シャープの技術者魂が結集 シリーズ史上最強のフラッグシップスマホ 「AQUOS R7」徹底レビュー
新モデルが発売されるたびに、価格.com「スマートフォン」カテゴリーの人気ランキングで上位に支持されるなど、ミドルクラスのスマホ「AQUOS sense」シリーズが好調なシャープ。そんなシャープのフラッグシップモデル「AQUOS R7」がNTTドコモとソフトバンクから発売された。「AQUOS sense」シリーズで特に評価が高かった「安心して長く使える」という特徴をしっかりと継承しつつ、シャープがこれまで培ってきたディスプレイやカメラに関する最新技術が詰め込まれている。加えて、基本スペックも現在発売中のスマートフォンの中で最高峰クラスだ。本特集ではこの「AQUOS R7」をレビューして、その特徴を徹底解説しよう。
基本スペック、通信性能Android最高峰スペックに超高速5G通信対応。
安心して長く使いたくなる新生AQUOS
まずは、「AQUOS R7」の基本スペックを解説しよう。本機は、クアルコムの最新SoC「Snapdragon 8 Gen 1」を搭載する。処理性能や、AIのパフォーマンス、グラフィック性能など、どれをとっても一級品で、現在流通しているAndroidスマートフォンの中で最上位に位置づけられるSoCだ。
高い処理能力を備えるSoCに加えて、12GBのメモリーと256GBのストレージを搭載。大容量のメモリーにより、マルチタスクなど重たい処理が必要な場面でもサクサクと軽快に動作する。また、最大1TBまで対応するmicroSDメモリーカードスロットを備えており、ストレージ容量の拡張も可能だ。
処理性能を計測するベンチマークアプリ「Geekbench」でテストを行ったところ、スコアはシングルコアで1234、マルチコアで3338だった。現行のAndroidスマートフォンとしてトップクラスのスコアだ。
実際に使ってみても、アプリの動作や切り替え、カメラで撮影時の処理などに対するレスポンスが高速だ。文字通り”サクサク”動作するため、あらゆる操作がストレスフリーで行える。加えて、大容量メモリーにより、画面分割でのマルチタスクも快適。動画を見ながらSNSを見る、資料を確認しながらWeb会議を行うなど、さまざまな用途でその真価を発揮してくれる。
また、SoC「Snapdragon 8 Gen 1」は、グラフィック性能にも定評がある。そこで、グラフィック性能を測定するベンチマークアプリ「3D Mark」のテスト「Wild Life」を行った。結果は、8176と、こちらも処理性能と同様にAndroidスマートフォンとしては最高水準のスコアを記録。実際に、バトルロイヤル形式のオンライン対戦ゲームや、オンラインアクションRPGなどを遊んでみたのだが、画質やフレームレートを最も高く設定してみても、ゲームプレイ時のレスポンスや描画性能は非常に優秀だった。
本機のオーディオ機能については、ステレオスピーカーを搭載するほか、「Qualcomm Snapdragon Sound」に対応しているのもポイントだ。これは、「Snapdragon 8 Gen 1」の開発元であるクアルコムが定めるオーディオのプラットフォームの名称。同社が定める高品位な品質評価の基準を満たす機器のみに与えられる。Bluetooth接続時の音質と安定性、レイテンシー(遅延)を向上させるコーデック「aptX Adaptive」に対応しているのがポイントで、ハイレゾの基準となる96kHz/24bitの音質に対応。「AQUOS R7」は、オーディオ機能に関しても優秀な部類に入るというわけだ。
マルチタスクや3Dゲームなど、スマートフォンに大きな負荷がかかる時に、気になるのが本体の熱暴走だ。特に、気温が高い夏の外出先などでは、気をつけたいところ。本体が熱くなると、処理がもたつく原因となるし、ひどい時は電源が落ちてしまうこともある。その点、「AQUOS R7」は、高い排熱性能を誇るアルミフレームと、シャープ独自のCPU制御により熱暴走への対策がしっかりと施されている。

この画像は、従来機「AQUOS R6」(写真左)と「AQUOS R7」(写真右)に、60fpsで動作するゲームアプリと同程度の負荷かけて端末温度を測定したもの。同じ負荷でも、「AQUOS R7」は「AQUOS R6」よりも端末全体の温度が低く抑えられているのがよくわかる
