
ワンランク上のゲーミング・パフォーマンス「ASUS TUF Gaming A16 Advantage Edition」
AMD が“ゲームを快適に楽しめるモデル”と認定したノートPCに与える称号 AMD Advantage™。この称号が与えられた最新ゲーミングノートPCのひとつが、「ASUS TUF Gaming A16 Advantage Edition」だ。 AMD が誇る新世代CPUとGPUをいち早く搭載したうえ、165Hzの高速駆動に対応した16型WUXGA(1920×1200)液晶ディスプレイを装備。確かに“ゲームを快適に楽しめるモデル”と言えそうだ。早速、本機の実力を確かめていこう。
ハイスペックゲームを快適に楽しめる AMD Advantage に準拠
まるで実写かと見間違うような美しいグラフィックが多用されたPCゲーム。これをプレイするパソコンには、
そこで注目してほしいのが、
AMD Advantage とは、 AMD Ryzen プロセッサーと AMD Radeon グラフィックスの2つを搭載し、さらに、高リフレッシュレートのディスプレイや高速なデータ転送が可能なNVMe SSDなど、 AMD が定める、ゲームを快適に楽しむためのスペックを満たしたノートPCのこと。つまり、世界的な半導体メーカー
今回は、この AMD Advantage 準拠モデルとなるASUSの最新機種、16型ノート「ASUS TUF Gaming A16 Advantage Edition」(FA617NS-R7RX7600S)をピックアップして、その実力を検証してみた。

AMD Advantage に準拠した最新機種のひとつ、「ASUS TUF Gaming A16 Advantage Edition」。 AMD のCPUとGPUを組み合わせて搭載することで、ワンランク上のパフォーマンスを発揮する
まずはスペックからチェックしていこう。本機は2023年1月に発表された新世代CPU「 AMD Ryzen™ 7 7735HS プロセッサー」(8コア/16スレッド、3.20GHz-最大4.75GHz)と、RDNA 3アーキテクチャーを採用した新世代GPU「 AMD Radeon™ RX 7600S モバイル・グラフィックス」をいち早く搭載。この組み合わせによって、CPUとGPUの最適な電力分配を行う AMD SmartShift テクノロジーや、CPUからGPUのグラフィックメモリーにフルアクセスできる AMD Smart Access Memoryなど、
これに加え、ストレージには超高速なPCIe4.0x4接続のSSDを512GB、メモリーには最新のDDR5-4800を16GB(デュアルチャンネル)搭載。その基本スペックはまさしく最先端と言える。ノートPCでありながら、負荷の大きな
処理性能ベンチマークテストでも明らかになったハイパフォーマンス
では、「ASUS TUF Gaming A16 Advantage Edition」の処理性能はどれほどか。まずは「PCMark 10」や「3DMark」などの定番ベンチマークプログラムで、その実力をチェックしていこう。

パソコン全体の処理性能をチェックする「PCMark 10」では、7219という非常に高い総合スコアとなった。ハイクラス・デスクトップPCの目安である7000を超えていることから、デスクトップPC級の高い処理性能を持つことがわかる
3DMark
ゲーミングPCにおいて重要なグラフィック性能を確認するべく「3DMark」を実行したところ、DirectX 12対応の「Time Spy」テストが9296、DirectX 11対応の「Fire Strike」テストが22754を記録。グラフィック性能はノートPCの中でもミドルハイクラスにあたる

「CrystalDiskMark 8.0.4」でPCIe4.0x4接続のSSDのデータ転送速度を計測したところ、シーケンシャルリード(Q8T1)は4305MB/sを記録した。これは、一般的なノートPCが採用しているSSDの接続バスとなるPCIe3.0x4の規格値を上回る速度。アプリの起動やファイルのコピーも高速に行える
まずプレイしたのは、世界的に人気の高いカプコンのハンティングアクションゲーム「モンスターハンターライズ」のSteam版。解像度設定を「1920×1200(WUXGA)」(※ゲーム自体は16:9で表示されます)、画質設定を最高の「高」にしてチュートリアルなどを行ってみたが、フレームレートは、派手なエフェクトが発生する戦闘シーンでも130fpsを下回ることがほぼなく、負荷の低い部屋の中などのシーンでは、本機のディスプレイのリフレッシュレート(165Hz)を超える170fpsまで到達し、スムーズに動作した。
また、負荷の大きなAAAタイトルとして実写さながらの映像が楽しめるレーシングゲーム「Forza Horizon 5」を、画質プリセットを最高の「エクストリーム」に、解像度を「1920×1200」にしてプレイしてみたが、雨の中で競り合うような負荷の高いシーンでもフレームレートは60fpsを下回ることなく、70〜80fpsの間で推移。
使い勝手速い動きもヌルヌルなめらか。
165Hz駆動の16型WUXGA液晶ディスプレイ
ゲームを快適にプレイするには、処理性能だけでなく、

