ユニークな機能でレンジの不満を解決 象印が本気で作ったオーブンレンジ「EVERINO」の使いやすさと便利さに迫る

家電メーカー各社が発売するオーブンレンジの上位モデルには、実にさまざまな機能が搭載されている。機能が多いのは確かに魅力的だが、同時にこうも思う。「その機能、ホントに全部使う?」と。そんな視点で注目したいのが、象印マホービンが「本当に使ってもらえるレンジ」を目指して開発したという、同社初のオーブンレンジ「EVERINO(エブリノ)」だ。機能性や使いやすさをとことん追求した意欲作とのことだが、さて、その出来栄えはいかに? 実際に本機でさまざまな料理を作りながら確かめていこう。

レンジ&グリル調理手間をかけずに時短で本格調理「芯まで“レジグリ”」。
お惣菜の温め直しも「揚げ物“サクレジ”」で揚げたてのようにおいしく

家電量販店の売り場にずらりと並ぶ、オーブンレンジの数々。高機能や多機能をうたうモデルも数多く販売されているが、実際に購入してみると、「オーブンレンジ調理は思いのほか時間がかかる」「操作が複雑で難しい」といった理由から、使われない機能も意外と多い。そればかりか、「レンジでの温めにムラがある」など、レンジとしての基本機能に不満を覚えるケースも少なくない。せっかく高価なオーブンレンジを手に入れたのに、こんな状況に陥ってしまうのはとても残念だ。

そんな状況の中で登場したのが、象印マホービンのオーブンレンジ「EVERINO」だ。象印マホービンと言えば、その社名にもなっている魔法瓶をはじめ、電気ポットや炊飯器など、「温度コントロール技術」を活用する製品を数多く手がける、言わば“温度管理のプロ中のプロ”。価格.com上でも、炊飯器の「炎舞炊き」や「極め炊き」、電気ポットの「優湯生」、トースターの「こんがり倶楽部」などが人気を博しているが、そんな象印マホービンが、「本当に使ってもらえるレンジ」を目指し、機能性や使いやすさを徹底追求して開発したのが、同社初のオーブンレンジ「EVERINO」である。

EVERINO
象印マホービン「EVERINO」

オーブンレンジによくある、「機能が複雑で使いこなせない」「調理に時間がかかる」「加熱ムラが起きてしまう」などの不満を解決する、「とことん使えるオーブンレンジ」として登場した、象印マホービン初のオーブンレンジ「EVERINO」

レンジ機能とグリル機能を自動で切り換える「芯まで“レジグリ”」機能

では、「本当に使ってもらえるレンジ」とは何か? 結論を先に言ってしまえば、必要にして十分な機能を備え、それらを簡単に使いこなせるレンジということだ。そこで象印マホービンがこだわったのは、毎日の調理器具として使えること。面倒な操作不要で使いこなせ、短時間で調理できること。それを実現すべく生まれたのが、レンジ機能とグリル機能を自動で切り換える「芯まで“レジグリ”」機能だ。

これは、食材にレンジで素早く中まで熱を伝えた後、自動でグリルに切り換え、表面をこんがり焼き上げるという「合わせ技」とも言える機能で、面倒な操作や設定を行う必要はない。自動メニューの場合は設定ダイヤルを回してレシピ番号を選ぶ、もしくは「レジグリ」モードに設定し、加熱時間を選ぶ。ただそれだけで、手間をかけることなく本格的な料理を短時間で仕上げられるのだ。

芯まで“レジグリ
象印マホービン「EVERINO」
レンジで素早く芯まで温め
象印マホービン「EVERINO」
象印マホービン「EVERINO」
グリルで表面をこんがり焼き上げ
象印マホービン「EVERINO」

素早く芯まで熱を伝えるレンジ機能と、表面をこんがり焼き上げるグリル機能を自動で切り換えて調理時間を短縮してくれるのが「芯まで“レジグリ”」機能だ。手間をかけずに中までしっかり熱を加えて調理できるうえ、4人分のハンバーグやグラタンも約13分で調理できるなど、短い調理時間でおいしく仕上げることができる
※下ごしらえの時間は含みません。食材の種類、形、量、大きさや使用環境などによってできあがりが変わります。

