

人気のミドルクラス炊飯器の実力やいかに?タイガー魔法瓶「圧力IHジャー炊飯器<炊きたて> JPV-A100」 納得のおいしさを価格.comが実食レビュー!
炊飯器というと、とかく10万円前後のプレミアム炊飯器が話題に上ることが多いが、できることならもっと手ごろな価格でおいしいごはんを味わいたいと考えている人は少なくないはず。そこで価格.comでは、ユーザーから高い評価を得ている、タイガー魔法瓶のミドルクラス炊飯器「圧力IHジャー炊飯器<炊きたて> JPV-A100」に注目。3〜4万円台※と手の届きやすい価格ながら、フラッグシップモデルゆずりのすぐれた炊飯技術や、豊富な炊飯&調理メニューを搭載し、“おいしく炊いて、手間は省く”本機の実力を、実食レビューを交えながら詳しくチェックしていこう。
※2022年10月3日時点の価格.com最安価格34,662円。税込。
進化した炊飯技術価格.comスタッフが炊いてみた、保温してみた、
食べてみた。そのおいしさの秘密とは?
毎日食べるごはんだけに、せっかくなら「おいしいごはんが食べたい」と考えるのは当然のこと。とはいえ、各メーカーのフラッグシップモデルにあたる価格10万円前後のプレミアム炊飯器はさすがに手が出しづらく、できればもう少し手ごろな価格で、納得のおいしさを味わいたいと考えている人も少なくないだろう。そこで注目したいのが、3〜5万円台で購入可能なミドルクラスの炊飯器だ。このクラスの炊飯器には、各メーカーがプレミアム炊飯器の開発で培った技術やノウハウがふんだんに盛り込まれており、プレミアム炊飯器ほどの材質にこだわった内釜などは搭載されていなくとも、すぐれた炊飯技術や多彩な炊飯メニューなどが搭載されたモデルが多く存在しているのだ。
なかでも、2022年8月に発売されたタイガー魔法瓶の「圧力IHジャー炊飯器<炊きたて> JPV-A100」(以下、JPV-A100)は、3〜4万円台※という手の届きやすい価格でありながら、土鍋ごはんのような炊きあがりや、すぐれた使い勝手が、価格.comユーザーから高い評価を受けている製品。これほど好評を博している理由を早速、調査していくとしよう。
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炊飯器メーカーのリーディングカンパニーであるタイガー魔法瓶では、幅広いラインアップの炊飯器を展開している。その中でも、ミドルクラスの最新モデルとして注目したいのが「圧力IHジャー炊飯器<炊きたて> JPV-A100」(5.5合炊き)だ。フラッグシップモデル「JPL-S100」のエッセンスが投入された炊飯技術に加え、お手入れのしやすさも大きく進化しており、おいしく炊いて、手間も省ける1台に仕上がっている
タイガー 圧力IHジャー炊飯器<炊きたて> JPV-A100に対するユーザーレビュー
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1粒ひと粒がふっくらしていてとてもおいしいですし、長時間保温しても黄色っぽくならず、パラパラした感じもほとんどありません。メニューも豊富で、日によって炊き方を変えられて大変便利。デザインもオシャレで、見た目、機能ともに大満足です。
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本当に炊飯器で炊いたかどうか怪しくなるくらいお米がふっくらしていて、まさに土鍋で炊いたかのようなおいしさ。5万円以下でハイコスパな炊飯器を探している方に特におすすめです。
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我が家では毎朝お弁当をひとり分作るのですが、この炊飯器なら0.5合から高速でおいしく炊けるので本当にありがたいです。炊飯器調理も便利で、お鍋で時間をかけて作るよりもずっとおいしいものができあがりました。それでいてお手入れも簡単と、私がストレスに感じていたことをこの炊飯器がいろいろと解決してくれました!
