今冬パソコンを買うなら「Windows 11」&「第12世代Core」搭載モデルが大本命!

新しいパソコンで効率的に仕事がしたい、もっと気軽に持ち運びたい、より快適に趣味を楽しみたい――。パソコンを買い替える理由は人それぞれだが、今冬、パソコンを購入する際に注目してほしいキーワードが「Windows 11」と「第12世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー」だ。本特集では、この2つの魅力を改めて整理したうえで、注目すべき理由(ワケ)を詳しく解説していきたい。

Part.1買い時到来! 「Windows 11」のいいところを整理

まずは、今冬注目の「Windows 11」について見ていこう。

昨年2021年10月に登場したマイクロソフトの「Windows 11」。登場から約1年が経過し、今年2022年10月には「Windows 11 2022 Update」(バージョン 22H2)が公開され、新機能もいくつか追加された。また、店頭で販売されているWindowsパソコンのほとんどに「Windows 11」が標準搭載されているが、今冬は特に魅力的な最新モデルが揃い、「Windows 11」搭載パソコンの買い時を迎えたと言える。

「Windows 11」搭載ノートパソコン

今冬は「Windows 11」搭載パソコンが買い時を迎えている

ここでは、「Windows 11 2022 Update」で追加された新機能とともに、「Windows 11」のいいところを改めて整理していきたい。

1普段の操作をより素早く簡単に!

「Windows 11」の大きな特徴と言えば、スタートボタンやアプリのアイコンがタスクバーの中央に配置されていること。これにより、スタートボタンを起点とした操作がしやすくなっているのだ。また、スタートメニュー内の検索ボックスからは、Webページや、アプリ、ファイル、連絡先、写真、音楽などあらゆる情報を検索でき、必要な情報を素早く探し出すことが可能。パソコンで作業する際、何かを探す時間は意外と長く、この時間が短縮されるということは、作業効率アップに直結するのだ。

「Windows 11」搭載ノートパソコン

「Windows 11」では、スタートボタンやアプリのアイコンが中央に配置されており、カーソルを動かす距離が短くて済むのがメリット。なお、設定を変更すれば、「Windows 10」のように左にスタートボタンを配置することも可能だ

「Windows 11」搭載ノートパソコン

「Windows 11」は検索機能も優秀。知りたい情報や必要なファイルを探すときは、まずはスタートメニューの検索ボックスにキーワード入力しよう。Webページはもちろん、ファイルや連絡先、写真、音楽などあらゆる情報をここから素早く調べられる

複数のウィンドウを好みの分割レイアウトに素早く表示できる「スナップレイアウト」も「Windows 11」の便利な機能のひとつだ。ウィンドウの大きさやレイアウトは手動でも変えられるが、「スナップレイアウト」はこれがワンタッチで、しかも簡単キレイにレイアウトできるのがポイント。最新の「Windows 11 2022 Update」では、「スナップレイアウト」を素早く使えるように、ウィンドウの右上だけでなく、画面上部からでも表示できるようになった(下図)。この「スナップレイアウト」は、Webブラウザーで調べ物をしながら、「Microsoft Office」で資料を作成する場合など、複数の作業を同時に行う場合に便利なので、ぜひ上手に活用してみてほしい。

「Windows 11 2022 Update」にて追加されたエクスプローラーのタブ機能にも注目したい。「Microsoft Edge」などのWebブラウザーではおなじみのタブ機能だが、エクスプローラーのタブ機能のいいところは、デスクトップ画面に戻ったり、タスクバーまでカーソルを移動したりせずに、表示したいエクスプローラーの画面を切り替えられること。実際に試すと、作業の流れが途切れにくくなるのが一番のメリットだと感じた。画面の切り替えが少ないので、余計な情報が目に入りにくく、集中力が途切れにくいのだ。