次は、本機の通信方式について解説しよう。「AQUOS R7」は、5GのSub6とミリ波の両方に対応するうえに、各キャリアがまもなく一般ユーザー向けに開始予定の最新方式、SAに対応するのがポイントだ。従来のNSAでも高速だが、理論値で上り1.1Gbps、下り4.9Gbpsという、より高速な通信を実現する。

2020年に発売された「AQUOS R5G」のハードウェア最高速との比較。「AQUOS R7」の読み込み速度は約2.5倍、書き込み速度は約10倍高速化している ※接続するネットワークにより最高速は異なります。
実際に都内のミリ波の通信圏内にて、YouTubeで8Kの高解像動画を視聴してみたが、読み込みに時間がかかることもなくスムーズに視聴できた。8Kクラスの大容量動画は、自宅のWi-Fi通信下でも、再生中に何度も読み込みが発生するケースが多いが、5Gのミリ波はやはり高速だ。大きなファイルをアップロードする際などにも、その真価を発揮してくれるだろう。

5Gのミリ波の通信圏内なら、8K動画も快適に視聴できる。ミリ波の通信エリアは今後拡大していくうえに、さらに高速なSA方式にも対応しているため、「AQUOS R7」なら5Gの恩恵をこの先大きく受けることになるだろう
基本スペックや通信機能において非常に高性能な「AQUOS R7」は、その能力をいかんなく発揮し続けるためのバッテリー性能にも目を見張るものがある。バッテリーは、5000mAhと大容量なのだが、これに加えて、シャープ独自の省エネ技術がバッテリー消費をサポートしてくれる。
シャープ独自のSoC制御技術により消費電力が少なくなるうえに、用途に応じてディスプレイの書き換え頻度を調節することで消費電力を抑えるシャープならではの「アイドリングストップ」機能を搭載する。これにより、朝から晩まで使用しても、バッテリー使用量を抑えられるというわけだ。
レビューでは、Wi-Fi接続で2時間の映画を鑑賞してバッテリーの減り具合を確かめてみた。画面輝度は50%に設定し、Bluetoothでイヤホンにも接続。その結果、バッテリーはたった10%しか減少していなかった。その後、Webブラウジングやアプリなどを約2時間試したが、バッテリーの減少量は9%だった。一般的な使い方なら、朝から晩まで外出しても、帰宅時にバッテリーはたっぷり残っているはずだ。むしろ、1日くらい充電しなくても問題ないだろう。また、Qi(チー)規格に対応しているためワイヤレス充電も可能だ。
さらに、バッテリーを長持ちさせるシャープ独自の技術「インテリジェントチャージ」を搭載しているのもポイントだ。バッテリーの劣化を早める原因のひとつとして、充電中にスマートフォンを利用するという行為があげられる。充電しながらスマートフォンを使っている際は、通常は充電器からバッテリーを通じてCPUやディスプレイへ電力が供給されるのだが、「インテリジェントチャージ」を使うと、充電量が90%に達した時に充電を停止し、バッテリーを介さずに直接CPUやディスプレイへ給電してくれる。この独自技術により過充電を抑制し、バッテリーの劣化を防ぐというわけだ。
「AQUOS R7」のようなハイエンドスマートフォンは、高価な買い物であるため、可能な限り長い期間使い続けたいというのが、正直なところではないだろうか。高価なハイエンドスマートフォンが、1年使っただけで、性能低下やバッテリー劣化を起こし、購入した当初のパフォーマンスを発揮できないのは残念に感じる。
しかし、「AQUOS R7」は、「ユーザーに長く使ってもらいたい」という開発者の思いがふしぶしに感じられるのだ。SoCなどに最新のパーツが採用されているのはもちろんのこと、耐久性の高い素材をボディに取り入れたり、今後展開予定の5G SA方式に対応していたり、バッテリーの劣化を防ぐ機能を搭載するなど、1年などという短い期間ではなく、数年間はちゃんと使い続けられるようにするための機能が数多く盛り込まれている。
ディスプレイシャープの独自技術が光る「Pro IGZO OLED」。
極上の視聴体験が長時間楽しめる
続いては、「AQUOS R7」のディスプレイについて解説しよう。本機のディスプレイは、「Pro IGZO OLED」と名付けられている。「IGZO」とは、シャープが長年、研究・開発を続けてきた半導体の名称であり、これを採用する「IGZOディスプレイ」は、ほかのディスプレイよりも消費電力が小さいのが特徴だ。「IGZOディスプレイ」は、同社のテレビや業務用ディスプレイなどにも使われており、今やシャープの製品の代名詞とも言える。
