人気モデルがいよいよ終了へ 超軽量&高性能でコスパ抜群なモバイルノート「HP Pavilion Aero 13-be2000」の魅力を再評価

ビジネスだけでなく、動画やWebサイトの閲覧、ゲーム、趣味の創作活動などといったプライベートを充実させるために、モバイルノートPCは必携アイテムと言える。自宅はもちろん、カフェなどの外出先で利用する機会も多くなるだけに、スペックとともに、デザインもこだわって選びたい。そこで注目したいのが、日本HPの13.3型モバイルノート「HP Pavilion Aero 13-be2000」だ。厚さ16.9mm、重量約957gという圧倒的な薄型・軽量ボディを実現しつつ、納得のコストパフォーマンスを実現している。価格.comで長く人気を集めた本機だが、後継モデルが登場し、いよいよ販売終了が近いと思われる。本特集では、実利用シーンを想定しながらその魅力を再評価した。

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ボディデザイン約957gの軽量ボディ。
プレミアムデザインをまとった大人のための1台

ビジネスやプライベートを充実させるモバイルノートは大人にとって欠かせないアイテムと言えるが、当然ながらその使い方は時代とともに変化している。今なら、動画などのサブスクリプションサービスを楽しんだり、スマートデバイスと連携させたりするケースが多いはずだ。これらの用途における使い勝手のよさもモバイルノートを選ぶ際の重要なポイントになってくるだろう。

そこで注目したいのが、日本HPの13.3型モバイルノート「HP Pavilion Aero 13-be2000」だ。本機は、CPUに「AMD Ryzen™ 7000 シリーズ プロセッサ」を搭載し、高性能であるうえ、今どきの使い方にもしっかりと対応できる多機能な製品だ。

日々愛着を持ってモバイルノートを使い続けるには、つい持ち運びたくなるようなデザイン性がまず重要。その点、シンプルかつスタイリッシュなデザインの「HP Pavilion Aero 13-be2000」は、魅力的な選択肢であるといえるだろう。ここでは、そのボディデザインから詳しくチェックしていくことにしよう。

HP Pavilion Aero 13-be2000

大人のための1台として注目したい「HP Pavilion Aero 13-be2000」。ここでは、「AMD Ryzen™ 7 7735U プロセッサ」、16GBメモリー、NVMe接続の512GBSSDを搭載した最上位の「パフォーマンスモデルG3」を使ってレビューを行った

プレミアムロゴをまとい、大人の雰囲気に

ボディデザインにおいて、おさえておきたいポイントは天板のロゴだ。上位モデルが採用しているHPのプレミアムロゴをまとい、よりスタイリッシュなデザインに仕上がっている。ボディ表面の素材にはキートップ含めてメタルを採用しており、大人のためのモバイルノートにふさわしい高級感が演出されている。

HP Pavilion Aero 13-be2000

上位モデルと同様にHPのプレミアムロゴを採用。4本のラインでHPの文字を表現しており、シャープでスッキリとした見た目だ。ロゴは鏡面仕様で角度によって異なる輝きを放ち、高級感がある

HP Pavilion Aero 13-be2000

スタンダードロゴの製品(写真左)と天板を比較したところ。プレミアムロゴをまとった「HP Pavilion Aero 13-be2000」(写真右)はよりスマートに見える

もちろん、いくらデザインがよくても携帯性がいまいちでは、オンでもオフでも使いこなしたいモバイルノートとしては不十分だ。その点、「HP Pavilion Aero 13-be2000」はボディの素材に堅牢かつ軽量なマグネシウム合金を採用することで、薄さ16.9mm、重量約957gの薄型・軽量ボディを実現している。家の中やオフィス内での移動はもちろん、カフェや旅行先など、さまざまな場所に安心して持ち出せる。

HP Pavilion Aero 13-be2000 HP Pavilion Aero 13-be2000

ボディが薄型でカバンにスッキリと収まる。1kgを切る軽さでありながらボディは堅牢なため、気軽にさっと持ち出せる

用意されたカラーバリエーションは「ピンクベージュ」「セラミックホワイト」の2色。いずれもシンプルかつ落ち着いた色味で、多くの人が取り入れやすい。キーボードやタッチパッド、指紋センサーもボディと同色で揃えられており、高級感がある。

HP Pavilion Aero 13-be2000

持ち歩くモバイルノートにとってカラーは重要。「HP Pavilion Aero 13-be2000」のカラーバリエーションには「ピンクベージュ」(写真左)と「セラミックホワイト」(写真右)の2色が用意されている。ジェンダーレスなカラーで洋服や小物との組み合わせたコーディネートも楽しめそうだ

