ポータブル電源に対する、さまざまな不安を払しょく!容量もサイズも“ちょうどいい”「Jackery Solar Generator 1000 Pro」の真価

大容量のバッテリーを搭載し、屋内外を問わずさまざまな場所で電気製品が使える便利なアイテム「ポータブル電源」。ニーズの高まりを感じるいっぽうで「重くて持ち運びが大変」「停電時には本体を充電できない」といった懸念点や不安があり、購入に踏み切れずにいる人も多いのではないだろうか。そこで注目したいのが、Jackery(ジャクリ)の「Jackery Solar Generator 1000 Pro」だ。本機は、1,002Whのリチウムイオン電池を備えた最新のポータブル電源「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」と、最大出力80Wのソーラーパネル「Jackery SolarSaga 80」がセットになったモデル。なお、最大出力200Wのソーラーパネル「Jackery SolarSaga 200」が4枚付属するセットも用意されている。ユーザーがポータブル電源に対して抱くさまざまな不安を払しょくしてくれるのか、実際に本機を使用し、その真価をひも解いていこう。

製品概要ポータブル電源に対する、さまざまな不安を払しょくする「Jackery Solar Generator 1000 Pro」

防災意識や節電意識、持続可能なエコライフへの意識が高まっている昨今の状況や、人ごみを避けたアウトドアアクティビティが注目を集める今、ポータブル電源を導入する家庭が増えているという。「ポータブル電源」は、万が一の停電時に電気製品が使える緊急時用途としてはもちろん、平時はキャンプや車中泊、DIYなどを快適に楽しむためのギアとしても有用性が高い。今まさに、ポータブル電源の導入を検討している家庭も多いのではないだろうか?

市場ではさまざまなポータブル電源が販売されているが、「いざという時の備え」として考えた場合、大容量かつ高出力の製品が有力候補となる。なぜならば、大容量かつ高出力の製品であれば、電気を使用できる時間が長くなり、使える電気製品の幅も広がるからだ。しかし、いっぽうで、「重くて持ち運びが大変」「停電時には本体を充電できない」「充電時間が長い」「価格が高い」といった懸念点や不安を抱いでいる人もいるはず。そんな不安を払しょくしてくれる製品として注目したいのが、2022年9月に発売された「Jackery Solar Generator 1000 Pro」だ。

Jackeryは、Apple出身のバッテリーエンジニアらによって2012年にアメリカで設立された、ポータブル電源市場のリーディングカンパニー。同社が手がける「Jackery Solar Generator 1000 Pro」は、1,002Whのリチウムイオン電池を備えたポータブル電源「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」と、最大出力80Wのソーラーパネル「Jackery SolarSaga 80」がセットになったフラッグシップモデルだ。なお、最大出力200Wのソーラーパネル「Jackery SolarSaga 200」が4枚付属するセットも用意されている。定格容量1,002Wh、定格出力1,000Wという大容量かつ高出力のポータブル電源でありながら、同社の上位製品と比較すると小型・軽量で持ち運びやすく、普段使いもしやすいのが特徴だ。

Jackery Solar Generator 1000 Pro

1,002Whのリチウムイオン電池を備えた最新のポータブル電源「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」と、最大出力80Wのソーラーパネル「Jackery SolarSaga 80」がセットになった「Jackery Solar Generator 1000 Pro」。この強力なパッケージがポータブル電源に対するさまざまな不安を解消する。なお、最大出力200Wのソーラーパネル「Jackery SolarSaga 200」が4枚付属するパッケージを選択することも可能だ

Jackeryのポータブル電源は総じて安全性が高いが、本機も例に漏れず、安全性に対する妥協は一切ない。業界最高水準の放熱システム(高温保護設定)を搭載しているほか、UL94V-0規格(米国最高水準の難燃性規格)にも準拠。従来モデルの「Jackery ポータブル電源 1000」から安全性がさらに向上しており、繊細な扱いが求められる大容量リチウムイオン電池を内蔵しながらも、神経質になることなく、安心して使用できるのは心強い。