「AQUOS R7」に採用された「Pro IGZO OLED」は、この「IGZO」をOLED(有機ELパネル)に搭載したディスプレイだ。「IGZO」の特徴である、省エネ性と細やかな画面制御が、高コントラストな表現力にすぐれるOLEDと組み合わされることで、スマートフォンとしてはたぐいまれなる高性能なディスプレイへと進化したのだ。
具体的なスペックは、サイズが約6.6インチ(WUXGA+、2730×1260)、ピーク輝度が2000nit、コントラスト比が2000万:1、10bit表示。ドルビーの独自HDR規格「Dolby Vision」にも対応する。特に、ピーク輝度とコントラスト比は、市場に並ぶAndroidスマートフォンの中でも抜群に高く、PC用のハイエンドモニターにも匹敵するレベルだ。
「Pro IGZO OLED」で映画や、ハイクオリティな写真などをチェックしてみたが、その描写力にはすさまじいものがある。10bit表示による色の再現性の高さと、高いコントラストによる黒の表現力により、鮮やかでありながらも、奥行き感や立体感がしっかりと表現されていた。
2000nitの高輝度により、HDR対応コンテンツを再生した時には、暗所が黒つぶれすることなく、自然に、かつ、明るく浮かび上がる。後述するが、本機はカメラの性能も非常にすぐれており、このカメラで撮影した写真や動画を視聴するのにもピッタリのディスプレイだ。
高輝度は、HDRコンテンツの視聴の際に真価を発揮するが、これ以外でも太陽光がまぶしい晴天下でも表示しているものの視認性が高いというメリットがある。特に、「ダークモード」で表示している場合や、暗いシーンが含まれる映像を再生している場合は、輝度が低いと太陽光により画面に何が映っているか、よくわからなくなることがある。この点、スマートフォンの中でもぶっちぎりに高輝度な「AQUOS R7」は、晴天下でも視認性がすこぶる高いのだ。
YouTubeなどの動画配信サービスでは、HDRに対応していないコンテンツも少なくない。こういったコンテンツを視聴する際には、本機のディスプレイ性能が発揮されないのでは? と思うかもしれないが、そんな時に使いたいのが「バーチャルHDR」という機能だ。これはHDRをリアルタイムで拡張してくれる機能。HDR再生に対応していないコンテンツでも、HDRのような階調表現が可能になり、よりリッチな視聴体験が得られる。
もうひとつ、本機のディスプレイで注目なのがリフレッシュレートだ。本機は、ハードウェア的には最大120Hz駆動に対応しているのだが、「なめらかハイスピード表示」という機能をオンにすることで、最大240Hz駆動にまでアップする。これは、毎秒120回の表示更新の間に黒画面を差し込むことで擬似的に240Hz駆動にすることが可能な機能だ。
240Hz駆動というリフレッシュレートは、高価なゲーミングモニターに匹敵するレベルだ。素早い視点操作など、スピード感あふれるFPSゲームなどでは、「Pro IGZO OLED」の滑らかな表示が勝負を有利に進めてくれる
レビューでは、オンライン対戦シューティングゲーム「PUBG MOBILE」をプレイしてみたが、画面表示が滑らかになることで、敵も見やすく、かつ、エイムも合わせやすくなった。「なめらかハイスピード表示」による240Hz駆動のおかげで、自分のプレイスキルが向上したように感じたのだ。また、従来機の曲面ディスプレイからふらっとディスプレイになったことにより、側面の誤タッチなどがなくなり、操作性はすこぶる快適だ。
これだけハイスペックなディスプレイであれば、バッテリー消費が気になるところだろう。しかし、用途に応じてディスプレイの書き換え頻度を調節することで消費電力を抑えるシャープならではの「アイドリングストップ」機能が搭載されているのを忘れてはならない。「IGZO」と「アイドリングストップ」により、高い省エネ性を誇る「Pro IGZO OLED」は、高い視聴環境を継続して楽しむのにすぐれているというわけだ。
「AQUOS R7」の「Pro IGZO OLED」は、スマートフォンとしては常軌を逸したレベルといっても過言ではないほど表示性能にすぐれる。さまざまなスマートフォンを触ってきたが、ここまで飛び抜けているディスプレイは今までに出会ったことがない。それでいて、省エネ機能によりハイスペックディスプレイのバッテリー消費をしっかりと抑制している点も非常に評価が高い。まさに、極上のディスプレイと言って過言ではないだろう。