処理性能高いパフォーマンスをもたらす
「AMD Ryzen™ 7000 シリーズ プロセッサ」を搭載

「HP Pavilion Aero 13-be2000」が搭載するCPU「AMD Ryzen™ 7000 シリーズ プロセッサ」は、「Zen3+」アーキテクチャーを採用しており、パフォーマンスとグラフィック性能に定評がある。実際、下記に示すように各種ベンチマークテストのスコアも、実使用におけるパフォーマンスもきわめて良好だった。この処理性能ならビジネスにおける文書作成はもちろん、ゲームやエンタメ鑑賞、画像や動画の編集、制作、配信など、プライベートな用途でも快適に使えるはずだ。

「HP Pavilion Aero 13-be2000」にラインアップされたモデルは、「スタンダードプラスモデルG3」(メモリー:16GB、ストレージ:512GB SSD)と、「AMD Ryzen™ 7 7735U プロセッサ」を搭載した「パフォーマンスモデルG3」(メモリー:16GB、ストレージ:512GB SSD)の2機種。今回は、上位に位置する「パフォーマンスモデルG3」を使って検証を行った。

「パフォーマンスモデルG3」の基本スペック
OS Windows 11 Home
CPU AMD Ryzen™ 7 7735U プロセッサ(8コア/16スレッド、20MBキャッシュ、最大ブースト4.75GHz)
グラフィック AMD Radeon™ グラフィックス
メモリー 16GB
ストレージ 512GB SSD (PCIe NVMe)

処理性能をベンチマークプログラムでチェック

「CINEBENCH R23」の結果
HP Pavilion Aero 13-be2000

CPUの処理性能を計測するベンチマークプログラム「CINEBENCH R23」では、シングルコアのスコアが1295、マルチコアのスコアが9014をマーク。スリムなモバイルノートPCでありながら、ミドルクラスのデスクトップPCにも引けを取らない性能を確認できた

「PCMark 10」の結果 HP Pavilion Aero 13-be2000

パソコンの総合的な処理性能を計測する「PCMark 10」では、トータルスコアで6292を記録。2023年時点におけるモバイルノートにおける快適性の目安となるスコアは3000程度だが、そのスコアを2倍以上も上回った

「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」の結果
HP Pavilion Aero 13-be2000

「AMD Ryzen™ 7 7735U プロセッサ」に内蔵されたGPU「AMD Radeon™ グラフィックス」のグラフィック性能を確かめるため、人気RPG「ドラゴンクエストX」のベンチマークプログラムも実行した。その結果、最高品質、フルHD(1920×1080)設定で、スコアは7338、「とても快適」の評価が得られた。スペック要求の低いものから、比較的高いものまで快適に楽しめそうだ

処理性能を実使用でチェック

ベンチマークテストの結果は製品選びにおいて重要な指標となるが、やはり実際の作業における体感速度も気になるところ。WebブラウジングやOfficeアプリを使ったドキュメント制作、「Adobe Photoshop」(別売)を用いた画像の編集、「Adobe Premiere Pro」(別売)を使った動画のエンコードなど、さまざまな作業を行ったところ、各種ベンチマークテストの結果同様、どれもスムーズにこなせた。複数の作業を同時並行で行うマルチタスク処理など、パソコンに大きな負荷のかかるシーンでも目立ったカクつきはなく、作業は終始快適だった。

HP Pavilion Aero 13-be2000

動画編集ソフト「Adobe Premiere Pro」(別売)を使って、デジタル一眼カメラで撮影したH.264/mp4の4K動画(約1分、約704MB)を同形式のフルHD動画に変換したところ、動画の尺より短い約54秒で完了した。スマートフォンでも一連の作業はできるが、処理速度や操作性にこだわるならやはりパソコンに分がある

HP Pavilion Aero 13-be2000

WebブラウザーでYouTubeを開き、バックグラウンドでフルHD動画を再生しながら、画像編集ソフト「Adobe Photoshop」(別売)を立ち上げて画像の編集、書き出しなどを行ってみたが、動作がもたつくことはなく、サクサクと作業できた。8コア/16スレッドのマルチスレッド性能の高さがいかんなく発揮されている

使い勝手大人の趣味をサポートする、
使いやすい数々の機能と良好なバッテリー持ち

「HP Pavilion Aero 13-be2000」は、どこにでも持ち運びたくなるスタイリッシュなデザインと高い処理性能を実現していることが確認できた。となると、次に気になるのはモバイルノートとしての実用性だろう。日々ストレスなく使うには、堅牢性やバッテリー持ちは特に重要なチェックポイントだ。

