建設業・小売業や塾・受験対策にピッタリ 印刷量に合わせて2タイプから選べる エプソンのA3ビジネスインクジェット複合機
“ビジネス用のプリンターと言えばレーザー”が当たり前だったのはひと昔前の話。近年は、低印刷コストや高速印刷に加え、高い耐久性も備えたビジネスインクジェットプリンターが普及しつつある。なかでも、価格.comユーザーから高い評価を獲得しているのが、エプソンのビジネスインクジェットプリンターだ。インク交換頻度を抑えられる大容量インクタンクのエコタンク搭載モデルと、手早くインク交換が行えるカートリッジモデルの2タイプから用途に合わせて選べるのが特徴で、建設業や小売業、教育業はもちろん、受験を控えた子どものいる家庭など、ビジネス/プライベートを問わず、さまざまな場所で導入されている。そんな、エプソンのA3ビジネスインクジェット複合機の魅力を、じっくりとひも解いていこう。
選べる2タイプエコタンク搭載モデル&カートリッジモデルという2つの選択肢を用意
ビジネスの現場で求められるのは、第一に低コストであること、そして、生産性が高いことだろう。ドキュメント業務においてもしかりで、ビジネス用途のプリンター選びにおいては、印刷コストの低さと、印刷速度の速さは外せないポイントだ。もちろん、長く、安心して使える耐久性の高さや、メンテナンスのしやすさも重要だと言えるだろう。
こうした要望に応えてくれるプリンターとして、多くの人が思い浮かべるのはレーザープリンターではないだろうか。しかし、そのイメージは「過去のもの」となりつつある。近年は、印刷コストの低さに加え、すぐれた印刷速度や耐久性を備えた、ビジネスインクジェットプリンターが普及し、レーザープリンター1色だったビジネスプリンター市場の勢力図が変化してきているのだ。
なかでも、エプソンのビジネスインクジェットプリンターは、印刷品質や使い勝手のよさで価格.com上でも高い評価を獲得しているうえ、インク交換頻度を抑えられる大容量インクタンクのエコタンク搭載モデルと、手早くインク交換ができるカートリッジモデルの2タイプから用途に合わせて選べるのが特徴となっている。
本特集では、印刷ボリュームが多い事業所向けモデルとしてエコタンク搭載の「PX-M6712FT」に、初期導入コストを抑えたい事業所や、印刷ボリュームがそこまで多くない事業所向けモデルとしてカートリッジモデルの「PX-M6011F」に注目。2機種の違いなどを確認したうえで、その実力を詳しくチェックしていくとしよう。
ビジネスプリンター市場では、近年、レーザープリンターに代わる選択肢として、ビジネスインクジェットプリンターが台頭してきている。エプソンのA3ビジネスインクジェット複合機なら、印刷ボリュームに合わせて、エコタンク搭載モデルと、カートリッジモデルの2タイプから選択が可能だ
PX-M6712FT | PX-M6011F | |
---|---|---|
本体サイズ | 515(幅)×500(奥行)×350(高さ)mm | 515(幅)×450(奥行)×350(高さ)mm |
重量 | 21.5kg | 20.2kg |
解像度(読み取り) | 原稿台:300×600dpi、600×600dpi(カラー) | |
解像度(書き込み) | 600×600dpi、600×1200dpi | |
カラー印刷速度 | 約25ipm | 約12ipm |
モノクロ印刷速度 | 約25ipm | |
カラー印刷コスト(税込) | 約2.2円 | 約9.9円 |
モノクロ印刷コスト(税込) | 約0.9円 | 約3.0円 |
給紙枚数 | 最大550枚(カセット1段につき250枚、背面トレイ50枚) |
エコタンク搭載の「PX-M6712FT」は、インクボトルからインクを充填する仕組み。「挿すだけ満タン」インク方式を採用しており、タンクの注入口にインクボトルの先端を合わせて、軽く押し込むだけで簡単にインクを充填できた。インクボトルは、ブラック、マゼンタ、イエロー、シアンの4色が用意され、ブラックインク1本あたりでA4モノクロ約7,500ページ、カラーインクはA4カラー約6,000ページの印刷が可能なため、インク交換の手間が軽減される
カートリッジモデルの「PX-M6011F」のインク交換は、古いカートリッジを外して、新しいカートリッジをカチッとはめ込むだけ。「PX-M6712FT」と同様、インクはブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色を使用する。なお、大容量インクカートリッジ使用時ならA4モノクロ約2,200ページ、カラーインクはA4カラー約1,100ページの印刷が可能だ
印刷速度、印刷コスト、印刷可能枚数の測定条件については、エプソンホームページをご覧ください。
基本性能価格.com上でも評価の高い印刷品質&印刷速度
総合的に使いやすく多機能です。A3サイズのスキャンもでき、プレゼン資料の両面印刷も可能。印刷の色合いがきれいですよ!
