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高性能かつスタイリッシュで7万円台から 「Windows 11」搭載&「Wi-Fi 6」対応の国産デスクトップPC

富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」の魅力に迫る

富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」

昨今パソコンと言えば、ノートPCを思い浮かべる人が多いと思うが、据え置いて使用するのが前提であれば、同じ出費でノートPCよりもパワフルな処理性能の製品が手に入るデスクトップPCも選択肢に入れるべき。そんなデスクトップPCの中でも、すぐれた性能とコンパクトなボディで注目なのが、富士通の「FMV ESPRIMO WD2/F3」だ。本特集では、本機の魅力を詳しくレポートしていく。

処理性能
「インテル® Core™ i5プロセッサー」&高速SSDで
幅広い作業が快適に

「パソコンが欲しい」「今使っているパソコンを買い替えたい」。そう考えている人に聞いてみたいことがある。今、頭の中でイメージしているのは、ノートPCではありませんか? と。

確かに昨今は、パソコンと言えばノートPCを思い浮かべる人が多いように思うが、購入の際に、最初からデスクトップPCを選択肢に含めない、というのは少々もったいない話だ。というのも、ノートPCは持ち運びやすさにすぐれる半面、省電力性能に配慮されたモバイル向けCPUを採用しているため、よりパワフルなデスクトップ向けCPUを搭載したデスクトップPCに比べると、同価格帯の製品でも処理性能が低くなりがちなのである。特に、持ち運びをあまり行わない据え置きスタイルでノートPCの購入を考えているなら、デスクトップPCも選択肢に入れない手はない。

そんなデスクトップPCの中でもとりわけ注目したいのが、富士通の直販PCサイト「富士通 WEB MART」限定で販売されている「FMV ESPRIMO WD2/F3」シリーズの特別モデルだ。その中から、今回取り上げるのは、高性能CPU「インテル® Core™ i5-10505プロセッサー」、256GBのNVMe接続SSD、8GBのDDR4メモリーを搭載した特別モデル。スペックを絞り込むことで、7万円台からという手ごろな価格を実現しているのが最大の特徴となる。

富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」

今回レビューする「FMV ESPRIMO WD2/F3」の特別モデル。主要スペックの絞り込みや、メーカー保証を1年に限定することなどによってコストを極限まで圧縮し、7万円台からという手ごろな価格を実現している ※ディスプレイはオプション。

本機のパフォーマンス面における要となるのは、パワフルなデスクトップ向けCPU、「インテル® Core™ i5-10505プロセッサー」(3.2GHz-最大4.6GHz)を搭載することだ。同価格帯のノートPC向けCPU「インテル® Core™ i5-10210Uプロセッサー」(1.6GHz-最大4.2GHz)に比べてベース動作周波数は2倍ほどにものぼり、ノートPCではもたつきやすい負荷の高い作業でもサクサクとこなせる。さらに、ノートPC向けの「インテル® Core™ i5-10210Uプロセッサー」が4コア/8スレッドであるのに対し、デスクトップ向けの「インテル® Core™ i5-10505プロセッサー」は6コア/12スレッドと、コア数/スレッド数ともに多く、マルチタスク性能も高い

また、ストレージには、低速なSATA接続のSSDやHDDではなく、高速なNVMe接続のSSDを採用。OSやアプリケーションの起動はもちろん、データの読み書きも高速に行えるので、より快適に作業をこなせる。

CPUスコア
CPUスコア

CPUの性能を測るベンチマークプログラム「PassMark」のテストでは、本機が搭載する「インテル® Core™ i5-10505プロセッサー」のスコアは12439。同価格帯のノートPC向けCPU「インテル® Core™ i5-10210Uプロセッサー」のスコアは6453であり、本機のCPUのほうが2倍近く、処理性能が高いことになる

富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」 富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」

「FMV ESPRIMO WD2/F3」を使って、動画の編集を行ってみたが、その動作は想像以上にスムーズだった。本機に搭載される「インテル® Core™ i5-10505プロセッサー」はパワフルなGPU「インテル® UHDグラフィックス630」を内蔵しており、画像や動画の編集はもちろん、高解像度のゲームなどもストレスなくプレイできるだけの実力を備えている

