「AMD Ryzen(TM) 5 5625U モバイル・プロセッサー」搭載のハイパフォーマンスで6万円台!(※) ビジネスでもプライベートでもフル活用できる“ちょうどいいサイズ”の14型ノート「HP 245 G9」

メインPCとしてもモバイルPCとしても活用できる、1台2役のノートPCを探している人、必見! 本特集では、AMDの最新世代CPU「AMD Ryzen™ 5 5625U モバイル・プロセッサー」を搭載しながら、6万円台という手ごろな価格を実現した、日本HPの14型ノートPC「HP 245 G9」(価格.com限定モデル)に注目。携帯性にすぐれるコンパクトボディに、高い基本性能と豊富な機能を搭載した高コストパフォーマンスモデルの“ちょうどよさ”をレポートしていく。

ボディ14型液晶ながら持ち運びやすいサイズ感。
「MIL-STD 810H」準拠の堅牢性を確保

携帯性にすぐれ、ビジネスでもプライベートでもストレスなく使えるノートPCを探すのは、意外に難しい。

たとえば、13.3型クラスのモバイルノートは、携帯性にすぐれるものの、液晶画面がやや小さく、メインPCとして使うにはスペックや拡張性が心もとないものも少なくない。いっぽう、15.6型クラスのスタンダードノートはハイスペックな製品が多い半面、ボディが大きくて持ち運びに負担がかかる。限られた予算の中で、携帯性とパフォーマンスをバランスよく実現した製品を見つけるのは難しく、「何を選べばいいのかわからない」と悩んでいる人も少なくないだろう。

そんな悩みを一挙に解決してくれる、“いいとこ取り”のノートPCとして最近人気なのが、14型ノートだ。なかでも、今回紹介する日本HPの14型ノート「HP 245 G9」(価格.com限定モデル)は、AMDの最新世代CPU 「AMD Ryzen™ 5 5625U モバイル・プロセッサー」を搭載しながら、6万円台と抜群のコストパフォーマンスを実現。数多くの14型ノートの中でもとりわけ注目度の高いモデルである。

HP 245 G9

「HP 245 G9」(価格.com限定モデル)は、14型液晶を採用しながら持ち運びやすいサイズ感のコンパクトボディを実現。AMDの最新世代CPU 「AMD Ryzen™ 5 5625U モバイル・プロセッサー」や充実のコミュニケーション機能を搭載し、ビジネスでもプライベートでもフル活用できる1台だ

本機の特徴として外せないのは、一般的なモバイルノートが搭載している13.3型よりもひと回り大きな、14型フルHD(1920×1080)液晶ディスプレイを搭載していること。「わずかな差なので見え方はあまり変わらないのでは?」と思う人もいるかもしれないが、14型は13.3型よりも画面の面積が約11%も広い。実際、本機の14型フルHD液晶と、同社製の13.3型フルHD液晶を見比べてみたが、14型の本機のほうが小さな文字や写真の細部が見やすく、Webブラウジングやドキュメント作成などの作業効率を高めてくれる印象を受けた。

HP 245 G9 HP 245 G9

外部の光が反射しにくく、長時間の使用でも目が疲れにくい非光沢仕様の14型フルHD液晶ディスプレイを搭載。UWVA(Ultra Wide Viewing Angle)仕様のため横からの視認性が高く、画面に表示した資料などを複数人で見る場合にも使いやすい

HP 245 G9

同じ解像度の14型液晶と13.3型液晶の見え方を比較したイメージ。画面の面積は赤枠で囲った13.3型に比べ14型のほうが約11%広く、文字や数字がより大きく表示される。特に表計算ソフトを使ったオフィスワークや写真の細かなレタッチ作業などで、その違いを実感しやすかった

14型液晶を搭載することで携帯性を損なえば本末転倒だが、本機は、その点も抜かりない。左右のベゼル幅を狭くしたことで、本体サイズは約324(幅)×225.9(奥行)×19.9(厚さ)mm(最薄部、突起部含まず)で、重量は約1.47kgと、モバイルノート並みと言っていいコンパクトサイズを実現している。

