高画質・長時間録画、AIセンシング機能、さらに3年保証! 安心の最新フラッグシップモデル ケンウッド 2カメラドライブレコーダー「DRV-MR870」

ドライブレコーダーを購入する理由として、真っ先にあげられるのが「安心感」だろう。危険なあおり運転や、万が一の事故に遭遇した際などにも、「ドライブレコーダーが、しっかりと記録してくれているから大丈夫」と安心できれば、あわてず冷静に対処できる。そんな、安心感を高めてくれるという視点で注目したいのが、ケンウッドの最新2カメラドライブレコーダー「DRV-MR870」だ。本機には、3年間のメーカー保証期間が付帯されているので、安心して長く使うことができる。さらに、豊富な機能や高画質録画など、性能についても“安心”にこだわった、ケンウッド渾身のフラッグシップモデルだ。そこで、本機を装着しての実走レビューを交えながら「DRV-MR870」の魅力について、ひも解いていこう。
高性能で多機能、さらに3年保証で安心ケンウッドの“自信”が垣間見えるハイスペックモデル。長く、安心して使える3年保証
あおり運転の危険性がメディアなどによって広く認知されたことで、現在のドライブレコーダー市場では、前方に加えて後方の映像も撮影できる2カメラモデルが主流となっている。さらに、2020年6月に施行された道路交通法の一部改正によって、悪質な危険運転に対する罰則が強化。被害に遭った際の証拠保全のため、前後2カメラドライブレコーダーの需要はますます高まりつつある。
そんな中、ケンウッドの新たなフラッグシップモデルとなる前後2カメラドライブレコーダー「DRV-MR870」が発売された。まず特徴的なのは、その保証期間。従来は、購入から1年間であったメーカー保証期間が、「DRV-MR870」では3年間へと延長されているので、万が一の故障などの際の心配が大きく減り、長く安心して使うことができる。これだけの長期保証を付帯できるのは、製品品質に絶対の自信があればこそ。モノ作りに妥協を許さない、JVCケンウッドの自信の裏返しでもあるというわけだ。
もちろん、JVCケンウッドのフラッグシップモデルだけあって、基本性能や機能に死角はない。前後2カメラともに、フルHDを超えるWQHD(2560×1440)解像度の高画質撮影が行えるうえ、画質が異なる5つの記録モードを搭載しているので、ユーザーが求める映像の鮮やかさや記録時間などを、モード変更によって調整できるのが便利だ。また、高感度CMOSセンサー「STARVIS(スタービス)」の搭載をはじめ、明暗差の激しいシーンでも階調豊かに撮影できる「HDR」、設置する車両のリアガラスがスモークガラスでもクッキリと撮影できる「スモークシースルー機能」、あおり運転を検知すると警告を発してイベント記録を開始してくれる「AIセンシング」機能を含む安全運転支援機能など、先進の機能が豊富に搭載されているのも安心感がある。
ダブルスロット&AIセンシング機能搭載長時間録画が可能なダブルスロット。AIセンシング機能であおり運転を自動検出
「DRV-MR870」は、録画機能についても安心にこだわっている。たとえば、microSDメモリーカードのスロットが2基搭載され、長時間録画が可能な「microSDカードダブルスロット」を実装。スロット間でのリレー録画やデータコピーなどが可能なので、「肝心の映像が上書きされて、消えてしまった」などといった事態を可能な限り避けることができる。たとえば、128GBのmicroSDメモリーカードが2枚あれば、高画質なWQHD解像度では32時間の録画が可能であり、さらに低フレームレートの記録モードを備えているので、フレームレート3.2fps、解像度800×480で録画した場合には、なんと約100時間もの長時間録画ができるなど、2スロットを備える「DRV-MR870」は、さまざまな記録モードによる長時間録画が可能となっているのだ。
2つのmicroSDメモリーカードスロットを備える、「microSDカードダブルスロット」を採用。スロット間でのリレー録画やデータコピーなどが可能で、記録保全の安心感が高まる。なお、microSDメモリーカードの定期的なフォーマットが不要な「SDカードメンテナンスフリー機能」に対応しているほか、耐久性の高い3D NAND型の32GB micro SDメモリーカードも同梱。microSDメモリーカードの容量は、最大128GBにまで対応している
3.2fpsや9.7fpsといった低フレームレートの記録モードを選択すれば、長時間録画が可能だ。たとえば、microSDカード128GB×2枚、解像度800×400で録画した場合、フレームレートが3.2fpsではおよそ6,028分(約100時間)、9.7fpsではおよそ5,036分(約84時間)もの長時間で録画することができる。こちらの動画は、9.7fpsで撮影したもの。低フレームレートでも、証拠映像として十分に耐えうる画質であることがよくわかる