「Windows 11 Pro」や「Microsoft Office」を
搭載したモデルも
ラインアップ

本機は、発売されたばかりの特別モデルとあって、マイクロソフトの最新OS「Windows 11」を採用していることもポイントだ。スタートメニューにアプリアイコンが並んだスマホライクなUIや、複数のウインドウを自在に整列させるスナップ機能などにより、従来よりも効率的に作業が行える。さらに、コミュニケーションアプリ「Microsoft Teams」が標準搭載されているので、Web会議やチャットなどがすぐに利用できるうえ、ウィジェットで最新のニュースや株価などを常にデスクトップ上に表示しておけるのも便利だ。

富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」

「Windows 11」ではスナップ機能が強化され、ウインドウの「最大化」ボタンにマウスカーソルを合わせるだけで、豊富なウインドウレイアウトから好みのものが選択できるようになった。マルチタスク作業も効率よく行える

また、高度なセキュリティ機能をはじめ、ビジネスで有効なさまざまな機能を備えた「Windows 11 Pro」や、最新版のソフト「Office Home and Business 2021(個人向け)」を搭載したモデルもラインアップ。プライベート利用だけでなく、ビジネスに適したモデルも選択できる。なお、ここで紹介する4モデルはいずれも「富士通WEB MART」限定の特別モデルで、搭載されるスペックに対して、価格は非常にリーズナブル。お得感がすこぶる高いことも強調しておきたい。

「FMV ESPRIMO WD2/F3」特別モデルの
ラインアップ
KC_WD2F3_A901 KC_WD2F3_A903 KC_WD2F3_A905 KC_WD2F3_A906
OS Windows 11 Home 64bit Windows 11 Pro 64bit
CPU インテル® Core™ i5-10505プロセッサー(3.2GHz-最大4.6GHz)
メモリー 8GB DDR4
ストレージ 256GB SSD(NVMe接続)
Office なし Office Home and Business 2021(個人向け) なし Office Home and Business 2021(個人向け)
価格 74,800円 89,800円 79,800円 94,800円

ボディ
インテリアになじむ美しさと高い拡張性を備えた
コンパクトボディ

自宅のリビングルームや書斎に据え置いて使用するなら、見た目も気になるところだが、「FMV ESPRIMO WD2/F3」はその点においても抜かりがない。本体前面には金属調のフロントドアが採用されており、実にスタイリッシュ。先進的なデザインはインテリアにしっくりと調和するうえ、ボディサイズは約89(幅)×332(奥行)×313(高さ)mm(設置台を除く)とコンパクトなため、圧迫感が少なく、デスクの上に設置してもじゃまになりにくい

富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」 富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」

ヘアライン加工が施された金属調の「ダークシルバー」のフロントドアからは上質感が漂う。フロントドアのラッチにはツメではなくマグネットが採用されているためスムーズな開閉が可能だ

富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」

幅約89mmというスリムボディのため、小物入れや書類ケースなどで手狭になったデスクの上にもすっきりと収まる

富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」 富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」

本体はデスクの下に設置しても、足元空間をじゃましない。さらに、キーボード左右の「Ctrl」キーを同時に押すだけで本体の電源が入る仕様のため、デスクの下に設置した場合でも扱いやすい

無線LAN対応だから設置場所の
自由度も高い

ノートPCは無線LAN対応が当たり前となりつつあるのに対して、デスクトップPCはまだまだ有線LANが主流。ところが、「FMV ESPRIMO WD2/F3」は無線LAN機能を搭載しており、面倒なケーブル接続が不要なうえ、最新の無線LAN規格「Wi-Fi 6」(IEEE 802.11ax)にも対応している。対応ルーターを使用すれば従来よりも高速かつ安定した無線通信が行えるので、テレワークなどでも安心して利用できる。

富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」

「Wi-Fi 6」対応の無線LANを利用すれば、LANケーブルが届きにくい場所にも設置可能。従来規格の「Wi-Fi 5」(IEEE 802.11ac)比で最大通信速度が約1.4倍速く、安定した接続が行えるため、インターネットも快適に使える

豊富なUSBポートと映像出力ポートが
活用シーンを広げる

コンパクトボディながら外部インターフェイスが充実していることも「FMV ESPRIMO WD2/F3」の魅力だ。USB 3.2 Gen2 Type-Cポート、USB 3.2 Gen2 Type-Aポートなどの高速ポートを含む11基ものUSBポートを搭載しており、ノートPCをはるかにしのぐ高い拡張性を誇っている。また、映像出力ポートとして4K出力に対応したHDMI出力ポートと2基のDisplayPortを装備していることも心強い。本格ビジネスにうってつけなマルチディプレイ環境が手軽に構築できるほか、動画配信サービスのコンテンツを4Kテレビの大画面に出力して堪能することも可能だ。

