ハイブリッドワークに最適! “オフィス品質”のインクジェットプリンター キヤノン特大容量タンク搭載モデル「GX1030」の魅力に迫る
在宅ワークやハイブリッドワークが当たり前となり、仕事で使う書類を自宅で印刷する場面が増えている。そのためにプリンターの購入や買い替えを検討している人は、キヤノンの特大容量タンク搭載モデル「GX1030」に注目してほしい。本機は“オフィス品質”の印刷性能に加え、普通紙約10万枚(参考値)※1という高耐久を実現。特大容量タンクの搭載により、インク交換の手間やコストを抑えることもできる。そんな本機が在宅ワークやハイブリッドワークでどこまで役立つか、徹底検証した。
印刷品質ビジネス文書の印刷に最適な、
にじみにくく見やすいプリント
働き方の多様化により、自宅で仕事をする在宅ワークや、出社と在宅を組み合わせたハイブリッドワークが当たり前になった結果、自宅にもオフィスに準じた環境が求められるようになってきた。なかでも重要なのが、企画書やプレゼン資料といったビジネス文書を印刷するプリンターだ。
一般的な家庭用プリンターがこうした業務に対応できないわけではないが、文書印刷の品質や速度は業務用プリンターには及ばないし、耐久性に不安を感じることもあるはず。さらに、多くの枚数を印刷するとひんぱんなインク交換が必要になり、ランニングコストもかさんでしまう。
そこで注目したいのが、キヤノンから新登場した特大容量タンク搭載モデル「GX1030」だ。本機は、大容量のインクを本体に充填できる特大容量タンク「ギガタンク」を搭載し、A4普通紙モノクロで約0.9円(税込)/枚、A4普通紙カラーで約3.0円(税込)/枚という低ランニングコストを実現。それにも関わらず、にじみにくく見やすい“オフィス品質”の印刷性能と、普通紙耐久枚数約10万枚(参考値)※1という高い耐久性能を兼ね備えている。しかも、ボディはコンパクトで、家庭にも無理なく設置できるのだから、まさに在宅ワークやハイブリッドワークに適したプリンターと言えるだろう。
在宅ワークやハイブリッドワークで力を発揮してくれるのが、「GX1030」のすぐれた印刷品質だ。その秘密は、本機が採用しているインクにある。写真印刷を行うことが多い一般的な家庭用のインクジェットプリンターは、写真を高品質に印刷するため、染料インクを採用したものが多いが、本機の本分はビジネスユースにおける文書印刷。紙への浸透レベルを抑え、にじみや耐久性にすぐれた新開発の顔料インクを、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの全色で採用しており、文書印刷に適した仕様になっている。
しかも、吐出するインクをより細かくしたほか、新たに導入された画像処理技術によって印字端部のドット数を間引くといった処理を施すことで、印刷行程においてもにじみを抑制。従来モデルに比べ、より高精細でくっきりとした印字が実現されるのだ。
普通紙に印刷したビジネス文書にうっかりコップの水がこぼれてしまった。そんなときも心配なし。紙には水が染み込んでしまうが、印刷した文字や図表はブラックもカラーもほとんどにじまず、しっかりと状態を保っていた。もちろん、マーカーを引いても文字がにじんだり黒ずんだりすることはなかった *用紙やマーカーによってはにじむ場合があります。マーカーを使用する場合は、印刷後5分程度経ってから使用することをおすすめします。
さらに、「GX1030」は印刷速度も追求。ファーストプリント時間はA4モノクロが約9秒、A4カラーが約11秒と短いので、急ぎの印刷にも素早く対応できる。もちろん、連続プリント速度もA4モノクロが約15枚/分(ipm)、A4カラーが約10枚/分(ipm)と、インクジェットプリンターとしては優秀だ。
※1 ISO24734のWord文書を用いたA4普通紙の連続印刷での試験結果であり、キヤノン独自の試験方法による参考値です。製品の寿命および故障しないことを保証するものではありません。印刷環境や印刷の仕方によって数値は変わることがあります。また、オプション品の交換が必要になる場合があります。
操作性直感的に操作できる
ユーザーインターフェイスで簡単設定