「Windows 11」搭載ノートパソコン

「スナップレイアウト」は複数のウィンドウを素早く分割レイアウトする機能。「Windows 11 2022 Update」では、デスクトップの上部にウィンドウをドラッグすることでも「スナップレイアウト」を表示できるようになった

「Windows 11」搭載ノートパソコン

エクスプローラーのタブ機能は、上部の「+」をクリックすると新しいエクスプローラーを開ける。エクスプローラー間でファイルの移動やコピーをするときは、マウスをドラッグしたまま、カーソルを目的のタブに合わせればタブが切り替わる。慣れると作業効率が大幅にアップしそうな新機能だ

2安全で使いやすいアプリ

「Windows 11」には、「Microsoft Edge」「OneDrive」「Microsoft Teams(家庭向け)」など豊富なアプリが用意されている。いずれも自身の「Microsoftアカウント」にひも付けられており、安心・安全に利用できるのがポイント。Webブラウザーの「Microsoft Edge」は、マルウェアやパスワード漏えいなどのリスクからユーザーを保護してくれる機能を標準で搭載するほか、新しいPCに買い替えた場合でも、「Microsoftアカウント」を使って、「お気に入り」や「パスワード」などのデータをスムーズに移行できる。クラウドストレージの「OneDrive」にデータを保存しておけば、面倒なデータ移行も不要。万一PCを紛失したり、PCが故障したりしてもデータを失う心配もない。

コミュニケーションアプリの「Microsoft Teams」は、オンラインでのコミュニケーションが全盛の今、なくてはならないアプリのひとつだ。友達や家族とビデオ通話やチャットがシームレスに行え、ファイルの共有やスケジュールの管理、メッセージのやり取りなど、仕事や日々の生活をより便利にしてくれる。

「Windows 11」搭載ノートパソコン

「Windows 11」(個人向けバージョン)には、コミュニケーションアプリ「Teams」がOSの機能として統合されている。ビデオ会議やスケジュールの管理、メッセージのやり取りなど、コミュニケーションの起点となる重要なアプリだ

「Windows 11」搭載ノートパソコン

「Windows 11」搭載パソコンには、仕事や勉強、趣味になくてはならない「Microsoft Office」を搭載したモデルもある。仕事はもちろんのこと、学校のレポート作成や町内会の文書作成、家族のスケジュール管理、クリスマスカードや年賀状の作成など、プライベートにおいてもフル活用できる

さらに、「Windows 11 2022 Update」では写真管理アプリ「フォト」が強化され、アップルの「iCloudフォトライブラリ」にも直接接続できるようになった。これにより、「フォト」アプリから直接、「iCloud」に写真を追加したり、「iCloud」にアップロードした写真を、「Windows 11」搭載パソコンで閲覧したり、保存したりできるようになったのだ。スマートフォンは「iPhone」を、パソコンは「Windows 11」搭載モデルを使っているというユーザーにとっては、うれしい連携機能と言える。

「Windows 11」搭載ノートパソコン

アップルの「iCloudフォトライブラリ」に直接接続できるようになった「フォト」アプリ。「iPhone」ユーザーに最適なパソコンは、「Mac」というイメージを持っている人もいるかもしれないが、「Windows 11」は「iPhone」との親和性も意外に高いのだ

3音声やタッチなど多彩な操作

「Windows 11」は多彩な操作方法に対応している。たとえば、キーボード入力が苦手というユーザーは音声入力を活用してみよう。認識精度が高く、原稿やブログの下書きなら音声入力だけで十分に行える。また、「Windows 11」搭載パソコンには、画面をタッチして操作できるモデルもあり、タッチ操作を活用すれば、スマートフォンやタブレットのような直感的な操作が可能。パソコンと言えば、キーボードとマウスで操作するものと思っているかもしれないが、「Windows 11」搭載パソコンには多彩な操作方法が用意されている。自分に合った操作方法を見つけてみてほしい。

