清掃力も、使い勝手も◎ 髪の毛がからみにくい「からみレス自走ヘッド」搭載 東芝「トルネオVコードレス VC-CLX51」実力探求
清掃力の高さや使い勝手のよさで支持を集める、東芝ライフスタイルのコードレスクリーナー「トルネオコードレス」シリーズから、2022年モデル4機種が登場した。フィルターレスサイクロン※1式の最上位モデル「VC-CLX51」を頂点に、カーボン製延長管を採用し、トルネオコードレス史上最軽量となる標準質量※2※3約1.0kgを実現した「VC-CLW31」、アルミ製延長管を採用した「VC-CLW21」、そして、手に取りやすい価格を実現した「VC-CLS11」という3種類のサイクロン式モデルが発売されたが、価格.comではその中から、最上位モデル「VC-CLX51」に注目。その実力をじっくりと探ってみた。
新開発ヘッド髪の毛などがからみにくい新開発の「からみレス自走ヘッド」を搭載
掃除機にとっての1丁目1番地、それは言わずもがな清掃力だろう。掃除機の清掃力は吸引力で決まると思っている人もいるかもしれないが、実はそうとは言い切れず、ゴミをかき取るヘッドの性能によるところも大きい。さらに言えば、吸引力とヘッドとの性能のバランスが取れていることが大切で、これにより掃除機の“ゴミ取れ性能”は変わってくることになる。
2022年9月に発売された東芝ライフスタイルのコードレスクリーナー「トルネオコードレス」シリーズの最新フラッグシップモデル「VC-CLX51」では、“ゴミ取れ性能”を左右するヘッドに「からみレス自走ヘッド」が新採用されたのが大きなトピックとなる。まずは、この新開発ヘッドからチェックしていこう。
トルネオVコードレス VC-CLX51「トルネオコードレス」シリーズ2022年モデルの最上位機種「VC-CLX51」。清掃力の高さに加え、操作性、お手入れのしやすさなどにこだわった、東芝ライフスタイルの意欲作だ
髪の毛などがブラシにからみにくい理由は、ブラシ毛に編み込まれた横糸
「からみレス自走ヘッド」はその名の通り、ブラシに髪の毛などがからみくい構造が採用されているのが大きな特徴。同ヘッドは、ブラシ毛の根元から中央にかけて横糸が編み込まれた「からみレスブラシ」を搭載しており、フローリングやカーペットからかき取った髪の毛やペットの毛などがブラシ毛の奥まで入り込みにくい構造になっている。もし仮に、髪の毛やペットの毛などがからんだとしても、ブラシの高速回転によってブラシ毛が揺れ、ほどけやすくなる効果もあるという。
「からみレス自走ヘッド」から、「からみレスブラシ」を取り出してチェックしてみると、ブラシ毛の根元から中央にかけて横糸が編み込まれているのが確認できる。この横糸があることで、かき出した髪の毛がブラシ毛の奥まで入り込まず、からんでもほどけやすくなる
“からみレス性能”を確かめるべく、髪の毛に見立てた長さ約20cmの糸くずを用意して、いざ吸引。ヘッドをワンスロークさせ、吸い取った後のヘッドを確かめてみると、ご覧の通り、糸くずが1本もブラシにからまっておらず、見事に吸引されていた。「からみレスブラシ」の効果を実感した瞬間だ
ヘッドの両端までゴミをしっかりと吸い取る新構造
そして、ヘッドの裏に“真空の空間”を設けることで、ヘッドの中央部でも両端でもゴミをしっかりと吸い取れるようになったのも本機の進化ポイント。擬似ゴミを使って“ゴミ取れ性能”をチェックしてみたが、フローリング上にまいた重曹も、カーペット上にまいた紅茶の茶葉も、ワンストロークで吸引に成功。確かな“ゴミ取れ性能”が確かめられた。ヘッドはモーターで自走するため、フローリングの上はもちろん、カーペットの上もスイスイとラクにストロークできたのが印象的。これも「からみレス自走ヘッド」のメリットのひとつだ。
吸引力を確かめるべく、まず掃除してみたのはフローリングの上。微細なゴミに見立てた重曹をたっぷりとフローリング上にまき、ヘッドをゆっくりと前進させると、難なく重曹をかき取っていった。清掃後にフローリングの表面を手で触ってみたが、重曹のザラつきは感じられなかった
続いて、カーペットの上。擬似ゴミとして用意した紅茶の茶葉をしっかり吸い取り、ここでも確かな“ゴミ取れ性能”が確認できた。自走ヘッドにより、カーペットの上でも力を込めることなく、スーッと軽やかに掃除できるうえ、ゴミがしっかりと取れるので、掃除後の満足度も高い
