壁際わずか約2.5cmで80インチの大画面を実現!エプソンの超短焦点プロジェクター「EH-LS800W/B」がリビングを本格ホームシアターに変える
映像コンテンツを迫力の大画面で楽しめるホームプロジェクターが欲しいけど、「設置場所の確保が難しい」「設置したあとの画面調整が面倒で手軽に使えない」といった不安がぬぐい切れず、導入を見送ってしまうケースも少なくない。そんな人にぜひ注目してほしいのが、エプソンから新しく登場したホームプロジェクター「EH-LS800W/B」だ。本機は、超短焦点レンズを採用しており、テレビのように壁際設置が可能。専用のスマートフォンアプリで手早くゆがみ補正ができることも相まって、気軽に導入できるのが大きな魅力だ。また、画面は明るく色再現性にすぐれるうえ、高品位の2.1chスピーカーや Android TV™機能を搭載しており、これ1台でリビングを本格的なホームシアターにすることができる。本企画では、そんな「EH-LS800W/B」の魅力にじっくりと迫っていこう。
手軽さ壁際のテレビ台に置くだけ! 自宅の壁が大画面ホームシアターに早変わり
自宅のリビングで家族と一緒に映画やスポーツ中継などの映像コンテンツを観るなら、できるだけ大画面&高音質で楽しみたいもの。しかし、テレビの画面サイズは大きくても80インチ台が関の山だし、そのクラスになると価格もグンと跳ね上がる。その点、80インチ以上の大画面を表示でき、画面サイズの割に価格が手ごろなホームプロジェクターは魅力的な存在だ。ただ、一般的なホームプロジェクターの場合、壁やスクリーンから遠く離れた場所から映像を投写する必要があり、家庭内で最適な設置スペースを確保するのは、なかなか難しい。十分な距離が確保できないと画面サイズが小さくなってしまうし、うまく設置場所が確保できても、再生機器の接続など、超えなければいけないハードルは多く、なかなか面倒なのが実情だ。
しかし、2022年10月にエプソンから発売された超短焦点のホームプロジェクター「EH-LS800W/B」は、こうした従来のプロジェクターの弱点をクリア。設置がしやすく、画質や音質にもこだわった、本格的なプロジェクターに仕上がっている。

シンプリシティを追求した、普遍的で上質なデザインの「EH-LS800W/B」。モダンなリビングに自然にマッチするばかりか、インテリアのアクセントとしても存在感を放つ。また、エプソン独自の3LCD方式とレーザー光源の採用により、4000lmの明るい映像が投写できるため、昼間のリビングでも快適に映像を楽しめる
本機の設置のしやすさの秘密は、本体上部に搭載されているレンズにある。「EH-LS800W/B」は高品位な超短焦点レンズを採用しているため、テレビ同様、壁際のテレビ台に簡単に設置できるのだ。一般的なプロジェクターの場合、80インチの画面を投写しようとすると、壁から2m前後離れた場所に設置する必要があるが、「EH-LS800W/B」の場合は壁から約2.5cm離れた場所に設置すれば事足りる。2020年に発売された超短焦点プロジェクター「EH-LS300B/W」も壁から本体まで約14cmの距離で80インチの画面を投写できたが、「EH-LS800W/B」は同じ画面サイズをさらに短い距離で実現できる。この最小設置距離の短さは、短焦点レンズを採用したプロジェクターの中でもトップクラスと言ってよい。
約28.5cmの距離が取れれば、最大150インチという圧倒的な大画面を投写可能。設置用の台は壁からやや離すことになるが、超短焦点プロジェクターの中には同じ画面サイズを投写するのにさらに距離を離さないといけないものも多いので、「EH-LS800W/B」なら広めのリビングであればそれほど無理なく置けるはずだ
テレビ台に最適な画面位置で見やすい
投写される画面の表示位置も絶妙だ。従来モデル「EH-LS300B/W」よりも画面位置が低くなるよう改良されているため、専用の設置台を用意しなくとも、一般的なテレビ台に設置するだけで、ちょうど見やすい高さに画面を投写できる。しかも、本体の高さは約145mmに抑えられている。大型テレビだと、画面を投写していないときでも大きな画面がそのまま存在して非常に圧迫感があるが、「EH-LS800B/W」ならコンパクトでインテリアのじゃまにもならないし、見た目にもスマートだ。