しかも、米国国防総省調達基準である「MIL-STD-810H」に準拠する高い堅牢性を備えており、持ち運び時に想定される圧迫や衝撃に強く、外出先に安心して持ち出すことができるのもうれしいポイント。自宅やオフィスだけでなく、カフェやコワーキングスペースに持ち運んで作業を行うという、今時のハイブリッドワークにもぴったりな1台なのだ。

HP 245 G9 HP 245 G9

14型液晶を搭載することで、メインPCとしてもモバイルPCとしても活用しやすい“ちょうどいいサイズ”を実現。落ち着きのある「アステロイドシルバー」カラーをまとったボディはシンプルかつスタイリッシュな印象で、ビジネスでもプライベートでも使いやすいデザインに仕上がっている

動画で外観デザインをチェック!

光の当たる角度によって表情が変化する上質感のある天面や、ヘアライン調のパターンが施されたキーボードのパームレスト部など、エントリーモデルとは思えないほど細部にまでこだわりを感じるデザインだ

HP 245 G9 HP 245 G9

厚さ19.9mmの薄型ボディながら堅牢性は高く、米国国防総省調達基準である「MIL-STD-810H」に準拠した13項目のテストと、20,000時間を超えるHP独自の品質テストをクリア。ダウンタイムが許されないビジネスの現場で安心して使えるタフネスさを確保している。試しに、本体両サイドからねじるように力を加えてみたが、ボディがたわむようなことはなく、強度の高さを実感できた

HP 245 G9 HP 245 G9

コンパクトなボディなので、いつも使用しているトートバッグにスッキリと収まり、カフェの小さめなテーブルにも問題なく置くことができた。バッテリー駆動時間は最大約11.1時間(JEITA2.0)と長く、外出先に持ち出して1日作業する場合でもACアダプターの出番は少ないだろう

パフォーマンス快適な使い心地を実現する
「AMD Ryzen™ 5 5625U モバイル・プロセッサー」を搭載

次に、「HP 245 G9」(価格.com限定モデル)のパフォーマンスを確認していこう。

基本性能においては、「Zen 3」アーキテクチャーを採用した、AMDの最新世代CPU「AMD Ryzen™ 5 5625U モバイル・プロセッサー」(6コア/12スレッド、2.3GHz-最大4.3GHz)を搭載しているのが大きなトピックだ。さらに、ストレージに高速なNVMe接続の256GB M.2 SSDを、メモリーにデュアルチャンネルの8GB(4GB×2)を採用。6万円台のノートPCとしてはハイレベルな仕様で、オフィスワークなどはもちろん、写真編集など負荷の大きなクリエイティブ作業にも十分に対応できる性能を持っていると言える。

「HP 245 G9」(価格.com限定モデル)は、ミドルクラスのノートPCに採用されることの多い「AMD Ryzen™ 5 5625U モバイル・プロセッサー」を搭載。6コア/12スレッドとマルチスレッド性能にすぐれている高性能なプロセッサーだ。統合GPU「AMD Radeon™ グラフィックス」によって、写真や動画の編集などクリエイティブな作業も十分にこなすことができる

CINEBENCH R23
HP 245 G9

ベンチマークプログラム「CINEBENCH R23」を使い、「AMD Ryzen™ 5 5625U モバイル・プロセッサー」の処理性能を確認したところ、シングルコアが「1295」、マルチコアが「7689」となった。「Zen 3」アーキテクチャーの採用によって、シングルコア性能もマルチコア性能も大きくパワーアップしている

PCMark 10HP 245 G9 3DMark Night RaidHP 245 G9

「PCの総合力がチェックできる「PCMark 10」のトータルスコアは、エントリーモデルながら「5419」を記録。これは1〜2年前のハイエンドノートに匹敵するほどのスコアだ。また、グラフィック性能が確認できる「3DMark」の統合GPU向けテスト「Night Raid」の結果も「13396」と高く、大人気TPSゲーム「Fortnite」も、35fps以上(フルHD解像度/最高画質)でプレイできるとの評価だった。これくらいの性能があれば、たいていの用途はなんなくこなせるだろう

