手厚い「プロサポート」が付属！ ビジネスの生産性をグンと高める 13.3型ビジネスノート デル・テクノロジーズ「Latitude 7320」

ビジネスノートを購入する場合、まず求めたいのは信頼性の高さだろう。ストレージに保存するデータは、プロジェクトや顧客の情報といった機密性の高いデータであることが多く、データを破損したり、第三者に流出させたりしないためには、ハードウェア的にもソフトウェア的にも高い信頼性が求められる。また、仕事で活用するには、さまざまなタスクをスムーズにこなせる処理能力も欠かせない。プライベートで使うパソコンに比べ、ビジネスノートにはワンランク上の信頼性と生産性が求められるのだ。

そんなビジネスノート市場において厚い支持を獲得しているのが、デル・テクノロジーズの13.3型ビジネスノート「Latitude 7320」シリーズだ。本シリーズには、一般的なノートPCとなるクラムシェル型のモデルに加え、コンバーチブル型やデタッチャブル型の2in1モデルも多数ラインアップされているが、今回注目するのは、クラムシェル型の「Latitude 7320 【即納】 プレミアムモデル」。堅牢なボディと高度なセキュリティ機能を備え、安心して仕事で活用できるうえ、しっかりとした基本スペックと独自のAIシステムによって高いパフォーマンスを発揮してくれる。ビジネスの相棒にふさわしいモデルに仕上がっているのだ。

カーボンファイバー製の堅牢なボディに、ビジネス向けOS「Windows 11 Pro」を搭載し、高い信頼性を確保した13.3型ビジネスノート「Latitude 7320 【即納】 プレミアムモデル」。平日12時までに公式サイトで注文すると、最短で翌日に届く即納モデルという点もありがたい

「Latitude 7320 【即納】 プレミアムモデル」においてまず注目したいのは、その堅牢なボディだろう。本機は、約306.5（幅）×199.5（奥行）×16.96（厚さ）mmという持ち運びに適したコンパクトサイズながら、天板にカーボンファイバーを、パームレスト面にマグネシウム・アルミニウム合金を採用することで、高い堅牢性を確保。衝撃や振動、温度や湿度など、米国国防総省の調達基準「MIL-STD-810」に準拠した厳しい試験項目をクリアしており、安心して持ち運べる。

素材であるカーボンファイバーならではの編み込み模様が施された天板は、ビジネスノートらしい落ち着きのある雰囲気。いっぽう、パームレスト面にはマグネシウム・アルミニウム合金を採用し、剛性の高さと上質感を両立させている

米国国防総省が定める「MIL-STD-810」に準拠する堅牢性を確保しながら、本体の重量はわずか約1.12kg。会社のデスクから会議室へ、外出先へなど、さまざまな場所に手軽に持ち運べる。ちょっとした落下にも耐えられる頑丈なボディは、使用していて安心感がある

本機は、専用設計された冷却ファンを内蔵。底面からフレッシュな空気を取り込み、背面と左側面の通気口からはき出すというエアフローで、内部のパーツをしっかりと冷やし、パフォーマンスを引き出してくれる。すぐれた廃熱処理はパーツ寿命も長くしてくれるのだ

本機は、セキュリティ面でも抜かりがない。マイクロソフトの最新ビジネスOS「Windows 11 Pro」を搭載しているため、暗号化機能「BitLocker」を使ってドライブ全体を丸ごと暗号化することが可能。万一、紛失や盗難に見舞われても、大切なデータの流出を防げるのだ。また、「Windows 11 Pro」では、モバイルデバイス管理（MDM）システムと組み合わせることで、データとアプリをビジネス用と個人用とに分けて相互のやり取りを制限する「Windows情報保護（WIP）」も利用可能。ビジネス用のデータを個人用のアプリにコピペしてしまった、個人で使用しているクラウドサービスに誤送信してしまったなど、不注意による情報漏えいもシステムとして防止できる。

「Windows 11 Pro」が搭載する暗号化機能「BitLocker」。ファイル単位の暗号化も可能だが、ドライブ全体を丸ごと暗号化することで、ノートPCが紛失・盗難に見舞われてもデータの安全性を確保できる。内蔵ストレージだけでなく、USBメモリーなど外部ストレージの暗号化も可能だ

