新生活に選んで間違いなし!いち早くAMDの新世代CPUを搭載 定番“高コスパ”14型ノート「Lenovo IdeaPad Slim 170」
この春、就職や進学を前にパソコンの購入を考えている人も多いだろう。しかし、新生活は何かと物入りなもの。できるだけコストパフォーマンスの高いモデルを選びたいところだ。そこで注目したいのが、AMDの新世代CPU「AMD Ryzen™ 5 7520U プロセッサー」をいち早く搭載しながら、5万円台※を実現した14型ノート「Lenovo IdeaPad Slim 170」。エントリーモデルでありながら、上位モデルに迫るスペックやデザイン、使い勝手を備えた本機の実力を早速チェックしてみた。
※税込。価格.com掲載価格。AMD Ryzen™ 5 7520U プロセッサー/8GBメモリー/256GB SSD/14型フルHD液晶搭載の場合。2023年2月27日時点
デザイン外出先に持ち出しやすい。
携帯性にすぐれたスタイリッシュボディ
仕事や勉強はもちろん、動画の視聴や友人とのオンラインコミュニケーションなど、プライベートの充実にも欠かせないパソコン。この春の就職や進学を前に、新規購入や買い替えを検討している人も多いはずだ。しかし、何かと出費がかさむ新生活。できるだけよいスタートを切るためにも、パソコンにはコスパがよく、“選んでよかった”と思える間違いのないモデルを選びたいものだ。
そこで注目したいのが、14型ノート「Lenovo IdeaPad Slim 170」だ。本機は、レノボの看板ノートPC「IdeaPad」シリーズのエントリーモデルに位置付けられる高コスパモデルだが、AMDの新世代CPU「AMD Ryzen™ 7000シリーズ・プロセッサー」を同シリーズで最も早く採用。さらに、4辺狭額縁の14型フルHD(1920×1080)ディスプレイの搭載により、携帯性と生産性の高さを両立するなど、エントリーモデルの枠には収まらない、お買い得モデルとなっている。

レノボのコンシューマー向けノートPC「IdeaPad」シリーズの中でも、ひときわコスパにすぐれた14型ノート「Lenovo IdeaPad Slim 170」。エントリーモデルでありながら、AMDの新世代CPUとなる「AMD Ryzen™ 5 7520U プロセッサー」をいち早く搭載している
まずは、「Lenovo IdeaPad Slim 170」のボディからチェックしていこう。本機はエントリーモデルとなるだけに、天板は樹脂製だが、光沢感のあるコーティングが施され、その仕上がりは非常に美しい。オシャレなカフェやキャンパスで広げても気後れしない、十分に満足のいくデザインだ。また、2023年モデルでは、カラーバリエーションとして、従来の「クラウドグレー」に加え、シャンパンゴールドのような色合いの「サンド」を追加。好みに合わせてカラーを選べる楽しみがプラスされている。