また、近年はデスクトップPCでも光学ドライブが省略されがちだが、本機はDVDスーパーマルチドライブをしっかりと装備。DVDタイトルを再生したり、写真や動画などのデータのバックアップを取ったりすることができるので、活用の幅がさらに広がるだろう。

富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」 富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」

フロントドアを開いた前面には、USB 3.2 Gen2 Type-Cポート、USB 3.2 Gen2 Type-Aポート、USB 2.0 Type-Aポート×3、DVDスーパーマルチドライブ、マイク・ヘッドホン・ヘッドセット兼用端子を搭載。背面には、USB 3.2 Gen1 Type-Aポート×2、USB 2.0 Type-Aポート×4、ギガビットLANポート、HDMI出力ポート、DisplayPort×2、ラインイン端子、ラインアウト端子を搭載する ※右の背面写真はオプションのグラフィックボードを搭載した前モデルのものです。本特集で紹介しているWeb限定の特別モデルでは右下部分のポートはありません。また、写真のモデルには無線LANアンテナコネクタが付属していませんが、Web限定の特別モデルには付属しています。

富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」

マウスとキーボードのほか、ヘッドセット、Webカメラ、スマートフォン、デジタルカメラ、カードリーダーなど、多種多様な外部機器を同時に接続可能。こうした圧倒的な拡張性の高さも、デスクトップPCならではの魅力だ

使い勝手
選べる高品位ディスプレイと
豊富なプリインストールソフトが活用の幅を広げる

最後に、周辺機器などの使い勝手を確認していこう。まず、BTOメニューで追加できる液晶ディスプレイからチェックしたい。BTOメニューでは、21.5型フルHD(1980×1080)、23.8型フルHD、27型WQHD(2560×1440)の3モデルが選択できるが、今回、使用したのは、この中で最も大型の27型WQHD液晶ディスプレイ。大画面かつフルHDを上回る高解像度のため、複数のウインドウを開いても高い視認性を確保でき、作業の生産性を高められる。また、広視野角で発色にすぐれるIPS液晶を搭載しているうえ、電灯などの反射を抑え、長時間眺めても目が疲れにくい非光沢パネルを採用しており、動画コンテンツなどの本格鑑賞にも適している。左右と上部の3辺に採用されている約8mmの狭額縁により、大画面ながら圧迫感なくスタイリッシュに設置できることもポイントだ。

富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」 富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」

海外の港町の風景を写した高画質写真を表示してみたところ、きらびやかな水面の輝きや、色とりどりの建物の鮮やかさが余すところなく描写され、WQHD解像度ならではの精細さが感じられた。また、左右だけでなく上下の視野角にもすぐれており、深い角度から画面を見てもほとんど変色がないので、家族と一緒に写真やエンターテインメントコンテンツを楽しむのにも適している

富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」 富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」

約360°のスイーベルに対応しているので、机の反対側に画面をサッと向けることも可能。昇降は約150mmと十分な可動域が確保されており、座高に合った高さで作業に臨める

富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」

画面を縦向きにできるピボット機能も装備。WebページやExcelファイルなど縦長のコンテンツを扱う場合に重宝する

しっかり作られた付属の
USBキーボードとUSBマウス

「FMV ESPRIMO WD2/F3」に付属している有線のUSBキーボードとUSBマウスも見ていこう。キーボードは、キーピッチが実測約19mm、キーストロークが約3mm設けられたゆとりのあるフルサイズ。指先がキーをとらえやすいようキートップにくぼみが設けられたシリンドリカル形状であるうえ、手前から奥に向かって階段状にキーがせり上がっていくように設計されているため、自然な手の角度で快適なタイピングが可能だ。マウスもシンプルながら手になじみやすく、快適に操作できた。

富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」 富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」

キーボードにはテンキーのほか、カーソルキーやハードウェアキーなどが配置されており、デスクトップPCならではの余裕のある快適な操作が可能だ。マウスは光学式で、カーソルの反応も機敏かつスムーズ

