4色すべてが顔料インク ブラザーの大容量インクジェット複合機「ファーストタンク」は文書印刷にすこぶる強い!
近年、家庭でのプリンターの主な使い道が写真や年賀状の印刷から、会社の資料や子どもの学習用プリントなどを出力する「文書印刷」へと変化しつつある。そこで、“文書印刷に強い”プリンターとして注目したいのが、ブラザーの大容量インクジェット複合機「ファーストタンク」シリーズの新モデル「DCP-J4143N」だ。本機は4色すべてに水ににじみにくい顔料インクを採用したうえ、「ファーストタンク」ならではの低インクコストを実現。さらに、印刷速度が速いのもうれしい点だ。そんな本機の魅力を、くまなくチェックしていこう。
印刷性能文字もグラフもくっきり。インクコストの低さもうれしいメリット
ビジネスシーンでは、在宅ワークとオフィスワークを組み合わせたハイブリッドワークが定着し、学習シーンでは、パソコンやタブレット端末の活用が当たり前になりつつある。それにともない、大きく変化したもののひとつが自宅におけるプリンターの使い道だろう。以前は、写真や年賀状などの印刷が主だったが、近ごろは仕事の資料や子どもの学習用プリントを印刷する、いわゆる「文書印刷」の機会が増えている家庭が多いのではないだろうか。
そんな家庭に注目してほしいのが、“文書印刷に強い”ブラザーの大容量インクジェット複合機「ファーストタンク」シリーズだ。そのなかでも、「DCP-J4143N」は家庭での利用に適したモデルとして注目度が高い。

「ファーストタンク」シリーズの新モデルとなる、2023年10月発売のA4インクジェット複合機「DCP-J4143N」。文書印刷に適した顔料インクを4色すべてに採用し、A4普通紙への印刷速度が速いのも特徴だ
「DCP-J4143N」が“文書印刷に強い”最大の根拠は、ブラックはもちろん、マゼンタ、シアン、イエローの4色すべてに顔料インクを採用していることにある。一般的なインクジェットプリンターは、写真などを色鮮やかに発色させるため、紙に染み込みやすい染料インクをカラーインクに採用し、顔料インクを採用するのは文字印刷で多用されるブラックインクのみである場合が多い。しかし本機は、4色すべてに顔料インクを採用することで、小さな文字や細い罫線だけでなく、資料に描かれたグラフやイラストなどまで、くっきりと印刷できるようにしているのだ。
印刷品質をチェックしてみた

文書印刷の実力を確かめるため、A4普通紙にグラフ付きの資料を印刷してみた。小さな文字がくっきりと読みやすいうえ、カラーのグラフやイラストもにじみが少なく、細部までキレイな仕上がり。大切なプレゼンの資料としても十分に活用できる印刷品質だ
グッと顔を近づけて画数の多い文字の印刷具合をチェックしてみたが、細部までつぶれることなく、トメ・ハネ・ハライまでしっかりと再現されていた。また、顔料インクは水に溶けにくいため、資料の重要なポイントや、学習プリントの暗記したい英単語などを蛍光ペンでマークしてもにじみにくかった
「ファーストタンク」シリーズならではの
低インクコストを実現
ブラザーの大容量インクジェット複合機らしく、低インクコストを実現しているのも大きな特徴だ。「DCP-J4143N」はA4モノクロ文書なら約6,000枚、A4カラー文書なら約5,000枚を印刷できる大容量インクカートリッジを採用しているため、インク交換の頻度が少なくて済むうえ、インクコストはA4モノクロ文書が約0.8円(税込)/枚、A4カラー文書が約4.1円(税込)/枚とリーズナブル。ブラザーのインクジェットプリンター標準モデル※のインクコストと比べた場合、A4モノクロ文書では約1/3以下、A4カラー文書では半分以下となる。
ブラザーのA4インクジェットプリンターとのインクコスト比較
A4モノクロ文書 | A4カラー文書 | |
---|---|---|
標準モデル*1 | 約3.0円 /枚 |
約9.9円 /枚 |
ファーストタンクモデル*2 | 約0.8円 /枚 |
約4.1円 /枚 |
※すべて税込。
※測定条件については、ブラザーサイトをご確認ください。
*1 DCP-J528N、DCP-J928N-W/B、DCP-J1800N、MFC-J905N、MFC-J739DN/DWN、MFC-J939DN/DWN。
*2 DCP-J1203Nは除く。
さらに、印刷スピードもA4モノクロ文書が約20枚/分(ipm)※、A4カラー文書が約19枚/分(ipm)※と高速で、会議で配る資料や受験前の大量の課題なども自宅でためらうことなく印刷できるだろう。
※測定条件については、ブラザーサイトをご確認ください。
多彩な機能液晶のQRコードを読み取るだけ。簡単スマホ接続に対応
今や、家庭用プリンターに欠かせないスマートフォンとの連携機能。しかし、ネットワークやプリンターの操作に慣れていない人だと、スマートフォンとの接続には案外手間がかかるものだ。そこで「DCP-J4143N」では、本体の液晶モニターに表示されるQRコードを読み取って、スマートフォンとWi-Fiダイレクト接続できる機能を新搭載。専用のスマートフォンアプリ「Brother Mobile Connect」を使って、スマートフォンやタブレット端末内の書類や教材を、パソコンを使わずに手軽にワイヤレス印刷できる。