カラバリが選べるエントリーモデルのノートPCは少ないが、「Lenovo IdeaPad Slim 170」2023年モデルでは、従来の「クラウドグレー」(写真右)に加えて、「サンド」(写真左)も選択可能に。上品な色合いの「サンド」は、「服やカバンと合わせやすそう」と女性スタッフからも大好評だった
仕事をする場所を選ばないテレワークや、私物のパソコンを学校や職場でも活用するBYOD(Bring Your Own Device)が当たり前になったことで、パソコンを持ち運ぶ機会は以前より増えている。そのため、新生活用のパソコンには携帯性の高さも求めたいところだ。
その点「Lenovo IdeaPad Slim 170」は、一般的なモバイルノートの13.3型ディスプレイよりもひと回り大きな14型ディスプレイを搭載しながら、4辺狭額縁デザインを採用することで、約325.3(幅)×216.5(奥行)×17.9(厚さ:最薄部)mmというコンパクトボディを実現。重量も約1.38kgと十分に軽いので、外出先への持ち運びも苦にならないだろう。
携帯性と見やすさのバランスにすぐれた“ちょうどいい大きさ”の14型ディスプレイ。本機では、上下左右すべてのベゼルを細くした4辺狭額縁デザインを採用することでボディをコンパクト化しており、小さめのカバンにも収まりやすかった。なお、バッテリー駆動時間は約12時間(JEITA2.0)と長いので、1日使う程度であれば、一緒にACアダプターを持ち歩く必要性はない
パフォーマンス写真編集もサクサク。新世代CPU
「AMD Ryzen™ 5 7520U プロセッサー」搭載
高コスパのノートPCと言うと、「処理性能がいまひとつでは?」と思う人もいるだろう。しかし、今回レビューしている「Lenovo IdeaPad Slim 170」は、5万円台※という価格でありながら、AMDの新世代CPU「AMD Ryzen™ 5 7520U プロセッサー」(4コア/8スレッド、2.80GHz-最大4.30GHz)をいち早く採用しており、処理性能面での心配はまずない。さらに、メモリーには最新のLPDDR5を8GB、ストレージには高速なNVMe接続SSDを256GB搭載しており、基本スペックは必要十分なもの。これなら、Webブラウジングや動画鑑賞といった普段使いはもちろん、Web会議を行いながらのオフィスワークや、写真や動画の編集といったクリエイティブ作業もサクサクとこなせるだろう。

スペック面でのハイライトは、「Mendocino」(メンドシノ)のコードネームで知られた、4コア/8スレッドの最新CPU「AMD Ryzen™ 5 7520U プロセッサー」の採用。6nmという非常に微細なプロセスルールで製造されたCPUで、高性能化と低消費電力化がさらに進んでいるという

パソコンの総合性能を確認するベンチマークプログラム「PCMark 10」を実行したところ、トータルスコアは4310となった。基本性能を示す「Essential」は4100、ビジネスソフトのパフォーマンスを示す「Productivity」は4500、クリエイティブ作業でのパフォーマンスを示す「Digital Contents Creation」は3450が「快適さ」の目安となるが、本機はどの項目もこの目安をクリア。エントリーモデルといえど、幅広い用途で活用できる
使い勝手13.3型より大きな14型ディスプレイで使い勝手も◎
「Lenovo IdeaPad Slim 170」は、使い勝手にすぐれているのもメリット。この使い勝手のよさを一番感じるのがディスプレイだ。
本機が14型フルHDディスプレイを搭載していることはすでに述べたが、一般的なモバイルノートが採用する13.3型フルHDディスプレイと比べて画面の面積が約11%広い。その分、文字が大きく表示されて読みやすいうえ、写真の細部まで視認しやすいため、作業を行う際も実に効率がいいのだ。
「Lenovo IdeaPad Slim 170」が採用する液晶パネルは、コスト面で有利なTN方式。色の再現性などが気になるところだが、実際に写真を映し出してみても、色味やコントラストはしっかりしており、写真や動画の鑑賞でも十分に活用できる。ディスプレイは170°近くまで開くため、対面の人との画面共有も行いやすかった
また、スリムな14型ノートとは思えないほど、外部インターフェイスも充実している。USB 3.2 Gen1 Type-CポートやUSB 3.2 Gen1/2.0 Type-Aポートに加えて、フルサイズのHDMI出力ポートやSDメモリーカードスロットを装備。さらに、プライバシーシャッター付きのWebカメラ(720p)と、「Dolby Audio」対応の高音質スピーカーを搭載しているため、Web会議やオンライン授業にもこの1台でしっかり対応できる。
外部インターフェイスは、左側面にUSB3.2 Gen1 Type-Aポート、HDMI出力ポート、USB3.2 Gen1 Type-Cポート、ヘッドホン出力/ヘッドセットポートを、右側面にSDメモリーカードスロット(SD/SDHC/SDXC/MMC)、USB 2.0 Type-Aポートを備える。フルサイズのSDメモリーカードスロットが搭載されているので、デジタルカメラやビデオカメラで撮影したデータもサッとパソコンに取り込めた
ディスプレイ上部に設置されたWebカメラは、スライドすることでレンズを隠せるプライバシーシャッター付き。普段はシャッターを閉じておけば、急に会議が始まっても落ち着いて対応できる。また、「Dolby Audio」対応のステレオスピーカー(1.5W×2)は底面手前に備わっており、エンタメコンテンツのサウンドはもちろん、Web会議の音声もクリアで聴き取りやすかった
ラインアップ「もっと大きなディスプレイが欲しい」の
ニーズに応える、15.6型の兄弟機
「Lenovo IdeaPad Slim 170」のラインアップには、ここまでレビューしてきた14型ノートに加え、ひと回り大きい15.6型ノートも用意されている。処理性能に関するスペックや外観デザイン、外部インターフェイスなどは14型ノートと15.6型ノートともに共通だが、15.6型ノートでは、14型よりも約24%大きなディスプレイが使えるのがメリット。また、キーボードにはテンキーが加わり、表計算アプリなどでの数値入力もスピーディーに行える。パソコンをあまり持ち運ばないという人なら、より大きなディスプレイを搭載した15.6型ノートを選択するのもアリだ。