角皿(セラミック製)
象印マホービン「EVERINO」

「芯まで“レジグリ”」機能に欠かせないのが、陶磁器(セラミック)製の角皿。セラミック製だから、レンジ機能のマイクロ波を透過するので、レンジ機能とグリル機能を自動で切り換えることを可能にした

芯まで“レジグリ
ハンバーグ調理
象印マホービン「EVERINO」 象印マホービン「EVERINO」
象印マホービン「EVERINO」

「芯まで“レジグリ”」機能を使って調理したのが、子どもから大人まで、家族みんながよろこぶハンバーグ。調理したと言っても、ハンバーグのタネを作り、角皿に並べて庫内にセットし、「自動」モードで「ハンバーグ」を選んでスタートボタンを押しただけ。それだけで、こんがりと焼き目のついた、外はカリッと、中はジューシーなハンバーグのでき上がりだ。ナイフを入れると中から肉汁があふれ出し、思わず唾をごくり。1個あたり約150gのボリュームのあるハンバーグ4個がわずか約13分の調理で納得の仕上がりとなった
※下ごしらえの時間は含みません。食材の種類、形、量、大きさや使用環境などによってできあがりが変わります。

空いた時間を有効活用
象印マホービン「EVERINO」

火を使わないのはもちろん、調理中にレンジからグリルへ機能を切り換える手間がないので、加熱中、オーブンレンジの前に張り付いている必要はない。「EVERINO」に調理を任せている空いた時間でもう1品副菜を調理したり、家族との会話を楽しんだりと、時間を有効活用できるのがうれしい

惣菜の温め直しにぴったりな「揚げ物“サクレジ”」

また、レジグリ機能を応用した「揚げ物“サクレジ”」機能も見逃せない。揚げ物の温め直しに関しては、「思うようにできない」「時間がかかる」などの不満を感じている人も多いのではないだろうか。レンジでの温め直しではベチャとしてしまったり、トースターでは中が冷たいままだったり……。それを補うために、レンジで温めてからトースターに移して外を焼くなどの手間をかけている人も少なくないはずだ。そんな不満や手間を解消してくれるのが、この「揚げ物“サクレジ”」だ。

惣菜の揚げ物などを角皿に並べ、「サクレジ」と書かれたボタンをピッと押すだけで、まるで揚げたてのようにサクッと仕上がる。出力や加熱時間をあれこれ考える必要がなければ、レンジ機能とグリル機能を途中で切り換える手間もない。ボタンひとつで、中はアツアツ、衣はサクサクの揚げ物をフルオートで温め直せるのだ。

揚げ物“サクレジ
カレーパン温め直し
象印マホービン「EVERINO」 象印マホービン「EVERINO」
象印マホービン「EVERINO」

購入後、しばらく時間が経過したカレーパンは、表面に油が浮き出てベタついてしまうもの。キッチンペーパーの上に置いてみると、左上の写真のように、じんわりと油が染み出してきた。そんなカレーパンを「揚げ物“サクレジ”」機能で温め直してみることに。揚げ物をレンジ機能で加熱すると、衣がベチャつき、“揚げたて”とはほど遠い仕上がりとなってしまうものだが、本機能を使うと、衣がザクザクとしていて、文句なしにおいしい。とんかつやから揚げをはじめ、あらゆる揚げ物に使える機能で、まるで揚げたてのような状態を取り戻せる

新発想のレンジ調理食材を浮かせて調理する「全方位あたため“うきレジ”」

オーブンレンジのレンジ機能に対する不満として、よく耳にするのが「加熱ムラができる」というもの。外側は火傷してしまいそうなほど熱いのに、中は冷たい、なんていうことは誰しも経験があるのではないだろうか? というのも、一般的なオーブンレンジの場合、庫内に直置きしてお皿やボウルをレンジ機能で温めると、マイクロ波が食材の庫内接地面である底部に集中し、上部と底部で温度差が発生してしまう(象印調べ)。これが加熱ムラの原因となっていたのだ。そんな課題を克服するべく、象印マホービンが考案したのが、食材を“浮かせて”加熱する、その名も「全方位あたため“うきレジ”」機能だ。