Jackery Solar Generator 1000 Pro

衝撃に強い耐振動設計のボディには、EV(電気自動車)と同水準の高度なバッテリーマネジメントシステム(BMS)が搭載されている。また、米国UL安全落下基準にも適合するなど、高い耐久性と安全性を兼備。なお、「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」には安心の5年保証も付帯する

充電性能ソーラーパネルで本体充電。充電時間は驚異の最短1.8時間

ここからは、ポータブル電源やソーラーパネルに対して多くの人が抱いている懸念点や不安をあげ、「Jackery Solar Generator 1000 Pro」がそれらをどのように払拭しょくしてくれるのか、Q&A形式で詳しく見ていこう。

停電時には充電できないのでは?

ソーラーパネルから本体の充電が可能。

ポータブル電源に対する懸念点として、「停電時には充電できないのでは?」という声をよく耳にする。確かに、せっかくポータブル電源を導入しても、「充電するのを忘れていて、いざという時に使えなかった」という失敗は起こり得るだろう。しかし、「Jackery Solar Generator 1000 Pro」なら、そんな心配は無用だ。仮にポータブル電源本体の充電を忘れていたとしても、ソーラーパネルから太陽光を使って本体を充電・蓄電し、電気を安定的に確保できる。数日間停電が続くような時でも、太陽光を用いて充電し、さまざまな電気製品が使えるというわけだ。

Jackery Solar Generator 1000 Pro

「Jackery SolarSaga 80」はJackery製のソーラーパネルとしては初となる両面発電テクノロジーを搭載し、約25%の発電効率を実現している。本機1枚の最大出力は80Wで、使用温度は-10℃〜65℃。ボディサイズは、約906(幅)×528(高さ)×27(奥行)mm、重量は約5.1kg(※付属のケースを含めると約6.5kg)とコンパクトかつ軽量な点も魅力

Jackery Solar Generator 1000 Pro

「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」が1台あれば、万が一の停電時でも心配はいらない。灯りを確保できるのはもちろん、スマートフォンやタブレット端末、パソコンなど、多くの機器の充電が可能となる。今や重要なライフラインのひとつとなったスマートフォンを繰り返し充電し、常に最新の情報を確認できるのは大きな安心材料だ

Jackery Solar Generator 1000 Pro

AC電源からの充電ができない停電時でも「Jackery SolarSaga 80」があれば、太陽光発電によって「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」を充電することで、電気を安定的に確保できる。1枚の設置にかかる時間は30秒程度と、容易に設営できるため、災害時でも日中に「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」を充電しておけば、夜間も安心だ

充電時間が長いのでは?

最短1.8時間でフル充電。驚きの充電スピードを実現!

実用性を考えると、ポータブル電源自体の充電時間の長さも気になるところだろう。1,002Whのリチウムイオン電池を内蔵している本機ともなれば、「大容量バッテリーを内蔵しているのはうれしいけれど、充電時間が長いのでは?」と懐疑的になるのも無理はない。しかし、「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」ならそんな不安は不要だ。AC電源を使って電池残量ゼロからフル充電までの時間は、最短で約1.8時間。従来モデル「Jackery ポータブル電源 1000」と比較すると、フル充電に要す時間は約1/4へと大幅に短縮されている。なお、別売のソーラーパネル「Jackery SolarSaga 200」を4枚使用すれば最短約1.8時間の高速充電が行える。

Jackery Solar Generator 1000 Pro

AC充電、および、別売のソーラーパネル「Jackery SolarSaga 200」4枚使用時(200W×4枚接続時)には、最短約1.8時間で本体をフル充電できる。従来モデル「Jackery ポータブル電源 1000」では、ソーラーパネルからのフル充電に最短で約8時間を要していたが、本機の充電時間は約1/4に短縮。実用性が劇的に向上している。※充電時間は充電時の天候によって異なります。

庭付きの一戸建てなど、充電するための広いスペースがないと実用性がないのでは?