まずは堅牢性について。「HP Pavilion Aero 13-be2000」はボディの素材にプラスチックやアルミよりも軽量で頑丈なマグネシウム合金を採用しており、天面耐圧が300kgfという堅牢性を誇る。これなら大切なデータを保存したまま満員電車に乗っても、破損の心配は少ない。

HP Pavilion Aero 13-be2000

力を込めてねじろうとしても、たわむ気配がないほどボディは強靭だった。見た目の質感が高いだけでなく、堅牢性も十分だ

最大12時間の駆動を実現するロングライフバッテリーも「HP Pavilion Aero 13-be2000」の魅力。これなら、外出先に持ち出して、仕事や趣味に長時間安心して使えるだろう。もし、充電を忘れた場合でも、わずか45分で50%まで充電できる急速充電機能「HPファストチャージ」を備えているので、出かけるまでの支度時間などで十分な充電が可能だ。バッテリーの消費が比較的少ない動画の視聴やデスクワークなら、ACアダプターを持ち歩かなくても1日使い続けることができるだろう。

HP Pavilion Aero 13-be2000

付属の充電器(専用の電源コネクターを使用)に加えて、USB3.1 Type-Cポートから充電できるのも大きなポイント。たとえば、スマートフォン用の充電器(別売)と共用すれば、その分、外出時の荷物を減らせる。特に出張や旅行の際は便利だ

このほかにも、随所にこだわりが感じられ、実際に使い勝手のよさを実感する場面が多かった。そのひとつがアスペクト比16:10のWUXGA(1920×1200)液晶ディスプレイだ。一般的なモバイルノートが採用する16:9のフルHD(1920×1080)ディスプレイよりも10%ほど縦に画面が広い。そのため、Webサイトの閲覧や動画の編集、文書作成などにおいて、画面に表示できる情報量が多く、作業効率が高まる。

HP Pavilion Aero 13-be2000

アスペクト比16:10の、WUXGA(1920×1200)液晶ディスプレイ。一般的なフルHDディスプレイに比べて縦方向に表示領域が広く、スクロール操作の頻度が少なくて済む。視野角が広いIPSパネルを採用しているので、斜めから見ても明るさや色が変わりにくく、クリエイティブ作業にも適している

HP Pavilion Aero 13-be2000 HP Pavilion Aero 13-be2000

外部インターフェイスは、左側面にHDMI2.1出力ポート、USB3.1 Type-Aポート、USB3.1 Type-Cポート、マイク/ヘッドホン・コンボ・ジャックを、右側面にUSB3.1 Type-Aポートと電源コネクターを搭載。薄型モデルながら、フルサイズのHDMI出力ポートやType-AのUSBポートを備えているので、別途変換アダプターを持ち歩かなくても外部ディスプレイやUSBメモリーなどさまざまな周辺機器を使える

HP Pavilion Aero 13-be2000

外部ディスプレイとの接続はHDMI2.1出力ポート、およびUSB3.1 Type-Cポートで行える。高解像度な4K出力に対応し、マルチディスプレイ環境も構築できる。圧倒的な大画面環境を構築すれば、画像編集や動画編集などクリエイティブな用途で特に便利だ

HP Pavilion Aero 13-be2000

モバイルノートの機動力の高さは、オフタイムを充実したものにしてくれる。外出先で友人とリアルタイムでオンラインのスポーツ配信を楽しみたい、といったニーズにも大画面でバッテリー駆動時間の長い「HP Pavilion Aero 13-be2000」なら、カバンから取り出してさっと応えてくれる。無線LANにおいてはWi-Fi 6Eもサポートしており、対応製品との組み合わせでより高速で安定した通信が可能だ

このほか、IDやパスワードを入力することなく素早く安全にロックを解除できる指紋認証機能や、スマートフォンとデータを手軽にやり取りできる「HP Quick Drop」なども便利だ。これを使えば、スマートフォンで撮影した映像を「HP Pavilion Aero 13-be2000」に転送して素早く編集できる。本機とスマートデバイスの組み合わせは、仕事や趣味の幅を大いに広げてくれるだろう。

HP Pavilion Aero 13-be2000

キーボード右下に「Windows Hello」対応の指紋認証センサーを搭載しており、OSの起動とロック解除を安全かつスピーディーに行える。顔認証と違いマスク着用時でも使えるのはやはり便利だ