付属のボウルセットを上段にセットした角皿下部のレールに差し込むことで、庫内でボウルを浮かせた状態にし、この状態で加熱することで、底部に集中していたマイクロ波を庫内全体に分散させ、加熱効率を向上させる。ムラを抑えながら食材を温められるうえ、ボウルセットの位置が固定されるため、赤外線センサーが正しく食材の温度を検知できるのも利点となる。ここでは実際にラタトゥイユを調理してみたが、加熱ムラはまったく感じられず、トマトはもちろん、パプリカやズッキーニ、ナスなどの食材にもしっかりと火が通っていた。 ※国内家庭用電子レンジとして、食材を浮かせて加熱する技術(2022年7月27日発表による。象印調べ)

「全方位あたため“うきレジ”」
赤外線センサー
象印マホービン「EVERINO」
庫内直置きの場合
象印マホービン「EVERINO」
うきレジの場合
象印マホービン「EVERINO」

一般的なオーブンレンジでは、マイクロ波が器の底部に集中し、底部と上部とで温度差が発生。加熱ムラの原因となっていた(象印調べ)が、食材を浮かせて加熱する「全方位あたため“うきレジ”」機能なら、マイクロ波が庫内全体に広がりやすく、加熱ムラが起きにくい。なるほど、炊飯器をはじめ、さまざまな調理家電で温度コントロールのノウハウを培ってきた、象印マホービンならではのユニークな発想で、しっかりと理にかなっている

全方位あたため“うきレジ
ラタトゥイユ調理
象印マホービン「EVERINO」 象印マホービン「EVERINO」

論より証拠ということで、ラタトゥイユを調理してみることに。トマトやナス、パプリカをはじめ、調味料すべてを付属のボウルセットに入れて、上段にセットした角皿下部のレールに差し込む。こうすることで、庫内でボウルが浮いた状態となり、食材全体ムラを抑えて加熱できるわけだ

象印マホービン「EVERINO」 象印マホービン「EVERINO」

全体を効率的に加熱できるので、ラタトゥイユなら4人分で約15分、かぼちゃの煮物なら約10分、蒸し鶏なら約8分で調理できる。「うきレジ」で使用する付属のボウルセット(シリコーンゴム製リングつき)は、食器や保存容器としても使えるので、加熱後にそのままテーブルに並べ、そこから家族みんなで取り分けられるなど、使い勝手がいい ※下ごしらえの時間は含みません。食材の種類、形、量、大きさや使用環境などによってできあがりが変わります。

デザイン&使い勝手すっきりコンパクトなスタイリッシュボディ。使い勝手も文句なし

加えてもうひとつ、筆者が感心したのが本機のボディデザインだ。オーブンレンジというと、本体の表面にさまざまな自動メニューがずらりと書かれたものが多いが、本機の場合、本体表面にメニュー表が印字されていないので、スッキリしており、シンプルという言葉がしっくりくる。メニューに関しては、「レシピが記載された取扱説明書を参照するのかな?」と考えたが、これは筆者が早計だったよう。本体下部からメニューボードを引き出す仕組みとなっていた。いちいち取扱説明書を開く必要がないうえ、普段は本体下部にメニューボードを格納しておけるので、見た目はすっきり、洗練されたたたずまいとなっている。

操作系統もシンプルで、ボディ前面下部の左に加熱方法を選択できるダイヤル、中央に大きく見やすい液晶画面、右に加熱時間などを設定するスタートボタンを兼ねたダイヤルが配されている。「次にどこを押せばいいの?」と迷うことなく、使い始めから直感的に操作することができた。また、外装がフラットなので拭き掃除がしやすいのはもちろん、庫内側面と奥面にはシリコーン系塗装が施されており、汚れが付いてもサッと拭き取れる。「EVERINO」は美しさと使いやすさを兼ね備えた、実に完成度の高いボディデザインに仕上がっていると言えそうだ。

ボディデザイン
象印マホービン「EVERINO」 象印マホービン「EVERINO」

余計な装飾を排した、むだのない洗練されたボディデザインの「EVERINO」。カラーバリエーションには「ブラック」と「ホワイト」の2色が用意され、好みやキッチンの雰囲気に合わせて選べるのがうれしい