15.6型ノートの「Lenovo IdeaPad Slim 170」。基本的なスペックや機能は14型ノートと同等なので、パソコンを持ち運ぶ機会が多いか少ないかなどを検討して、使いやすいモデルを選ぶとよさそうだ
まとめ新生活を充実したものに変えてくれる、
高コスパ14型ノート
新生活の相棒としてノートPCに求めたいものと言えば、テレワークやオンライン学習が快適に行える十分なパフォーマンスはもちろん、オンでもオフでもフル活用できる実用性の高い機能性、そしてさまざまなシーンで気持ちよく使えるデザイン性の高さなどがあげられるだろう。これらの要素を網羅したモデルを探そうとすると、どうしても高額なモデルに目が向きがちだが、高コスパなエントリーモデルにも十分に希望をかなえてくれるモデルは存在する。
それが、今回注目した14型ノート「Lenovo IdeaPad Slim 170」だ。5万円台※という手ごろな価格でありながら、AMDの新世代CPU「AMD Ryzen™ 5 7520U プロセッサー」を搭載し、高いパフォーマンスを実現。14型フルHDディスプレイを搭載することで、携帯性と生産性の高さを両立している。さらに、豊富な外部インターフェイスやプライバシーシャッター付きのWebカメラ、「Dolby Audio」対応の高音質スピーカーなどを備えているので、仕事や勉強だけでなく、プライベートも充実したものにしてくれそうだ。
新生活の相棒にぴったりな本機を携えて、この春、新しい一歩を踏み出してはいかがだろうか。
モデル名 |
14型
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15.6型
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---|---|---|
カラーバリエーション | クラウドグレー/サンド | |
OS | Windows 11 Home | |
CPU | AMD Ryzen™ 5 7520U プロセッサー(4コア/8スレッド、2.80GHz-最大4.30GHz) | |
メモリー | 8GB(LPDDR5) | |
ストレージ | 256GB NVMe SSD | |
ディスプレイ | 14型フルHD(1920×1080)液晶、 TNパネル、非光沢 |
15.6型フルHD(1920×1080)液晶、 TNパネル、非光沢 |
外部インターフェイス | USB3.2 Gen1 Type-Cポート、USB3.2 Gen1 Type-Aポート、USB 2.0 Type-Aポート、 HDMI出力ポート、ヘッドホン出力/ヘッドセットポート、 SDメモリーカードスロット(SD/SDHC/SDXC/MMC) |
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無線機能 | Wi-Fi 6(IEEE802.11 ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.1 | |
バッテリー駆動時間(JEITA2.0) | 約12.0時間 | 約16.0時間 |
本体サイズ | 約325.3(幅)×216.5(奥行)×17.9(厚さ)mm | 約360.2(幅)×236(奥行)×17.9(厚さ)mm |
本体重量 | 約1.38kg | 約1.58kg |