「Windows Hello」に対応した顔認証センサーを搭載するのも、セキュリティ面でのうれしいポイント。また、Webカメラには物理的にカメラをオフにするシャッターが備わっているので、Web会議開催時にありがちな不用意な情報流出も防げる

「Latitude 7320 【即納】 プレミアムモデル」は、ビジネスノートに求められる高いパフォーマンスも発揮する。それを実現する機能として、パソコン環境を最適化するAIシステム「Dell Optimizer」に注目したい。

このシステムは、アプリごとに過去の使用状況を学習してパソコンのパフォーマンスを最適化したり、Web会議アプリにネットワークの帯域を優先的に割り当てたりすることで、処理をもたつかせる原因を自動で取り除いてくれるというもの。また、「Dell Optimizer」が最適化してくれるのは、データ処理のパフォーマンスにとどまらず、Web会議時の音響システムやバッテリー駆動時間までに至る。場所にとらわれず、さまざまな環境下で仕事をする機会が増えている今、移動のたびに細かく設定を調整することなく、最適な状態でパソコンを使えるのはありがたい。

「Dell Optimizer」アプリを広くと、「アプリケーション」「ネットワーク」「近接センサー」「電源」「音声」のカテゴリーごとに、最適化項目を詳細にカスタマイズできる

たとえば、「アプリケーション」の項目では、アプリごとに使用状況を学習させることが可能。AIが使用状況を学習すると、優先順位やバッテリー持ちなどを考慮してシステムリソースが割り当てられるようになる。また、「音声」の項目では、Web会議の場所に合わせた音響設定や、発話していない時の自動雑音ミュート機能のオン/オフ切り替えなどが可能だ

もちろん、「Latitude 7320 【即納】 プレミアムモデル」は処理能力も高い。まずCPUには、ミドルレンジCPU「インテル Core i5-1135G7プロセッサー」（最大4.2GHz）を採用。4コア/8スレッドでパワフルに動作するCPUであるうえ、強力なGPU「インテル Iris Xe グラフィックス」を統合しており、グラフィック処理にも長けている。また、メモリーには16GBのDDR4を、ストレージにはPCIe接続の256GB SSDを採用。バランスのよいスペック構成で、さまざまなビジネスタスクを快適に処理できる。

パソコンの総合性能を測るベンチマークプログラム「PCMark 10」を実行したところ、総合スコアは快適性の目安となる3000を大きく上回る4302をマーク。オフィスソフトでのドキュメント作成はもちろん、高画質画像の編集など、重めの処理も快適にこなせる性能を備えていることが確認できた

画像編集アプリ「Adobe Photoshop Express」（別売）で約10MBの高画質画像を編集しつつ、「Microsoft 365」のサービスで合計20MBに及ぶプレゼンファイルを作成してみたが、動作にストレスを感じることはなかった。メモリー容量が16GBと余裕があるので、数多くのウインドウを開いてのマルチタスク作業もお手の物だ

コンパクトな13.3型ノートでありながら、作業が快適に行えるのも本機の魅力だ。搭載する液晶ディスプレイはフルHD（1920×1080）解像度で、高画質な写真なども細部までくっきりと再現される。しかも、液晶パネルは広視野角なWVA（Wide Viewing Angle）仕様で、斜めから画面を見ても色や明るさが変化しづらい。さらに、左右のベゼルは実測約6mmとスリムなうえ、ディスプレイの表面は外光などの映り込みが少ない非光沢仕様。画面に集中して仕事に取り組める。

ディスプレイは非光沢仕様でありながら発色がよい。広視野角なWVA仕様のため、斜め70°近くから覗き込んでも色や明るさがほとんど落ちなかった

操作の要となるキーボードは、キーピッチ約19mm、キーストローク約2mmを確保。本機が持ち運びにすぐれた13.3型ノートであることを考えると、キーボードはかなりゆったりとしており、打ち心地にも物足りなさを感じない。指先が収まりやすいようキートップをわずかに凹ませたシリンドリカルキーを採用していることと相まって、長時間のドキュメント作成を行ってもミスタイプはほとんど起こらなかった。

