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次世代のゲーミング PC のために。
第12世代 インテル® Core™ i7プロセッサー搭載
ゲームの映像美をとことん楽しもう! スタイリッシュ&パワフルな性能 ゲーミングPC「OMEN by HP 25L」徹底解剖
HPが展開するゲーミングブランド「OMEN」(オーメン)は、デザイン、パフォーマンス、拡張性において一切の妥協がなく、多くのゲーマーから愛されているブランドだ。この「OMEN」には幅広いラインアップのゲーミングPCが取り揃えられているが、その中からパフォーマンスモデルに位置づけられたゲーミングデスクトップ「OMEN by HP 25L Gaming Desktop GT15 価格.com限定モデル」(以下、OMEN by HP 25L)を徹底レビューで紹介しよう。加えて、本機と合わせて楽しみたい、4K対応ゲーミングディスプレイ「OMEN by HP 27u 4K ゲーミングディスプレイ 価格.com限定モデル [27インチ 黒]」もあわせて紹介する。
デザインスタイリッシュなデザインに高いパフォーマンスを持続させる冷却性能
「OMEN by HP 25L」を初めて見た時に特に印象に残ったのが、一般的なゲーミングPCと差別化されたソリッドなデザインだ。前面はヘアライン加工が施されたスタイリッシュなブラックパネルにより高級感を醸し出し、その上部にはOMENロゴのダイアモンドLEDが埋め込まれている。ゲーミングPCのエッセンスはありつつも、クールにまとめられた上質なデザインだ。
また、左側面にはEMコーティング強化ガラス製シースルーサイドパネルがはめ込まれており、そこから透けて見えるケース内のコンポーネントやケーブルはブラックで統一。CPUクーラーや、メモリー、グラフィックボードはLEDライトを内蔵しており、色と光り方をカスタマイズすることが可能だ。高性能パーツをかっこよく魅せる内部デザインとなっている。
なお、HPのゲーミングアクセサリーブランドであるHyperX製のRGBライティング対応デバイス(別売)を導入し、専用ソフトウェア「LIGHT STUDIO」を利用すれば、本体と接続するデバイスのライティングを同期させることも可能だ。ゲーマーが求める先進性と、こだわりの質感が両立されている本機では、まさに憧れのeスポーツ選手やストリーマーと同じようなクールなゲーミング環境を構築できる。ゲームへの没入感を高めてくれること間違いなしだ。


RGBライティング対応の「HyperX Alloy Origins Core ゲーミングキーボード」「HyperX Pulsefire Haste ブラック ゲーミングマウス」「HyperX Pulsefire マウスパッド RGBライティング XL」「HyperX Cloud Alpha WL ゲーミングヘッドセット」「HyperX QuadCast S ブラック スタンドマイク」(すべて別売)を導入すると、写真のようにスタイリッシュなゲーミング環境が自宅で実現できる
長きにわたってPC開発を手がけてきたHPのゲーミングPCだけに、冷却性能も強力だ。金属製の強固なフレームには、120mmのシステムファンと、92mmのリアファンを装備可能なうえ、前面パネル寄りの側面にはベンチレーターが設けられており、CPUやグラフィックボードを冷却するための空気を効率的に流入させられるようになっている。
加えて、CPUクーラーの2本のヒートパイプに直接風を当てるエアフロー設計が採用されており、CPUの高負荷時でも高いパフォーマンスを長時間維持できる。また、各ファンの静音性が高く、ゲームプレイ時に机の上に置いていても比較的音が気にならないのも特筆すべきポイントだ。
基本スペック「第12世代インテル ®Core ™ プロセッサー」搭載モデルの実力を徹底検証
続いて「OMEN by HP 25L」の基本スペックについて解説していこう。
本機はOSに「Windows 11 Pro」を採用するほか、CPUに「第12世代インテル ®Core ™i7-12700F」(8P+4Eコア、20スレッド、最大4.90MHz、TDP65W)を搭載している。第12世代以降の「第12世代インテル ®Core ™ プロセッサー」には、「Performance-cores」(高性能コア)と「Efficient-cores」(高効率コア)を組み合わせた「ハイブリッド・アーキテクチャー」が採用されており、パフォーマンスを大幅に強化しつつ、省電力性も両立。ゲーミングPCにもってこいのCPUなのである。