HP Pavilion Aero 13-be2000

「HP QuickDrop」は、スマートフォン(Android/iOS対応)に保存された写真や書類をメールやSNSを経由することなく、直接ワイヤレス(Wi-FiでのP2P)転送できる機能。ドキュメント、静止画、動画などのファイルに対応しており、使い勝手がよい。実際にスマートフォンで撮影した動画を「HP Pavilion Aero 13-be2000」に送ったところ、転送がスムーズだった。また、「HP Pavilion Aero 13-be2000」で編集したデータを、スマートフォンへ転送するのも簡単だ

まとめオンもオフもスマートに楽しむ高コスパモバイルノート

重さ1kg未満という驚きの軽さと、「AMD Ryzen™ 7000 シリーズ プロセッサ」搭載による高い処理性能、それでいて109,800円からというお値打ち価格を両立している(2024年6月上旬時点における「スタンダードプラスモデルG3」の価格com最安価格)。これだけでも十分に魅力的だが、「HP Pavilion Aero 13-be2000」は、ファッションアイテム感覚でどこにでも持ち歩きたくなるような上質でスタイリッシュなデザインまで実現している。しかも、実際に色々なシーンで使ってみると、16:10の大画面液晶や、USB3.1 Type-Cポート経由での充電、指紋認証、スマートフォンとの連携機能など、かゆいところに手が届く便利な機能を豊富に搭載しており、その便利さを実感できた。オンもオフもスタイリッシュかつスマートに楽しむ、そんな大人のライフスタイルをアシストするアイテムとして選んでもらいたい1台だ。

HP Pavilion Aero 13-be2000

超軽量&高性能でコスパ抜群なモバイルノート

HP Pavilion Aero 13-be2000
価格.comで最新価格をチェック
「HP Pavilion Aero 13-be2000」の主なスペック
モデル スタンダードプラスモデルG3価格.comで最新価格をチェック レビュー機パフォーマンスモデルG3価格.comで最新価格をチェック
OS Windows 11 Home 64bit
CPU AMD Ryzen™ 5 7535U プロセッサ AMD Ryzen™ 7 7735U プロセッサ
グラフィック AMD Radeon™ グラフィックス
メモリー 16GB
ストレージ 512GB SSD(PCIe NVMe)
液晶
ディスプレイ
13.3型WUXGA(1920×1200) IPS液晶、非光沢
外部
インターフェイス
USB PD/DisplayPort1.4対応USB3.1 Type-Cポート×1、USB3.1 Type-Aポート×2、
HDMI2.1出力ポート、マイク/ヘッドホン・コンボ・ジャック×1、電源ポート×1
無線通信 IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)、Bluetooth 5.3
本体サイズ
(幅×奥行×厚さ)
約298×209×16.9 (最薄部)-18.9 (最厚部)mm
重量 約957g
バッテリー駆動時間 最大12時間
モデル スタンダードプラスモデルG3価格.comで最新価格をチェック レビュー機パフォーマンスモデルG3価格.comで最新価格をチェック
OS Windows 11 Home 64bit Windows 11 Home 64bit
CPU AMD Ryzen™ 5 7535U プロセッサ AMD Ryzen™ 7 7735U プロセッサ
グラフィック AMD Radeon™ グラフィックス AMD Radeon™ グラフィックス
メモリー 16GB 16GB
ストレージ 512GB SSD(PCIe NVMe) 512GB SSD(PCIe NVMe)
液晶
ディスプレイ
13.3型WUXGA(1920×1200) IPS液晶、非光沢 13.3型WUXGA(1920×1200) IPS液晶、非光沢
外部
インターフェイス
USB PD/DisplayPort1.4対応USB3.1 Type-Cポート×1、USB3.1 Type-Aポート×2、HDMI2.1出力ポート、マイク/ヘッドホン・コンボ・ジャック×1、電源ポート×1 USB PD/DisplayPort1.4対応USB3.1 Type-Cポート×1、USB3.1 Type-Aポート×2、HDMI2.1出力ポート、マイク/ヘッドホン・コンボ・ジャック×1、電源ポート×1
無線通信 IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)、Bluetooth 5.3 IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)、Bluetooth 5.3
本体サイズ
(幅×奥行×厚さ)
約298×209×16.9 (最薄部)-18.9 (最厚部)mm 約298×209×16.9 (最薄部)-18.9 (最厚部)mm
重量 約957g 約957g
バッテリー駆動時間 最大12時間 最大12時間
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この記事は2024年6月24日の情報を基にしております。