デュアルドライバーユニットを搭載し、音質グンとアップ! ハイレゾ対応の完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds Pro 2」を聴く

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近年、イヤホン市場で主流になっているのは、周囲の騒音を打ち消すノイズキャンセリング機能を備えた完全ワイヤレスイヤホン。メーカー各社から新製品が次々と発売され、市場は群雄割拠の様相を呈している。そんな市場に、ファーウェイが新たに投入したのは、同社の完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデルとなる「HUAWEI FreeBuds Pro 2」だ。音質に加え、ノイズキャンセリング性能が大きく進化したとのことだが、その実力はさてどうか? 早速チェックしていこう。

サウンドダイナミック型+平面振動板型のデュアルドライバーユニットを搭載。
「LDAC」対応でハイレゾ再生を実現

イヤホン市場において今最もホットな製品が、周囲の騒音を打ち消し、音楽への没入感を高めてくれるノイズキャンセリング機能を備えた完全ワイヤレスイヤホンだ。世界的なスマートデバイスメーカー、ファーウェイが手がける完全ワイヤレスイヤホン「FreeBuds」シリーズも、そんなノイズキャンセリング機能を搭載したモデルとして人気を集めている。その中でも、今回取り上げる、シリーズ最上位機種「HUAWEI FreeBuds Pro 2」は、音質とノイズキャンセリング性能が大きく向上しているとのことで、注目度が高い。

HUAWEI FreeBuds Pro 2

2022年7月に発売された「HUAWEI FreeBuds Pro 2」。カラバリには、ナノコーティングによる光沢仕上げが施された新色「シルバーブルー」(写真)と、従来モデルから引き継いだ「セラミックホワイト」をラインアップ。このほか、Amazon限定モデルとして「シルバーフロスト」も用意される

その最大の特徴は、サウンドの要となるドライバーに、11mmのダイナミックドライバーとマイクロ平面振動板ドライバーを組み合わせたデュアルドライバーユニットを採用したことだ。ハイエンドヘッドホンにおいて採用されることのある平面振動板ドライバーを、筐体の小さいイヤホンに搭載したのは珍しい。しかも、電力に制限のあるバッテリー駆動の完全ワイヤレスイヤホンに2種類の異なるドライバーを搭載させた点も、非常にユニークだ。

ファーウェイが開発したこのデュアルドライバーユニットでは、それぞれのドライバーユニットに得意とする周波数帯域を担当させることで、14Hz-48kHzという広帯域再生を実現。人間の可聴域(20Hz-20kHz)を超える周波数帯域を再生できるので、従来モデル以上に音楽のディテールが豊かに感じられるようになったという。

HUAWEI FreeBuds Pro 2

中低域が得意なダイナミックドライバーと、高域が得意な平面振動板ドライバーを組み合わせたデュアルドライバーユニット。デジタルクロスオーバー技術によってドライバー同士の帯域干渉を防ぎながら、一体動作するという。なお、搭載する平面振動板ドライバーは、完全ワイヤレスイヤホン向けに今回新開発されたものだ

このほか、Bluetoothの音声コーデックにおいて、従来の「SBC」「AAC」に加え、高音質な「LDAC」に対応したのもトピック。ワイヤレスでも最大96kHz/24bitという高精細なハイレゾ音源を再生できるようになった。また、音質のチューニングは、フランスのHi-Fiオーディオブランド「Devialet」が監修するなど、音に対するこだわりが随所に感じられる。

「HUAWEI FreeBuds Pro 2」の
音質をチェック

HUAWEI FreeBuds Pro 2

では、実際に「HUAWEI FreeBuds Pro 2」の音質をチェックしていこう。音楽プレーヤーにはAndroidスマートフォンを用いて、「LDAC」経由でハイレゾ音源(FLAC、96kHz/24bit)を再生してみた。なお、試聴前には、専用のスマートフォンアプリ「HUAWEI AI Life」と連携させ、耳の形や装着状態などに合わせて音質を最適化する「アダプティブEQ」を実施している。