ディスプレイというのは、スマートフォンを快適に使う上でも非常に重要な要素だ。スマートフォンで3Dゲームを遊んだり、映画を視聴したりしない人でも、「Pro IGZO OLED」の良好なタッチレスポンスや、太陽光下でも視認性が高くなる高輝度により、日常使いでも大きな恩恵を受けることができる。Webブラウジングやメールチェックを行ったり、アプリを操作したりなどの普段使いでも、ストレスフリーな使い心地が体験できる。
カメラ機能プロレベルの写真が手軽に撮れる。
スマホ最大級の1インチセンサー搭載カメラ
ここまで基本スペックや通信機能、ディスプレイの高さについて解説してきたが、「AQUOS R7」は、カメラ機能に関しても他社のスマートフォンでは見られない、独自性と高いスペックを備えている。
超広角から望遠まで対応するシングルカメラ
背面のメインカメラには、新たに開発された、ライカカメラ監修の1インチセンサーとズミクロンレンズを採用したシングルカメラ(F1.9)を備える。高級コンパクトデジタルカメラに匹敵する、スマホ最大級の1インチセンサーにより、圧倒的な集光量で、高画質と明るさ(ダイナミックレンジの広さ)を実現しているのだ。大きなセンサーを生かして、シングルカメラでも超広角(0.7倍)から望遠6倍まで幅広い画角をカバー。0.7倍〜2倍までは高感度モードで、それ以上は高解像モードに切り替えることで、ズーム時でも高い画質を保ったまま鮮明な写真が撮れる。

1インチセンサーにより、非常に高画質なうえ、室内でも明るく撮影可能。窓からの太陽光が強かったが、ダイナミックレンジが広いため、白飛びも抑えられている。被写体のディテールをしっかりととらえた1枚に仕上がった
一般的なスマートフォンであれば、超広角カメラはあくまでも標準カメラのおまけという感じなのだが、「AQUOS R7」は等倍の写真と同様の高画質。超広角と等倍で色味や画質が変わらないというのもうれしいポイントだ
劇的に進化したオートフォーカスと被写体追尾性能
従来機から大きく進化した点として見逃せないのがオートフォーカスの速度だ。従来機のコントラストAFから刷新し、ピクセルがフォーカスの位置を検知できる像面位相差AFへと変更された。その結果、オートフォーカスは先代「AQUOS R6」比較で2倍の速さでピントが合うようになった。実際に試してみても、ファインダ―に被写体が映ったのとほぼ同じタイミングでフォーカスが合ってくれる。1インチセンサーの高画質を手軽に楽しめるカメラへと進化したというわけだ。
オートフォーカスの速度は以下の動画から確認していただきたい。
オートフォーカス速度に加えて、被写体を追尾する性能に関しても「AQUOS R7」は優秀で、動く被写体にフォーカスを合わせ続けてくれる。たとえば人のときは顔を重視した追尾を行い、一瞬の笑顔などもオートフォーカスとの相乗効果で、撮りたい瞬間を逃さずに収めることが可能だ。
被写体追尾の性能については、以下の動画から確認していただきたい。
被写体の顔にフォーカスを合わせ続け、撮りたい瞬間にシャッターボタンを押してパシャリ
1眼レフカメラのような味のある「ポートレートモード」
「AQUOS R7」は、背面のメインカメラの横に「測距用センサー」を備える。これは、被写体までの距離を計測するためのセンサー。このセンサーにより、「ポートレートモード」では、人物と被写体を正確に切り分け、自然なポートレート写真が撮れるのだ。加えて、集光量の多い1インチセンサーを生かして、夜でもキレイで、自然なぼけのポートレート写真が撮れるのも特徴だ。

一般的なスマートフォンの「ポートレートモード」は、髪の毛のような細かな部分と背景の処理が甘くなることが多いのだが、「AQUOS R7」は髪の毛と背景の処理が正確だ。また、肌のスキントーンが自然で、髪もつやがあり質感も高い。光が窓から差し込む逆光下でも、1インチセンサーのおかげで明るく、雰囲気のあるポートレート写真が撮れた
超高精細8K動画
「AQUOS R7」の動画機能については、最大8Kでの録画が可能だ。ファイルサイズが大容量になってしまうため、録画時間は最大1分という制限が設けられている。作例は、以下の動画から確認していただきたい。
「AQUOS R7」のカメラ機能は、1インチセンサーを用いたことで、ただ解像度が高くて色鮮やかというわけではなく、プロが一眼レフカメラで撮影した作品のような雰囲気と奥行き感を表現できるのが特徴だろう。ほかのハイエンドスマートフォンでは得られないカメラ体験が楽しめるはずだ。
AQUOS独自機能細部にまで気配りが利いた
ユーザーフレンドリーな独自機能
ここまで、「AQUOS R7」がいかにハイスペックなスマートフォンなのかを解説してきたが、いっぽうで、AQUOSならではの独自機能で高い実用性を備えるという側面もある。ここでは、多数ある独自機能の中から、特に便利な3つの機能を紹介しよう。
