キヤノン「PIXUS TS8630」を選ぶべき3つの理由

在宅ワークやオンライン学習が広がりを見せる昨今、家庭で使用する“おうちプリンター”は、「一家に1台」と言っても過言ではないくらい必要度が高まっている。それにともない、プリンターはより多彩な機能を搭載するようになり、製品選びの際は、「本当に必要な機能」の判断に迷うこともある。そこで本特集では、“おうちプリンター”に求められる機能を整理したうえで、キヤノンのインクジェットプリンター「PIXUS」シリーズの新しいハイスペックモデル「PIXUS TS8630」をご紹介。本機を選ぶべき3つの理由をひも解いていく。
機能紹介“おうちプリンター”に求められる機能とは?

“おうちプリンター”は、大人から子どもまで家族で使用するもので、より多様な使い方に対応できる機能性が必要。今回紹介するキヤノンの「PIXUS TS8630」は、まさに“おうちプリンター”にぴったりの高機能モデルだ
まず、大前提として押さえておきたいのが、“おうちプリンター”は、「大人から子どもまで家族全員が使うプリンター」だということ。写真やはがき、年賀状、仕事の書類、学校の課題など、さまざまなデータを印刷する必要があるので、そうした多彩な印刷ニーズに柔軟に対応できる、高い機能性が求められる。
では、どういった機能があるとより便利に使えるのだろうか? “おうちプリンター”を選ぶ際は、特に以下の点に注目してスペックをチェックしてみてほしい。
- 高い印刷品質とスピーディーな印刷速度(写真と文書の両方で)
- 充実したスマートフォン連携機能
- 簡単に扱える操作性
さまざまなデータの印刷を行う “おうちプリンター”では、写真と文書の両方で高い印刷品質が求められる。スペック的には、より多くの色の染料系インクと、文書の印刷に強い顔料系インク(ブラック)を組み合わせた、ハイブリッドタイプのインクシステムを採用したモデルのほうが、写真も文書もキレイに出力できる。
ただし、プリンターの中には、印刷品質は十分でありながら、印刷速度が遅いものもあるので注意したい。そうしたプリンターは、使い始めはそうでもなくても、使い続けているとストレスを感じやすい。スペックをチェックする際は、普通紙だけでなく、家庭での利用頻度が高いL判用紙での写真印刷の速度にも注目するとよいだろう。
さらに、多くの人がスマートフォンを所有するようになった今、スマートフォンから手軽に印刷できる機能は、家族が使う“おうちプリンター”にとって必須だ。製品選びの際は、アプリを使ってどんなことができるのかに目を向けておこう。
本特集で紹介する「PIXUS TS8630」は、これらの“おうちプリンター”に求められる機能を高いレベルでクリアしたモデルだ。価格.com上でも人気の高いハイスペックモデル「PIXUS TS8530」の後継機で、染料5色+顔料ブラックの「6色ハイブリッドインク」による高い印刷性能や、充実したスマートフォン連携機能などが、さらに使いやすく進化を遂げている。
理由@写真も文書もキレイ!
L判カラー写真印刷は約10秒/枚※1に高速化
ここからは、先に紹介した“おうちプリンター”に求められる機能から、「PIXUS TS8630」を選ぶべき3つの理由を解説していこう。
まず、1つ目の「選ぶべき理由」として紹介したいのが、本機のストロングポイントでもある、高品位かつ高速な印刷性能だ。「PIXUS」シリーズのハイスペックモデルということで、家庭用インクジェットプリンターとして非常に高いレベルの印刷品質と印刷速度を実現している。
印刷品質については、染料系のブラック(BK)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、グレー(GY)と、顔料系のブラック(PGBK)を組み合わせた「6色ハイブリッドインク」を採用しているのが大きい。このインクシステムに、独自の高密度プリントヘッド技術「FINE」を組み合わせることで、写真はより色鮮やかに美しく、文書はよりくっきり見やすく印刷できるようになっている。