続いて、「GX1030」の操作性や設定のしやすさをチェックしていこう。ここで注目したいのは、こうした操作の中心となる液晶パネルだ。業務用プリンターでは液晶パネルが搭載されていたとしても簡素なものであることもあるが、「GX1030」はタッチ操作対応の2.7型カラー液晶パネルを搭載。しかも、家庭用モデル並みに大きくわかりやすいアイコンで機能が表示されるため、初めて扱う人でも直感的に操作できる。
左画像はスマートフォンの専用アプリ「Canon PRINT」、右画像はパソコンの専用アプリ「Canon Inkjet Smart Connect」のホーム画面。一見してわかるように、いずれにも「GX1030」の液晶パネルと共通のアイコンが採用されているため、どの端末からでも操作に迷わないよう配慮されている
在宅ワークであっても、業務で使用する以上、セキュリティには気を遣いたいところだが、「GX1030」はその点でも抜かりがない。高度な通信規格やデジタル証明書に対応しており、“オフィス品質”のセキュリティを実現。有償サービス「Hybrid Work Print Standard」を利用すれば、印刷ジョブを暗号化してプリンターに送信したり、印刷時にパスワード入力を求めるよう設定したりできるので、クラウドを介した印刷でも安心だ。
設置性フロントオペレーションで場所取らず。
家庭に設置しやすいコンパクトボディ
“オフィス品質”の印刷性能や機能性を備えながら、ボディサイズを極力抑えているのも「GX1030」のすごいところだ。スキャン/コピー時に使用する天面スキャンユニットの小型化などによって、本体サイズは374(幅)×380(奥行)×186(高さ)mmという家庭用プリンター並みを実現 。これなら、家庭の手狭なデスクや、ちょっとした棚にも設置しやすい。
スキャンユニットにA4用紙をセットすると、周囲を極力切り詰めたスキャンユニットのコンパクトさがよくわかる。幅400mmを超える家庭用プリンターもあるなか、「GX1030」はビジネス仕様でありながら幅374mmに抑えているのだから感服する
ボディをチェックしていて気づいたのは、メンテナンスがしやすいことだ。「GX1030」は、給紙やインク注入、メンテナンスカートリッジ交換などがすべて前面から行える、フルフロントオペレーション設計を採用しており、壁際や棚などに設置したままメンテナンスできる。そのうえ、「GX1030」の特大容量タンク「ギガタンク」には、同梱ボトルのインクを余りなく充填可能。充填できずに残ったインクのボトルを別途保管しておく必要がないため、プリンターのために割くスペースをトータルで節約できるのだ。
プリント、コピー、スキャン、FAXの4機能を搭載「GX2030」も要チェック
プリント、コピー、スキャン、FAXの4機能を搭載した「GX2030」も、在宅ワークやハイブリッドワークに適したモデルだ。FAXの送受信が行えるだけでなく、本体上部に最大35枚までのADF(自動原稿送り装置)を搭載しているので、複数枚の原稿を自動で読み取ってコピーやスキャン、FAX送信が行える。紙で配布された企画書やプレゼン資料などをデジタル化する際に重宝するだろう。
まとめ書斎をオフィスに変えてくれる、
ハイブリッドワークの頼れる相棒
家庭で仕事をする際、とかくネックになりがちなビジネス文書の印刷。家庭用プリンターでは印刷品質や耐久性、セキュリティ面において心許ないし、業務用プリンターを導入するにはそれなりのスペースが必要になる。しかし、コンパクトなのにしっかりとビジネス仕様が施された特大容量タンク搭載モデル「GX1030」なら、オフィスと遜色ない印刷環境を簡単に構築できる。
新開発の顔料インクを全色に採用し、搭載した画像処理技術も先進的で、印刷された文書は格段ににじみにくく、見やすい。それでいて、インク充填の手間やランニングコストを抑えられ、耐久性にもすぐれているというのだから、至れり尽くせりだ。しかも、家庭用モデル並みに操作しやすいので多くの人が導入しやすいモデルに仕上がっているのもポイントと言えるだろう。
「GX1030」をレビューして感じたのは、自宅の書斎をオフィスに変えてくれる、頼れる相棒だということ。ハイブリッドワークをより快適にしたい人は、本機の導入をぜひ検討してみてほしい。