細部のゆがみ補正はスマートフォンで画面を撮影するだけ
これだけ短焦点で投写できるとなると、画面のゆがみがどうなるのかが気になるところ。特に壁に直接投写する場合は、壁表面の凹凸が画面のゆがみとして表れやすいのでなおさらだ。だが、「EH-LS800W/B」なら心配無用だ。本機は便利な画面補正用のスマートフォンアプリ「Epson Setting Assistant」に対応しているので、アプリから投写画面を撮影するだけで、手軽に凹凸ゆがみを補正できる。大まかな形の補正は左右手前の脚部を回すなどして手動で行う必要があるが、最も難しい細部の凹凸ゆがみ補正はスマートフォンでの撮影だけで済んでしまう。初めてプロジェクターを使う人でもすぐに画面を整えられるだろう。
画質&音質高画質な画像処理チップとヤマハ製2.1chスピーカーが圧倒的な没入感を実現
「EH-LS800W/B」は画質へのこだわりも光る。従来モデルではフルHD(1920×1080)画質に留まっていたが、本機はフルHDの液晶パネルを採用しながらも、4K相当の表示を実現する「4Kエンハンスメントテクノロジー※」を搭載。1つひとつ画素を斜めに0.5画素シフトさせて重ねることで、解像度を実質2倍に向上させるエプソン独自の技術であり、フルHDではぼやけてしまう細やかな質感までクリアに描写してくれる。さらに、画質コントロールの中核となる画像処理チップには、同社ホームプロジェクターのフラッグシップモデル「EH-LS12000」と同じ高性能チップを搭載。シーンに応じて階調表現を最適化して映像にメリハリを与える「シーン適応ガンマ補正」や、前後のフレームから中間のフレームを自動生成して動きをなめらかにするフレーム補間などを高レベルで行い、よりリアルで臨場感のある映像を表現する。
また、光源には一般的な水銀ランプよりも明るさにすぐれるレーザーを採用。そしてこの明るさをさらに際立てるのが、「EH-LS800W/B」が採用する3LCD方式という映像合成技術だ。光源から光の3原色を取り出し、それらを3枚の液晶パネルを使って同時に処理して合成するしくみのため、カラーの明るさが保たれるうえ、色ブレによる映像ノイズ「カラーブレーキング」が発生しにくい。こうした光学技術も手伝って、 全白/カラーともに4000lmの明るさと、250万:1の高いコントラスト比を実現している。さらに本機は、使用環境の明るさに応じて、光源の明るさを3段階で自動調節。プロジェクターでは明るさやコントラストが課題になりがちだが、「EH-LS800W/B」なら暗い室内はもちろん、明るい室内でもクリアな映像を楽しめる。※ 4K信号を入力し、4K相当の高画質で表示します。
搭載する画像処理チップは、HDR10やHLGといったハイダイナミックレンジ規格にも対応しており、動画配信サービスで増えている高画質コンテンツを、本来のハイクオリティかつ没入感高く楽しめる。また、最近のホームプロジェクターは明るさが2000lmを下回る製品もあるが、「EH-LS800W/B」はパワフルなレーザー光源と3LCD方式の採用により、4000lmという明るさを実現。明るいリビングでも高画質な映像を思う存分楽しめる
夜間の暗いリビングで映像を投写すると、黒い影がしっかりと沈み、プロジェクターとは思えないメリハリのある表現が楽しめた。いっぽう、陽の光がレースのカーテン越しに射す昼間の明るいリビングでも、全体的に発色が薄くなるものの、色がつぶれることもなく、細部まで十分クリアに描写された
ヤマハ製2.1chスピーカーが臨場感をさらに高める
音響面で特筆すべきは、高品位なヤマハ製の2.1chスピーカーを搭載していること。5W×2のステレオスピーカーに、10Wのウーハーを組み合わせた構成は、2020年に発売された超短焦点プロジェクター「EH-LS300B/W」と同じだが、「EH-LS300B/W」よりも本体の横幅が広くなったことで、左右のステレオスピーカーの距離がさらに広がり、どっしりとした迫力のある低音と、クリアで広がりのある中高音が楽しめるようになった。また、「EH-LS800W/B」はテレビ台に設置できるため、真正面からダイレクトにサウンドが響く構図になることも音響に好都合だ。幅広いジャンルのコンテンツに対応できるよう多彩なサウンドモードが用意されているうえ、奥行きのある3Dサラウンドに対応していることも大きな魅力。これなら別途スピーカーシステムを導入しなくとも、大画面に負けない臨場感のあるサウンドを楽しめるだろう。