ベランダやバルコニーなど狭いスペースでも充電可能。

とりわけ「ソーラーパネルでの充電」をイメージすると、庭付きの一戸建てのような広いスペースが必要だと考えるのも無理はない。しかし、本機にセットされるコンパクトなソーラーパネル「Jackery SolarSaga 80」なら、ベランダやバルコニーなどの限られたスペースでも簡単に設置し、ソーラーパネルからポータブル電源の充電・蓄電が行える。つまり、マンションやアパートでもベランダやバルコニーさえあれば、十分に活用できるのだ。日ごろから太陽光を活用したクリーンエネルギーを利用すれば、環境や財布にやさしいエコなライフスタイルを実現することも可能。ひっ迫する電力需給や地球温暖化などの影響もあり、持続可能なエコライフへの意識がこれまで以上に高まっているだけに、この点に魅力を感じて購入を決断する人も多いのではないだろうか。

Jackery Solar Generator 1000 Pro

コンパクトかつ軽量なソーラーパネル「Jackery SolarSaga 80」なら、スペースの限られたベランダやバルコニーなどでも簡単に設置し、充電・蓄電できる。庭付きの一戸建てでなくとも、実用性は高い

Jackery Solar Generator 1000 Pro Jackery Solar Generator 1000 Pro

「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」から暖房機器の電源を取ったり、在宅勤務に使用するパソコンの電源を確保したり……。「緊急時に使うもの」と決めつけず、日ごろから太陽光で充電・蓄電したポータブル電源を活用することで、電気代の節約や、環境にやさしいエコライフを実現できる

Jackery Solar Generator 1000 Pro

「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」は、50Hzと60Hzの電源周波数を自動で切り替える、いわゆるヘルツフリー仕様。電子レンジをはじめ、地域によって電源周波数が異なる電気製品も安心して使える

使い勝手小型・軽量ボディでアウトドアへの持ち運びが容易。手が届きやすい価格も魅力。

重くて持ち運びが大変なのでは?

約11.5kgと、Jackery製上位モデルに比べて軽量で、持ち運びが苦にならない。

重くて持ち運びが大変そう――。これもまたポータブル電源によくある懸念点だが、「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」は、容量1,000Wh超えのポータブル電源としては比較的小型で軽量だ。自宅内での移動はもちろん、キャンプをはじめとするアウトドアレジャーでも持ち運びやすい。女性スタッフにも持ってもらったところ、「もっと重いものだと思っていました。これなら女性1人でも持ち運べますね」とのこと。また、コンパクトなボディながらも、多彩な入出力ポートを備え、複数の電気製品を同時に充電できるなど、使い勝手も抜群だ。

Jackery Solar Generator 1000 Pro Jackery Solar Generator 1000 Pro

「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」の本体サイズは、約340(幅)×255(高さ)mm×262(奥行)、重量は約11.5kg。この容量のポータブル電源としては比較的、小型・軽量と言える。天面のハンドルを使えば、片手でも問題なく持てる重量なので、自宅内での移動や、クルマの荷室への積み降ろし、アウトドアレジャーへの持ち出しなどもさほど苦にならない

Jackery Solar Generator 1000 Pro Jackery Solar Generator 1000 Pro

出力端子は、DC出力がUSB Type-Aポート×2(急速充電規格のQuick Charge 3.0対応)、USB Power Delivery対応のUSB Type-Cポート×2に加え、シガーソケット×1の計5系統、AC出力が100VのACコンセント×3となり、合計1,000Wまでなら最大8台の機器への同時給電が可能だ。なお、本体充電(入力)には、付属のACアダプターを家庭用コンセントに接続するほか、車載のシガーソケットや、前述のソーラーパネル「Jackery SolarSaga 80」が利用できる

Jackery Solar Generator 1000 Pro Jackery Solar Generator 1000 Pro

操作はシンプルで、使用する機器を出力端子に接続し、端子の横にあるボタンを押すだけ。入出力の状況や本体のバッテリー残量は、液晶画面で確認できる

容量はこれで足りる?