CrystalDiskMark 8.0.4
HP 245 G9

ファイルのコピーや移動だけでなく、PCやアプリの起動時間など全体の快適さに大きく関わってくるのがストレージの速度。そこで、データ転送速度を確認できる「CrystalDiskMark 8.0.4」を使い、搭載されているSSDの速度を計測したところ、シーケンシャルリード(Q8T1)は3045MB/sと優秀な結果となった

HP 245 G9 HP 245 G9

ベンチマークテストではすぐれた数値を叩き出したが、実際の作業ではどうか。ここでは、Webブラウザーで複数のタブを開きながら、Web版の「Office on the web」でドキュメント作成や動画再生などを行ってみたが、マルチスレッド性能が高いだけあって動作はスムーズだった。そこで、画像編集ソフト「Adobe Photoshop 2022」(別売)の「空の置き換え」機能やRAWファイル現像など、さらに負荷の大きな作業を行ってみたが、それらもストレスなく完了。6万円台のモデルとは思えない快適さだ

使い勝手キレイな映像・音声が届けられる
充実のコミュニケーション機能

続いて、「HP 245 G9」(価格.com限定モデル)の使い勝手を詳しく見ていこう。

今や、仕事でのオンラインミーティングや、家族や友人とのチャットなど、オンライン上でコミュニケーションを取ることが当たり前になっている。それにともない、PCで使用するWebカメラやマイクの性能は従来よりも重要度が増している。ノートPCを選ぶ際は、内蔵されるWebカメラやマイクの性能もしっかりとチェックしておきたいところだ。

その点、本機のWebカメラ(720p HD対応)とマイクは、充実した機能性で安心できる。Webカメラは、画像内のノイズの多い部分の解析・処理を行うことで、鮮明な映像を相手に提供できる「テンポラルノイズリダクション」機能を搭載。マイクは高性能なデュアルアレイマイクで、AIによる先進的なノイズ軽減フィルターによって、マスクをしていても声がはっきりと届く「HP AI ノイズリダクション」を採用している。こうした独自技術によって、本機は、画面の向こうの相手とスムーズにコミュニケーションを取ることが可能だ。

HP 245 G9 HP 245 G9

液晶上部にWebカメラとマイクを装備。Webカメラは、視覚的なノイズを低減してくれる「テンポラルノイズリダクション」機能を搭載している。マイクは、AIによってバックグラウンドノイズを削減してくれる「HP AI ノイズリダクション」を採用した、デュアルアレイマイクだ。さらに、キーボード奥にあるスピーカーもAIによるノイズ除去に対応しているため、相手の声もクリアに聴き取れる

HP AI ノイズリダクション オフ
HP AI ノイズリダクション オン

「HP AI ノイズリダクション」のオフ/オンを比較した動画。オフだとノイズが多いうえ、マスクをしていることもあって、声がこもって聴き取りにくかった。しかし、オンにすると相手の声はもちろん周囲の環境音まで一気にクリアになり、音量を上げなくても聴き取りやすくなる。なお、「HP AI ノイズリダクション」は、プリインストールされたユーティリティソフト「myHP」の「HP Audio Center」上で設定できる

HP 245 G9

実際、本機を使って社内のWeb会議に参加してみたが、マスクをしていても相手に聴き返されるようなことはなく、スムーズに進行できた。また、「テンポラルノイズリダクション」機能によって画面ノイズが抑えられるので、自分の表情が相手に伝わりやすいのも押えておきたいポイントだ

HP 245 G9

スマートフォン(Android/iOS対応)に保存された写真や書類をメールやSNSを経由することなく、直接ワイヤレスで転送できる「HP QuickDrop」も便利な機能だ。PCからスマートフォンへの転送にも対応しているので、「PCで作成した書類をスマートフォンに送って通勤電車内で確認する」といった使い方も可能だ

キーボードには、キーピッチ約19mmを確保したフルサイズのアイソレーションタイプを採用。キーストロークも約1.5〜1.7mmと最近のノートPCとしては深く、打鍵感にすぐれるため、文書入力や資料作成なども行いやすかった。