機能性Android TV™機能やゲーム用HDMI®入力ポートが楽しみの幅を広げてくれる
最後に、「EH-LS800W/B」の機能性をチェックしていこう。まず注目したいのは、本機がAndroid TV™機能を搭載していること。本機はこのAndroid TV™機能のおかげで、パソコンやレコーダーなどの機器をつながなくとも、リモコンひとつで「YouTube™」や「prime video」、「Google Play&tradeのムービー&TV」、「U-NEXT」といったさまざまな動画配信サービスを利用できる。「Google アシスタント」による音声操作にも対応しており、こうした動画配信サービスでの動画検索などがスムーズに行えることもポイントだ。
Android TV™に搭載された「Google アシスタント」による音声操作にも対応。特定のタイトルを検索したい場合は、リモコン中央最上部の「Google アシスタント」ボタンを押して音声で呼びかけるとラクだ。タイトルがわからないときは、「ファンタジー映画を検索して」など、ジャンルで検索することもできる
入力遅延の少ないHDMI®入力ポートがゲームを快適に
外部インターフェイスの充実ぶりも本機の魅力で、HDMI®入力ポートを3基装備。そのため、ブルーレイディスク™レコーダーやゲーム機、テレビチューナーなどの外部機器を複数台、常時接続しておける。しかも、そのうち1基のHDMI®入力ポートは、20ms以下※という少ない入力遅延で画面表示できる、ゲーム専用仕様。このポートにゲーム機を接続すれば、レーシングゲームや格闘ゲーム、FPS/TPSなど、一瞬の操作が勝敗を分けるようなアクション性の高いゲームも迫力の大画面で快適にプレイできる。 ※エプソンによる参考値。入力信号や設定条件などにより変化します。
スマートフォンの映像も簡単に投写できて便利
さらに活用の幅を広げてくれるのは、「Chromecast built-in」機能への対応だ。この機能により、たとえば、スマートフォンで再生中のYouTube™動画を、スマートフォンに表示されるキャストボタンを押すだけで、プロジェクターの大画面に簡単に映し出すことなどができる。また、本機はBluetooth®スピーカー機能にも対応。スマートフォンで再生する音楽を、本機が搭載する高音質の2.1chスピーカーで手軽に楽しめる。
まとめ大迫力のホームシアターを手軽に実現してくれるワンランク上のプロジェクター
プロジェクターには設置が難しいというイメージがどうしても強くつきまとうが、「EH-LS800W/B」はそんな懸念を見事に払拭してくれた。高品位な超短焦点レンズの採用により、壁際のテレビ台に設置するだけで、80インチ以上の大画面を投写できるのは大きな魅力だ。難しい細部のゆがみ補正がスマートフォンの撮影だけで済んでしまうのも印象的で、初めてプロジェクターを使う人でもすぐに使い始められるし、手軽に使えるプロクジェクターに買い替えたいという人にもぴったりだ。
しかも、3LCD方式とハイエンドな画像処理チップ、明るさにすぐれるレーザー光源などの採用により、映像はとにかく明るく色鮮やかで起動も高速なので、テレビと同じような感覚で使えるのもうれしいところ。HDR10やHLGといったハイダイナミックレンジ規格にも対応しており、動画配信サービスで増えている高画質コンテンツを存分に楽しめるし、パワフルで臨場感のあるサウンドを響かせてくれるヤマハ製2.1chスピーカーのアシストもあり、本機1台でリビングが本格ホームシアターになること請け合いだ。
さらに、Android TV™機能によって豊富な映像コンテンツをすぐに楽しめるうえ、入力遅延の少ないHDMI®入力ポートでゲームも快適にプレイできるのも魅力。そして、スマートフォンとの連携機能も充実している。さまざまなエンターテインメントを楽しむためのリビングの主役として、幅広く活用できるホームシアターの導入を検討している人に、ぜひチェックしてほしい1台だ。