「Windows 11」搭載ノートパソコン

文章作成アプリ「Word」には、マイクのマークが目印の「ディクテーション 音声」というメニューが用意されている。こちらをクリックしてから、パソコンに話しかけると音声入力が可能。実際に試してみると、認識精度が高く、ちょっとした原稿なら音声入力のみで行えてしまう

「Windows 11」搭載ノートパソコン

「Windows 11」搭載パソコンには、タッチ操作対応ディスプレイを装備するモデルや、デジタルペンが付属するモデルなどもある。これらのモデルを使えば、スマートフォンやタブレットのように直感的に日々の作業が行える

Part.2PCで使えるアプリが増える! 「Amazonアプリストア」提供開始

今冬の「Windows 11」を語るうえで欠かせないのが、「Amazonアプリストア」だ。

ご存知のように、「Windows 11」には、さまざまなアプリを素早く安全に入手できるアプリストア「Microsoft Store」が標準で用意されている。生産性を高めるアプリからエンターテインメントアプリ、クリエイティブ関連のアプリまで幅広いアプリが揃っているが、「Amazonアプリストア」が正式オープンしたことで、さらに使い勝手がよくなりそうだ

「Amazonアプリストア」とは、インターネット小売り大手のAmazonが運営する、Android端末向けのモバイルアプリケーションストア。Androidスマートフォンでおなじみのゲームや計算機、アラームなど多彩なアプリが揃っているが、「Windows 11」で利用できるアプリまで幅広い品揃えのアプリとゲームが用意されている。

「Amazonアプリストア」
のアプリ例

  • アーミーメン・ストライク:反撃アーミーメン・ストライク:反撃
  • PanecalST PlusPanecalST Plus
  • エボニー - 王の帰還エボニー - 王の帰還
  • Game of War - Fire AgeGame of War - Fire Age
  • ガンズ・オブ・グローリーガンズ・オブ・グローリー
  • ロードモバイルロードモバイル
  • 麻雀 闘龍麻雀 闘龍
  • マイ・アラームクロックマイ・アラームクロック
  • Rise of EmpiresRise of Empires
  • 将棋ウォーズ将棋ウォーズ
  • SimplePlanesSimplePlanes
  • War RobotsWar Robots

「Amazonアプリストア」の使い方は簡単。通常のアプリと同じように、「Microsoft Store」から「Amazonアプリストア」を入手し、画面の指示に従って、インストールする。その際、「Windows 11」デバイスにAndroidサブシステムをインストールする必要があり、「Amazonアプリストア」をはじめてインストールするときには、このサブシステムをインストールするよう求められる。インストールが完了したら、「Amazonアカウント」を入力して、「Amazonアプリストア」を起動する。無料・有料を問わず、スマートフォンでおなじみのアプリがズラリと並んでいるので、好みのアプリをダウンロードしてインストールすればOKだ。

「Windows 11」搭載ノートパソコン

「Microsoft Store」で「Amazonアプリストア」を検索してインストールする。入手方法はほかのアプリと変わらない。価格は無料だ

「Windows 11」搭載ノートパソコン

「Amazonアプリストア」のトップ画面には、「新しいおすすめのアプリ」「編集者おすすめ」「子供向け」「有料アプリ ベストセラー」などが並ぶ。Androidスマートフォンなどで購入済みのアプリは追加料金なしで利用可能

実際に「Amazonアプリストア」からゲームをいくつかダウンロードして、「Windows 11」上で遊んでみたが、予想以上にサクサク楽しめた。今回はタッチ操作対応ディスプレイを装備したモデルで試したが、タブレットに近い感覚で遊ぶことができた。なお、「Amazonアプリストア」で公開されているアプリは、マウス操作にも対応しているので、タッチ非対応のモデルを使っている人も安心して利用できる。Amazonの電子書籍リーダー「Kindle for Android」もダウンロードして試してみたが、スマートフォンやタブレットよりも画面が広いノートパソコンだと、読みやすく読書もはかどる。