(※2022年10月3日時点、価格.comの「<炊きたて>JPV-A100」製品ページに寄せられたユーザーレビューを抜粋・編集しています)
「旨み粒立ち炊飯プログラム」と「遠赤5層土鍋蓄熱コート釜」で弾力のあるごはんを実現
タイガー魔法瓶が理想とするごはんは、お米の1粒ひと粒がツヤツヤで、ふっくらと甘くておいしい“料亭のごはん”だという。「JPV-A100」では、まるで土鍋で炊いたようなおいしいごはんを追求するべく、これまで使用してきた炊飯プログラムを一新。フラッグシップモデルで培った火技を参考に、低めの温度で長くお米に吸水させ、その後、急速に温度を上昇させることでごはんの甘みを引き出す「旨み粒立ち炊飯プログラム」を新搭載することで、従来モデル以上のもっちりとした弾力のある食感を実現しているという。
また、炊きあがりのごはんのおいしさに大きく関わってくる内釜には、「土鍋蓄熱コーティング」の外側に蓄熱性を高める「ヒートカットパウダーコート」を、内側に遠赤効果を高める「遠赤土鍋コーティング」を施した「遠赤5層土鍋蓄熱コート釜」を採用し、土鍋に迫る熱伝導性と蓄熱性を実現。さらに、炊きあげ時に約1.25気圧の圧力をかける「圧力炊き」を行い、内釜内部の温度を約106℃にまで高めることで、水分の浸透力を高め、噛めば噛むほどお米の甘みが広がる、まるで土鍋で炊いたごはんのような仕上がりを実現しているのだ。
旨み粒立ち炊飯プログラム
少し低めの温度でお米に長く吸水させ、その後、急速に昇温させることで内釜内に激しい対流と細かい泡立ちを生み出し、お米の表面を傷つけることなく、弾力のある食感に炊きあげる「旨み粒立ち炊飯プログラム」。本来、炊飯プログラムを一新することはコストや手間の問題で非常に難しいのだが、「JPV-A100」では「とにかくおいしさにこだわる」ために変更を決断したとのことだ
遠赤5層土鍋蓄熱コート釜
内釜には、合金アルミと純アルミの複層にステンレスが加わった、熱効率のよい「遠赤5層土鍋蓄熱コート釜」を採用。釜の外側には、「ガラスビーズ」と「ヒートカットパウダー」という粒子の大きさの異なる素材を重ねることで蓄熱性を向上させる「ヒートカットパウダーコート」が施されており、高火力・遠赤効果でお米の甘みを引き出してくれる
内ぶた中央の蒸気口に圧力ボールを搭載し、炊飯時に内部を1.25気圧まで加圧する「圧力炊き」を実現。また、内釜の形状や大きさに合わせてIHコイルの出力や設置位置などを細かく調整することで正確な温度コントロールを行っており、ごはんをムラなく炊きあげてくれるという
価格.comスタッフが炊きたてごはんを実食
ここまで、「JPV-A100」に搭載された炊飯技術について説明を行ってきたが、炊飯器は炊きあがったごはんのおいしさこそが“正義”であることは間違いない。というわけで、早速炊きたてのごはんを実食してみよう。タイガー魔法瓶の炊飯器と言うと、もちもちした食感が特徴的と言われるが、本機では、新しい炊飯プログラム「旨み粒立ち炊飯プログラム」を採用したおかげだろう、もちっとした食感に加えて確かな弾力が感じられ、噛めば噛むほどお米の甘みと旨みが口の中に染みわたっていく。ごはん好きのスタッフたちからも「もちっとした食感ながらきちんと粒が立っている」「ミドルクラスの炊飯器とは思えないおいしさ」「土鍋で炊いたごはんだと言われたら信じてしまうかも」などと大好評。3.5合炊いたごはんが、あっという間になくなってしまった。
フタを開けると、まず漂ってくるのは土鍋で炊きあげたような芳醇な香り。炊きあがりのごはんは見るからにツヤツヤで光り輝いている。粒立ちがしっかりしているのは、お米の輪郭を保つ「旨み粒立ち炊飯プログラム」のおかげだろう
長時間保温でもおいしさを保ってくれる「粒立ち保温プログラム」
