完全ワイヤレスイヤホンの大本命モデル登場!JBLならではの高音質と、高性能なノイキャン機能を搭載した「LIVE FREE 2」を速攻チェック!
世界的オーディオメーカーのJBLから、2022年3月に発表された完全ワイヤレスイヤホン「LIVE FREE 2」は、φ11mmという大型のダイナミック型ドライバーを搭載したうえ、独自形状の音導管「オーバルシェイプ・サウンドチューブ」を初採用し、JBLらしい高音質と快適な装着感を両立。さらに、周囲の環境に合わせてノイズキャンセリングの効果を最適化する「アダプティブノイズキャンセリング」を採用するなど、14,355円(税込、価格.com最安価格、2022年3月25日時点)の製品とは思えないほど豊富な機能を搭載した注目モデルだ。本記事では、そんな「LIVE FREE 2」を速攻チェックしてみた。
製品概要JBLらしい高音質と高機能を両立。それでいて、コスパにもすぐれた最新モデルが登場
1946年、ジェームズ・B・ランシング氏によって創立されたアメリカのオーディオメーカー「JBL」。その名を聞いて、古くからのオーディオファンは、独特の形状をしたスピーカーシステム「Paragon」や青いバッフル面を持つスタジオモニターをイメージしたのではないだろうか。しかし現在では、家庭用スピーカーから、映画館やコンサートホールの業務機器、放送局やレコーディングスタジオ用のプロ向け機器、車載用オーディオシステムまで、幅広い製品を手がける総合オーディオメーカーとなっている。
カリフォルニア州ノースリッジに本拠地を置く、世界的なオーディオメーカー「JBL」。現在はハーマンインターナショナルの傘下で、ハイエンドスピーカーからポータブル機器まで幅広い製品を手がけ、多くのオーディオファンやプロミュージシャンに愛されるブランドとなっている
JBLが手がける製品の中でも最近、特に注目を集めているのが「完全ワイヤレスイヤホン」だ。音楽プレーヤーと接続するケーブルに加え、左右のユニットをつなぐケーブルも排除することで自由なスタイルで音楽を楽しめるのが特徴だが、帯域の狭いBluetooth通信を利用してデータをワイヤレス転送するため、どうしても音質面で不利な点があることは否めない。そこでJBLは、長年培ってきた独自の音響テクノロジーを活用することで、そのデメリットを補完。Bluetooth通信を利用した完全ワイヤレスイヤホンでありながら、同社らしい高音質を実現し好評を博しているのだ。
そんなJBLの最新完全ワイヤレスイヤホンとして登場したのが「LIVE FREE 2」である。本機は、高性能なドライバーユニットと初採用の音導管「オーバルシェイプ・サウンドチューブ」を搭載することで、すぐれた音質と装着感を両立しているうえ、ノイズキャンセリングの効果を最適化する「アダプティブノイズキャンセリング」や、会話時に自分の声を聞こえやすくする「ボイスアウェア」などの豊富な機能を搭載。それでいて、14,355円(税込、価格.com最安価格、2022年3月25日時点)と完全ワイヤレスイヤホンの中では手の届きやすい価格を実現しているのだ。これは価格.comユーザーからも注目されるのは間違いない。ということで、本機をさっそくレビューしていこう。
音質&ノイキャン「アダプティブノイズキャンセリング」による静寂の中で奏でられる、迫力のあるJBLサウンド
まずは、イヤホンにとって最も重要な音質からチェックしていこう。「LIVE FREE 2」は、コンパクトなボディでありながら、音質の要となるドライバーユニットにφ11mmの大口径ダイナミック型ドライバーを採用。その振動板には、軽量かつ強固な「PET(ポリエチレンテレフタレート)」+「PU(ポリウレタン)コンパウンド」の複合素材を採用することでむだな共振を抑制し、チタンコーティングを施すことで、JBLらしい制動の効いたキレのよいサウンドを実現している。また、耳に音を届ける音導管には、楕円形状の「オーバルシェイプ・サウンドチューブ」を初採用し、耳への密着性を高めて、イヤーピースが耳にフィットしないことで発生する“低音抜け”を抑制。豊かで厚みのあるサウンドを実現している。