そして、グラフィックボードはNVIDIA「GeForce RTX 3060」搭載ボードを採用。メモリーは16GB(DDR4-3200、「Kingston HP37D4U1S8ME-8XR」)、ストレージは1TB(PCIe Gen4 x4接続SSD、「WD WD_BLACK Gen4 SDCPNRY-1T00-1106」)を搭載。電源ユニットはCooler Masterの500W電源「D20-500P1B」(80PLUS BRONZE)を装備している。
外部インターフェイスは、USB Type-Cポート(10Gbps)×1、USB Type-Cポート(5Gbps)×1、USB Type-Aポート(5Gbps)×2、USB 2.0 Type-Aポート×4、有線LANポート(1000BASE-T)×1、イヤホンジャック×1、ライン出力ポート×1、ライン入力ポート×1、マイク入力ポート×2、HDMI 2.1出力ポート×1、DisplayPort 1.4a×3を装備。通信機能としては、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)、Bluetooth 5.0をサポートする。
スペック構成を確認したところで、本機の実力をベンチマークテストでチェックしてみよう。今回は総合ベンチマークプログラム「CrossMark」、3Dグラフィックスベンチマークプログラム「3DMark」、3Dゲームベンチマークプログラム「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」を使用する。
まず総合性能だが、「CrossMark」の総合評点は1782、生産性は1664、創造性は2016、応答性は1509となった。12コア、20スレッド、最大4.90MHz動作の「第12世代インテル ®Core ™ i7-12700F」と「NVIDIA GeForce RTX 3060」が組み合わされているだけに、3Dゲームだけでなく、クリエイティブ系アプリも快適な速度で利用できるパフォーマンスを備えていると言える。
グラフィック性能については、「3DMark」のPort Royalで5101、Time Spyで9180、Fire Strikeで20804、Wild Lifeで48785を記録した。「3DMark」の推定ゲームパフォーマンス(Estimated game performance)では、人気FPSの「Battlefield V」(1440p Ultra)において75〜85fps以上という値が示された。同程度の負荷のゲームであれば1440p解像度でも高いフレームレートを発揮できそうだ。
オンラインRPG「ファイナルファンタジーXIV」の「暁月のフィナーレ」が快適に動作するかを測定する「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」では、「3840×2160(4K)/高品質/デスクトップPC」という設定で、スコアが8169(快適)、平均フレームレートが55.42359fpsを記録した。4K解像度でこれだけのフレームレートが出ていれば、画質と滑らかさのバランスが取れていると言える。「OMEN by HP 25L」は高画質でもゲームを快適にプレイできるパワフルなマシンだということが、よくわかる結果だろう。
なお、500Wの電源ユニットに対して容量不足を心配する人がいるかもしれないが、「OMENJP」の公式動画によれば、「OMEN by HP 25L」のシステム構成であれば500Wの容量で十分であることがわかりやすく解説されている。大容量の電源を搭載すれば、そのぶん消費電力や発熱が増える。そのため、システム構成を変更する予定がないのなら、500Wの電源ユニットが最適解というわけだ。

ゲーム体験4K対応ゲーミングディスプレイで美麗なグラフィックに酔いしれる
「OMEN by HP 25L」でのゲームプレイをより楽しむため、セットでの導入を検討してほしいのが、「OMEN by HP 27u 4K ゲーミングディスプレイ価格.com限定モデル[27インチ黒]」(以下、OMEN by HP 27u 4K)だ。