音楽を再生してみたが、そのサウンドは「意外」なものだった。11mmのダイナミックドライバーと平面振動板ドライバーを組み合わせたデュアルドライバーユニット、そして「LDAC」対応というプロフィールから予想していたのは、低域から高域までフラットに鳴らす“クセ”のないハイレゾサウンドだったが、実際には、低域の押し出しが強く、キレのよい、最近流行の音楽のトレンドを押さえた味付けになっていった。

ドラムやベースなどの低域には十分な量感があり、レスポンスがよく、キレのよさと締まりが感じられる。だからといって、中高域もおざなりになっておらず、中域となるボーカルはツヤがあり伸びやかで、高域にはシャカシャカと抜けた感じがない。全体として元気で鳴りっぷりのいいサウンドなので、クラシックやジャズよりは、ロックやEDM、ヒップホップといった流行の音楽にマッチする印象を受けた。

かしこまって音楽を聴くよりも、普段聴いている音楽をより楽しく、エモーショナルに聴かせてくれる、そんな音質傾向を持つイヤホンだと感じた。

HUAWEI FreeBuds Pro 2

完全ワイヤレスイヤホンの弱点と言われる接続性。この点についても「HUAWEI FreeBuds Pro 2」は問題なし。アンテナ位置などが最適化されているので、多くの電波が飛び交う駅前の雑踏でも、音切れすることがなかった

ノイズキャンセリング高性能なノイズ低減を実現。
トリプルマイク搭載のアクティブノイズキャンセリング

続いて、「HUAWEI FreeBuds Pro 2」のノイズキャンセリング性能をチェックしていこう。「HUAWEI FreeBuds Pro 2」は、周囲のノイズを精度よく集音・分析し、逆位相の音を発してノイズを打ち消すフィードフォワード型のアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載しているが、従来はフィードフォワード1基、フィードバック1基だったマイクが、本機ではフィードフォワード2基、フィードバック1基に増強。トリプルマイク仕様によって、従来モデルの最大40dBという深度を超える高性能なノイズキャンセリングが可能になっている。

ノイズキャンセリング性能を確かめるべく、地下鉄や駅前の雑踏などで本機を使用してみたが、ノイズキャンセリング機能をオンにすると、周囲のノイズが打ち消され、スッと小さくなった。駅のアナウンスなどは若干聴こえるものの、電車の走行音や人々の足音、ロードノイズなど、不快と感じやすい騒音がほとんど気にならなくなる。ホワイトノイズはゼロではないが、音楽を再生するとほぼ気にならなくなり、音楽に没入できた。

HUAWEI FreeBuds Pro 2

地下鉄に乗り、ノイズキャンセリング機能をオンに。走行音やブレーキ音が打ち消され、“静寂”の中で高音質を楽しめた。また、人通りの多い待ち合わせ場所や家の中でも使用してみたが、人々のざわめきやエアコンなどの環境音をしっかりと消してくれるので、音楽に集中しやすかった

ヘッドセットとしても使いやすい

また、オンラインミーティングやスマートフォン通話のヘッドセットとしても、「HUAWEI FreeBuds Pro 2」は便利に活用できる。上述したトリプルマイクで集音した音声を、骨伝導センサーで感知した骨の振動と組み合わせ、AIが解析。話者の声以外のノイズを取り除くことで、クリアな声を相手に届けてくれる。さらに、周囲の風速と風向に基づいて、片側3基のマイクの中から話者の声の集音に適したダイナミックマイクを自動で選び出す、ファーウェイ独自の「風ノイズ低減ノイズキャンセリングアルゴリズム」も搭載。屋外にいても、相手が聞き取りやすい音声でミーティングや通話を行えるのがうれしい。

HUAWEI FreeBuds Pro 2

ヘッドセットとして利用する場合は、トリプルマイクで集音した音声を、骨伝導センサーからの情報と合わせAIが解析。周囲のノイズを取り除いて、自分の声を相手に伝えくれる。屋外にいても通話相手にストレスを感じさせない、クリアな音声で会話できた

使い勝手耳にぴったり収まるコンパクトかつ上質なボディ。
装着感&使い勝手も◎

音質、ノイズキャンセリング性能ともに文句なしの「HUAWEI FreeBuds Pro 2」だが、装着感や使い勝手はどうだろう?

