「EOS Rシリーズ」最小・最軽量※1のミラーレスカメラ 進化した高速・高性能なオートフォーカスを搭載! 使ってわかったキヤノン「EOS R10」の魅力

静止画も動画も簡単かつ高画質に撮れる一眼カメラが欲しい! 本特集で紹介する、キヤノンのミラーレスカメラ「EOS R10」は、そんな声に応える注目の新製品だ。「EOS Rシリーズ」最小・最軽量※1となるコンパクトボディに、上位モデル譲りの高性能なAF(オートフォーカス)を搭載した本格派で、「初めての一眼カメラ」としてはもちろんのこと、動く被写体を撮影するための「動体撮影用の一眼カメラ」としても十分に活用できる、幅広い用途に向いたカメラとなっている。本特集では、そんな「EOS R10」の魅力を徹底的に掘り下げよう。

高速性高精度な被写体検出AFと高速連写で
“瞬間”が簡単に撮れる!

EOS R10

小型・軽量と高性能を両立した、最新のミラーレスカメラ「EOS R10」。エントリーからミドルクラスのモデルながら、ハイアマチュア向けの上位モデルに匹敵する基本性能を実現している

「EOS R10」は、新開発となる最大約2420万画素のCMOSセンサー(APS-Cサイズ)を採用するミラーレスカメラ。キヤノンの一眼カメラのラインアップの中ではエントリーからミドルクラスに位置する小型・軽量モデルだ。本格的な動体撮影用カメラとしてハイアマチュア層から人気の高性能モデル「EOS R3」にも使われている最新の映像エンジン「DIGIC X」を「EOS R10」に最適化して搭載し、高い基本性能を実現したのが、このカメラの大きな魅力となっている。

「EOS R10」の基本性能の中でも、特にハイレベルなのがAF(オートフォーカス)だ。静止画/動画撮影の両方で高速・高精度なピント合わせを可能にする最新の「デュアルピクセルCMOS AF II」システムを採用するうえ、「EOS R3」譲りの高度な被写体検出機能を搭載しているのがポイント。「人物」「動物(犬、猫、鳥)」「乗り物(モータースポーツのクルマ、バイク)」といった多彩な被写体の自動検出に対応し、画面全域※2で、その動きを追尾することが可能となっている。

EOS R10

「EOS R3」などと同様、「人物」「動物優先(犬、猫、鳥)」「乗り物優先(モータースポーツのクルマ、バイク)」の自動被写体検出に対応。「被写体追尾(トラッキング)」機能と組み合わせることで、被写体を簡単に検出・追尾しながら撮影することができる

「EOS R10」の被写体検出機能を動画でチェック!

  • ※映像のみ。音声は未収録になります
  • ※HDMI出力で撮影画面をキャプチャーした動画になります。カメラのモニター画面と比べると、AFフレームの表示は同じですが、各種撮影情報の表示位置が異なっています

今回、動く人物を被写体にして、「EOS R10」の被写体検出機能をじっくりとテストしてみた。この動画はその結果を示す一例になる。薄暗い屋内にて、眼鏡をかけた人物(マグカップを片手に席に戻る人物)に対して機能が動作する様子を収めたものになるが、人物の顔がかなり小さい状態でも検出できているうえ、顔が横もしくは下を向いた状態や、眼鏡を装着した状態でもとらえ続けていることがわかる。

カメラのAFを評価する際に、「被写体を一度とらえたら離さない」という言葉をよく使うが、「EOS R10」に関しては本当にその通りという印象。カメラまかせの撮影でも、狙った被写体に、かなり正確にピントを合わせ続けてくれる。被写体の検出・追尾については、まさに上位モデル譲りだ。

EOS R10

「EOS R10」の被写体検出機能は精度が非常に高い。人物に対しては、マスクを付けた状態でも検出・追尾が可能となっている

AFと並んで、「EOS R10」の「クラスを超える基本性能」として注目したいのが連写性能だ。「EOS R10」は、メカシャッター/電子先幕において「EOS Rシリーズ」最速となるAF/AE追従で最高約15コマ/秒の高速連写を実現している。エントリーからミドルクラスのミラーレスカメラとしては、一般的には10コマ/秒程度の連写速度がスタンダードなスペックだが、「EOS R10」はそれを大きく上回っている。しかも、電子シャッター時には、AF/AE追従で最高約23コマ/秒にまで速度が向上するのだから驚かされる。AFとあわせて露出も自動的に調整するAF/AE追従でこの速度を達成しているのがポイントで、素早く動く被写体の一瞬の動きや表情を、より確実に記録することが可能だ。

高速連写対応の「EOS R10」なら被写体の一瞬の表情を逃さない!