本機は、4K(3840×2160)解像度、144Hzのリフレッシュレート、1msの応答速度を実現した27型IPS Oxide液晶ゲーミングディスプレイ。本機が採用する「Oxide液晶パネル」は、発熱が少なく、高解像度とハイリフレッシュレートを両立でき、赤などの暖色系の表現にすぐれる特徴を備えているという。
また、VESA認定の「DisplayHDR 400」に対応しており、HDR対応の映像コンテンツやゲームを表示した際に、明部が白飛びせず、かつ、暗部が黒つぶれしないという特徴を備える。色域もデジタルシネマ規格のDCI-P3カバー率が95%と広く確保されており、映像制作者やゲーム開発者が意図したとおりのグラフィックを表示可能だ。加えて、工場出荷時には1台ずつカラーキャリブレーションが実施されている。
実際に本システムでゲームをプレイした感想もお伝えしよう。まずはソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のアクションアドベンチャー「ゴッド・オブ・ウォー」を遊んでみた。広大なスケールのファンタジー世界を冒険する本作は、グラフィックの作り込みが非常に緻密だ。キャラクターの肌の質感や、武具などの光沢、自然物と人工物の繊細なテクスチャーなどが、「OMEN by HP 27u 4K」では非常に臨場感豊かに表示される。27型という大画面と、4Kという高解像度が相まって、まるで吸い込まれるような没入感でプレイできるのである。
また、フレームレートは、4Kでもゲームプレイを通して平均47FPSを記録。おおむね50FPSを超えるが、視界が開けて遠くの景色が見わたせる状況でも40FPSをキープした。4Kの映像美を滑らかな画面表示で楽しめるというわけだ。

「ゴッド・オブ・ウォー」のゲーム画面はどの瞬間を切り取っても、まるで絵画のような情景だ。あまりのリアリティーの高さに奥行きまで感じられるほどである※「ゴッド・オブ・ウォー」は18歳以上のみ対象
©2021 Sony Interactive Entertainment LLC. God of War is a trademark of Sony Interactive Entertainment LLC.
次にプレイしたのがスクウェア・エニックスのオンラインRPG「ファイナルファンタジーXIV」。本作は「エオルゼア」の地で、仲間たちとの冒険が楽しめる作品だが、オンラインゲームながらもスクウェア・エニックスらしい映像美も楽しめる。本機では、高い色域をカバーしているためゲームクリエイターの意図どおりの色調でグラフィックを堪能できるうえ、魔法が飛び交うバトル時でも平均81FPSと高いフレームレートでプレイできた。本機の表示性能により、個性豊かなキャラクターたちの魅力も最大限に引き出されていると感じた。
ゲーミングデスクトップ「OMEN by HP 25L」に、ゲーミングディスプレイ「OMEN by HP 27u 4K」を組み合わせることで、4Kの高画質でも滑らかなゲームプレイが楽しめ、パフォーマンスと表示性能の高さを実感できた。特に、グラフィックを売りにしているアクションゲームやRPG、オープンワールドゲームなどとの相性は抜群だろう。こういったゲームをよくプレイする人は、この組み合わせをぜひお試しいただきたい。
まとめ「OMEN by HP 25L」シリーズでゲームの世界にフルダイブ
本レビューを通して「OMEN by HP 25L」は、「第12世代インテル ®Core ™ i7-12700F」と、NVIDIA「GeForce RTX 3060」搭載のグラフィックボードを組み合わせることで、高いパフォーマンス実現したゲーミングPCであることが確認できた。この内容が172,000円(税込。2023年2月25日時点の価格.com最安価格)で手に入るのは、コスパもかなり優秀と言える。HPならではのスタイリッシュなボディや、すぐれたエアフローによる冷却性能、動作安定性も大きなアドバンテージだ。
さらに「OMEN by HP 27u 4K」との組み合わせなら、4K解像度と144Hzのリフレッシュレート、かつ、クリエイターの意図どおりの色調でゲームを堪能できる。グラフィックに定評のあるゲームを、滑らかな表示で楽しむにはもってこいの組み合わせだ。
新生活スタートに合わせて高コスパなゲーミングPCを手に入れたいと望んでいる人にとって、このゲーミングデスクトップとゲーミングディスプレイの組み合わせは非常に魅力的だと言えるだろう。