なお、サポートするBluetoothのバージョンはv5.2で、最新のオーディオ規格「LE Audio」にも対応予定となっている。LE Audioでは、新たに導入される標準コーデック「LC3(Low Complexity Codec)」を用いることで、高音質なハイレゾ/ロスレスオーディオを手軽に楽しめたり、ゲームなどの音声も低遅延で伝送できるようになる。スマートフォンなど再生機器側の対応がまだ進んでいないため、現状ではその真価は体験できないが、JBLは他社に先駆けていち早く対応するイヤホンを発表した形だ。
大型のφ11mmドライバーユニットには、「PET」+「PUコンパウンド」の複合素材にチタンコーティングを施した振動板を採用。これに加え、音導管の形状を楕円(オーバル)にすることで、耳へのフィット感と密閉感を高める「オーバルシェイプ・サウンドチューブ」を初採用し、JBLらしい豊かな低音域とクリアな高音域を両立したという
サウンドクオリティをチェック
長年、“いい音”にこだわってきたJBLらしいサウンドを実現したという「LIVE FREE 2」だが、本機を一聴してそれが偽りでないことがよくわかった。最初はJBLが得意とするジャズの楽曲を試聴してみたが、ビートを刻むウッドベースやバスドラム、ハイハットがキレよく軽快に鳴り響き、リズミカルに聴かせてくれる。それでいて軽くなりすぎず、低音域に確かな厚みと迫力が感じられるのは、φ11mmの大口径ダイナミック型ドライバーと「オーバルシェイプ・サウンドチューブ」を採用したおかげなのだろう。ピアノやトランペットも一音一音がクリアかつ、しなやかに奏でられ、情報量も十分だ。
続いて、広大なスタジアムで録音されたロックの楽曲を聴いてみたが、厚みのあるボーカルの輪郭がクッキリしており、躍動感のあるサウンドを味わうことができた。ライブ音源らしい音の広がりが感じられ、開放感も抜群で鳴りっぷりもいい。音楽だけではなく、映画やスポーツ番組など、動画コンテンツの音声も臨場感たっぷりに楽しむことができた。
周囲の環境に合わせて効果を最適化してくれる
「アダプティブノイズキャンセリング」を初搭載
続いて、「LIVE FREE 2」のノイズキャンセリング機能についてチェックしていこう。本機は、イヤホンの内外に設置したマイクで周囲の騒音をキャッチし、逆位相の音をぶつけることでノイズを相殺する高性能なハイブリッド方式を採用しているが、逆位相の音をわざと発生させるという原理上、再生中の音楽に影響がないとは言えないし、圧迫感や疲れを感じる人も少なくない。
そこで本機は、周囲の環境に加え、帽子や眼鏡の有無など装着者の状態も加味し、自動的にリアルタイムでノイズキャンセリングの効きを最適化してくれる「アダプティブノイズキャンセリング」機能を、JBLの完全ワイヤレスイヤホンとして初搭載。シチュエーションやシーンに合わせて緻密にノイズキャンセリングの効果を制御することで、より違和感がなく、疲れにくい静寂なリスニング環境を実現できるというわけだ。
ハウジングの内外に搭載された2つのマイクで周囲の騒音を検出・分析し、ノイズを高精度に抽出。そして、そのノイズと逆位相の波を生み出すことでノイズを打ち消す、ハイブリッド方式のノイズキャンセリング機能を搭載している
周囲の状況や装着者の状態に合わせて、リアルタイムにノイズキャンセリングの効きを最適化してくる「アダプティブノイズキャンセリング」は、専用のスマートフォンアプリ「JBL Headphones」(Android/iOS対応)から有効にできる。なお、ノイズキャンセリングのレベルは7段階でマニュアル調整することもできるほか、ユーザーの外耳道の形状を音声でスキャンし、ノイズキャンセリングを補正してくれる「外耳道のテスト」も搭載されている。この価格帯の製品でここまでノイズキャンセリング機能が充実した製品というのはほとんどない。これだけでも「LIVE FREE 2」を導入する価値はありそうだ。
サウンドクオリティをチェック
「LIVE FREE 2」のノイズキャンセリングの性能や機能を確かめるため、「アダプティブノイズキャンセリング」をオンにして、まずは電車内で使用してみた。最近は換気のため電車の窓が開いていることが多く、電車内はよりノイズの多い環境にあるが、本機を装着すると、加速音や走行音、車内のざわめきなどがスーッと自然に抑制される。アナウンスや高域ノイズなどは若干聴こえるものの、音楽再生に影響しそうなノイズはほぼ消えている印象で、音楽をクリアに楽しませてくれた。
続いて、使用した静かなカフェでは、エアコンやキーボードのタイプ音など、気になるノイズはキチンと低減されているにもかかわらず、耳に受ける圧迫感が若干弱まったように感じられた。正直なところ、「アダプティブノイズキャンセリング」については懐疑的だったのだが、周囲の状況に合わせてしっかりとノイズキャンセリングの効果を調整してくれていることが確認できた。
