特許技術「可変圧力おどり炊き」搭載 パナソニック炊飯器「SR-VSX101」が目指した かまど炊きごはんを超えるおいしさ
約1000℃を超える大火力や、爆発的な沸騰、激しい対流。昔ながらの炊飯手法であるかまど炊きは、知れば知るほど理にかなった、“理想的な”炊飯手法のひとつであることがわかってくる。そんな「かまど炊きのおいしさ」を圧力IHジャー炊飯器で目指したのが、パナソニックのフラッグシップモデル、スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器「おどり炊き SR-VSX101」だ。同社の特許技術「可変圧力おどり炊き」を中心に、かまど炊きにならったパナソニック独自の炊飯技術をじっくりとひも解いていこう。
特許技術爆発的な沸騰でお米がおどる
「可変圧力おどり炊き」
爆発的な沸騰力でムラなく加熱し、釜底から上層へ激しい対流を起こして、お米1粒1粒の旨みを引き出す、かまど炊き。理想的な炊き上がりの、いわゆる「銀シャリ」が炊ける昔ながらの炊飯手法だが、そんなかまど炊きにならい、約34年にわたって「誰が食べてもおいしいと感じるごはん」を目指してきたのが、パナソニックのIHジャー炊飯器だ。
おどり炊き SR-VSX101
パナソニックの特許技術「可変圧力おどり炊き」
スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器「おどり炊き SR-VSX101」においても、目指したのは「かまど炊きのおいしさ」。ポイントとなるのは、内釜を加圧して沸点を上げ、約105℃で高温加熱し、そこから急減圧することで爆発的な沸騰を起こし、お米をおどらせるパナソニックの特許技術「可変圧力おどり炊き」だ。圧力をかけて沸点を上げること自体はさして珍しいことではないが、一般的な自然減圧では、本機のような爆発的な沸騰は期待できない。
これに対して、「おどり炊き SR-VSX101」は、急減圧による爆発的な沸騰によって内釜内部で激しい対流を起こすとともに、釜底から沸騰泡が上がり、お米1粒1粒の間を通るため、お米がおどるように対流し、ムラなく芯まで加熱できる。その結果、粒が立ち、ツヤがあり、甘みや旨みの強いごはんが炊き上がるのだ※2。
かまど炊きの炊飯工程とおどり炊きの工程の比較

「はじめチョロチョロ、中パッパ」で知られるかまど炊きの炊飯工程では、大火力により、釜底から上層へ激しい対流を起こして、お米1粒1粒の旨みを引き出す。「おどり炊き SR-VSX101」でも、一気に加熱する大火力や、爆発的な沸騰など、かまど炊きとよく似た工程で炊飯が行われる
多彩な炊飯技術「おどり炊き」を支える
パナソニック独自の炊飯テクノロジーをチェック
「おどり炊き SR-VSX101」に搭載される炊飯技術は「可変圧力おどり炊き」だけではない。そこはパナソニックのフラッグシップモデル、枚挙にいとまがないほど多彩な炊飯技術が採用されている。これらの技術が合わさることで、かまど炊きのような、真においしいごはんが炊けるのだ。
そのひとつが、内釜を包むように配置された「全面発熱6段IH」。一般的な圧力IHジャー炊飯器の場合、釜底の下にのみIHコイルを備えることが多いが、「おどり炊き SR-VSX101」は、内釜の側面までIHコイルを配置。内釜全面がムラなく発熱することで、炊きムラを抑制している。また、IHコイルの通電エリアを交互に切り替えることで、お米がおどるように対流する「大火力おどり炊き」を実現。この「大火力おどり炊き」と上記の「可変圧力おどり炊き」との合わせ技によって、1粒1粒の旨みを引き出すのだ。
ほかにも、熱伝導や発熱性にすぐれた「ダイヤモンド竈釜(かまどがま)」や、お米の鮮度に合わせて圧力を微調整する「圧力センサー」、おねばでお米の表面をコーティングする「高温スチーム」、銘柄米の個性を引き出す「銘柄炊き分け」など、さまざまな技術を搭載。日ごろ食べているお米をよりおいしく炊くことを追求した結果、ハード、ソフトの両面で、こうしたさまざまな技術や機能が生み出されたのである。
大火力おどり炊き

「全面発熱6段IH」を活用し、底IHコイルと底側面IHコイルを交互に通電させることで、内向きと外向きの対流を起こす「大火力おどり炊き」も本機に搭載された注目の炊飯技術。「可変圧力おどり炊き」と「大火力おどり炊き」の合わせ技により、お米1粒1粒がふっくらとしたごはんが炊き上がる