HP 245 G9 HP 245 G9

キーピッチ約19mmのアイソレーションキーボードを採用。強く押してもたわみが少ないうえ、キートップは少しサラサラとした感触で指にしっかりとフィットするのが高ポイント。長時間の入力作業も快適に行えるキーボードだ

HP 245 G9

キーボード右手前には、精度の高い指紋認証センサーを装備。迅速にWindowsにサインインできる

また、本機はスリムボディながら、豊富な外部インターフェイスを備えていることも特徴だ。フルサイズのHDMI出力ポートや有線LANポートなど、最近だと省かれがちな端子をしっかりと搭載。ビジネスでもプライベートでも、幅広い環境での作業に柔軟に対応できそうだ。

HP 245 G9 HP 245 G9

外部インターフェイスとして左側面にUSB3.2 Gen1 Type-Cポート(映像出力非対応)を、右側面にヘッドホン/マイクジャック、USB3.2 Gen1 Type-Aポート×2、HDMI出力ポート、有線LANポートを装備。モバイルノートでは省かれがちな有線LANポートも装備されており、セキュリティの厳しいオフィスや、Wi-Fiが用意されていない少し古めのホテルなどでもネットワークに接続できる

まとめエントリーモデルとは思えない、
完成度の高いハイコスパな14型ノート

「Pavilion」シリーズや「ENVY」シリーズなど、多彩なラインアップを誇る日本HPのノートPC。今回レビューした14型ノート「HP 245 G9」(価格.com限定モデル)は、その中ではエントリーに位置付けられるモデルだが、6万円台のノートPCとは思えないほどの高い完成度であった。

特に、作業効率を高めてくれる14型フルHD液晶ディスプレイを搭載しながら、モバイルノート並みのコンパクトさを実現したスタイリッシュなボディが魅力的。米国国防総省調達基準である「MIL-STD 810H」に準拠する堅牢性を備え、外出先にも気軽に持ち運ぶことが可能だ。

さらに、処理性能の高い最新世代CPU「AMD Ryzen™ 5 5625U モバイル・プロセッサー」を搭載し、多彩なコミュニケーション機能と外部インターフェイスも装備。これだけ充実した内容のモデルを6万円台で購入できるのだから驚かされる。ビジネスでもプライベートでもフル活用できる、ハイコスパなノートPCを探している人にとっては、間違いなく要チェックのモデルと言えそうだ。

※税込。価格.com掲載価格。2022年12月15日時点。AMD Ryzen™ 5 5625U/8GBメモリー/256GB M.2 SSD搭載モデル

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HP 245 G9
“ちょうどいいサイズ”の14型ノートHP 245 G9価格.com限定モデル
検証機8GBメモリー/Windows 11 Homeモデル
16GBメモリー/Windows 11 Proモデル

「HP 245 G9 価格.com限定モデル」の主なスペック

8GBメモリー/Windows 11 Homeモデル 16GBメモリー/Windows 11 Proモデル
OS Windows 11 Home 64ビット Windows 11 Pro 64ビット
CPU AMD Ryzen™ 5 5625U モバイル・プロセッサー
(6コア/12スレッド、2.3GHz-最大4.3GHz)
ディスプレイ 14型フルHD(1920×1080)液晶、UWVA、非光沢
メモリー 8GB(4GB×2) DDR4-3200 16GB(8GB×2) DDR4-3200
ストレージ 256GB M.2 SSD
外部インターフェイス USB3.2 Gen1 Type-Cポート×1、USB3.2 Gen1 Type-Aポート×2、HDMI出力ポート×1、
ヘッドホン/マイクジャック×1、有線LANポート×1
無線機能 Wi-Fi 6(IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2
バッテリー駆動時間 最大約11.1時間(JEITA 2.0)
本体サイズ 約324(幅)×225.9(奥行)×19.9(厚さ)mm(最薄部、突起含まず)
重量 約1.47kg
この記事は2023年1月5日の情報を基にしております。