水拭きもできる、ルンバの新発明。世界初※1 、アイロボット独自の「パッドリフティングシステム」搭載2in1モデル「ルンバ コンボ j7+」誕生
ロボット掃除機の普及が着実に進む中、同市場のリーディングカンパニー、アイロボットから掃除機がけと同時に水拭きも行える最新モデル、「ルンバ コンボ j7+」が発売された。注目すべきは、カーペットを濡らさずに乗り越える、世界初※1、アイロボット独自の「パッドリフティングシステム」。パッドをリフトし格納するその革新的な機構はもちろん、掃除機がけと同時に水拭きも行える実用性や効率性の高さ、さらに、清掃力や賢さ、使い勝手などを詳しくチェックしていこう。
※1 2022年9月時点。アイロボット調べ
「ルンバ コンボ j7+」登場世界累計販売台数4,000万台※2のアイロボットから、
水拭きもできるルンバ登場
ロボット掃除機のパイオニア的存在であり、世界累計販売4,000万台突破のリーディングカンパニーとして絶大な存在感を放っている、アイロボット。同社の看板製品「ルンバ」は、今やロボット掃除機の代名詞ともなっており、メーカー各社がその背中を追っているが、2022年11月、掃除機がけと同時に水拭きも行える最新モデル「ルンバ コンボ j7+」が発売された。
アイロボットでは「ルンバ」に加え、床拭きロボット「ブラーバ」もラインアップしており、掃除機がけと水拭き、双方のニーズに、それぞれに専門化したロボットが徹底的に掃除することで応えてきたが、「ルンバ コンボ j7+」1台で水拭きまで行えるのなら、確かにこれは合理的。アイロボットによれば、効率や合理性を重視する人には2in1仕様の「ルンバ コンボ j7+」を、掃除機がけも水拭きも入念に行いたい人には「ルンバ」&「ブラーバ」の2台使いを推奨しているという。
※2 調査機関:アイロボット ジャパン、調査期間:1990年創設〜2022年2月2日
カーペットを濡らさない世界初※1、アイロボット独自の「パッドリフティングシステム」で
カーペットを濡らさない
水拭きを行うためのパッド装着部は本体天面後方に装備されており、水拭きパッドの中央部を装着部のスリットに滑らせるようにセットする。装着部が本体天面にあり、水拭きパッドを着脱しやすいのはうれしいのだが、「これではパッドが床に接しないのでは?」と、素朴な疑問を覚えてしまうことだろう。
本体上部に取り付けた水拭きパッドでどのように床面を水拭きするのか、そのギミックの鍵を握るのは、「ルンバ コンボ j7+」に搭載された世界初※1、アイロボット独自の「パッドリフティングシステム」だ。まずは、その動きを動画で確認いただこう。
論より証拠ということで、「パッドリフティングシステム」の動作を動画で確認してみよう。パッドを本体底面に降ろし、掃除機がけと水拭きを同時に行う「ルンバ コンボ j7+」だが、カーペット掃除に移行する直前に立ち止まり、パッドを本体天面にリフトして格納。なるほど、これならカーペットを濡らしてしまう心配はない。メカ好きならずとも、パッドを上げ下げするそのギミックには素直に感心するはずだ
「パッドリフティングシステム」は、水拭き用のパッドを、パッド部の両サイドに装備されたアームによって上げ下げするシステム。本体前面に搭載されたカメラと、本体底面に搭載された3つの超音波センサー「フロアセンサー」で床の材質を認識し、フローリングであればパッドを本体底面に下ろして掃除機がけと水拭きを同時に行い、カーペットであればパッドを本体天面にリフトして格納して掃除機がけだけを行うというものだ。これにより、その都度、モードの切り替え操作を行わずとも、水拭きパッドでカーペットを濡らしてしまう心配がなく、安心して掃除をまかせられるのだ。
カーペット掃除を始める前に1度立ち止まり、あたかも変身するかのように、パッドを本体天面にリフトして格納。その後すぐにカーペット上へと進み、掃除機がけを行う姿は実に頼もしい。パッドが格納されるギミックは見ているだけでもおもしろく、検証スタッフ一同、「すごいすごい」と感嘆の声をあげていた。
前方カメラで物体を認識・回避スリッパ、コード等を回避しながら清掃する様子を検証
障害物を回避しながら、効率的に走行