吸引力高い吸引力が持続するフィルターレスサイクロン※1「バーティカルトルネードシステム」
「VC-CLX51」は、2022年モデルの「トルネオコードレス」シリーズの中で唯一、フィルターレスサイクロン※1「バーティカルトルネードシステム」を採用しているのも大きな特徴だ。
サイクロン式のコードレスクリーナーの多くは、細かなホコリなどのゴミを分離するためにフィルターを採用しているが、この方法は構造がシンプルでボディを小型化しやすい半面、目詰まりによって吸引力が落ちやすく、吸引力を回復させるためにはフィルターの水洗いが必要となる。これに対して「VC-CLX51」は、6個の気筒で強力な遠心力を発生させ、微細なチリを分離するフィルターレスサイクロン※1「バーティカルトルネードシステム」を搭載し、高い吸引力が99%以上持続※3※6する。面倒なフィルターのお手入れも必要のない、一石二鳥の仕様となっている。
目詰まりによって吸引力を低下させるプリーツフィルターを排した、フィルターレスサイクロン※1「バーティカルトルネードシステム」を採用。掃除後のチリ落としや、目詰まりしたプリーツフィルターの水洗いが不要。強い吸引力が99%以上持続※3※6する
ゴミを約1/4に圧縮※8※9する「トルネードプレス」
また、強力な気流によって、ダストカップ内のゴミを約1/4に圧縮※8※9してくれるのも「バーティカルトルネードシステム」のメリット。ダストカップ内のゴミが圧縮されて小さくなるのでゴミ捨ての頻度が少なくて済むうえ、ゴミがかたまりになるので、ゴミ箱にも捨てやすい。しかも、ダストカップの底がパカッと開く方式ではないので、ゴミ捨ての際にホコリが飛散しにくいのもメリットだ。
ゴミ捨てに多少手間がかかっても、せっかく掃除したゴミがゴミ捨ての際に舞い上がってしまっては本末転倒。「ユーザーにとって本当にメリットがあるのはどのような仕様なのか」をとことん考え抜き、導き出した、東芝ライフスタイルらしい設計と言えるだろう。
使い勝手スティック形状でもハンディ形状でも接続可能。ゴミが見やすい「ピカッとライト」が付属
清掃力が高くても、その分、掃除機が重く、操作しづらくては魅力も半減してしまう。そこで、最後は「VC-CLX51」の使い勝手を詳しくチェックしていこう。
まず注目したいのが、付属品として採用された、暗い場所のゴミを明るく照らす新開発の「ピカッとライト」だ。最近では、掃除機のヘッドにLEDライトを搭載したモデルが増えているが、本機のライトはノズルに取り付けるアタッチメント式なので、スティック形状でも、ハンディ形状でもライトが使える。床を掃除する「からみレス自走ヘッド」と組み合わせて床のゴミを照らし、掃除しやすくするだけでなく、付属の「すき間ノズル」や「丸ブラシ」などと組み合わせれば、クルマのシートの下や家具のすき間の掃除もお手の物。さまざまな場所をライトで照らしながらキレイに掃除できる。
実際に愛車の車内を掃除してみたが、シートとセンターコンソールのすき間など、狭く暗い場所も「ピカッとライト」で明るく照らしながら、おもしろいようにゴミを吸い取ることができた。「いつか掃除しなければ」と思っていた部分なので、「VC-CLX51」のレビューは筆者にとって渡りに船だった。
暗い場所のゴミを明るく照らす「ピカッとライト」。アタッチメント式のライトなので、スティック形状でも、ハンディ形状でも使える。家具のすき間や棚の上など、掃除する先をライトで明るく照らしてしっかりと掃除できた
ふとんからゴミをたたき出す「ふとん用ブラシ※11」を使えば、ふとん掃除も効果的。クルマ掃除で活躍したのは、「すき間ノズル」と「ピカッとライト」の組み合わせだ。シートの下や狭い隙間のゴミが視認できるので、ノズルをスルスルと入り込ませて、狙ったゴミをキャッチできた
さまざまな場所を掃除していて気付いたのは、グリップの握りやすさ。人間工学に基づき設計されているとのことで、確かに持ちやすい。ユーザーの身長に合わせて持つ位置を変えられるだけでなく、高いところを掃除する時には前方寄りを握るなど、掃除する場所に合わせて持てるので、手首などの負担が少なくラクに掃除できる
着脱式のカートリッジバッテリーで使い勝手が向上