メニューボード
象印マホービン「EVERINO」

本体下部からメニューボードを引き出す仕組みには、「なるほど!」と思わず膝を打ちたくなった

操作性
象印マホービン「EVERINO」 象印マホービン「EVERINO」 象印マホービン「EVERINO」

ほとんどの操作をタッチ操作対応の液晶画面で行う製品もあるが、タッチ回数が多かったり、目的のボタンを見つけ出すのに時間がかかったりと、意外と使い勝手がよくないことがある。その点、「EVERINO」は、直感的に操作できるダイヤルを備えており、大きな液晶画面を確認しながら、目的のメニューや設定に素早くたどり着けた

お手入れ
象印マホービン「EVERINO」

本体外装や庫内は拭き掃除がしやすいうえ、陶磁器(セラミック)製の角皿は水洗いできる。お手入れに負担を感じる心配はなさそうだ

まとめ象印マホービンが作り上げた「本当に使ってもらえるオーブンレンジ」

オーブンレンジが高機能・多機能なのは決して悪いことではないが、購入を決断する前に、「この機能、ホントにいる?」「ちゃんと使いこなせる?」と自問自答してみてほしい。きっと多くの人が、「もっとシンプルでいい」と思うのではないだろうか。そんな人の受け皿となってくれるのが、象印マホービン初のオーブンレンジ「EVERINO」だ。レンジ機能とグリル機能を自動で切り換える「芯まで“レジグリ”」を使えば、面倒な操作や設定を行うことなく、おいしい本格的な料理を短時間で作れるうえ、ボタンひとつで揚げ物をサクッと仕上げる「揚げ物“サクレジ”」や、付属のボウルセットを利用することで、食材を庫内で浮かせて調理する「全方位あたため“うきレジ”」など、使う人の視点に立って開発されたさまざまな便利機能が搭載されており、象印マホービンの本気がしっかりと伝わってくる製品に仕上がっていた。同社が作り上げた「本当に使ってもらえるオーブンレンジ」は、どこまでもユーザーフレンドリーな、これまでありそうでなかった、日常生活にちょうどいいオーブンレンジと言えるだろう。 ※国内家庭用電子レンジとして、食材を浮かせて加熱する技術(2022年7月27日発表による。象印調べ)

象印マホービン「EVERINO」
象印マホービン EVERINO ES-GT26
価格.comで最新価格をチェック
主なスペック
総庫内容量※1 26L
センサー種類 赤外線センサー・温度センサー
レンジ自動出力 1,000W 最大約3分間(600W)※2
手動(相当)出力 1000W※3・600W・500W・300W・150W
解凍 全解凍/半解凍
オーブン温度 100〜250℃※4
発酵 30・35・40・45℃
加熱方式 上下ヒーター式
ヒーター 上ヒーター:管ヒーター(2本) 下ヒーター:シーズヒーター
グリル加熱方式 上ヒーター式
ヒーター 管ヒーター(2本)
取説掲載レシピ数(自動メニュー数)※5 76(36)
本体外形寸法 487(幅)×399(454)※6(奥行)×370(高さ)mm
本体質量(本体のみ) 17.5kg
消費電力 電源 AC100V(50/60Hz)
レンジ 消費電力 1,420W
オーブン ヒーター出力/消費電力 1,275W/1,295W
グリル ヒーター出力/消費電力 1,000W/1,020W
  • ※1 総庫内容量とは、JISの規定に基づいて算出された容量です。
  • ※2 短時間最高出力機能です。その後は自動的に( )内の出力に切り換わります。
  • ※3 1000Wでの連続運転時間は最大3分間です。
  • ※4 220℃〜250℃の運転時間は約5分です。その後は自動的に210℃に切り換わります。
  • ※5 脱臭メニューは除きます。
  • ※6 ( )内はハンドルなどを入れた最大奥行寸法です。
この記事は2022年11月21日の情報を基にしております。

製品アンケート

Q1.この記事を読む前からこの製品のことを知っていましたか?*

Q2.この記事を読んで、この製品の特長が理解できましたか?*

Q3.この記事を読んで、この製品を購入してみたいと思いましたか?*

Q4.Q3のようにお答えになった理由や、記事の感想など、自由にお書きください。

※1000文字まで入力できます

Q5.性別*

Q6.年齢*