乾燥フィルターレスでお手入れがグンとラクに省手間&時短ニーズにきっちり応える日立ドラム式洗濯乾燥機「ビッグドラム BD-STX120H」
ドラム式洗濯乾燥機を使っていて面倒に感じるのが、乾燥運転後の乾燥フィルターのお手入れではないだろうか? 乾燥機能を使うたびに清掃が必要で、「なんとかならないの?」と不満を感じていた人も多いことだろう。そこで注目したいのが、本体上部の乾燥フィルターをなくし、洗濯から乾燥までの過程で出るホコリや糸くずを本体下部の[大容量糸くずフィルター]でまとめてキャッチする「らくメンテ」を実現した、日立のドラム式洗濯乾燥機「ビッグドラム BD-STX120H」だ。お手入れの負担をグンと減らし、高まる省手間&時短ニーズにきっちり応えてくれる1台に仕上がっているというが、実際のところはさてどうか。洗浄力や乾燥性能、使い勝手なども含めて、その実力を解説していこう。
らくメンテ乾燥フィルターレスだからお手入れがラク!
忙しい日々を送る共働き世帯の増加や、“おうち時間”をより効率的に、より有意義に過ごしたいという要望により、家事の時短ニーズが高まっている。家事をできる限り時短して、自宅で過ごす時間をより充実したものにしたい。そう考えるのは自然なことであり、たとえば洗濯乾燥機の購入を検討する際も、「できるだけ手間のかからない、時短ニーズを満たしてくれる製品を選びたい」と考える人は多いはずだ。
そこで注目したいのが、「らくメンテ」を実現した日立のドラム式洗濯乾燥機「ビッグドラム」シリーズの新フラッグシップモデル「BD-STX120H」だ。本機を実際に使ってみた第一印象は、「らくメンテ」の名称からもわかるとおり、「とにかくお手入れがラク」。乾燥のたびに清掃が必要だった本体上部の乾燥フィルターをなくし、お手入れが必要なフィルターは、本体下部の[大容量糸くずフィルター]の1か所に集約。乾燥機能を使うたびに必要だった乾燥フィルターの清掃が不要になるとともに、お手入れも約1か月に1回程度※1で済むという。ここまでお手入れに“手のかからない”洗濯乾燥機に出会ったのは初めてではないだろうか。
乾燥フィルターレスを支える3つの自動おそうじ機能
本機はなぜ乾燥フィルターをなくすことができたのか? その答えは、洗濯運転中に3つの自動おそうじ機能が働き、前回の洗濯から乾燥までの過程で出たホコリや糸くずを[大容量糸くずフィルター]に集約する点にある。3つの自動おそうじ機能のうちの、ひとつ目は、[洗濯槽自動おそうじ]機能。これは、洗濯槽の裏側などの見えない部分に付着しやすい汚れ(皮脂汚れ、洗剤カス、菌、黒カビの胞子など)を自動で洗い流し、除菌※2、黒カビを抑える※3ものだ。2つ目は、[乾燥ダクト自動おそうじ]機能。これは、本体内部の乾燥ダクトをシャワーで上から洗い流すだけでなく、ドラムが回る遠心力で、乾燥ダクトの下から水をかき上げ洗い流すもの。これにより、乾燥効率の低下も抑えてくれるという。そして3つ目は、[ドアパッキン自動おそうじ]機能。ドアパッキンの裏側はホコリが溜まりやすい「お手入れポイント」のひとつだが、「BD-STX120H」では、ドアパッキンの裏側を専用のシャワーで洗い流してくれる。これら3つの自動おそうじ機能でキャッチしたホコリや糸くずを大容量サイズの[大容量糸くずフィルター]に集約することで、これまで乾燥機能を使用するたびに必要だった乾燥フィルターの清掃が不要になり、お手入れの頻度を減らせるというわけだ※4。

乾燥のたびに、乾燥フィルターにたまっていたホコリや糸くずを、3つの自動おそうじ機能で本体下部の[大容量糸くずフィルター]に集約。これにより、毎回の乾燥フィルターのお手入れが不要になり、手間と時間がグンと削減された
ナイアガラ洗浄高濃度洗剤液&大流量で際立つ白さに
洗濯機の基本機能となる洗浄力はどうだろう? いくらお手入れがラクでも、ここがいまひとつでは製品の魅力は半減。確かな洗浄力を備えていればこそ、お手入れのしやすさや使い勝手のよさなど、プラスαの利点もまた生きてくるというものだ。
「BD-STX120H」の洗浄メカニズムの基本となるのは、高濃度の洗剤液を繊維の奥まで素早く浸透させ、繊維と繊維の間にある“隠れ汚れ”を大流量で洗い流す「ナイアガラ洗浄」だ。洗剤を少ない水で溶かして高濃度の洗剤液を作り、大流量の「ナイアガラ循環シャワー」と、「押し洗い」「たたき洗い」「もみ洗い」を組み合わせることで、頑固な汚れもしっかり洗い流してくれる。黄ばんだYシャツを洗ってみたところ、襟ぐりや袖口に付着した皮脂汚れの黄ばみがしっかりと落ち、清々しい白さに。ごわつきも抑えられるため、タオルも気持ちのよい肌触りに仕上げてくれる。
風アイロン乾燥時間を大幅短縮。アイロンがけの手間を減らして家事を時短
続いては、本機の乾燥性能をチェックしていこう。従来モデルから定評のあった、時速約300km※9の高速風でシワを伸ばしながら乾燥させる「風アイロン」が、「BD-STX120H」ではさらに進化。アルミプレートの採用やヒーター容量の向上により、6kgの洗濯乾燥時間が2021年度製品(BD-STX110G)の約132分から約98分に短縮されるとともに、時短、省手間に大きく貢献してくれる。1kgの衣類を乾燥させた場合は、アイロンをかけずに、そのまま着られる仕上がりに。6kgの場合でも、一般的な乾燥機で乾燥させた場合に比べると、シワはほとんど目立たない状態だった。時間のない朝などに慌ててアイロンがけを行う手間が減らせるのはありがたい限りだ。