年賀状作成からセキュリティ対策までカバーする
充実のプリインストールソフト

プリインストールソフトの豊富さも「FMV ESPRIMO WD2/F3」の強みだろう。年賀状作成に便利な「筆ぐるめ 28」や、DVDにデータを書き込める「Corel Direct DiscRecorder」、音楽や写真を一元管理できる「FMVフォト&ミュージック」などがプリインストールされており、別途ソフトを購入しなくても、さまざまな用途に活用できる。1万円以上で市販されているセキュリティソフト「マカフィー リブセーフ 3年版」が無料で利用できることも大きな魅力だ(使用するには、別途マカフィーへのアカウント登録が必要)。

富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」 富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」

「筆ぐるめ28」を活用すれば、住所録に宛先を登録するだけで、おしゃれな年賀状などが簡単に作成できる。さらに、「マカフィー リブセーフ 3年版」によってコンピューターウイルスや不正アクセスからパソコンを強力に保護できるので、セキュリティ対策も万全だ

信頼の国内製造&充実保証で
安心感たっぷり

これだけコストパフォーマンスが高いにもかかわらず、「FMV ESPRIMO WD2/F3」は技術レベルの高い日本国内の工場で組み立てられている。徹底した出荷試験も相まって高い品質を実現しており、信頼性は折り紙付きだ。さらに、1年のメーカー保証が付属するうえ、トラブル時の相談サポートも受けられる。これなら安心して長く使用できるだろう。

富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」 富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」

島根県出雲市の工場で、部品検査・部品組み込み・最終組み立て・出荷試験を一貫して行うことで、高い品質と信頼性を実現している

まとめ
デスクトップPCならではのメリットが際立った
高コストパフォーマンスモデル

「FMV ESPRIMO WD2/F3」をレビューしてみてとりわけ印象的だったのは、デスクトップPCならではの頼もしい処理性能だ。7万円台から手に入るモデルでありながら、パワフルな「インテル® Core™ i5-10505プロセッサー」や、高速のNVMe接続SSDを搭載し、同価格帯のノートPCではもたつきそうな高負荷な作業もサクサクとこなせた。

また、上質なフロントドアが採用されているボディは、インテリアとの相性もよく、幅約89mmとスリムなため、手狭なデスクの上にも無理なく設置可能。さらに、最新の無線LAN規格「Wi-Fi 6」対応のため、接続するケーブル類も最小限で済む。ノートPCをはるかにしのぐ拡張性の高さも大きな魅力だと感じた。もちろん、大型の液晶ディスプレイと自由に組み合わせて、広い作業空間を実現できるのもデスクトップPCならではのメリットだ。

自宅に据え置いて使用するパソコンが欲しいなら、選択肢をノートPCだけに限定するのでなく、総合力にすぐれたデスクトップPC「FMV ESPRIMO WD2/F3」も、ぜひチェックしてみてほしい。

富士通「FMV ESPRIMO WD2/F3」

Intel® Core™ i5 プロセッサー搭載 第10世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーは、パフォーマンスが大幅にアップグレードし、生産性を向上させ、驚異的なエンターテインメントを実現します。

KC_WD2F3_A901 KC_WD2F3_A903 KC_WD2F3_A905 KC_WD2F3_A906
価格 74,800円 89,800円 79,800円 94,800円
OS Windows 11 Home 64bit Windows 11 Pro 64bit
CPU インテル® Core™ i5-10505プロセッサー(3.2GHz-最大4.6GHz)
グラフィック インテル® UHDグラフィックス630(CPUに内蔵)
メモリー 8GB DDR4
ストレージ 256GB SSD(NVMe接続)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
有線LAN 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T準拠、Wake on LAN機能対応
無線通信 無線LAN Wi-Fi 6(IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax準拠)、Bluetooth v5.1
外部インター
フェイス
USB 3.2 Gen2 Type-Cポート、USB 3.2 Gen2 Type-Aポート、USB 3.2 Gen1 Type-Aポート×2、
USB 2.0 Type-Aポート×7、HDMI出力ポート、DisplayPort×2、
マイク・ヘッドホン・ヘッドセット兼用端子、ラインイン端子、ラインアウト端子
サイズ 約89(幅)×332(奥行)×313(高さ)mm(設置台を除く)
Office なし Office Home and Business 2021(個人向け) なし Office Home and Business 2021(個人向け)
この記事は2022年2月18日の情報を基にしております。