スタイリッシュボディの「Ryzen 5 5500U」搭載機が5万円台※ 15.6型ノート「Lenovo IdeaPad Slim 170」のお値打ち感がスゴイ!
※「82R4002AJP」の場合。税込。価格.com最安価格。2022年9月16日時点。
レノボのコンシューマー向けノートPCブランド「IdeaPad」において、ひときわコストパフォーマンスにすぐれたモデルが15.6型ノート「Lenovo IdeaPad Slim 170」だ。そのラインアップの中でも、より手に取りやすい5万円台※の価格を実現しながら、4辺狭額縁デザインの採用により、スタイリッシュなボディを実現した「82R4002AJP」に注目。さまざまな用途で活躍してくれる、本モデルの実力をじっくりと確かめていこう。
デザイン4辺狭額縁デザインを採用した、スリムでスタイリッシュなボディ
手ごろな価格でありながら充実のスペックと使い勝手のよさを実現し、多くの人のニーズに応えてくれる、レノボのコンシューマー向けノートPCブランド「IdeaPad」。同社の看板ブランドとして高い人気を獲得しているが、その中でも、ひときわコストパフォーマンスにすぐれたエントリーモデルが、15.6型ノートの「Lenovo IdeaPad Slim 170」である。

「IdeaPad」ブランドのエントリーモデルに位置付けられる「Lenovo IdeaPad Slim 170」。ここでは、5万円台※で購入できる「AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー」搭載モデル「82R4002AJP」を使用してレビューしていく
“コスパにすぐれたエントリークラスの15.6型ノート”と言うと、どのようなモデルを思い浮かべるだろう? 「ディスプレイのベゼルが分厚くて野暮ったい」「持ち運ぶには大きくて重い」――。多くの人はそんなイメージを思い浮かべたに違いない。
だが、「Lenovo IdeaPad Slim 170」は違う。本機の天板は樹脂製ではあるものの、光の当たり方によって表情が変化する光沢感のある仕上げを施すことで、金属ボディと見まがうような上質さを演出。直線と曲面をうまく組み合わせた造りには、スマートさの中にやわらかさが感じられるうえ、天板とパームレストの脇に配置されたホログラム加工の「Lenovo」ロゴがスタイリッシュさを添えている。細部にまでこだわったデザインは、コストパフォーマンスを重視したエントリーモデルとは思えない出来栄えだ。
直線を基調としたスマートな印象のボディだが、エッジ部の丸みが親しみやすさも感じさせてくれる。天板とパームレストの脇に配置された「Lenovo」のロゴマークにはホログラム加工が施され、所有感も満たしてくれる
光の角度によって美しく表情を変える「Lenovo IdeaPad Slim 170」。シャープさとやわらかさが同居したボディには、エントリーモデルにありがちな野暮ったさが感じられない
また、左右のベゼルに加え、上下のベゼルの幅を狭くした4辺狭額縁デザインの採用もうれしい。見た目がシャープでスマートなだけでなく、小型化にも寄与しており、約360.2(幅)×236.0(奥行)×17.9(厚さ)mmというコンパクトなサイズを実現。重量も約1.6kgと15.6型ノートとしては比較的軽いため、家の中での移動だけでなく、外出先へも十分に持ち出せる。普段は自宅でテレワーク、たまに会社でオフィスワークという、今どきのハイブリッドワークにもぴったりだ。
処理性能さまざまな作業が快適に行える
「AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー」搭載
家庭内のメインPCとして使われることの多い15.6型ノートには、さまざまな作業を快適にこなせる十分なパフォーマンスも必要になる。その点、今回レビューした「82R4002AJP」は、5万円台※でありながら、ミドルクラスのノートPCに採用されることの多いCPU「AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー」(2.1GHz-最大4.0GHz)を搭載。本CPUは、前世代に比べ、同時処理を行うコア/スレッド数が6コア/6スレッドから6コア/12スレッドへと増え、マルチタスク性能が高められたモデルだ。
さらに、メモリーは8GB、ストレージには高速なNVMe接続の256GB SSDを搭載。メインPCとして不足のないスペックと言える。ビジネス/プライベートを問わず、さまざまな作業がスムーズに進められるだろう。
高性能GPU「AMD Radeon グラフィックス」を統合した「AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー」は、クリエイティブ作業でも力を発揮。プリインストールされたユーティリティソフト「Lenovo Vantage」や「Fn」+「Q」キーの同時押しで、パフォーマンス重視か省電力性重視か、動作モードの切り替えも可能だ
PCMark 10
CINEBENCH R23
CrystalDiskMark 8.0.4
このように、各種ベンチマークテストにおいて5万円台※のモデルとは思えないスコアを出した「82R4002AJP」だが、実作業ではどうか。Webブラウザーで多数のタブを開きながら、無料で使えるWeb版の「Office on the web」でドキュメント作成を行ってみたが、動作は軽快で、まだまだ余裕が感じられる。それならば、とMP4のフルHD動画を再生しながら画像編集ソフト「Adobe Photoshop CC」(別売)で画像の切り抜きや修正などの処理を行ってみたが、それでも動作が緩慢になることはなかった。ちょっとしたクリエイティブ作業なら、サクサクこなせるのがうれしい。
使い勝手フルサイズのSDメモリーカードスロットを搭載。
外部インターフェイスも充実
続いては、「Lenovo IdeaPad Slim 170」の使い勝手をチェックしていこう。本機の大きな特徴として、まず外部インターフェイスの充実があげられる。
