは見たことがない機能が取り揃えられている。Xiaomiは、本機の動画撮影機能に「魔法のような映像体験を」というコピーをつけており、映画製作で使用される技法を再現した機能が満載されているという。つまり、スマートフォンでも映画のようなクオリティの動画を撮影できるというわけだ。

Xiaomi 11T Pro

最大8Kに加えてHDR10+の録画に対応する動画撮影機能

最先端のAIアルゴリズムを活用し、人物を認識して、背景だけをズームイン/アウトする「マジックズーム」や、一部の被写体の動きだけを停止させる「タイムフリーズ」、録音用マイクの向きを特定の被写体に合わせる「オーディオズーム」など、本来であればプロ用の機材に加え、撮影には高度な技術が必要とされるような映像も、「Xiaomi 11T Pro」を使えば簡単に撮れるのだ。

どのような映像が撮れるかは、以下の動画から確認していただきたい。全カットが「Xiaomi 11T Pro」で撮影されており、本機の動画撮影機能の進化に目を疑うはずだ。

バッテリー&基本スペックスマホ初の120W急速充電対応&
「Snapdragon 888」搭載のハイスペック

続いては、「Xiaomi 11T Pro」の基本スペックについて解説しよう。Xiaomiは以前より充電技術の開発に力を入れてきた企業であり、「Xiaomi 11T Pro」にもしっかりと生かされている。それが120Wでの超急速充電が可能な独自の充電技術「Xiaomi ハイパーチャージ」に対応する点だ。 ※「Xiaomi ハイパーチャージ」は同梱の充電器で利用可能です。

Xiaomi 11T Pro

高い電気伝導性を備える「グラフェンデュアルセルバッテリー」や、電気摂取量を増やしつつ加熱を減らす「デュアルチャージポンプ」を搭載するなど、120Wの超急速充電を実現するために、Xiaomiが培ってきたさまざまな技術が活用されている

充電残量2%の状態から100%までの充電にかかる時間は、驚異の17分。これだけ早ければ、就寝時に充電をし忘れてしまっても、朝の準備をしている時間で充電は完了するだろう。また、バッテリー容量も5000mAhとたっぷり用意されており、よほどハードな使い方をしない限り、1日は充電なしで過ごせるはずだ。

Xiaomi 11T Pro

これだけの高速充電が可能になると、気になるのは安全性の部分だが、この点に関してもXiaomiは抜かりない。本体内部に9つの熱センサーを配置し、リアルタイムで温度を計測。イレギュラーな加熱が起きないように充電をコントロールする。また、34種類にもおよぶ安全対策を実装しており、外部認証機関による「安全な急速充電」の認証も取得している。

Xiaomi 11T Pro

9つの熱センサーを配置し温度をコントロールすることに加え、34種類の安全対策を実装するなど、高い安全性を備える

こういった安全対策のおかげもあり、バッテリーの劣化も一般的なスマートフォンより抑えられている。スマートフォンで使われるリチウムイオンバッテリーは、充電を重ねるごとに最大容量が減少し、Xiaomiによれば一般的なスマートフォンの場合、約500回の充電でバッテリー容量は約80%まで減少してしまうが、「Xiaomi 11T Pro」の場合、バッテリー容量が約80%まで減少するまでに約800回の充電が可能。超急速充電という使い勝手だけではなく、安全で長持ちという特徴も備えるのだ。

また、CPUにはクアルコムの最上位SoC「Snapdragon 888」を搭載し、メモリーは8GB、ストレージは128GBと256GBの2つから選択可能と、基本スペックも申し分ない。アプリ操作やWebページの閲覧、動画鑑賞など一般的な用途はもちろんのこと、3Dを多用したゲームも楽々こなすだけの性能を備える。

Xiaomi 11T Pro

Androidスマートフォン向けのCPUとして最高峰の処理性能を備える「Snapdragon 888」を搭載する

通信機能では、5GのSA(スタンドアロン)とNSA(ノンスタンドアロン)モードの両方に対応し、Sub6をサポートする。5G・4G(VoLTEを含む)ともに、NTTドコモ系、KDDI系、ソフトバンク系、楽天モバイル(MNO)の各ネットワークで利用可能だ。また、5G対応のnanoSIMカードスロットを2基備えているため、2枚のnanoSIMカードを同時に運用することもできる。

そのほかの機能としては、フロントカメラでの顔認証に加えて、本体側面の電源ボタンにセンサーを搭載する指紋認証にも対応。自宅などでは顔認証で、マスク着用時は指紋認証で端末をアンロックできるため、ストレスフリーな使い勝手を実現している。さらに、FeliCaポートを搭載していることで、キャッシュレス決済で利用できる「おサイフケータイ」をサポート。日本独自のニーズもしっかりと押さえている。

ディスプレイ映像コンテンツを最上級の環境で楽しめる
ディスプレイ&オーディオ

「Xiaomi 11T Pro」には、動画撮影機能が特に強化されたカメラが搭載されていることは第1章で解説したが、撮影した動画を楽しむためのディスプレイやオーディオが高品質であるのもポイントだ。搭載する有機ELディスプレイ「フラットAMOLEDディスプレイ」は6.67インチと大きく、2400×1080のフルHD+表示に対応しており、大型スマートフォンならではの迫力ある映像が楽しめる。

