

1台で「吸引清掃」と「水拭き」を同時に行ってくれるエコバックスのロボット掃除機。その最新モデル「DEEBOT(ディーボット)X1 TURBO」の大きなトピックは、水拭きにまつわる機能強化だ。なんと、新しく付属する「全自動クリーニングステーション」により、掃除後に汚れたモップの洗浄・すすぎ・乾燥を自動で行ってくれるのである。さらに、ロボット掃除機の水タンクへの給水も自動で行ってくれるので、水拭きを終えるたびにモップを取り外して洗ったり、水拭きの前に給水したりする必要がない。「そこまでしてくれるの?」と驚いてしまう革新的な機構を備えた本機だが、さて、その完成度はいかに? じっくりチェックしていこう。
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全自動クリーニングステーション、清掃力モップの洗浄・すすぎ・乾燥まで全自動!
清掃力も文句なし
エコバックスというメーカーをご存知の人はまだ少ないかもしれないが、同社は世界130の国と地域で製品を展開し、全世界に2000万以上のユーザーがいる家庭用ロボットの総合メーカーである。先進のテクノロジーを搭載した床用ロボット掃除機や、窓用掃除ロボットを開発しており、世界的な家電見本市「IFA」や「CES」ではその技術やデザインが高く評価されている。
今回注目したのは、そんなエコバックスの最新床用ロボット掃除機「DEEBOT X1 TURBO」だ。エコバックスの床用ロボット掃除機は「吸引清掃」と「水拭き」を同時に行えるのが特徴だが、本機は単に1台2役で使えるだけでなく、汚れたモップの洗浄・すすぎ・乾燥まで自動で行ってくれるというから驚いてしまう。
本機には、きれいな水を入れる清水タンクと、汚れた水をためておく排水タンクを備えた「全自動クリーニングステーション」が付属する。掃除を終えたロボット掃除機がこの「全自動クリーニングステーション」に戻ると、ゴボゴボゴボと音を立てながら、汚れたモップの洗浄が自動で開始される。さらに、モップのすすぎ、乾燥まで全自動で行ってくれるので、水拭き掃除のたびにモップを洗う必要がなく、お手入れの手間が大幅に軽減されるのだ。
また、ロボット掃除機本体への給水も、「全自動クリーニングステーション」から自動で行われるので、水拭き掃除を行う前に給水する必要もなし。お手入れに加え、給水の手間も軽減できるというわけだ。
エコバックス「DEEBOT X1 TURBO」は、吸引清掃と水拭きを同時に行う、1台2役の多機能モデル。水拭きモップの洗浄・すすぎ・乾燥までをすべて自動で行ってくれる「全自動クリーニングステーション」が付属するのが大きな特徴
水拭きを行うにあたっては、付属の「モップパッドプレート」に専用の「ウォッシャブルモップパッド」を取り付け、本体底面にセットする。吸引清掃を行うのと同時に、2つのドーナツ型の「ウォッシャブルモップパッド」を回転させて水拭きを行う仕組みとなる
ロボット掃除機の充電を行う「全自動クリーニングステーション」上部のふたを開けると、水色の清水タンクと黒色の排水タンクにアクセスできる。掃除を終えたロボット掃除機がステーションに戻ると、充電と合わせて汚れたモップの洗浄・すすぎ・乾燥を自動で行ってくれる。「そこまでやるか」と感心。なお、清水タンクと排水タンクの容量はともに4Lと大容量。1回の給水で、モップの自動洗浄を含め約60m2の部屋を約6回水拭き掃除できるという。なお、「全自動クリーニングステーション」へのゴミ収集機能には対応していないので、ロボット掃除機本体のダストボックスのゴミ捨ては手動で行う必要がある
実際に試してみたところ、汚れたモップをしっかりキレイにお手入れしてくれた。水拭き掃除のたびにモップを洗うのはおっくうなものだが、「全自動クリーニングステーション」が付属した「DEEBOT X1 TURBO」ならその心配はなし
ロボット掃除機の水タンクへも「全自動クリーニングステーション」から自動で給水されるから、掃除のたびにいちいち水タンクを取り外し、水道の蛇口をひねって給水する手間もないわけだ
1台2役で床掃除をこなし、水拭きで使用したモップの自動クリーニングまで行ってくれるのはうれしい限りだが、機能性を追求するがあまりに、吸引や水拭きの清掃力がいまいちだったら魅力は半減する。ロボット掃除機とはいえ、掃除機である以上、第1に求められるのは確かな清掃力だろう。
その点、「DEEBOT X1 TURBO」は、吸引清掃における真空度が5000Paと、ロボット掃除機としてはかなりパワフル。水拭きについても、毎分180回転する独自のデュアルモップ技術「OZMO Turbo2.0」を備えており、吸引清掃だけでは取り除けない、床にこびりついた皮脂汚れやベタベタ汚れもキレイに拭き上げてくれる。
底面前方の左右に装備された「サイドブラシ」でゴミをかき集め、本体中央の「メインブラシ」でパワフルに吸引する。その後、後方のデュアルモップ「OZMO Turbo2.0」で水拭きを行い、床面をツルツル、ピカピカに仕上げる
実際に吸引清掃の清掃力を確かめるべく、床に茶葉やパン粉、小麦粉などをまいて検証してみたが、一度の走行でほぼ完ぺきに吸引に成功した。加えて、水拭き掃除が同時に行えるというのは、やはりよい。「DEEBOT X1 TURBO」で清掃した後の床を裸足で歩いてみたところ、水拭き前は汚れでザラザラとしていた床がツルツルになり、見た目もピカピカに仕上がっていた。ていねいに雑巾がけをした後のような足裏の清々しい肌触りに、水拭き掃除の清掃力の高さを実感した。
賢さ高性能障害物回避システム
「AIVI 3D障害物回避システム」により、
部屋の隅々まで効率的に清掃