USBポートには、USB 3.2 Gen1 Type-Cに加えて、USB 3.2 Gen1 Type-AとUSB 2.0 Type-Aを搭載するうえ、フルサイズのHDMI出力ポートやSDメモリーカードスロットなども装備。コンパクトなデスクトップPC並みとも言える充実度だ。最近のノートPCは使用できるインターフェイスが限られることが多く、USBハブや変換アダプターを併用する場面が増えてきたが、本機ではこれらを用意する必要はなさそうだ。
外部インターフェイスは、左側面にUSB3.2 Gen1 Type-Aポート、HDMI出力ポート、USB3.2 Gen1 Type-Cポート(映像出力非対応)、ヘッドホン出力/ヘッドセットポートを、右側面にSDメモリーカードスロット(SD/SDHC/SDXC/MMC対応)、USB 2.0 Type-Aポートを装備。なかなか充実している
ディスプレイの上ベゼルには、Webカメラ(720p)を装備。「プライバシーシャッター」が備わっているので、使用しない時はシャッターをスライドしてレンズを隠しておけば、不用意に映像が流出してしまうことを防げる
また、ディスプレイには、発光効率にすぐれるTNパネルを使用した15.6型フルHD(1920×1080)液晶を採用。4辺狭額縁デザインを採用したことで画面占有率が約87%と高いうえ、画面への映り込みが少ない非光沢パネルなので、表示される映像に集中しやすい。本体底面に設置された「Dolby Audio」対応ステレオスピーカーのサウンドと合わせ、動画配信サービスのコンテンツなども十分な臨場感で楽しめた。
「Dolby Audio」対応のステレオスピーカーを、本体底面の手前両サイドに装備。机に音を反射させて広がりのあるサウンドを聴かせてくれるので、ライブ映像も存分に堪能できた。エンターテインメント視聴でも十分に活用できる
キーボードには、数値入力に便利なテンキー付きのアイソレーション型を採用。キーピッチが実寸約19mmとゆったりとしているため、自然な姿勢でタイピングが行えた。また、キーボード手前の大型タッチパッドはサラサラとした感触で、複数の指でのマルチタッチ操作が行いやすい
持ち運びにも適した14型ノート「Lenovo IdeaPad Slim 170」もチェック!
エントリークラスの15.6型ノートでありながら、さまざまな用途に活用できる「Lenovo IdeaPad Slim 170」(82R4002AJP)をここまで紹介してきたが、ノートPCを会社や学校へとひんぱんに持ち運びたい人には、ひと回り画面の小さい兄弟機、14型ノート「Lenovo IdeaPad Slim 170」(82R3001NJP)にも注目してもらいたい。
14型ノート「82R3001NJP」は、本特集で紹介してきた15.6型ノート「82R4002AJP」と同等の基本スペックや使い勝手のよい装備を備えながら、14型のフルHD液晶ディスプレイを搭載したコンパクトなモデル。本体サイズは約325.3(幅)×216.5(奥行)×17.9(厚さ)mmとより小さく、重量は約1.4kgとより軽くなる。
それでいて価格は、54,800円(税込。価格.com最安価格。2022年9月16日時点)と非常にリーズナブル。本機も「Lenovo IdeaPad Slim 170」らしい高コストパフォーマンスモデルなので、機動性を重視する人は、14型ノートの「82R3001NJP」を選択するのもいいだろう。
まとめ高コスパのエントリーモデルでありながら、
満足度の高い15.6型ノート
大きな画面を備えた15.6型ノートは家庭のメインPCとして活用されることが多く、さまざまな作業がスムーズにこなせる高い処理性能と、家族みんなが快適に使える使い勝手のよさを備えていることが必須と言える。また、近ごろは、自宅でのテレワークをメインとしつつ、たまに会社で仕事を行うハイブリッドワークが当たり前になり、15.6型ノートであっても外出先へと持ち運んで使えるコンパクトさやスタイリッシュなデザインが求められるようになってきた。
そんな、近ごろの15.6型ノートに要求される数多くの要素を、5万円台※のモデルで実現したのが、「Lenovo IdeaPad Slim 170」(82R4002AJP)だと言える。本機は、リーズナブルな価格でありながら、4辺狭額縁デザインの採用によってスタイリッシュなルックスとスマートなサイズを確保。さらに、高性能なCPU「AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー」や、充実した外部インターフェイスを搭載するので、実用面でも死角が感じられない。きわめてお買い得感が高いと言えるだろう。
コストパフォーマンスにすぐれた15.6型ノートを探している人にとって、本機は必ず選択肢に入れるべきモデルとなるはずだ。
モデル |
![]() 15.6型ノート
|
![]() 14型ノート
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OS | Windows 11 Home 64ビット | |
CPU | AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー(2.1GHz-最大4.0GHz、6コア/12スレッド) | |
メモリー | 8GB | |
ストレージ | 256GB NVMe SSD | |
ディスプレイ | 15.6型フルHD(1920×1080)、TNパネル、非光沢 | 14型フルHD(1920×1080)、TNパネル、非光沢 |
外部インターフェイス | USB3.2 Gen2 Type-Cポート×1、USB3.2 Gen1 Type-Aポート×1、USB 2.0 Type-Aポート、HDMI出力ポート×1、ヘッドホン出力/ヘッドセットポート×1、SDメモリーカードスロット(SD/SDHC/SDXC/MMC) | |
無線機能 | Wi-Fi 5(IEEE802.11 ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0 | |
バッテリー駆動時間(JEITA2.0) | 約12.8時間 | 約11.2時間 |
本体サイズ | 約360.2(幅)×236.0(奥行)×17.9(厚さ)mm | 約325.3(幅)×216.5(奥行)×17.9(厚さ)mm |
重量 | 約1.6kg | 約1.4kg |