EOS R10

EOS R10、RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM、24mm(35mm判換算約39mm)、ISO400、F4.5、1/125秒、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先)、ピクチャースタイル:スタンダード、オートライティングオプティマイザ:標準、デジタルレンズオプティマイザ:標準

撮影写真(6000×4000)

EOS R10
EOS R10
EOS R10
EOS R10
EOS R10
EOS R10
EOS R10
EOS R10
EOS R10

この一連の作例は、「EOS R10」の被写体検出機能と最高約15コマ/秒の高速連写を組み合わせて、移動する人物(マグカップを片手に席に戻る人物)をカメラまかせの設定で撮影したものになる。100枚ほど連写で撮っているが、ほとんどの写真で人物の顔や瞳にしっかりとピントが合っていた。何気ないシーンを撮っているが、高速連写によって、一瞬の“いい表情”を記録することができている。高精度な被写体検出機能と高速連写をあわせ持つ「EOS R10」であれば、この作例のように、動く被写体の一瞬の表情など、撮影が難しい写真をカメラまかせで簡単に撮ることができる。

携帯性軽快に持ち運べる「EOS Rシリーズ」
最小・最軽量※1ボディ!

「EOS R10」は、「EOS Rシリーズ」最小・最軽量※1となる小型・軽量ボディを実現しており、携帯性にすぐれるのも大きな魅力だ。そのサイズは約122.5(幅)×87.8(高さ)×83.4(奥行)mmで、重量は約429g(バッテリー、カードを含む)。コンパクトなことで知られるエントリー一眼レフ「EOS Kiss X10」と比べても、高さが約4.8mm抑えられているほか、重量は約20g軽い。

サイズ・重量のスペックをチェックするだけでも、そのコンパクトさは伝わると思うが、実際にカメラを持ってみて驚かされたのが、その“軽さ”だ。見た目以上に軽い仕上がりなので、長時間持ち歩いても、ほとんど負担を感じない。旅行など移動の多い場合でも、軽快に持ち運べるカメラと言えよう。

EOS R10
EOS R10

標準ズームレンズを装着した状態で、「EOS R10」(左)と「EOS Kiss X10」(右)のサイズを比較してみた。なお、標準ズームレンズとして、「EOS R10」には「RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM」を、「EOS Kiss X10」には「EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM」を装着している。比較してみると、「EOS R10」は「EOS Kiss X10」と比べてボディの高さが低いため、よりコンパクトに見える。また、同じ標準ズームレンズでも、「RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM」は沈胴式ということもあり、レンズを含めたシステムで比較しても「EOS R10」のほうがコンパクトにまとまっている

EOS R10
EOS R10

こちらは、高倍率ズームレンズを装着した状態で、「EOS R10」(左)とミドルクラスの一眼レフカメラ「EOS 90D」(右)を比較したものになる。なお、「EOS R10」には「RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM」を、「EOS 90D」には「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM」を装着している。こちらも見比べると、「EOS R10」のほうがひと回り以上コンパクトなサイズに収まっていることがわかる

カメラは、ボディの小型・軽量化を追求すると、グリップやボタン類などの操作性がどうしてもおろそかになりがちだが、「EOS R10」は違う。グリップは細くて深い形状で、それほど力を入れなくても軽い感じでしっかりと握れるように工夫されている。片手でカメラをホールドしながら撮影を続けてみたが、腕や手への負担が少なく、疲れにくい印象だった。

加えて、「EOS R10」の操作性では、横開きのバリアングル液晶モニターを採用し、静止画だけでなく動画の撮影が行いやすいのも見逃せない。持ち運びやすさだけでなく、撮影のしやすさにも配慮したカメラなのだ。このあたりは、初心者からプロまで幅広い層に向けて、長年にわたり一眼カメラ「EOSシリーズ」を開発してきたキヤノンだからこその部分。全体的に見て、小型・軽量と使いやすさを両立した、バランスのよいコンパクトなカメラに仕上がっている。