使い勝手を向上させるポイントとして、着脱式のカートリッジバッテリーを採用している点も見逃せない。カートリッジバッテリーを追加購入すれば、広い間取りの家でもバッテリー切れを心配することなく掃除できるだけでなく、掃除が終わったら、本体はクローゼットに収納し、バッテリーはコンセントの近くで充電するなど、自宅の間取りやライススタイルに合わせた充電方法を選べるのもありがたい。
部屋に出しておいても違和感のないスタイリッシュなデザインの「VC-CLX51」だが、掃除機はリビングルームに置くのではなく、やはりクローゼットにしまっておきたいという人も少なくないだろう。着脱式のカートリッジバッテリーを採用した「VC-CLX51」は、こうしたニーズにもきっちり応えてくれるのである。
こちらにも注目!標準質量※2※31.0kg「トルネオコードレス」シリーズ史上最軽量*の「VC-CLW31」* 2022年7月31日現在。過去トルネオコードレスシリーズとの比較において。
まとめ高い清掃力に、軽やかな操作性とお手入れのしやすさを兼備した意欲作
掃除機に求めるものは人によって異なるが、高い清掃力に加え、軽やかな操作性、お手入れのしやすさといった要素は誰もが気になるポイントだろう。今回、新開発の「からみレス自走ヘッド」を搭載した「VC-CLX51」をレビューしてみたが、本機はこれらの要件をしっかりとクリアしていることが確認できた。
ヘッドのブラシには髪の毛やペットの毛がからみづらく、今回の検証中、髪の毛や糸くずなどがブラシにからまることはなかった。また、「バーティカルトルネードシステム」を採用したフィルターレスサイクロン※1はプリーツフィルターを排し、面倒なお手入れが不要なうえ、高い吸引力が99%以上持続※3※6するのだから、ありがたい。さらに、「ピカッとライト」をはじめとした付属品を利用することで、さまざまな場所をしっかりと掃除できた。
弱点らしい弱点を感じさせない「VC-CLX51」は、コードレスクリーナーの購入・買い替えを検討している人にとって、外せない選択肢となるだろう。
トルネオVコードレス VC-CLX51 /CLW31を
プロの実演士が紹介!
- ※1 目詰まりするサイクロン部のプリーツフィルターをなくしたサイクロン。
- ※2 標準質量は本体・延長管・ヘッド・バッテリーの合計質量です。
- ※3 JEMA自主基準(HD-10)により測定。
- ※4 菌の除去効果は床面の状態により異なります。
- ※5 液体などが乾燥して付着した汚れに含まれる菌、フローリングの段差や溝に入り込んだ菌は取れない場合があります。99%の除去効果は拭き掃除直後のものであり、長時間の効果を保証するものではありません。長期間の使用によるブラシの劣化等で99%の除去効果は減少することがあります。【試験依頼先】(一財)北里環境科学センター【試験方法】菌を付着させた試験板をヘッドで1往復掃除した直後の菌の除去率を測定【試験結果】菌の除去率99%(報告書番号:北生発2022_0011号)
- ※6 ダストカップにゴミがない状態からゴミすてラインまでの風量の持続性が99%以上。長期のご使用の際は、排気清浄フィルターのお手入れが必要です。ゴミの種類や条件によって異なります。
- ※7 JEMA自主基準ゴミによる、分離前後の試験ゴミを比較(分離力99%以上)。ゴミの種類や量などによって異なります。
- ※8 東芝ライフスタイル試験基準による。
- ※9 東芝ライフスタイル試験ゴミ[繊維ゴミ(綿・紙・毛髪等)1/3質量、砂ゴミ2/3質量]による、圧縮前後の試験ゴミの体積を比較(吸込み前約520cm3、吸込み後約130cm3)。東芝ライフスタイル試験ゴミによるものであり、ゴミの種類や量などによって異なります。
- ※10 使用環境や使用時間、ゴミの種類によっては付着する場合があります。
- ※11 電動ではありません。
- ※12 JEMA自主基準(HD-10)により、室温20℃で測定。なお、ご使用方法や周囲の環境、バッテリー残量によって変化します。
| ★抗菌 効果 |
抗菌の加工を行っている部分の名称 | 試験期間 | 試験方法 | 試験結果 | 抗菌の方法 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| VC-CLX51 | ヘッド(回転部のブラシ毛) | (一財)カケンテストセンター | JIS L 1902 | 99%以上 | 繊維に付着 | |




