Xiaomi 11T Pro

「フラットAMOLEDディスプレイ」は、Xiaomiが業界最高レベルとうたう高品質有機ELディスプレイだ

それだけではなく、この有機ELディスプレイはHDR10+とDolby Visionに加え、10億色以上(10ビット)の表示に対応する高いスペックを備え、撮影した動画の再生から、インターネットを通じた映画鑑賞まで、美しい映像を最上級の環境で楽しめる。

Xiaomi 11T Pro

一般的なスマートフォンの1670万色を大きく上回る10億色以上の表示に対応

描画力や操作性という点では、最大120Hzのリフレッシュレートと、最大480Hzのタッチサンプリングレートを実現していることにも注目したい。ゲームをプレイする際には最大120Hzのリフレッシュレートで画面がヌルヌル動き、素早いタッチ入力も高速タッチサンプリングレートで正確に行える。ソーシャルゲームからオンライン対戦シューティングゲーム、音ゲーなど、幅広いジャンルのゲームが快適に遊べるだろう。 ※120Hzのリフレッシュレートを体験するには、ゲームアプリが120FPSに対応している必要があります。

Xiaomi 11T Pro

最大120Hzのリフレッシュレートと、最大480Hzのタッチサンプリングレートでスムーズな表示と操作性を実現

Xiaomi 11T Pro

ディスプレイの表面を覆うガラスにはCorning社の「Gorilla Glass Victus」を採用しており、耐衝撃性や耐傷性にもすぐれている。

これだけ高いスペックを備える「Xiaomi 11T Pro」のディスプレイは、ハイエンドスマートフォンとしてトップクラスの性能と言える。それを証明するかのように、ディスプレイの評価機関である「DisplayMate」において、本機は「A+」の最高評価を獲得。その性能の高さは折り紙付きと言えるだろう。

Xiaomi 11T Pro

「Xiaomi 11T Pro」のディスプレイは、ディスプレイの評価機関である「DisplayMate」で、色精度やフルスクリーン時の明るさなど14の項目で最高評価を記録

映像コンテンツを楽しむうえで、ディスプレイと同様に重要なのがオーディオだが、「Xiaomi 11T Pro」はこの点に関しても抜かりがない。搭載されるデュアルスピーカーは、高級オーディオメーカー、Harman/Kardonの監修を受けた高品質なもの。立体音響技術のDolby Atmosにも対応しており、ユーザーの耳を包み込むようなサラウンドサウンドを再現できる。高性能なディスプレイとあわせ、目と耳の両方でリッチな視聴体験ができるだろう。

Xiaomi 11T Pro

Harman/Kardon監修のDolby Atmos対応のデュアルスピーカーを搭載。「Xiaomi 11T Pro」で映画を見れば、映像と音の両方に引き込まれるはずだ

まとめ全方向でハイクオリティを実現した
スマートフォン

「Xiaomi 11T Pro」は、Xiaomiが初めて日本市場に投入するフラッグシップスマートフォンだけあり、同社の妥協のないこだわりが詰め込まれている。その中でも、AIを活用した動画撮影機能や120Wの高速充電機能は、これまで同分野の研究・開発に力を入れてきたXiaomiだからこそ実現できた部分だと言えるだろう。これだけの機能を備えながら、69,800円(税込。価格.com最安価格。2021年11月9日時点)からと、他社製のハイエンドスマートフォンと比べても安く、コストパフォーマンスは優秀だ。ヘビーユーザーも納得の1台に仕上がっていると言える。

購入後のサポートも「無料保証期間2年間」、購入後6か月以内の「画面無料交換サービス」(2021年12月4日までに購入した方が対象)と手厚く、OSのアップデートは今後3回、セキュリティパッチの更新は4年間と長い。安心して長く使える点も、ユーザーにとってありがたいポイントだ。

「Xiaomi 11T Pro」に魅力は感じるが、オーバースペック、予算オーバーだという人は、標準モデルの「Xiaomi 11T」もあわせてチェックいただきたい。「Xiaomi 11T Pro」より若干スペックダウンするが、「Xiaomi 11T Pro」があらゆる面で高性能すぎるだけで、こちらも他社製ハイエンドスマートフォンと遜色ない性能を備える。価格も54,800円(税込。価格.com最安価格。2021年11月9日時点)と、ミドルハイスマートフォンの範疇に収まっており、こちらも有力な選択肢になるだろう。


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ディスプレイ 6.67 インチ 有機EL ドットディスプレイ(2400×1080)
CPU Snapdragon 888
メモリー 8GB
ストレージ容量 128/256GB
SIMスロット nanoSIM×2(5G+5G)
OS MIUI 12.5(Android 11 準拠)
メインカメラ 1億800万画素標準カメラ(F1.79)、800万画素超広角カメラ(F2.2、120°FOV)、500万画素テレマクロカメラ(F2.4)
インカメラ 約1600 万画素(F2.45)
バッテリー 5000mAh、120W急速充電「Xiaomi ハイパーチャージ」対応
生体認証 指紋認証、顔認証
通信方式 5G NSA/SA:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/ n66/n77/n78/
LTE FDD:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66
LTE TDD:38/40/41/42
3G WCDMA:1/2/4/5/6/8/19
2G GSM:850/900/1800/1900MHz
Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
外部インターフェイス USB Type-Cポート
本体サイズ 約76.9(幅)×164.1(高さ)×8.8(奥行)mm
重量 約204g
この記事は2021年11月29日の情報を基にしております。