染料系のブラック(BK)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、グレー(GY)と、顔料系のブラック(PGBK)で構成される「6色ハイブリッドインク」を採用。写真には発色にすぐれた染料系インクを、文書には文字がにじみにくい顔料系インクを使用することで、写真と文書の両方で高品位な印刷を実現している
キヤノン純正の写真用紙「光沢プロ プラチナグレード」のL判用紙や2L判用紙に写真を印刷してみたが、プリントのクオリティは非常に高かった。子どもの写真では、肌の色がとても美しく再現された。また、風景写真では、青空やひまわりが鮮やかな色で印象的な仕上がりに。赤色の再現性も高いのも特徴で、苦手な色がないという印象を受けた。これなら、人物や風景、料理など、シーンを選ばずにキレイな写真プリントを楽しめるはずだ
普通紙にビジネス文書を印刷してみたところ、顔料系のブラックインクによって、にじみが少なく、くっきりとシャープに出力された。小さな文字がとても見やすく、プレゼン用の資料の印刷にも十分に活用できるクオリティだ。資料内の差し色の緑やグラフの淡いピンクも、誇張なく自然な色合いで印刷されている
さらに、「PIXUS TS8630」は、家庭での使用頻度が高いL判用紙でのカラー写真印刷が、従来モデル「PIXUS TS8530」から大幅に高速化しているのが見逃せない。従来モデルの約16秒/枚から約10秒/枚※1に印刷時間が短縮し、より快適に写真プリントを楽しめるようになった。
普通紙の印刷もスピーディーで、A4普通紙・モノクロで約15面/分(約15.0ipm)、A4普通紙・カラーで約10面/分(約10.0ipm)と十分な速度を実現。給紙時などの待ち時間が少ないので、仕事用の文書や、子どもの学習資料など、ボリュームの多い印刷物もストレスなく出力できるはずだ。普通紙の印刷では、自動両面プリントをスピーディーに行えるのも押さえておきたいポイントである。
理由Aスマートフォンから多彩なプリントが可能!
接続も簡単
スマートフォン内の写真や文書を、ワイヤレスで直接印刷できるスマートフォン連携機能は、“おうちプリンター”にとって、家族それぞれのパーソナルな使い方を可能にする重要な機能だ。製品選びの際は、この機能の充実度はぜひチェックしてほしい。
その点、「PIXUS TS8630」は、家庭用インクジェットプリンターとして随一と言ってよいくらいの、充実したスマートフォン連携機能を搭載しているので安心できる。これが、本モデルを選ぶべき2つ目の理由だ。

“おうちプリンター”に求められる機能の中でも、スマートフォン連携機能は重要だ。この機能を活用すれば、写真や仕事の書類、学校の課題、家計簿など、スマートフォンやクラウド上で使用・管理しているデータを、簡単な操作でスマートフォンから印刷できる
注目したいのは、キヤノンが用意する無料のスマートフォンアプリを使用して、多彩なワイヤレスプリントが楽しめること。具体的には、700種類以上のデザインテンプレートが用意されていて、年賀状印刷にも活用できる「PIXUSはがきクリエイター」や、スマートフォン内の写真や文書、クラウド上のデータを印刷できる「Canon PRINT Inkjet/SELPHY」、カレンダーやポスターの作成にも対応する「Easy-PhotoPrint Editor」といった豊富なアプリが用意されている。
「PIXUSはがきクリエイター」
デザイン面の作り込みや宛名書きなど、年賀状作りは何かと手間がかかるもの。これをスマートフォンだけで簡単に行えるのが、はがき印刷用のスマートフォンアプリ「PIXUSはがきクリエイター」だ。
このアプリを使えば、年賀状用のデザインテンプレートを活用して、実に多彩な年賀状印刷が行える。年賀状を送る相手に合わせて、テキストを入力したり、手書き文字を追加したりといったデザイン面のカスタマイズも可能だ。さらに、登録した住所録データと差出人データを使っての、宛名面の印刷にも対応。パソコンを使わずに、スマートフォンだけで完結するのがとても便利なので、ぜひ、2023年の年賀状作りに活用してみてほしい。