約78Lという大容積のビッグドラムの中で衣類を大きく舞い上げながら乾燥。時速約300km※9の高速風を吹きかけて、シワを伸ばすとともに、衣類を蒸らした状態で風を当てることで、袖などの細部まできれいに仕上げてくれる。また、衣類温度約65℃※10の低温乾燥により、ふんわりやさしく仕上げてくれるのもうれしいポイント。湿度センサーの搭載により、洗濯槽内の湿度を検知して、衣類の乾きムラや乾き過ぎも抑えてくれる

1kg、4kg、6kgの衣類をそれぞれ乾燥させてみたが、最も容量の多い6kgの場合でも、ご覧の通り、シワがほとんど目立たない。1kgにいたっては、アイロンがけを行った後と見紛うほど、シワがしっかりと伸び、そのまま袖を通して出かけられそうな仕上がりだ※11
まとめ省手間&時短ニーズに
応える“手のかからない”洗濯乾燥機
「できるだけ手間のかからない、時短ニーズを満たしてくれる洗濯乾燥機を選びたい」と考えているのなら、日立のドラム式洗濯乾燥機「ビッグドラム BD-STX120H」を選んで間違いはないだろう。乾燥のたびに清掃が必要だった本体上部の乾燥フィルターをなくし、お手入れが必要なフィルターは、ホコリや糸くずをまとめてキャッチする本体下部の[大容量糸くずフィルター]に集約。お手入れが約1か月に1回程度で済むようになり、お手入れの負担を抑えている。
気になる洗浄力についても、洗剤を少ない水で溶かして高濃度洗剤液を作り、大流量で汚れをしっかり洗い流す「ナイアガラ洗浄」を採用することで、高い洗浄力を実現。また、乾燥機能については、時速約300kmの高速風でシワを伸ばし、きれいに仕上げる「風アイロン」を装備。アルミプレートの採用やヒーター容量の向上により、6kgの洗濯乾燥時間が従来の約132分から約98分へと大幅に短縮された。このほか、液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能を搭載するなど、高まる省手間&時短ニーズにしっかりと応える1台に仕上がっていた。家事の負担を減らし、自宅で過ごす時間をより充実したものにするためにも、“手のかからない”「BD-STX120H」をぜひチェックしてみてほしい。


- ※1 日立調べ。洗濯〜乾燥6kg、1日1回運転時。衣類の量・種類により効果が異なります。
- ※2 ●試験方法:外槽・ドラムに取り付けた菌付着プレートの菌の減少率測定 ●除菌方法:洗濯槽自動おそうじによる ●対象部分:外槽・ドラム ●試験結果:菌の減少率99%
- ※3 ●試験方法:外槽・ドラムに取り付けたカビ付着プレートのカビ抑制確認●抑制方法:洗濯槽自動おそうじによる ●対象部分:外槽・ドラム ●試験結果:カビの減少率99% ※試験依頼先:一般財団法人 北里環境科学センター 報告書No.:北生発2022_3129号、北生発2022_2129号
- ※4 ホコリ・糸くず・汚れの程度などにより、洗い流せない場合があります。
- ※5 ●試験依頼先:一般財団法人 ボーケン品質評価機構 ●試験番号:20222009071-1 ●試験方法:JIS Z 2801(フィルム密着法) ●抗菌方法:樹脂に練り込み ●対象部分:大容量糸くずフィルター(ホコリ・糸くず捕集部のみ) ●試験結果:抗菌活性値2.0 以上(抗菌活性値が2.0 以上で抗菌効果があるとされています)
- ※6 操作パネルの「残量少」表示時。液体洗剤は810ml以下、柔軟剤は540ml以下の詰め替えタイプ。
- ※7 日立調べ。2018年モデルBD-SX110C(BD-STX120Hと同等性能の機種)、洗濯6.6kg(6割負荷)時、標準コースにおいて。衣類の量、汚れ、洗剤、コースの種類などによって効果は異なります。
- ※8 日立調べ。ナイアガラ洗浄未搭載2015年モデルBDS3800、2016年モデルBDSV110A(BD-STX120Hと同等性能の機種)、6割負荷 洗濯時、標準コースにおいて。衣類の量、汚れ、洗剤、コースの種類などによって効果は異なります。
- ※9 日立調べ。吹き出し口の面積と風量から換算した、吹き出し口付近の速度。
- ※10 日立調べ。洗濯〜乾燥コースにおいて。一般社団法人 日本電機工業会で定めた試験布に温度センサーを取り付けて計測。乾燥時の温度は衣類の素材により異なります。また、乾き具合によっては、衣類の温度が高くなる場合があります。
- ※11 日立調べ。洗濯〜乾燥時、標準コースにおいて。風アイロンは、衣類のシワを大幅に低減する機能ですが、衣類の量や素材、一緒に乾燥するものの種類によって仕上がりが異なります。
- ※12 日立調べ。2019年モデルBD-SX110E(BD-STX120Hと同等性能の機種)、洗濯4.5kg 時、標準コース、天日干しにおいて。洗濯〜乾燥4.5kg 時、標準コース、風アイロンにおいて。衣類の量や素材、一緒に乾燥するものの種類によって仕上がりは異なります。