スマートフォン用アプリ「Brother Mobile Connect」を使えば、仕事の資料や子どもの学習用プリントのほか、家族の写真なども簡単に印刷できる。また、1年中使えるはがきテンプレートが揃った「Brother はがき・年賀状プリント」や、凝った名刺を作成できる「Brother 名刺・カードプリント」などのアプリが揃っており、オリジナルの印刷物を手元で簡単に作成することも可能だ

コミュニケーションアプリ「LINE」を活用した「Brother プリント&コネクト」も利用可能。これは、ブラザーの公式LINEアカウント「Brother プリント&コネクト」を友だち登録し、「Brother Online」のアカウントと連携させると、トーク画面に投稿した写真やファイルを印刷してくれるという機能だ
ADFや自動両面印刷など、便利な機能をしっかりと装備
「DCP-J4143N」は、直感的に操作できる2.7型タッチパネル液晶モニターや、連続スキャンやコピーが行えるADF(自動原稿送り装置)、用紙の両面を使用することで印刷枚数を節約できる自動両面プリント、カラーインクが切れても黒インクだけで印刷できる「クロだけ印刷」※などを搭載。文書印刷に便利な機能をしっかりと押さえた、多機能モデルとなっている。
※用紙の設定によっては「クロだけ印刷」ができない場合があります。
※電源コードを抜いたり、空になったインクカートリッジを取り外した場合は、新しいインクカートリッジを取り付けるまで印刷できません。
機能的なボディ大容量インクカートリッジ搭載でもスマートなボディを実現
続いて、「DCP-J4143N」のボディやメンテナンス性についてチェックしていこう。本機は、大容量インクカートリッジやADFを搭載しながら、本体サイズは約435(幅)×343(奥行)×180(高さ)mm(突起部除く)とコンパクト。しかも、丸みを帯びたホワイトカラーのボディにはやわらかさがあり、リビングルームや書斎などのインテリアになじみやすい。また、用紙の補充やインクの交換などが前面から行える「フロントオペレーション」設計のため、本体の両サイドや後方に余裕のないスペースに設置してもそのままメンテナンスできるのはありがたい。
大容量インクジェット複合機でありながら、「DCP-J4143N」のボディはスマート。ほぼすべての操作を本体前面から行える「フロントオペレーション」設計のため、設置したままの状態で用紙の補充やインクの交換が可能だ
メンテナンス面で特に便利だと感じたのは、インク残量からおよその印刷可能枚数が確認できること。そして、カートリッジ内のインクがなくなっても約200枚分の印刷を継続できることだ。インクの交換時期がわかりやすいうえ、いざインク切れになったとしてもあわてる必要がない。また、電源さえつないでおけば、自動でプリントヘッドのノズルの目詰まりを抑制してくれる「オートクリーニング」も搭載しており、長く快適に使用できる。これも本機のいいところだろう。
2年間で1回使える無償修理サービスBrother Online ハイプリ
「DCP-J4143N」をはじめとした「ファーストタンク」シリーズには、無償の修理サービス「Brother Online ハイプリ」が用意されていることにも注目したい。このサービスは、登録受付期間内(購入後半年以内)に、ブラザーオンライン会員登録後、「Brother Online ハイプリ」に登録するだけで、1年間のメーカー保証に加えて、2年間で1回使える無償修理サービスが付加されるというもの。無料で保証期間が延長されるのはうれしい限りだ。

※3年間の無償修理を保証するものではありません。詳しくは、ブラザーサイトをご確認ください。
インク交換や長期使用でトク刷るポイント
ブラザーオンライン会員登録後、「トク刷るポイント」サービスに加入すると、ブラザー独自のポイントも手に入る。 製品登録時に、初回登録ポイントとして300ポイントが付与されるうえ、カートリッジの交換や長期使用時にもポイントが貯まる。貯まったポイントはギフト券やキャッシュレスアプリのポイントなどと交換することが可能だ。印刷すればするほどポイントが貯まるのだから、自宅で印刷することが楽しくなりそうだ。

※詳しくは、ブラザーサイトをご確認ください。
まとめ「ファーストタンク」は家庭用プリンターの有力な選択肢
会社の資料や子どもの学習用プリントなど、自宅で文書印刷を行うことが多くなった今、家庭用プリンターに求められるのは、@文字やグラフなどがくっきり読みやすい印刷品質、A大量の資料も気兼ねなく印刷できる低インクコスト、Bストレスを感じないスピーディーな印刷速度となるだろう。
こうした点から「DCP-J4143N」を見ると、本機は4色すべてに顔料インクを採用し、細かな文字までにじみにくくシャープに印刷できる印刷品質を備えているうえ、大容量インクカートリッジの採用で気兼ねなく印刷できる低インクコストを実現。さらに、印刷速度はA4モノクロ文書で約20枚/分(ipm)、A4カラー文書で約19枚/分(ipm)とスピーディーで、今どきの家庭用プリンターに求められる要素をしっかりと満たしていると言える。
しかも、スマートフォンと連携がしやすく、製品登録するだけで安心して長く使える無償修理サービスに対応しているのもうれしい。家庭用プリンターの購入を検討している人にとって、“文書印刷に強い”「DCP-J4143N」は有力な選択肢となるはずだ。
大容量インクジェット複合機
「ファーストタンク」シリーズ
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