「PIXUSはがきクリエイター」には、年賀状のデザインテンプレートが豊富に用意されている。ここに掲載したのはほんの一例で、2023年の干支(卯)をあしらったデザインを中心に、色彩豊かで印象的なデザインや、ポップなイラストのデザインなど、非常に多くのテンプレートを選べる
「Canon PRINT Inkjet/SELPHY」
「Canon PRINT Inkjet/SELPHY」は、「PIXUS」シリーズのスマートフォン連携機能の基本となるアプリ。スマートフォン内の写真や文書のほか、各種クラウドサービス上のデータを印刷できる
「Easy-PhotoPrint Editor」
これらの無料アプリに加えて、「PIXUS TS8630」には、もうひとつ注目のスマートフォン連携機能が搭載されている。それが、「PIXUS トークプリント」だ。この機能は、LINE上で「PIXUS」と「友だち」になると、トーク画面に写真や文書を送信するだけで簡単に印刷できるというもの。友人に写真を送るような感覚で使えるのが便利だ 。
このほか、「PIXUS TS8630」は、スマートフォンとの接続性が向上したのも注目点だ。スマートフォンをプリンターに直接ワイヤレス接続する無線ダイレクトモードが、2.4GHz帯だけでなく、5GHz帯にも対応したのだ。より安定した5GHz帯を使って、スマートフォンからのダイレクトプリントが行える。
理由B初めて使う人でも安心!
タッチパネルを使った簡単な操作性
最後に、「PIXUS TS8630」を選ぶべき3つ目の理由として、本モデルの操作性を取り上げよう。
本機は、インテリアと調和する光沢感のあるボディに、シンプルで扱いやすい操作性を採用している。角度調節が可能なフロントパネルに、4.3型の大きなタッチパネル液晶モニターを搭載しており、画面をタッチするだけで簡単に印刷操作が完了する。画面は文字やアイコンが大きくて見やすく、タッチ操作に対するレスポンスも良好。初めて使う人でもスムーズに操作できるはずだ。
本体サイズは約372(幅)×345(奥行)×142(高さ)mmとコンパクトで、部屋にすっきりと設置できる。全体的に丸みを帯びて光沢感のあるボディは、部屋のインテリアとしても十分に取り入れられる。デザインのアクセントとして、天面に左右非対称のテクスチャーが施されているのが印象的だ
さらに、用途や使う人に合わせて、「標準」モードと「かんたん」モードの2種類のホーム画面を選択できるのも押さえておきたいポイント。従来モデル「PIXUS TS8530」では、いったん画面を挟んでの操作だったが、「PIXUS TS8630」では両モードを直接切り替えられるようになった。こうした細かい点まで、使いやすく進化しているのはうれしい。
「スキャン」や「プリント」など定番の機能が並ぶ「標準」モードと、プリンターに詳しくない人でも簡単に使用できる「かんたん」モードの2つのホーム画面が用意されている。「PIXUS TS8630」では、これら2モードを直接切り替えられるようになった
まとめ充実した機能を搭載する、理想的な“おうちプリンター”
本特集の冒頭でも紹介したように、“おうちプリンター”は、「印刷品質・速度」「スマートフォン連携」「操作性」の3つがハイレベルなモデルが理想だ。本特集で紹介した「PIXUS TS8630」は、「6色ハイブリッドインク」による写真と文書の両方での高品位な印刷、L判カラー写真・約10秒/枚※1の高速印刷、充実したアプリによるスマートフォンからのダイレクトプリント、タッチパネルを使った簡単操作といった特徴を持っており、まさに、理想を具現化したようなプリンターに仕上がっている。家庭用インクジェットプリンターの、新しい定番モデルとして人気を集めることだろう。
“おうちプリンター”として選ばない理由が見当たらないというと大げさだが、「PIXUS TS8630」は、本当にそのくらい充実した機能を搭載している。“おうちプリンター”選びで迷っているのなら、ぜひ本機の購入を検討してみてほしい。
※2 年賀状のテンプレートには、オンラインマーケットプレイス「Creema(クリーマ)」のクリエイターが制作したデザインが含まれます