高画質・高速レスポンスで人気のカーナビが新たな領域へ さらなる安心と快適さをもたらす「音声操作」に新対応!ケンウッド「彩速ナビ」2023年モデル

“彩”り豊かな映像美と、ストレスフリーで操作できる高“速”レスポンス。それらをあわせ持つ高性能なカーナビとして絶大な支持を得ているケンウッドの「彩速ナビ」。そんな人気カーナビの最上位モデル「TYPE M」シリーズと、ミドルクラス「TYPE S」シリーズの2023年モデルが登場した。定評ある高画質&高速レスポンスはそのままに、新たに「音声操作」へ対応するなど、ひとつ上の次元へと引き上げられた最新モデルの実力を、たっぷりとレビューしていこう。

01.音声操作高画質&高速レスポンスはそのままに「音声操作」へ新対応

「彩速ナビ」2023年モデルの「TYPE M」シリーズと「TYPE S」シリーズで新たに対応した「音声操作」は、ハンドルから手を離すことなく、視線を前方へ向けたまま声でカーナビを操作できるので、ドライブ中の安心感や快適性がこれまで以上に高められている。

音声操作は業界トップクラスの全108操作、242ワードに対応しており、目的地検索のほか、地図の縮尺変更やオーディオソースの切り替え、曲送りなど、さまざまな操作が可能だ。

さっそく試してみたが、「ハイ彩速」と発話すると、すぐさまカーナビがスタンバイ状態に。そして、「近くのコンビニ」と発話すると近隣のコンビニが複数表示され、続けて「候補1へ行く」と話すと目的地へのルート案内が開始された。このように、運転中にコンビニへ立ち寄りたくなったときなど、カーナビに触れたり画面を注視したりすることなく、目的地の検索からルート案内まで声だけで操作できるのはとても便利だ。さらに、音声認識の正確さやレスポンスも申し分なく、普通に発話するだけでサクサクと動いてくれる。レビューしていて、特に便利だなと感じたのが「曲送り」だ。音楽を聴いているときに、「次の曲」と発話するだけで聴きたい曲にたどりつけるのは快適そのものだった。

音声操作

ケンウッド「彩速ナビ」

新たに対応した音声操作は、業界トップクラスの全108操作、242ワードに対応している。注目なのが、ひとつの操作に複数の候補ワードが用意されていること。たとえば、「コンビニエンスストア」なら「コンビニ」でも検索できるし、「ガソリンスタンド」なら「ガソスタ」や「スタンド」でも検索できる。よく使われる言葉が複数設定されているので、対応ワードをしっかりと覚えずとも、直感的に操作できるのがうれしい

目的地検索

「音声操作」を試していて感じたのが、発話後の反応や処理の速さだ。ワードを発してから、操作を完了するまでがとても素早いため、待たされるストレスは皆無と言っていい。カーナビのタッチ操作に比べて、「音声操作」による圧倒的な速さと快適さには感動すら覚えた

曲送り・地図の縮尺変更

車内で音楽をよく聴くのであれば、「音声操作」の曲送りは使用頻度が高そうなワードだ。また、「小さく」、「もっと小さく」と発話すれば地図が縮小され、「大きく」、「もっと大きく」と発話すれば地図が拡大される。たとえば、運転中に目的地までの経路を確認したいときや、次の右左折地点の詳細地図を確認したいときなど、すぐに地図の縮小、拡大ができるので便利だ

ケンウッド「彩速ナビ」

「音声操作」の途中で「ヘルプ画面」と発話すると、対応する候補ワードが表示されるので、都度マニュアルなどを見て確認せずに済む

高画質

ケンウッド「彩速ナビ」

「彩速ナビ」ならではの高画質は、2023年モデルでも健在だ。「TYPE M」シリーズには、高精細で広視野角なHDパネル(1280×720)が搭載されており、くっきりとしたシャープな映像を実現している。視野角は、上下左右ともに170度で、どの角度から見ても色合いやコントラストの変化が少なく、色鮮やかだ。内蔵されている地図データもHD画質に対応しているため、道路の輪郭や地図上に表示された文字などが見やすい

高速レスポンス

フリックやスワイプ、地図のスクロールなどを試してみたが、指の動きに対する追従性は申し分なく、地図の縮尺変更も驚くほどにスムーズだ。地図を大きくスクロールさせてみても、動きがカクついたり、フリーズしたりすることはなかった

2023年モデルの新機能

ケンウッド「彩速ナビ」

「彩速ナビ」2023年モデルの進化点は、「音声操作」だけではない。新しく設定可能となった「平均車速設定」では、「一般道」「有料道」「高速道」の平均速度を個別に設定することで、到着予想時刻の精度をさらに高められる

ケンウッド「彩速ナビ」

店舗や施設などに駐車場やドライブスルーがあるかどうかを、1タップで検索できる新機能「POIジャンル付帯設備検索」。ナビ画面上のチェックボタンをタップするだけで、駐車場やドライブスルーがある場所にピンが表示される

ケンウッド「彩速ナビ」

ガソリンスタンドを検索する際、燃料蒸発ガス排出抑制に取り組む「大気環境配慮型SS(e→AS)」に認定された店舗がわかるよう、検索結果に認定ロゴマークを表示する機能も新たに搭載された(画像はイメージです)