Payトリガー
キャッシュレス決済を使用する機会が増えている昨今だが、QRコード決済などアプリを起動して支払いを行う際に、端末をアンロックしてアプリを探して起動して……という一連のアクションがあまりスムーズではないな、と感じたことはないだろうか。そんな人にぜひ使っていただきたいのが、「Payトリガー」である。
本機能は、ディスプレイ内に搭載された指紋認証センサーを長押しすることで、端末のアンロックから登録したアプリの起動までをワンアクションで行うことができる。どういった動作なのかは以下の動画を見ていただきたい。これを使えば、本当の意味でのスムーズなキャッシュレス決済を体験できるはず。なお、動画を見るとわかるが、本機の指紋認証センサーの認証速度は非常に高速だ。
Clip Now
Androidスマートフォンの多くは、スクリーンショットを撮る際に「電源キー」+「音量キー下」の2つを長押しする必要がある。正直なところ、2つのボタンを長押しするのは、両手を使う必要があるため、あまり効率的だとは言えない。
その点、「AQUOS R7」は、画面の上部両端のどちらかいっぽうを軽く押してスワイプするだけでスクリーンショットの撮影が可能になっている。片手だけで済ませられるため、こちらも非常に使い勝手の高い機能だ。
My AQUOS
「My AQUOS」は、本機を含めたAQUOSシリーズのスマートフォンに搭載されている公式アプリだ。このアプリでは、スマートフォンの使い方を解説する記事やお得なクーポン情報、無料の壁紙、サポート情報などがまとめられている。ユーザーの困りごとを解消してくれるアプリというわけだ。何か困ったことがあったら、Googleで調べるのが一般的だが、「My AQUOS」はAQUOSユーザーに焦点を当てた情報が集まっているため、見つけたい情報にアクセスしやすい。
まとめハイエンドならではのスマホ体験が長期間持続! 「AQUOS R7」が買いなワケ
ハイエンドならではのスマホ体験が長期間持続! 「AQUOS R7」が買いなワケ「AQUOS R7」は、どこをとっても隙がなく、非常に完成度の高いハイエンドスマートフォンだ。外観や使い勝手といった部分から、スマートフォンで欠かせない基本スペック、ディスプレイ、カメラといった部分まですべてが最高峰。ハイエンドスマートフォン以上のものを備えていると感じた。
また、ハイエンドスマートフォンだからこそ、長い間使い続けられそうな機能がしっかりと搭載されているのも、シャープがユーザーの声にしっかりと耳を傾けてきた姿勢の現れ。最新機能やパーツだけではなく、バッテリーの劣化防止機能など、高機能を長く楽しめる。「せっかくのハイエンドスマートフォンなのだから長く使いたい」、そんな人にはぜひ手にとってみてほしい製品である。
なお、シャープは2022年夏モデルとして「AQUOS sense6s」と「AQUOS wish2」も発売中だ。「AQUOS sense6s」はミドルクラス、「AQUOS wish2」はエントリークラスの価格に落ち着いており、「AQUOS R7」が魅力的だがオーバースペックかも、という人はこちらもチェックしていただきたい。

AQUOS sense6s「AQUOS sense6s」は、6.1インチの「IGZO OLED」(有機EL)ディスプレイ、トリプルカメラ、4,570mAhバッテリーを備えるミドルクラスのスマートフォン。価格.com「スマートフォン」カテゴリーの人気ランキングで上位に支持される「AQUOS sense6」の特徴はそのままに、SoCを最新モデル「Snapdragon 695 5G」にアップグレードしたことで、処理性能がアップ。ミドルクラスでも実用性能の高い、コスパにすぐれる1台だ。
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AQUOS wish2「AQUOS wish2」は、本当に必要な機能に絞ったシンプルなスマートフォンながらも、上位モデル「AQUOS sense6s」と同じ「Snapdragon 695 5G」を搭載。価格以上の処理性能を備えるのが特徴だ。FeliCaポートや防水・防塵、タフネスボディに対応するなど、初めてスマートフォンを持つ人でも、安心して使えるモデルになっている。
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