続いて、「DEEBOT X1 TURBO」の走行パターン、すなわちロボット掃除機としての「賢さ」をチェックしていこう。「DEEBOT X1 TURBO」が清掃する様子を観察していて印象的だったのが、フロア全体を効率よく清掃していたことだ。「DEEBOT X1 TURBO」には、自動車の自動運転における車間距離測定に使用される「D-ToF」技術を応用した独自のナビゲーションシステム「True Mapping2.0」が採用されている。自位置把握とマップ作成を同時かつ高精度に行いながら清掃するうえ、障害物回避システム「AIVI 3D障害物回避システム」を搭載しているので、家具や、からまりやすいコードなどの障害物を避けながらフロア全体を効率的に清掃していくことができるのだ。
「DEEBOT X1 TURBO」が掃除をする様子を観察していて特に驚いたのは、「AIVI 3D障害物回避システム」による障害物回避の精度が予想以上に高いこと。「“目で見て”掃除しているかのよう」という表現がしっくりくるほどに、その動きはスムーズで自然。立ち往生する場面はほとんどなかった。
(写真左)本体前方側面には、「AIVI知覚検知センサー」「TrueDetect 3Dセンサー」「インジケーターライト」が搭載されている。(写真右)また、本体前方上部に装備された潜望鏡のような部分が、障害物との距離を検知する「TrueMapping距離センサー」だ
清掃をスタートすると、はじめにフロア外周を清掃し、その後内側を清掃していく様子が見て取れる。てきぱきと効率よく掃除していくのが印象的で、フロア全体の清掃が完了すると、「全自動クリーニングステーション」に自動で帰還。お見事、と手をたたきたくなる文句なしの仕事ぶりだった
使い勝手、デザインスマホアプリ&音声アシスタント対応。
ミニマムかつスタイリッシュな
デザインも魅力
「DEEBOT X1 TURBO」は、その操作性も申し分ない。専用のスマートフォンアプリ「ECOVACS HOME」を使えば、本機が自動作成した自宅のマップを確認できるのはもちろん、スケジュール機能の設定や、清掃エリア・進入禁止エリアの指定も簡単に行える。リビングルームでくつろいでいる間に、書斎や寝室、子ども部屋など、指定した部屋だけをピンポイントで掃除しておくことも可能。ぜひライフスタイルに合わせて使いこなしてほしい。
加えて、独自の音声アシスタント機能「YIKO(イコ)」を搭載しており、本体に向かって話しかけることで、掃除の開始や停止、終了などを指示することもできる。音声認識精度も高く、スマートに操作が行えた。
「DEEBOT X1 TURBO」が作成した間取りは、スマートフォンアプリ「ECOVACS HOME」上で確認できる。部屋と部屋の境界線を決めたら、「リビング」「ダイニング」「寝室」といった具合に各部屋にラベリング(画像左・中央)。スケジュール機能と組み合わせれば、特定の日時に特定の部屋だけを掃除するといったこともできるうえ、進入禁止エリアの指定も簡単。また、家具を設定することによって3Dマップの作成も可能(画像右)で、より自宅環境をイメージしやすい
独自の音声アシスタント機能「YIKO(イコ)」を使ってみたが、音声認識精度が高く、音声コマンドに対するレスポンスも早いので、ストレスを感じることなくすぐに使いこなせた
内蔵カメラを活用して、部屋の様子をリアルタイムでモニタリングできる機能も新提案。ペットの様子を確認するなど、見守り機能としても活用できそうだ
エコバックスの床用ロボット掃除機「DEEBOT」シリーズ共通のアピールポイントとなるのが、静音性の高さだ。「DEEBOT X1 TURBO」も例に漏れず、吸引清掃時の運転音は66dB(A)以下。リビングやダイニングでくつろいでいる時も運転音はほとんど気にならなかった
なお、本機のボディデザインを手がけたのは、デンマークを代表する世界的デザイナー、ヤコブ・イェンセン氏。北欧的なミニマルかつモダンなデザインを得意とする工業デザイナーで、時計、オーディオ、自転車など、数多くのプロダクトデザインで多くの実績を残している同氏だが、「DEEBOT X1 TURBO」のボディデザインにもむだが感じられず、洗練された印象だ。リビングルームに設置しておくだけで、空間が一段とスタイリッシュな雰囲気になるのがうれしい。
まとめ日々の掃除の手間を軽減してくれる、
エポックメイキングな1台
吸引清掃と水拭きの1台2役、ロボット掃除機としてはそれだけでも十分に便利なのに、「DEEBOT X1 TURBO」は、水拭き後のモップの洗浄・すすぎ・乾燥を自動で行い、水拭き前にロボット掃除機の水タンクへの給水までも自動で行ってくれる。水拭きに対応するロボット掃除機の場合、モップの洗浄や水タンクへの給水は確かに面倒だったが、これまでは「しかたないこと」として諦めていた。「DEEBOT X1 TURBO」では、それらがすべて全自動で行われるのだから、お手入れや準備の手間が大幅に軽減されるのは間違いない。
また、ロボット掃除機としての賢さや、スマートフォンアプリとの連携をはじめとする使い勝手、しっかりと作り込まれたボディのデザインなど、どれも完成度が高く、本機が単なるアイデア先行の“イロモノ”家電ではないこともよくわかった。さらに、通常は1年となる保証期間が、「DEEBOT X1 TURBO」はさらに1年間追加されており、計2年間のメーカー保証付きというのもうれしい。モップのお手入れからの解放という、新提案が盛り込まれた「DEEBOT X1 TURBO」。その感動的なまでの手間のかからなさを、ぜひ多くの人に体感してもらいたい。
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