「JPV-A100」では炊飯プログラムだけでなく、時間が経過してもおいしさを保てるように保温プログラムが刷新されたのも大きなトピックだ。この新しい「粒立ち保温プログラム」は、炊飯時に使用していた蒸気センサーを保温にも活用することで、昇温時の温度を細かく調整。ごはんから出る余分な蒸気を抑えて水分をごはんにとどめることで、粒の輪郭を保ったまま保温できるという。ここでは、12時間保温したごはんを味わってみたが、長時間保温したごはんにありがちな米の変色やクサみ、パサツキもなく、まるで炊きたてのようにおいしかった。改めて「長時間保温したごはん」と言わなければ、ほとんどの人は気付くこともないだろう。
粒立ち保温プログラム
メニュー豊富な時短炊飯&調理メニューは
忙しく働く人の頼もしい味方
フラッグシップモデルゆずりの炊飯技術により、甘くて弾力のあるごはんが食べられる「JPV-A100」だが、ミドルクラスとは思えない多彩なメニューを搭載している点も見逃せない。まず注目したいのが、忙しい家庭の味方となりそうな時短炊飯のメニューだ。本機は、お茶碗1杯分となる0.5合を約15分、1合を約17分で炊きあげる「少量高速」メニューを搭載。「遠赤5層土鍋蓄熱コート釜」ならではの遠赤効果や蓄熱性の高さによって、短時間でもお米の芯まで熱を通してくれるため、時間のない朝や残業で深夜に帰宅した際でも、炊きたてのおいしいごはんにありつける。
また、しっかりとお米に吸水させることでごはんを冷凍した際のパサつきを抑えてくれる「冷凍ご飯」メニューも用意されており、休日にまとめて冷凍しておけば、家事の負担低減にもなってくれる。忙しく働く共働き家庭では、平日は家事に使える時間が少ないので特に重宝するメニューだと言えるだろう。
少量高速メニュー
「少量高速」メニューなら1合を最短約17分で炊きあげてくれる。忙しい朝にごはんを炊き忘れてしまったような時でも、すぐに炊きたてのごはんを味わえるわけだ。なお、炊飯時間は短くても炊きムラなどはなく、弾力のある炊きあがりとなっていた
冷凍ご飯メニュー
通常の炊飯メニューよりも時間をかけて吸水させることで、冷凍保存に最適な炊きあがりとなる「冷凍ご飯」メニュー。まとめて冷凍しておけばいつでもおいしいごはんが食べられるため、忙しい家庭にうってつけの炊飯メニューと言えるだろう
実際に「冷凍ご飯」メニューで炊いたごはんを冷凍し、後日、電子レンジで解凍したものを食べてみたが、冷凍時にありがちなパサつきや解凍時のベチャつきなどはなく、まるで炊きたてのようなもちっとした食感と旨みが味わえた
炊飯器ならではの高火力や圧力機能を使い、ごはん以外の料理を行える「調理」メニューも便利だ。用意されているのは、沸騰に近い温度で煮た後、一気に調理することで時短調理が行える「クイック調理」と、最初は高めの温度設定で加熱し、そこから蒸気を抑えてじっくりと煮込む「スロー調理」の2つ。調理時間は「クイック調理」が1〜30分まで1分単位で、「スロー調理」は30〜360分までの設定が可能で、さまざまなメニューを作ることができる。
今回は、クイック調理で「簡単ブイヤベース」に、スロー調理で「無水ぶり大根」に挑戦してみたが、基本的には下ごしらえした食材に各種調味料を加え、時間を設定して炊飯ボタンを押すだけ。火加減の調整や吹きこぼれを気にすることなく、ほったらかしておくだけでおいしくできあがるので非常にラク。炊飯器が空いている際にサッと調理して冷凍しておけば、食卓をより充実させることもできそうだ。なお、タイガー魔法瓶のホームページにはさまざまなレシピが用意されているので、ぜひともチェックしてみてほしい。
簡単ブイヤベース