用途や目的に適した容量を選ぶことが大切。

ポータブル電源を購入する際に考えがちなのが、「とにかく大容量の製品を買っておこう」というもの。ところが、さまざまな電気製品を長時間使えるという安心感は得られるいっぽう、容量が大きくなるにつれてサイズもアップするため、置き場所に困ってしまうケースも少なくない。重要なのは、用途や目的に合った容量を選ぶこと。その点、「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」は、さまざまな電気製品を使用できる1,002Whのバッテリー容量を備え、1泊のキャンプ程度なら充電なしでも十分に対応できる。実際、今回の検証では1泊2日のキャンプに持ち出してみたが、バッテリー容量に不足を感じることはなく、持ち運びやすいサイズ感も含めて、むしろ“ちょうどいい”バッテリー容量という印象を受けた。

Jackery Solar Generator 1000 Pro Jackery Solar Generator 1000 Pro

ホットプレートを使って、「ホットプレートオムライス」の調理に挑戦。キャンプの料理は、バーベキューやカレーなどの定番メニューになってしまいがちだが、「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」があれば、さまざまな調理家電が使えるため、メニューの幅が広がる

Jackery Solar Generator 1000 Pro

「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」があれば、薪や炭で火を熾したり、火の始末をしたりする必要がなく、家で使うような調理家電を使えるため、いつもよりアウトドアアクティビティに多くの時間を割けたのはうれしい発見だった。自然の中で「不自由を楽しむ」こともキャンプの醍醐味だが、電気製品を使うことで、キャンプの楽しみ方の幅も広がるのだ

あると便利なことはわかるけれど、価格が高いのでは?

ソーラーパネルとセットで17万円台と、手が届きやすい価格を実現!

大容量・高出力のポータブル電源は製品単体で30万円以上する製品も少なくない。その点、「Jackery Solar Generator 1000 Pro 80W」は、ポータブル電源とソーラーパネルがセットになって、178,600円(税込。Jackery公式サイトでの販売価格。2022年9月30日時点)。比較的、手が届きやすい価格と言えるだろう。もちろん、安い買い物ではないが、前述した安心感や利便性が手に入ると思えば、“十分納得の価格”と言えるのではないだろうか。

有事・平時を問わず、さまざまなシーンで活用できる「Jackery Solar Generator 1000 Pro 80W」の価格は178,600円(税込。Jackery公式サイトでの販売価格。2022年9月30日時点)。大容量かつ高出力、そのうえソーラーパネルがセットになってこの価格なら、納得して購入できるはずだ

まとめ納得して購入できる、選んで間違いのないポータブル電源

電気製品の購入には、懸念や不安がつきもの。高価なポータブル電源ともなればなおさらである。しかし、今回のレビューを通じて、ポータブル電源に対するさまざまな懸念点や不安が払しょくされたのではないだろうか? ソーラーパネルからの本体充電が可能で、充電スピードも高速。小型・軽量ボディでアウトドアアクティビティに持ち出しやすく、価格も比較的手が届きやすい「Jackery Solar Generator 1000 Pro」は、実用性の高い、選んで間違いのない選択肢と言えるだろう。ソーラーパネルとセットになっていることで、クリーンエネルギーを活用した環境にやさしいエコなライフスタイルを実現できるとともに、価格的にも、使い勝手の面でも“ちょうどいい”容量・サイズの「Jackery Solar Generator 1000 Pro」。本レビューが、ポータブル電源選びに悩む人にとって参考になれば幸いである。

この記事は2022年9月30日の情報を基にしております。