イヤホンのハウジングは従来モデルに比べて小型化され、耳に装着してみると、収まりがよく、その装着感は軽快だった。なお、付属のシリコン製イヤピースにはS/M/Lの3サイズが用意されており、耳穴の大きさに合わせて最適なサイズを選べる。

HUAWEI FreeBuds Pro 2

曲線が多用されたシンプルなデザインはユニセックスで使用でき、使用するシチュエーションや合わせるファッションを選ばない。新色「シルバーブルー」のさわやかな色味も相まって、実に軽やかな印象だ

HUAWEI FreeBuds Pro 2

耳穴に合ったサイズが選べるよう、3サイズ(S/M/L)のシリコン製イヤピースが付属。耳穴が小さめの人や、大きめの人でも快適に装着できるはずだ

HUAWEI FreeBuds Pro 2

装着すると、耳にしっかりと収まり、ポロリと外れてしまう心配が少ない。カナル型ながら窮屈感もなく、自然な着け心地だ。カナル型が苦手な人にこそ、この軽快な装着感を1度試してもらいたい

日常使いで不足のない、防水性能&バッテリー性能

また、本機は、汗などを気にせずスポーツ時に使えるIP54の防水仕様に対応するほか、イヤホン単体で最大6.5時間、充電ケース併用で最大30時間(ともにANC機能オフ時)の長時間バッテリー駆動を実現しているのもアピールポイント。専用のスマートフォンアプリ「HUAWEI AI Life」を使えば、本体と充電ケースのバッテリー残量を確認できたり、本体のタッチセンサーに割り当てる操作を変更できたり、お好みのサウンド効果を選択できたりと、「HUAWEI FreeBuds Pro 2」をより便利に使えるようになるので、ぜひ積極的に活用してみてほしい。

HUAWEI FreeBuds Pro 2

あらゆる方向からの水の飛沫の影響を受けにくいIP54の防水性能を備える。ランニングやエクササイズ時の汗はもちろん、突然の雨にも耐えられるので安心して使用できる

HUAWEI FreeBuds Pro 2 HUAWEI FreeBuds Pro 2

ケースはコンパクトで、ミニマルなデザイン。イヤホン単体で最大6.5時間、充電ケース併用で最大30時間(ともにANC機能オフ時)の長時間バッテリー駆動が可能となっている。充電用端子には、USB Type-Cポートが採用されている

HUAWEI AI Life
HUAWEI FreeBuds Pro 2 HUAWEI FreeBuds Pro 2
HUAWEI FreeBuds Pro 2

専用のスマートフォンアプリ「HUAWEI AI Life」をインストールしたスマートフォンと接続すれば、さまざまなイヤホン設定が可能。ハウジングのタッチセンサーに割り当てる機能を変更したり、イヤホンを外した際に再生中の音楽を一時停止させたりなど、より便利に使えるようになる

まとめトレンドを押さえた“攻め”の音作り。
ノイキャン性能はハイレベル。
これぞ、完全ワイヤレスイヤホンの決定版だ

11mmのダイナミックドライバーと平面振動板ドライバーを組み合わせたデュアルドライバーユニットを新採用した、ファーウェイのフラッグシップ完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds Pro 2」。その音質は、ハイレゾ対応になったと聞いて予想していた“クセ”のないフラットなサウンドではなく、実に元気で、鳴りっぷりのよい、パンチのあるサウンドだった。すべてのジャンルの音楽を無難に再生する“守り”の音作りではなく、近年のトレンドを押さえ、それをよりいっそう楽しめるようにする“攻め”の音作りに好感を持った。

これに加え、従来モデルから評価の高かったノイズキャンセリング性能がさらに進化を遂げており、通話音声もクリア。装着感や使い勝手も申し分なく、「FreeBuds」シリーズの最上位機種にふさわしい完成度に仕上がっていた。ノイズキャンセリング機能を備えた、高性能な完全ワイヤレスイヤホンをお探しなら、本機は有力な選択肢となるに違いない。

この記事は2022年7月28日の情報を基にしております。