「Windows 11」搭載ノートパソコン

「Amazonアプリストア」から「Kindle for Android」をダウンロードして、電子書籍を読んでみた。スマートフォンや電子書籍専用端末よりも画面が大きくて文字が読みやすいのがパソコンのいいところ。タブレットスタイルでも使える2in1パソコンなら、リラックスした姿勢で読書を楽しめる

Part.3「第12世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー」搭載モデルが買いの理由

最新OSである「Windows 11」を搭載したパソコンが十分魅力的なのは、わかってもらえたと思うが、その中でも特に買いなのが、CPUに「第12世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー」を搭載した最新モデルだ。

「第12世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー」は、高性能コアの「P-core」と高効率コアの「E-core」で構成される「パフォーマンス・ハイブリッド・アーキテクチャー」が特徴のインテルの最新CPU。PCゲームなどの高負荷な作業は高性能な「P-core」で、Webページの閲覧やメールのやり取りなど、比較的負荷の低い作業は電力消費の少ない「E-core」でと賢く使い分けることで、高いパフォーマンスと長時間のバッテリー駆動を両立しているのだ。

「Windows 11」搭載ノートパソコン

インテルの最新CPU「第12世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー」。高いパフォーマンスとすぐれた電力効率を両立した「パフォーマンス・ハイブリッド・アーキテクチャー」が特徴だ

ただし、「P-core」と「E-core」を適切に使い分けるのは難しく、その性能を100%引き出すためには最適化されたOSが欠かせない。その点、「Windows 11」は「パフォーマンス・ハイブリッド・アーキテクチャー」に最適化されており、この最新CPUの「Pコア」と「Eコア」を上手に使い分けられるのだ。その効果は、PCゲームのフレームレートや動画のエンコードにかかる時間、バッテリー駆動時間など多岐にわたる。

つまり、「Windows 11」と「第12世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー」の両方を搭載したモデルを選ぶことで、どちらのよさも引き出すことができ、結果として満足の高いPC体験が得られるのだ。

「Windows 11」搭載ノートパソコン

「Windows 11」に最適化されているインテルの最新CPU「第12世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー」を搭載したパソコンなら、動画編集など高負荷な作業を快適に行える

「Windows 11」搭載ノートパソコン

「Windows 11」と「第12世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー」を搭載したノートパソコンは、電力効率にすぐれており、長時間のバッテリー駆動が可能。自宅とオフィスなど複数の拠点で仕事をするハイブリッドワークなどに適している

今冬注目の「Windows 11」搭載ノートパソコン製品ラインアップ一覧

ここまで、「Windows 11」の魅力を改めてチェックしてきたが、登場から1年が経った「Windows 11」は、安定性、安全性、パフォーマンスがアップし、今冬、いよいよ買い時を迎えたと言える。「Amazonアプリストア」には1万以上のアプリがラインアップされており、好きなゲームや便利なアプリをパソコン上で使えるようになったのも大きなトピックだ。

ただ、価格.comをチェックすると、パソコンメーカー各社からさまざまな「Windows 11」搭載パソコンが販売されており、どのモデルを選べばいいのか迷ってしまう人もいるかもしれない。そんな人は、「Windows 11」に最適化された「第12世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー」を搭載したモデルに注目するといいだろう。高いパフォーマンスが期待できるため、さまざまな用途で使いやすく、購入の満足度も高まるはずだ。

最後に、主要パソコンメーカー各社が販売する「Windows 11」搭載ノートパソコンの注目モデルを9製品ピックアップした。なお、今回紹介する9製品の中には、CPUに前述の「第12世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー」ではなく、ひと世代前の「第11世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー」を搭載したモデルもある。CPUがひと世代前のものだからと言って、決して性能や使い勝手が大きく劣るということはないので、予算を重視するという人はこちらのモデルもぜひ検討してみてほしい。

「Windows 11」公式ページへ

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この記事は2022年11月28日の情報を基にしております。