今回のレビューでは、充電中を除きほぼ1日中装着していたが、周囲の環境に合わせてノイズキャンセリングの効きを調整してくれる「LIVE FREE 2」は耳への負担が少ないようで、終始、快適な音楽リスニングが楽しめた。なお、ノイズキャンセリングを利用しても、再生中の音楽の音質に影響が感じられなかったことを追記しておきたい
デザイン&使い勝手流線型が美しいコンパクトボディ。充電ケースを使えば最長約28時間※の音楽再生が可能※ノイズキャンセリング機能オン時
JBLの製品はサウンドクオリティだけではなく、デザインや使い勝手も高く評価されてきた歴史がある。もちろん「LIVE FREE 2」も同様で、「いい音は、いいデザインに現れる」というフィロソフィーの下に設計されたボディは、特殊な金属を用いたNCVM(非伝導性真空蒸着)による透明感のあるメタリックな仕上げと、耳への収まりがよい流線型の「オーバルシェイプデザイン」を採用した、機能美あふれるデザインとなっている。コンパクトで軽量なボディは耳への負担も少なく、着けていることを忘れてしまうような軽快な装着感だ。
カラーバリエーションは、モダンな「ブラック」、レビューで使用しているスタイリッシュな「シルバー」、クールな雰囲気の「ブルー」、やわらかな印象を与えてくれる「ピンク」(限定色)の4色。オンでもオフでも使いやすいカラーが揃っている。なお、本体と同色のシリコン製イヤーピースが3サイズ(S/M/L)、オレンジ色のUSB Type-Cケーブルが1本付属している
「オーバルシェイプデザイン」を採用したボディはコンパクトで、ノイズキャンセリング機能などを搭載しながら片側約4.9gと軽量。耳への収まり具合がいい。フィット感を高めた「オーバルシェイプ・サウンドチューブ」も相まって、抜群の装着感だった
使い勝手の面では、2台のBluetooth機器と同時に接続できる「マルチポイント」に対応したことが光る。一般的な完全ワイヤレスイヤホンは、Web会議のヘッドセットとしてパソコンで使用している最中に、スマートフォンに着信があった場合、接続設定をいちいち切り替える必要があるが、「マルチポイント」対応の「LIVE FREE 2」なら、そんな手間がなくスムーズにスマートフォンでの通話へ移行することが可能。複数のデバイスを使い分けて仕事を行うテレワークシーンでは、特に重宝する機能と言えるだろう。
また、「LIVE FREE 2」はイヤホンの左右どちらか片側だけでも音楽再生や通話を利用できる「デュアルコネクト」にも対応している。ビデオ会議のときは片側だけ使用し、もう一方のイヤホンはケースに収めて充電しておくなど、バッテリーを節約しながら運用できるのはありがたい。
充電ケースも、イヤホン同様に非常にコンパクトな設計となっており、携帯性も抜群だ。しかも、この価格帯の製品としては珍しく、ワイヤレス充電規格Qi(チー)にも対応。対応する充電器を用意すれば、充電ケーブルをわざわざ接続しなくても置くだけで手軽に充電できるので便利だ。
まとめすべての面で平均点の高い、完全ワイヤレスイヤホンの新定番
以上、JBLの最新完全ワイヤレスイヤホン「LIVE FREE 2」をレビューしてきたが、特に印象的だったのがその総合力の高さだ。イヤホンにとって最も大切なサウンドクオリティは、φ11mmの大口径ダイナミック型ドライバーと独自形状の音導管「オーバルシェイプ・サウンドチューブ」を採用することで、JBLらしい厚みのあるものになっていたし、自動的にノイズキャンセリングの効きを最適化してくれる「アダプティブノイズキャンセリング」を新搭載したことで、より自然な静寂の中で音楽を楽しむことができた。また、自分の声が聴きやすくなる「ボイスアウェア」機能や高性能なマイク機能、2台のBluetooth機器を同時に接続できる「マルチポイント」への対応、充電ケースのワイヤレス充電規格Qi(チー)対応など、その機能性の高さはノイキャン付き完全ワイヤレスイヤホンの中でもトップクラス。それでいて、価格は14,355円(税込、価格.com最安価格、2022年3月25日時点)とリーズナブルなのだから、完全ワイヤレスイヤホンの新定番として人気を集めるのは間違いなさそうだ。
