EOS R10
EOS R10

小型・軽量ボディながら、軽い感じでしっかりと握れるグリップを採用。動画撮影でも使いやすいバリアングル液晶モニターや、明るい屋外で液晶モニターが見づらいシーンで威力を発揮する電子ビューファインダー(EVF)も備わっている

EOS R10

カメラ初心者層でも安心して使用できるように、「EOS R10」は、ミラーレスカメラ「EOS Rシリーズ」として初めて内蔵ストロボを搭載した。内蔵ストロボを使えば、薄暗い状況や逆光でも明るい写真を撮ることが可能だ

動画撮影機能多彩な4K動画撮影に対応!
手持ちでもブレを抑えた動画が撮れる

「EOS R10」は、静止画だけでなく、動画も高画質に撮影できるカメラだ。6Kオーバーサンプリングによる高品位な4K UHD 30p(29.97p)記録や、より滑らかな映像になる4K UHDクロップ 60p(59.94p)記録といった多彩な4K動画撮影に対応しているほか、フルHD解像度では120pでのハイフレームレート記録(スローモーション撮影)にも対応。このクラスのカメラとしては、動画撮影に関しても充実した機能性を搭載している。

EOS R10

6Kオーバーサンプリングによる4K UHD 30p(29.97p)記録や、4K UHDクロップ 60p(59.94p)記録など多彩な4K動画撮影に対応

「EOS R10」の動画撮影機能は使い勝手にもすぐれている。なかでも、「動画電子IS」を使用できる点に注目したい。「動画電子IS」は、使用時に撮影範囲が少し狭くなるものの、手ブレ補正機能を搭載しないレンズを使用した場合でも手ブレを抑えられるのが便利だ。さらに、手ブレ補正機能搭載の「RF-Sレンズ」「RFレンズ」を装着した際は、レンズとの協調制御によって、より強力に手ブレを軽減することが可能。特に、手ブレが目立ちやすい望遠撮影時や、歩きながらの撮影で威力を発揮する。

「動画電子IS」の手ブレ補正効果をチェック!

「EOS R10」に高倍率ズームレンズ「RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM」を組み合わせて、「動画電子IS」をオン(効果:強)にした状態で、焦点距離70mm(35mm判換算112mm)にて手持ち撮影した動画。このくらいの狭い画角になると、細かい手ブレを拾ってしまい、ブレが目立ってしまうことがあるが、「EOS R10」には「動画電子IS」があるから安心。ほとんどブレのない安定した映像になっている。

このほか、「EOS R10」の動画撮影機能では、動画をより長く記録できることも押さえておきたい点だ。1回の動画撮影で最大2時間(2時間00分00秒)※3の連続記録が可能となっており、長尺動画の撮影にも対応できる。

交換レンズ高倍率ズームレンズキットが便利!
単焦点レンズで撮影の幅が広がる

「EOS R10」は、製品ラインアップとして、ボディ単体のほかに、標準ズームレンズ「RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM」が付属する「RF-S18-45 IS STM レンズキット」と、高倍率ズームレンズ「RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM」が付属する「RF-S18-150 IS STM レンズキット」の2種類のレンズキットが用意されている。

この中で、「初めての一眼カメラ」として特に魅力的なのが、「RF-S18-150 IS STM レンズキット」だ。付属の高倍率ズームレンズ「RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM」は、小型・軽量ながら広角から望遠まで幅広くカバーできるため、このレンズが1本あれば、風景や人物、スナップ、動物、飛行機、電車など、幅広いシーン・被写体に撮影に対応することができる。「EOS R10」にどのレンズと組み合わせて使ったらよいのか迷ったら、このレンズキットをファーストチョイスにするとよいだろう。

EOS R10

高倍率ズームレンズ「RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM」は、「EOS R10」と特に相性のよいレンズだ。迷ったらこのレンズが付属する「RF-S18-150 IS STM レンズキット」を選びたい

高倍率ズームレンズ「RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM」なら
広角から望遠まで幅広い撮影が可能!