印刷速度が速いです。ドキュメント印刷はレーザープリンターに劣りません。
今まで、会社ではレーザープリンターしか選択肢がないと思っていました。印刷コストを重視するなら、これを選ぶべき。
両面印刷してもとても速く印刷できるので、ビジネス用途に最適です。
A3までコピーでき、しかもインクコストが安いのはとてもありがたい。中学生の娘が教科書やプリントを気軽に大量コピーしています。
※2023年10月4日時点の価格.com「PX-M6712FT」製品ページに寄せられた価格.comユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
百聞は一見にしかずということで、エコタンク搭載の「PX-M6712FT」を使って、エプソンのA3ビジネスインクジェット複合機の実力を確認していこう。まずは価格.comの製品ページを見てみたが、ユーザー満足度は5点満点中、4.82点(2023年10月4日時点)と高く、上記のように「A3サイズのスキャンもでき、プレゼン資料の両面印刷も可能。印刷の色合いがきれいですよ!」「印刷コストを重視するなら、これを選ぶべき」「中学生の娘が教科書やプリントを気軽に大量コピーしています」など、好意的なコメントがずらりと並ぶ。
多くのユーザーが異口同音に評価するポイントとして、「印刷コストの低さ」がその筆頭にあがるだろう。A4カラーは約2.2円/枚、A4モノクロなら約0.9円/枚なので、なるほど確かに、「これを選ぶべき」とユーザーが太鼓判を押すのも納得がいく。
もちろん、A3/A3ノビの印刷・コピー・スキャンに対応している点もビジネスプリンターとして選ばれる大きな要因で、A3図面を出力する建設業をはじめ、ポスターや掲示物を印刷する小売業、印刷枚数が多い教育業など、さまざまなビジネスの現場に導入されている。また、ビジネスの現場だけでなく、中学受験を控えた子どものいる家庭などでも、導入されるケースが多いと言う。中学入試にはA3用紙が使用されることが多く、「入試本番と同じサイズの用紙で学習させたい」と考える家庭が多いのだろう。
実際にA3/A3ノビの印刷を行ってみたが、図面は大きくて見やすく、ポスターには迫力がある。A3/A3ノビプリントの魅力を改めて実感した。気になる印刷品質も申し分なく、文字や線はシャープで鮮明。写真やイラストは、繊細なグラデーションもトーンジャンプすることなく、美しく仕上がった。印刷速度の速さも含めて、印刷品質はまさに「ビジネスクオリティ」だ。
価格.comユーザーが「レーザープリンターに劣りません」と評する印刷速度。ここでは、A3ポスターを印刷してみたが、1枚目の印刷が完了するまでのファーストプリントタイムは12.65秒、10枚印刷するのにかかった時間は1分7秒と、確かにスピーディー。高い生産性が求められるビジネスの現場でも、このスピードなら文句なしだろう
使い勝手業務の生産性を高める“ビジネス基準”の使いやすさを実現
印刷コスト、印刷速度、そして、印刷品質も申し分のない「PX-M6712FT」だが、使い勝手にもとことんこだわっている。一般的なレーザープリンターに比べて格段にボディがコンパクトで、オフィスのちょっとした空きスペースにすっきりと設置できたほか、本体前面に装備された、チルト式の4.3型光学式タッチパネルの操作性も高かった。タッチパネルを見やすい角度に調節して、スイスイと直感的に操作できるので、ビジネスの貴重な時間をむだにする心配はない。
ほかにも、最大550枚の用紙をセットできる大容量給紙トレイや、印刷時のみ排紙トレイが出てくる自動排紙トレイ、印刷コストを低減できる自動両面印刷への対応、スマートフォン用アプリ「Epson Smart Panel」を用いた軽快なワイヤレス印刷など、細かな部分まで抜かりなく作り込まれている。ビジネスプリンターの使い勝手はドキュメント業務の、ひいては、ビジネスそのものの成果にも直結する重要な要素だが、「PX-M6712FT」には死角がほとんどなく、さまざまなシーンでストレスなく使用できた。
515(幅)×500(奥行)×350(高さ)mmのコンパクトボディも「PX-M6712FT」の魅力。一般的なレーザープリンターは広い設置スペースを必要とするが、「PX-M6712FT」は場所を取らず、小規模事務所や学習塾などにも置きやすい