直線的な動きで効率的に清掃しながら、前方カメラで物体を認識・回避する障害物回避性能を備えているのも本機の特徴のひとつ。現時点(2022年11月1日時点)で回避できる障害物は、コード類、スリッパ、靴、靴下、衣服・布類、リュックサック、猫用トイレ、ペットの食器、ペットのおもちゃ(ボールやロープなど)、ペットの排せつ物※3などで、ソフトウェアアップデートによってさらに増えていくという。スマートフォンにインストールした「iRobot Home アプリ」で掃除の履歴を確認してみると、清掃中に発見した障害物の画像が表示され、「一時的な障害物として回避するか」「進入禁止エリアにするか」「そこに障害物はない」の3つの選択肢が提示された。清掃中に発見したこれらの障害物に対して、以降どのように対処すべきかをユーザーが選択することで、「ルンバ コンボ j7+」に学習させるというわけだ。
※3 犬または猫の固形の糞のみ(毛玉や吐しゃ物、液体は対象外になります)。
床の上に置いた各種の障害物をしっかりと避けながら、規則正しい走行パターンでむだなく効率的に掃除していく「ルンバ コンボ j7+」。ロボット掃除機にからまりやすい床の上のコードや、床に落ちた靴下、スリッパなどを事前に片づける必要がないのはありがたい限りだ
基本性能&使い勝手「ルンバ j7+」から引き継がれたハイスペックな清掃機能
「ルンバ コンボ j7+」の掃除機がけにおける基本性能や使い勝手については、ハイスペックモデル「ルンバ j7+」から踏襲されている。エッジクリーニングブラシで壁際や隅のゴミをかき出し、2本のゴム製ブラシ「デュアルアクションブラシ」でゴミを浮き上がらせて、強力な「パワーリフト吸引」で床の上からしっかりとゴミを取り除くことに加え、水拭き掃除も行う「4段階クリーニングシステム」を採用。小さなゴミも取り逃さない、「ルンバ j7+」ゆずりの高い清掃力を発揮してくれる。
(1)エッジクリーニングブラシで壁際や隅のゴミをかき出し、(2)2本のゴム製ブラシでゴミを浮き上がらせる「デュアルアクションブラシ」と、(3)強力な吸引力を発揮する「パワーリフト吸引」の3つの働きでゴミを吸い取ると同時に、(4)水拭き掃除も行う「4段階クリーニングシステム」を搭載する
食べこぼしに見立てたシリアルと、ベタベタ汚れに見立てた墨汁をフローリングの上に用意し、「ルンバ コンボ j7+」の清掃力を確かめてみた。結果はご覧の通りで、シリアルも墨汁も1度の走行できれいに除去。ゴミの吸引と水拭き掃除をしっかりと行う、確かな清掃力を実感した瞬間だ
最大1年分※4のゴミを収納しておける
「クリーンベース」
このほか、掃除が完了すると、本体のダスト容器のゴミを自動で「クリーンベース」内の紙パックへ排出してくれる自動ゴミ収集機能を備え、最大1年分※4のゴミを収納しておけるのもありがたい。掃除が終わるたびにダスト容器のゴミを捨てるのは骨が折れるが、1年に1回で済むのなら、こんなにうれしい話はない。お手入れの手間が大幅に軽減されるのは間違いないだろう。
※4 日本のクリーンベースユーザーの清掃結果より算出。全ての家庭環境において、期間を保証するものではありません。交換用ランプが点灯する前に誤作動や異臭に気づいた場合は、交換することをお勧めします。
考えられた水拭きパッドや水タンクで
お手入れも簡単
水拭きパッドの取り外しもワンアクション。簡単に取り外して、じゃぶじゃぶと水洗いできる。洗った水拭きパッドは再利用できるので、使い捨ての水拭きパッドと比べて経済的なのも見逃せないポイントだ
まとめ効率的&合理的に床掃除をしたいなら、「ルンバ コンボ j7+」一択
アッと驚く革新的なテクノロジーで、常にユーザーを魅了してきたアイロボット。同社初となる掃除機がけと水拭きを同時に行う2in1モデル、「ルンバ コンボ j7+」も例に漏れず、思わず目を丸くする先進のテクノロジーが搭載されていた。たとえば、世界初※1、アイロボット独自の技術として採用された「パッドリフティングシステム」。カーペットを認識し、自動的にパッドを天面に格納、カーペットから離れると、パッドが再度降りてきて水拭きを再開するそのギミックには、さまざまな課題を、卓越した技術で克服してきたアイロボットらしさが凝縮されていた。カーペットを濡らしてしまう心配がなく、安心して掃除をまかせられるのはもちろん、パッドを天面に格納することで、着脱がしやすいという利点もあり、「ああ、やはりよく考えられているな」と感心させられた。また、気になる清掃力やスマートフォンアプリ連携で、より充実する清掃機能、お手入れのしやすさも申し分なく、およそ弱点らしい弱点は見当たらない。もっと効率的に、合理的に床をきれいにしたい。そんな思いにきっちりと応えてくれるアイロボットの“新発明”を、ぜひ実際に体感してみてほしい。
※1 2022年9月時点。アイロボット調べ