02.エンタメ機能「彩速ナビ」なら、さまざまなエンタメを多彩に楽しめる

近年のカーナビ選びにおいては、エンターテインメント機能が充実しているかも重要なチェックポイントだ。「TYPE M」シリーズは、ワイヤレスミラーリングに対応したAndroidスマホとWi-Fi接続することによって、スマホで再生しているYouTube動画などを9V型の大画面で高画質に楽しめる。また、「TYPE S」シリーズはスマホや「Amazon Fire TV Stick」などとHDMI接続することによって、車内でさまざまなエンタメコンテンツが視聴可能だ。

もちろん、彩速ナビ「TYPE M」と「TYPE S」はハイレゾ音源の再生にも対応。アーティストの息づかいや演奏会場の空気感など臨場感あふれるサウンドを、スタジオマスタークオリティのハイレゾ音源で体感できる。

ケンウッド「彩速ナビ」

「ワイヤレスミラーリング」機能は、スマホ上の映像が同期されるだけでなく、スマホの機種によってはカーナビの画面上からでも操作が可能となる。動画を早送りしたり、次に再生する動画を検索したりする際に、カーナビの大画面で操作できるので使い勝手がいい

ワイヤレスミラーリング

ケンウッド「彩速ナビ」

近年はスマホが大型化しているとはいえ、それでも6インチ程度というのが実際のところ。HD画質の9V型に映し出される映像の迫力はまったくの別物だ。車内のエンターテインメントが充実することで、ドライブの満足度もグンと高まる

HDMI接続

ケンウッド「彩速ナビ」

「TYPE S」シリーズでは、スマホや「Amazon Fire TV Stick」などとHDMI接続することによって、さまざまなエンターテインメントコンテンツが楽しめる

ケンウッド「彩速ナビ」

「彩速ナビ」はレコーディングスタジオでの音楽制作から、オーディオ機器の開発までを手がけるJVCケンウッドグループの音に対するこだわりを形にした商品の一つ。ボーカルの息つかい、ギターやピアノの余韻、会場の空気感までもアーティストの想いを感じることができる。

03.選べる大画面こだわり派からファミリー層まで。「彩速ナビ」は大画面を“選べる”

「彩速ナビ」の魅力のひとつが、豊富な製品ラインアップだ。クルマは、ミニバンやSUVなど大きな車種もあれば、軽自動車やコンパクトカーなど小さな車種もあるように、カーナビのディスプレイもクルマの大きさに合わせた“ちょうどいい”サイズというものがある。

ミニバンやSUVなど、車内が広いクルマには迫力の大画面をみんなで楽しむことができる9V型の「TYPE M」シリーズがよさそうだ。また、軽自動車やコンパクトカーなどには、8V型や7V型の「TYPE S」シリーズがぴったりだろう。

9V型と8V型には、2DINに格納するインダッシュモデルのほか、多くの車種に適合するフローティングモデルも用意されるなど、「彩速ナビ」はクルマのボディタイプやコンソールの形状、予算などに合わせて、さまざまな画面サイズや搭載タイプから選べるのがうれしい。

「TYPE M」シリーズ 9V型フローティングモデル「MDV-M910HDF」

ケンウッド「彩速ナビ」

「TYPE M」シリーズの9V型フローティングモデル「MDV-M910HDF」。フローティングモデルは、ディスプレイがコンソールから浮かび上がるように設置される構造となっており、2DINを備える多くの車種で大画面が楽しめる

「TYPE S」シリーズ 8V型フローティングモデル「MDV-S810F」

ケンウッド「彩速ナビ」

「TYPE S」シリーズの8V型フローティングモデル「MDV-S810F」は、「MDV-M910HDF」よりひと回り小さく、軽自動車やコンパクトカーにぴったりだ

ケンウッド「彩速ナビ」

デザイン性と操作性を両立したフルフラットデザインや、高い制振性、状況に合わせて自在にモニター角度を調整できるチルト機構など、フローティングモデルはさまざまな魅力を備えている

04.まとめワンランク上の次元へと引き上げられた、選んで間違いのないカーナビ

目的地検索や地図の縮尺変更、メディアのソース切り替えなど、声でさまざまな操作が行える「音声操作」の利便性の高さは、一度味わうと手放したくなくなるほどに感動的で、「ここまできたか、『彩速ナビ』!」と素直に感心させられた。視線を前方へ向けたまま、声だけで操作できるという安心感はもちろん、これまでとは次元が異なると言えるほどスムーズに操作できるので、機会があればぜひ実際に体感してみてほしい。また、「TYPE M」シリーズには「ワイヤレスミラーリング」機能が、「TYPE S」シリーズにはHDMI接続が用意されるなどエンタメ機能も充実しており、9V型から7V型まで用意される豊富な画面サイズも魅力的だ。高画質、高速レスポンスで人気の「彩速ナビ」は、2023年モデルで新たな領域へと踏み込んだと言える。さらにワンランク上の次元へと引き上げられた「彩速ナビ」で、これまで以上に安心・快適で楽しいカーライフを送ってみてはいかがだろうか。

この記事は2023年6月22日の情報を基にしております。