本体前面に普通紙を最大250枚セットできるフロントカセットが2段、さらに、本体背面に普通紙を最大50枚セットできる手差しトレイを備え、最大550枚の用紙をセットしておける。それぞれに異なる用紙をセットしておけば、印刷のたびに用紙を交換する手間が省け、ドキュメント業務の生産性を向上させられる
まとめA3印刷ニーズにしっかりと応える、選んで間違いのない1台
ビジネスインクジェットプリンターの普及により、かつてはレーザープリンター1色だったビジネスプリンター市場の勢力図が変化しつつある。それはひとえに、「PX-M6712FT」や「PX-M6011F」のようなモデルの登場によって、多くの人が、「ビジネスインクジェットプリンターでも不足がない」と感じたからにほかならない。印刷コストに印刷速度、印刷品質、そして、設置性や使い勝手。“ビジネスプリンター”に求められる要件は数多くあるが、「PX-M6712FT」や「PX-M6011F」は、それらのニーズをいずれも高いレベルで満たしていた。さらに、印刷ボリュームが多い場合はエコタンク搭載モデルの「PX-M6712FT」を、本体価格を抑えたい場合や、印刷ボリュームが少ない場合はカートリッジモデルの「PX-M6011F」を選択できるのもエプソンの大きなアドバンテージと言えるだろう。A3ニーズにしっかりと応えるエプソンのA3ビジネスインクジェット複合機を導入し、業務の生産性を高め、ビジネスをさらに加速させてみてはいかがだろうか。


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モデル名 | PX-M6712FT |
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最高解像度 | 4,800×1,200dpi |
使用インク | 4色(ブラック、カラー)インクボトル、全色顔料 |
給紙トレイ | 用紙カセット2段、背面トレイ |
給紙枚数 | 最大550枚(カセット1段につき250枚、背面トレイ50枚) |
対応用紙サイズ | A3ノビ/A3/B4/A4/B5/A5/A6/ハガキ/四切/六切/ハイビジョン/KG/ 2L判/L判/長形3号/4号/洋形1号/2号/3号/4号/角形2号/20号 |
外部インターフェイス(USB、無線LAN、有線LAN) | Hi-Speed USB |
IEEE802.11 a/b/g/n/ac(Wi-Fi 5) | |
100BASE-TX/11BASE-T | |
自動両面印刷 | 対応 |
ウォームアップタイム | 15秒以下 |
ファーストプリントタイム(A4カラー) | 約5.5秒 |
連続印刷速度(A4カラー) | 約25ipm |
消費電力(動作時) | 約19W |
耐久性(製品寿命):A4印刷時 | 20万ページまたは5年 |
本体サイズ(収納時) | 515(幅)×500(奥行)×350(高さ)mm |
重量 | 約21.5kg |

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モデル名 | PX-M6011F |
---|---|
最高解像度 | 4,800×2,400dpi |
使用インク | 4色(ブラック、カラー)独立型インク、全色顔料 |
給紙トレイ | 用紙カセット2段、背面トレイ |
給紙枚数 | 最大550枚(カセット1段につき250枚、背面トレイ50枚) |
対応用紙サイズ | A3ノビ/A3/A4/A5/A6/B4/B5/B6/ハガキ/四切/六切/ハイビジョン/KG/2L判/L判/長形3号/4号/洋形1号/2号/3号/4号/角形2号/角形20号 |
外部インターフェイス(USB、無線LAN、有線LAN) | Hi-Speed USB |
IEEE802.11 a/b/g/n/ac(Wi-Fi 5) | |
100BASE-TX/10BASE-T | |
自動両面印刷 | 対応 |
ウォームアップタイム | 14秒以下 |
ファーストプリントタイム(A4カラー) | 約8.5秒 |
連続印刷速度(A4カラー) | 約12ipm |
消費電力(動作時) | 約20W |
耐久性(製品寿命):A4印刷時 | 15万ページ |
本体サイズ(収納時) | 515(幅)×450(奥行)×350(高さ)mm |
重量 | 約20.2 kg |
印刷速度、印刷コスト、印刷可能枚数の測定条件については、エプソンホームページをご覧ください。