仕事からエンタメまでお任せ。テレワークでも活躍 ファーウェイのコスパ優秀ディスプレイ「HUAWEI MateView SE」 

ファーウェイから23.8型の液晶ディスプレイ「HUAWEI MateView SE」が発売された。「HUAWEI MateView SE 縦横回転版」と「HUAWEI MateView SE 標準版」の2モデルがラインアップされており、両機種ともに、超狭額ベゼルの美しいデザインや、シネマレベルの広い色域表示に加えて、目の負担を軽減する技術を採用し、国際的なアイプロテクションの認証を取得するなど高い機能性を備えるのが特徴だ。また、上位モデルとなる「HUAWEI MateView SE 縦横回転版」は、VESA規格に対応していることで、テレワーク環境に導入しやすく、デュアルディスプレイ用としても“ちょうどいい”モデルに仕上がっている。それでいて希望小売価格26,800円(税込)という手ごろな価格で購入でき、コストパフォーマンスも高い部類に入る。本企画では、この「HUAWEI MateView SE」を徹底レビューし、その魅力を解説しよう。

画質画面占有率92%の超狭額ベゼルにシネマレベルの色表現

「HUAWEI MateView SE」は、23.8型フルHD(16:9、1920×1080)のIPS液晶を搭載するディスプレイだ。超狭額ベゼルを採用しており、画面占有率は92%を誇る。上辺、左右のベゼルが非常に細いため、映像鑑賞などでは高い没入感が得られるほか、スタイリッシュな外観を実現しているのも特徴だ。

ファーウェイ「HUAWEI MateView SE」

超狭額ベゼルを採用しているため、パソコンでの作業や映像鑑賞の際に高い没入感を実現。ベゼルが太いと、どうしても不格好に見えてしまうが、「HUAWEI MateView SE」のたたずまいは非常にスタイリッシュだ

ディスプレイの本質と言える画質面には、ファーウェイならではのこだわりが詰め込まれている。シネマレベルの色域となるDCI-P3を90%、Web標準のsRGBを100%カバーしており、表示可能色は約1670万色。加えて、正確な色再現の指標となるDelta E値は、「<2」を実現。フォトグラファーも十分に使用できる色再現性を実現しており、同価格帯の液晶ディスプレイの中でも高い画質を誇る。

ファーウェイ「HUAWEI MateView SE」

分光光度計を用いて「HUAWEI MateView SE」の色域を測定。本機の色域は実線、sRGBの色域は点線となるが、本機の色域は、sRGBの色域をすっぽりと覆い、100%カバーしているのがわかるだろう。また、デジタルシネマ向けの規格となるDCI-P3も90%をカバーしているため、緑と赤の色域が広く、より鮮明な色表示が可能だ

ファーウェイ「HUAWEI MateView SE」

カラフルな写真を表示してみると、本機の表示性能の高さがよくわかる。同じ色の傘でも、光の当たり具合による色の変化を正確に表現できており、写真などの編集で活用してもバッチリ色を合わせやすい

加えて、「HUAWEI MateView SE」は、映像のコントラストを高める「HDR」モードも搭載。明部・暗部とも階調表現が豊かになるため、より自然でリアルな表示が可能だ。

HDRオフ
ファーウェイ「HUAWEI MateView SE」
HDRオン
ファーウェイ「HUAWEI MateView SE」

「HDR」モードをオンにすると、表現できる明暗の範囲が広くなり、元の映像では薄暗かったカメレオンや枝の色が質感まで伝わるほどリアルに浮かび上がった

「HUAWEI MateView SE」は、そのすぐれた表示性能を生かして、文書や資料の作成だけでなく、画像や動画の編集・制作や、映画鑑賞など、幅広いシーンに高いレベルで対応できるというわけだ。

ファーウェイ「HUAWEI MateView SE」 ファーウェイ「HUAWEI MateView SE」 ファーウェイ「HUAWEI MateView SE」

資料作成や画像編集、そして映像鑑賞などを実際に「HUAWEI MateView SE」で行ったところ、どれも高い水準でこなすことができた。20,000円台のモデルでありながら、プロ向けのクリエイティブワークにも十分使えるのはうれしいポイントだ

安心設計目が疲れにくいアイプロテクション機能で、長時間使用でも負担が少ない

「HUAWEI MateView SE」は、画質の高さに加えて、もうひとつ大きな特徴がある。それが、アイプロテクション関連の機能だ。特に、仕事などで使用する際には、ディスプレイを見つめている時間が長くなりがちで、一般的な業務時間なら8時間、つまり、1日の1/3の時間、ディスプレイを見つめ続けることになる。

ファーウェイ「HUAWEI MateView SE」

1日中ディスプレイを見つめていることで、目が疲れたと感じたことがある人は多いはずだ

当然、長時間、ディスプレイに向かっていると目が疲れやすくなる、その大きな要因は、可視光線の中でも紫外線が強いブルーライトだと言われている。また、バックライトの輝度を、明滅によって調整することによって起こるフリッカー(ちらつき)も目に負担をかける原因とされている。