「簡単ブイヤベース」は、シーフードミックスや玉ねぎなどとともに各種調味料を入れて約10分間「クイック調理」。その後、前日の残りの刺身にオリーブオイルを絡めたものを投入して約5分間「クイック調理」するだけで、魚介の味わいがたまらないブイヤベースができあがる。見た目も美しいので、パーティーなどの一品にもよさそうだ
使い勝手洗うパーツはたったの2点。
使ってわかったお手入れのしやすさ
共働き世帯の人にとって、毎日使う炊飯器は、お手入れのしやすさも重要なポイントとなるはず。その点、「JPV-A100」で洗う必要があるパーツは、内釜とワンタッチで着脱できる内ぶたのたった2点。しかも、内ぶたは食器洗い乾燥機に対応しており、食器洗い乾燥機を持つ人なら内釜を洗うだけの手軽さで、清潔性を保つことができる。また、「調理」メニュー後は食材や調味料のニオイが気になるものだが、本機には高温の水蒸気と圧力を利用する「圧力洗浄コース」が用意されており、イヤなニオイも抑えられるのだ。
汚れがこびりつきやすい炊飯器はできるだけ簡単にお手入れしたいものだが、「JPV-A100」は洗うパーツがたった2点のため、食事の後でもストレスなくお手入れできた。また、天面がフラットなため、本体に付着した油汚れなどもサッと拭き取れるのがうれしい
「イヤなニオイが炊飯器に付くから、調理メニューは使わない」という人もいるかと思うが、「JPV-A100」なら高温の水蒸気と圧力を利用する「圧力洗浄コース」によって調理後のニオイもしっかりと取り除ける。実際、ぶり大根を作った後に「圧力洗浄コース」を使って洗浄してみたが、魚や醤油の強いニオイは残っていなかった
また、ミドルクラスの炊飯器は、デザイン面が安っぽいのではないかと心配する人がいるかもしれないが、そんなことはない。高級感のあるシボ加工が施された「JPV-A100」は、落ち着きのある「マットブラック」と「マットホワイト」のカラーバリエーションが用意されており、過度な主張を抑えつつ、どのようなキッチンにもうまく溶け込んでくれる。
まとめおいしく炊いて、手間も省ける、
ミドルクラスとは思えない高性能炊飯器
おいしいごはんが炊ける炊飯器といえば、各社のフラッグシップモデルに位置づけられる10万円前後のプレミアム炊飯器を思い浮かべる人が多いはず。そのため、3〜5万円台のミドルクラスのモデルに対して、おいしさや機能性は「そこそこ」というイメージを持っている人も少なくないだろう。だが、今回レビューしたタイガー魔法瓶の最新ミドルクラス炊飯器「圧力IHジャー炊飯器<炊きたて> JPV-A100」は、そうしたイメージをくつがえす、驚くほど完成度の高い製品だった。
実際、フラッグシップモデルで培った火技を参考にした新たな「旨み粒立ち炊飯プログラム」や、蓄熱性を高めるヒートカットパウダーがコーティングされた「遠赤5層土鍋蓄熱コート釜」によって、まるで土鍋ごはんのように1粒ひと粒が光り輝き、噛めば噛むほど甘みが広がるごはんに炊きあげてくれた。しかも、長時間保温でもおいしい「粒立ち保温プログラム」や、炊きたてごはんがすぐに食べられる「少量高速」メニュー、ボタンワンプッシュでおいしいおかずが作れる「調理」メニューなど、おいしく炊いて、手間は省く機能や、家事の時短を実現してくれる機能が数多く搭載されており、忙しく働く共働き世帯を支えてくれる。さらに、お手入れのラクさにもこだわるなど、一切の妥協を感じさせない「圧力IHジャー炊飯器<炊きたて> JPV-A100」は、ミドルクラスのモデルとは思えないほど機能や性能にすぐれた優秀な1台であると言って間違いないだろう。
圧力IHジャー炊飯器<炊きたて>
JPV-A100(5.5合炊き)
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マットブラック<KM>
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マットホワイト<WM>