ダイヤモンド竈釜
圧力センサー(鮮度センシング)
IoT連携&お手入れのしやすさその年のお米の出来に合わせて
炊き方を調節してくれる「出来栄え炊き分け」※1
今や調理家電もインターネットとつながる時代。もちろん、「おどり炊き SR-VSX101」にもIoT連携機能が搭載されている。同じ銘柄のお米でも、その年の気象状況によって出来栄えが変化し、味わいも変わってくるものだが、「おどり炊き SR-VSX101」では、炊飯器本体と、専用のスマートフォンアプリ「キッチンポケットアプリ」をWi-Fi経由で連携させることで、その年のお米の出来栄えに合わせて炊き方を調節してくれる。また、質問に回答することで、自分の好みに合ったお米の銘柄を教えてくれる「銘柄コンシェルジュ」機能や、外出先から炊き上がり時刻を変更できる便利機能も搭載。アプリと連携させることで、よりおいしく、より便利にごはんが炊けるようになるのがうれしい。
出来栄え炊き分け※1
炊飯器本体と専用スマートフォンアプリ「キッチンポケットアプリ」※4を連携させることで、その年のお米の出来栄えに合わせて炊き方を調節してくれる「出来栄え炊き分け」※1。お米は気象状況によって出来栄えが変化し、年によってごはんがパサつきやすい、ベタつきやすいなど傾向が変わるが、「おどり炊き SR-VSX101」なら、その年の出来栄えに合わせた炊き方に対応することで、おいしいごはんを炊き上げられる
銘柄コンシェルジュ&炊き上がり時刻変更
質問に回答することで、自分の好みに合ったお米の銘柄を教えてくれる「銘柄コンシェルジュ」機能を備えるほか、外出先から予約中の炊き上がり時刻を変更することも可能。仕事で帰りが遅くなる時など、活用の機会は想像以上に多そうだ
お手入れしやすいフラットボディ
最後に、ボディデザインもチェックしておこう。「おどり炊き SR-VSX101」の本体天面は継ぎ目がないフラットな形状で、指紋や汚れ、水滴がついてもサッと拭き取れる。また、各パーツが取り外しやすく、水洗いもしやすいなど、お手入れのしやすさにもこだわっている。
まとめ毎日の食卓に「かまど炊きのおいしさ」を
温故知新とはよく言ったもので、理想の炊飯手法のひとつと言われるかまど炊きは、知れば知るほど理にかなったものであることがわかってくる。では、「かまど炊きのおいしさ」を圧力IHジャー炊飯器で再現するにはどうしたらいいのか? それを考え続け、研究に研究を重ね、たどり着いたひとつの答えが、パナソニックの特許技術「可変圧力おどり炊き」だと言えるだろう。内釜内を加圧して約105℃で高温加熱し、そこから一気に圧力を抜くことで爆発的な沸騰を起こし、お米をおどらせるというのが基本的な仕組みで、実際に炊飯してみると、確かに粒立ちがよく、甘みや旨みがしっかり感じられる、「そうそう、これだよこれ」と納得できる炊き上がりとなっていた。もちろん、その基本にあるのは、「全面発熱6段IH」「大火力おどり炊き」「ダイヤモンド竈釜」といった、「おどり炊き」ならではの炊飯メカニズムであり、さらには「圧力センサー」「高温スチーム」「銘柄炊き分け」といった、パナソニック独自の炊飯技術の数々によって、ただでさえ上質な炊き上がりを、よりレベルの高いものへと昇華させているのだ。そんなパナソニック「おどり炊き SR-VSX101」が目指した「かまど炊きのおいしさ」を、ぜひご自宅で体感してみてほしい。
- ※1:すべてのコース、銘柄に対応しているわけではありません。キッチンポケットアプリの「今年流」によるプログラムの更新が必要です。
- ※2:(パナソニック調べ)※同一仕様筐体スチーム有と無で還元糖量を比較(SR-VSX0(2020年発売 SR-VSX1と同等製品) 1.0L 3合炊飯時)
- ※3:SR-VSX101において、新米と乾燥米の鮮度センシングありとなしで比較。パサつきを約16%抑える。2020年度産コシヒカリ使用。株式会社山電製クリープメータによる一粒法によるごはんの物性(付着性)測定。SR-VSX101:17.77N/m2(新米)/15.13N/m2(乾燥米)であり、逆数にしたとき約17%パサつきに対して、鮮度センシングありの乾燥米は17.57Nであり、約1%のパサつきに抑制。
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