その点、本機は、世界的な第三者試験認証機関であるドイツのテュフ ラインランド社からブルーライトとフリッカーフリーに関する認証を受けており、通常の表示モードでもブルーライトの強度が抑えられているうえ、調光にはフリッカーが発生しない方式を採用している。そのうえで、ブルーライトをカットする機能が搭載されており、その機能をオンにすると、ブルーライトの大幅なカットが可能だ。また、国際的に認知されている試験・検査・認証機関であるSGSと、中国標準化研究院(CNIS)が開発した規格である、Low Visual Fatigue認証を取得した表示モードを選択することもできる。 ※「P3モード」と「HUAWEI eBookモード」

ブルーライトカット オフ
ファーウェイ「HUAWEI MateView SE」
ブルーライトカット オン
ファーウェイ「HUAWEI MateView SE」

「sRGBモード」にてブルーライトカットをオフ、オンにしてブルーライトの強度を測定してみた。オフとオンを比較すると、有害物質が含まれる青の領域において、オンにしたときのが狭くなっていることがわかる。つまり、オンにするとブルーライトが大幅にカットされるというわけだ

sRGBモード
ファーウェイ「HUAWEI MateView SE」
HUAWEI eBookモード
ファーウェイ「HUAWEI MateView SE」

「HUAWEI eBookモード」は、画面上の情報を白黒表示させることで、ブルーライトを限りなくカットしてくれる表示モードだ。「sRGBモード」と「HUAWEI eBookモード」を比較すると、その違いは明らか。リフレッシュレートなどが変化することはないので、書類作成やWeb閲覧の際に目が疲れにくくなる

これらのブルーライトカット機能や「HUAWEI eBookモード」に加えて、リフレッシュレートが最大75Hzである点も、目にとっては負担が少なくなるポイント。一般的なディスプレイのリフレッシュレートである60Hzに比べて、75Hzのほうが画面をスクロールした際の文字の表示がなめらかになり、残像感が少なくなるため、目への負担も軽減されるのだ。

基本スペック使いやすいデザイン。VESA規格対応でモニターアームの利用もOK

続いては、上位モデルとなる「HUAWEI MateView SE 縦横回転版」のデザインや使い勝手をチェックしていこう。本機は、スタンドがコンパクトで省スペースのため、さほど大きくないデスクに設置してもじゃまになりにくい。スタンドは-5〜18°の角度調整が可能なチルト機構に加え、0〜110mmの高さ調整が可能な昇降機構を備えており、見やすい画面に調整できる。

ファーウェイ「HUAWEI MateView SE」

コンパクトな台座のスタンドだが、手で押してもぐらつきが少なく安定している

ファーウェイ「HUAWEI MateView SE」 ファーウェイ「HUAWEI MateView SE」

スタンドは、前方に5°、後方に18°まで画面を傾けられるチルト機構と、最大110mm上下できる昇降機能を搭載

ファーウェイ「HUAWEI MateView SE」

本体正面の底部に備えられたジョイスティックで、OSD(On Screen Display)メニューの操作が行える。タッチセンサー式やボタン式と比べ、直感的な操作が行いやすい

ファーウェイ「HUAWEI MateView SE」

本体背面には、映像入力端子となるHDMI1.4 ポート、DisplayPort 1.2を搭載している

加えて、0〜90°の縦横回転が可能なピボット機構を備えており、縦画面表示にも対応。横表示の倍近い情報を縦に表示できることで、長大なWebページや、テキスト量の多いWord文書などが圧倒的に見やすくなる。もちろん、横表示に簡単に切り替えられるため、必要に応じて使い分けるといいだろう。

ファーウェイ「HUAWEI MateView SE」

縦画面表示が行えるピボット機構を利用すれば、作業の効率もアップするはずだ

なお、「HUAWEI MateView SE 縦横回転版」は、モニターアームや壁かけ金具などを利用しやすいVESA規格に対応している。モニターアームを使えば、デスク上のスペースを増やせるうえ、高さや角度を自由に設定できるようになるため、正しい姿勢での作業が行いやすい。

ファーウェイ「HUAWEI MateView SE」

本体背面の中央には、VESA規格に対応したフリーマウントを備える

低価格なディスプレイの場合、チルト機構や昇降機構を省いているモデルもあるが、「HUAWEI MateView SE 縦横回転版」は、こうした機能をしっかりとカバーしながら、ピボット機構を備え、VESA規格にも対応している。さまざまな用途に対応できる汎用性の高さも売りのひとつだろう。

表示性能やアイプロテクション機能は同様
低価格な下位モデルもラインアップ!

なお、「HUAWEI MateView SE 縦横回転版」から昇降機構とピボット機構、VESA規格を省き、希望小売価格22,800円(税込)という価格を実現した「HUAWEI MateView SE 標準版」も注目だ。表示性能やアイプロテクションといった基本スペックは同様であるため、ピボット機構やVESA規格などが必要ない人には、こちらも有力な選択肢になるだろう。

まとめ価格以上の性能。これ1台で仕事から趣味までカバーできる

在宅ワークからエンタメ用途も含めたマルチに使えるディスプレイを探している、デュアルディスプレイ用にもう1台追加したい、そんな人にピッタリなのが「HUAWEI MateView SE」だ。プロ用途でも利用できる高い表示性能や、使い勝手のよさを実現。そのうえ、高性能なアイプロテクション機能も備えており、目への負担も軽減できる。コストパフォーマンスが高い本機は、仕事や趣味をカバーできるディスプレイが欲しいと考えている人にとって、賢い買い物になるのは間違いないだろう。

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この記事は2022年9月15日の情報を基にしております。