また、後方車両の急接近や蛇行運転などのあおり運転を自動で検知し、警告を発したり、イベント記録を行ったりしてくれる「AIセンシング」機能も見逃せない。後方車両が接近してくると、自動で後方車両の追尾を開始。後方車両が急接近を繰り返したり、蛇行運転を行ったりすると、ドライバーへ音や画面表示で警告が発せられるとともに、映像を自動でイベントフォルダへと記録・保存してくれる。あおり運転を検知する機能は、他社の一部のドライブレコーダーにも搭載されているが、JVCケンウッドでは車両の認識にAIを活用。一歩先を行く、先進の機能と言えるだろう。
「DRV-MR870」には、Windows/Mac両対応のPCビューワーソフト「KENWOOD DRIVE REVIEWER II」が用意されており、録画した映像をパソコン上で手軽に再生できるのもうれしい。フロントカメラやリアカメラの映像を切り替えながら、シンクロ再生できるのが便利だ
高画質録画2つのカメラともにSTARVIS 搭載&HDR対応。JVCケンウッドがチューニングした安心の高画質
「DRV-MR870」は、ケンウッドのドライブレコーダー史上で最高峰のスペックを備えており、前後ともにキレイな映像を録画できるのも大きな魅力となっている。F1.6の明るいレンズが、前後カメラの両方に採用されているほか、前後カメラのどちらにも高感度CMOSセンサー「STARVIS」が搭載されており、フルHD(1920×1080)解像度を超えるWQHD(2560×1440)解像度での高精細録画が可能だ。また、明暗差の激しいシチュエーションでも鮮明で高画質な映像を録画できる「HDR」にも対応。一般的に、リアカメラはフロントカメラよりも記録画質やレンズ、画角などの性能が劣るドライブレコーダーが多いが、「DRV-MR870」は前後どちらのカメラもケンウッドにおける最高峰の性能を備えており、さらに、JVCケンウッドの映像技術によりチューニングすることで鮮明な高画質で記録できるので、実に安心感が高い。
実際に、録画した映像を見てみたのだが、前後どちらの映像も、思わずハッとするほど美しく、「こんなにキレイなのか」と驚いてしまうほどのクオリティの高さだった。具体的には、前方、後方の走行車両のナンバープレートがくっきりと視認できるのはもちろん、歩行者や自転車など、歩道の状況も実に鮮やかに記録されている。映像の美しさは、証拠という視点でもいざという時の「安心感」につながるわけで、前後の映像で差のない美しさや鮮明さは、ドライブレコーダー選びのうえで大きな安心材料となるだろう。
ナンバープレートの視認性(フロントカメラ)
ナンバープレートの視認性(リアカメラ)
HDR
逆光時やトンネルの出入り口など、明暗差が激しいシーンでは、カメラの映像が白飛びや黒つぶれしがちだが、「DRV-MR870」はダイナミックレンジを拡張する「HDR」に対応しているので、心配にはおよばない。トンネルの出口に差しかかっても白飛びが抑えられており、出口直後の周囲の状況もしっかりと確認できる
STARVIS
高感度CMOSセンサー「STARVIS」の実力も確認してみよう。夜間走行時でも、車両や歩行者など、周囲の状況までしっかりと視認できる。これだけ鮮明な映像なら、万が一の際の「動かぬ証拠」として、問題なく活用できるだろう
また、リアのスモークガラスに対応した「スモークシースルー機能」を備えているのも、安心できるポイントのひとつだ。自動露出調整によって、リアスモークガラス越しでも明るい映像で記録できるのはもちろん、記録される映像の明るさを3段階で調節できるので、「もう少し明るく撮りたい」といった場合には、手動で好みの明るさに設定できる。
リアのスモークガラス検証
まとめ3年保証にJVCケンウッド最高峰の性能。選んで間違いのない“安心”な1台
あおり運転などの危険運転に対する自己防衛策のひとつとして、また、万が一の事故の際の証拠保持の有効な手段として、ドライブレコーダーがもたらす安心感は大きい。とりわけ、「DRV-MR870」を装着した際の「安心感」は群を抜いている。3年保証によって、長く安心して使えることや、長時間録画が可能なダブルスロットを備えていること。さらに、あおり運転を自動で記録してくれることや、高画質で鮮明に録画してくれること。これら、ユーザーが求めるさまざまな「安心感」に1つひとつ応えていった結果が、「DRV-MR870」の完成度の高さへとつながっているのだ。大切な愛車や同乗者を守るために、「DRV-MR870」は選んで間違いのない1台と言えるだろう。