日本語86キーボードを搭載。カーソルキーがやや小さいものの、メイン部分のキーはフルサイズが確保されているので、13.3型ノートとしては使いやすいキーボードと言える

外部インターフェイスは、右側面にmicroSDメモリーカードに対応したuSD 4.0メモリーカードリーダー、microSIMスロット、USB4 Type-C/Thunderbolt 4兼用ポート（Power Delivery/DisplayPort対応）、USB 3.2 Gen1 Type-Aポート、HDMI出力ポートを、左側面にUSB4 Type-C/Thunderbolt 4兼用ポート（Power Delivery/DisplayPort対応）、ヘッドセットジャックを装備する

最後に、「Latitude 7320 【即納】 プレミアムモデル」に付属する、デル・テクノロジーズならではの手厚いサポートについて触れておこう。

本機には、デルの上級サポートサービス「プロサポート」が標準で3年間付属している。通常の「基本保証」でのテクニカルサポートの対応は月曜日から土曜日の9-18時に限られるが、「プロサポート」ではそれが24時間365日対応に拡大。さらに、プロサポートの専門エンジニアからサポートが受けられたり、各種問い合わせ窓口が一本化されたりなど、デル・テクノロジーズのサポートを自分専用のITヘルプデスクのように活用できるのだ。

「プロサポート」なら24時間365日テクニカルサポートが受けられる。電話サポートを行うのは日本人専用スタッフなので、トラブルで焦っている時などもスムーズなコミュニケーションが取れる

そして特筆すべきは、サポートアプリ「SupportAssist」を通じてハードウェアトラブルの予兆を事前に検知してくれること。本アプリによってトラブルの予兆が検知されると、デル・テクノロジーズのサポート部署に自動で通知されるため、本格的なトラブルが発生する前に先回りして対応してもらうことが可能だ。しかも、これらのサポートは、日本国内にあるグローバルコマンドセンターが一貫して進行管理してくれるという。迅速で的確なサポートが受けられるため、サポートに対する満足度が高まるのもメリットだ。

システムツールであるアプリ「SupportAssist」を使ってハードウェアチェックやパフォーマンス調整などを実施した際に、異常が検知されると、デル・テクノロジーズのサポート部署に速やかに通知される仕組み。サポート担当者がこのアプリを通じてパソコンをリモート操作し、問題解決を行うことも可能なので、パソコンに詳しくなくても安心だ

より1歩進んだIT相談は
「デル テクノロジーズ アドバイザー」へ

デル・テクノロジーズは、中小企業のビジネスに詳しい「デル テクノロジーズ アドバイザー」も擁している。彼らに問い合わせれば、パソコンに関する相談だけでなく、テレワーク環境や、本格的なセキュリティ対策、データバックアップシステムの構築といったITに関する幅広い相談に専任アドバイザーが1対1でじっくりと応じてくれるのだ。

今「DX（デジタルトランスフォーメーション）」が求められている企業は多いが、30年以上にわたって中小企業にITソリューションを提供してきたデル・テクノロジーズの専任アドバイザーを味方に付ければ、ビジネスにITをうまく取り入れることができるだろう。

以上、13.3型ビジネスノート「Latitude 7320 【即納】 プレミアムモデル」をチェックしてきたが、強く感じたのは、ビジネスノートとしての総合力の高さだ。

天板にカーボンファイバーを採用したボディは、軽量で持ち運びにすぐれているだけでなく、堅牢性も高い。また、ビジネスOS「Windows 11 Pro」を搭載するので、ソフトウェア面でのセキュリティ機能にも安心感がある。さらに、基本スペックが高く、独自のAIシステム「Dell Optimizer」が各種設定を自動で最適化してくれるのもありがたい。そして、ビジネス向けのハイレベルなサポートが標準で3年間利用できるので、単にパソコンを購入しただけでなく、自分専用のITヘルプデスクが開設されたかのような頼もしさまで得られるのだ。

多くのビジネスユーザーが支持するデル・テクノロジーズの13.3型ビジネスノート「Latitude 7320」シリーズ。今回のレビューでその人気の理由を知ることができた。