16型WUXGA液晶ディスプレイは、15.6型フルHDディスプレイよりも画面サイズが少し大きく、解像度も高い。アスペクト比は16:10となり、縦に表示領域が広いので、Webブラウジングなども行いやすかった
※イメージです
一般的なディスプレイでは、GPUから出力されるフレームレートと液晶ディスプレイのリフレッシュレートが異なることで、ティアリング(ズレ)やスタッタリング(カクツキ)が発生してしまうことがある。しかし、本機はフレームレートとリフレッシュレートを動的に同期させる AMD FreeSync Premium に対応しており、そのような破綻が起こりにくい
このほか、本体底面に搭載されたステレオスピーカー(2W×2)は、3Dサウンドが堪能できる「Dolby Atmos」に対応。ユーティリティソフト「Dolby Access」のプリセットを「ゲームモード」に設定すると、銃撃音や足音の方向が明確になり、バトルロイヤルゲームなども、ヘッドセットなしで十分にプレイしやすい印象だった。また、液晶ディスプレイの上部にあるマイクは、AIを活用することで環境ノイズを減らすノイズキャンセリング機能を搭載。
デザインゲーマーの心をくすぐる、ミリタリーグレードのタフボディ
最後に、「ASUS TUF Gaming A16 Advantage Edition」のボディをチェックしていこう。本機のボディは“戦場の荒野で敵のレーダーから逃れること”をイメージしているというが、そのデザインは確かに、ステルス攻撃機を連想させる、多面体を強調したサイバー感のあるもの。
また、そのボディは屈強で、米国国防総省が制定する「MIL-STD-810H」準拠のテストをクリア。アルミ素材が採用された天板には、耐久性や耐腐食性にすぐれるアルマイト加工が施されており、その名の通り、


「オフブラック」のカラーをまとったボディは、天板のエッジ周りをカットするなど、多面的な造形。底面には、デザイン上のアクセントでもあるオレンジ色のラバー足が備わっているが、これによってパソコン中央を下支えし、ボディのたわみを抑えている
まとめAMD の最新テクノロジーが詰まった
ハイスペック・ゲーミングノートPC
以上、 AMD Advantage に準拠したゲーミングノートPC「ASUS TUF Gaming A16 Advantage Edition」をチェックしてきたが、驚いたのは、新世代CPU「 AMD Ryzen™ 7 7735HS プロセッサー」と、新世代GPU「 AMD Radeon™ RX 7600S モバイル・グラフィックス」の組み合わせによって、
また、165Hzで駆動する16型WUXGA液晶ディスプレイや、すぐれた静音性と放熱性を両立したボディによって、動きの速いアクションゲームやバトルロイヤルゲームも長時間ヌルヌルと快適にプレイでき、
さらに、「ASUS TUF Gaming A16 Advantage Edition」には、ステルス攻撃機を彷彿させるクールなデザインやミリタリーグレードのタフボディなど、ゲーマーの心をくすぐる要素が盛りだくさん。ゲームを快適に楽しめるゲーミングノートPCが欲しい人にとって、本機は外せない選択肢となるはずだ。
OS | Windows 11 Home |
---|---|
CPU | AMD Ryzen 7 7735HS プロセッサー (8コア/16スレッド、3.20GHz-最大4.75GHz) |
ディスプレイ | 16型WUXGA(1920×1200)液晶、 非光沢パネル、165Hz |
グラフィック | AMD Radeon RX 7600S モバイル・グラフィックス (GDDR6 8GB) |
メモリー | 16GB(8GB×2、DDR5-4800) |
ストレージ | 512GB SSD(PCI Express 4.0 x4) |
外部インター フェイス |
USB3.2 Gen2 Type-Cポート×2(映像出力対応)×2、 USB3.2 Gen2 Type-Aポート×2、 HDMI出力ポート、 有線LANポート、ヘッドホン出力/ヘッドセットポート |
無線機能 | Wi-Fi 6(IEEE802.11 ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.1 |
バッテリー 駆動時間 |
約11.6時間(JEITA2.0) |
本体サイズ | 355(幅)×252(奥行)×22.1〜26.8(厚さ)mm (突起部除く) |
重量 | 約2.2kg |