風景(夜景)

EOS R10

EOS R10、RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM、18mm(35mm判換算約29mm)、ISO200、F8、0.8秒、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先)、ピクチャースタイル:オート、オートライティングオプティマイザ:標準、デジタルレンズオプティマイザ:標準

撮影写真(6000×4000)

ポートレート

EOS R10

EOS R10、RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM、40mm(35mm判換算約64mm)、ISO800、F5、1/160秒、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先)、ピクチャースタイル:オート、オートライティングオプティマイザ:標準、デジタルレンズオプティマイザ:標準、内蔵ストロボ使用

撮影写真(4000×6000)

飛行機

EOS R10

EOS R10、RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM、150mm(35mm判換算約240mm)、ISO200、F8、1/1000秒、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先)、ピクチャースタイル:オート、オートライティングオプティマイザ:標準、デジタルレンズオプティマイザ:標準

撮影写真(6000×4000)

高倍率ズームレンズ「RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM」は、広角から望遠まで幅広い焦点距離に対応しているため、被写体やシーンを限定せずに使用できる。ここでは、風景(夜景)、ポートレート、飛行機といったシーン・被写体を撮影してみたが、このレンズ1本で多彩なイメージの写真が撮れることがわかるはずだ。また、「RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM」は手ブレ補正機能の性能が高いことも付け加えておきたい。風景(夜景)の作例では、0.8秒の遅いシャッタースピードでも手ブレをしっかりと抑えることができた。

さらに、「EOS R10」とマッチするレンズとして押さえておきたいのが、フルサイズに対応する小型・軽量な単焦点レンズ「RF16mm F2.8 STM」「RF35mm F1.8 MACRO IS STM」「RF50mm F1.8 STM」の3本だ。これらの単焦点レンズは、ズームレンズよりも明るい設計になっており、より大きなボケを生かした印象的な写真を撮影することが可能。「EOS R10」を購入するなら、撮影の幅を広げるレンズとして、ぜひ手に入れておきたい。

EOS R10

フルサイズ対応の単焦点レンズ「RF16mm F2.8 STM」「RF35mm F1.8 MACRO IS STM」「RF50mm F1.8 STM」の3本は、いずれも非常にコンパクト。小型・軽量な「EOS R10」にフィットするレンズだ。なお、この画像では、「RF35mm F1.8 MACRO IS STM」を「EOS R10」に装着している

まとめ迷ったらコレ! 幅広いユーザーに
フィットする満足度の高いカメラ

「EOS R10」は、「EOS Rシリーズ」最小・最軽量※1となる小型・軽量ボディに、上位モデル譲りの高性能をふんだんに搭載しているのが、何よりの魅力。特にAFはハイレベルで、ハイアマチュア向けの高性能モデル「EOS R3」譲りの高度な被写体検出機能によって、カメラまかせでも簡単に動く被写体にピントを合わせて撮ることができる。また、メカシャッター/電子先幕時に「EOS Rシリーズ」最速となるAF/AE追従で最高約15コマ/秒の高速連写を実現しているのも特徴で、本格的な動体撮影にも十分に対応できる性能が備わっている。

さらに、小型・軽量ながらよく考えられた操作性や、充実した動画撮影機能を搭載するのも魅力。静止画撮影、動画撮影の両方で完成度の高いカメラに仕上がっている。これから一眼カメラを始めてみようという初心者から、携帯性にすぐれた高性能モデルを探しているハイアマチュアまで、幅広い層にフィットする懐の広いカメラと言えよう。製品選びで迷っているのなら、ワンランク上の性能を持つ「EOS R10」は満足度の高い買い物になるはずだ。

「EOS Rシリーズ」最小・最軽量※1
進化した高速・高性能なオートフォーカスを搭載!

キヤノン「EOS R10」

  • ※1 2022年5月24日時点
  • ※2 測距エリア90%(横)×100%(縦)対応のレンズを装着し、全域AF時、および全域AF以外で被写体検出時のみ。シーンや被写体の状態によっては、AFフレームが測距エリアの隅まで移動できないことがあります
  • ※3 カメラの温度上昇、電源、エラーなどの要因による自動停止を除きます。また、ハイフレームレート動画は最大30分00秒となります
この記事は2022年08月02日の情報を基にしております。

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